2017-07-07 17:35

フェイクニュース

 都議選の結果は自民党大敗、民進党消滅寸前という結果になったのだが、実はここでそれより大きな問題が明るみに出てきた。
マスゴミのフェイクニュース(嘘ニュース)である。ミスで間違えてしまったのではない。事実とは異なると分かっていて嘘を流したというもので、マスゴミの死と言って良い話である。この件はごめんなさいで済む話ではない。徹底的な追及が求められると思う。

さてそれはそれとして、では自分たちがこの件から学ぶものはないか。この件を反面教師として、では自分たちがどうすればいいのか、そんな見方で考えてみたい。


最初にそれがどんな話なのかと言うと。

2017-7-7フェイクニュース1 

2017-7-7フェイクニュース2 

この件について、以下のまとめブログで詳しく紹介されている。

誰が最初に”握手拒否した川井都議会議長”と捏造報道を流したのか調べてみました
http://twi55.com/kawai2017706/

特にひどいのがTBSひるおび、上掲藤井かずえさんが指摘しているように、実際は握手しているのに、その動画から握手シーンだけ意図的にカットして虚偽のニュースを流す
これで何にも問題が無いのであれば日本の報道機関はおしまいだ。


時事通信は正しくニュースを流している。



では実際はどうなのか、時事通信の動画からその部分を見てみよう。

就任した新知事を出迎える議長と多分副議長。最初に軽くお辞儀をして
この時は両手は膝の所に
2017-7-7フェイクニュース3 

更に知事が近づくと、なぜか川井議長は両手を後ろに
2017-7-7フェイクニュース4 

そしてもう一度頭を下げているが手は後ろ
2017-7-7フェイクニュース5 

小池知事が握手のため手を出しているが・・・
ここまでの映像が利用され、川井議長は握手拒否になったのだが・・
2017-7-7フェイクニュース6 

直後に握手
2017-7-7フェイクニュース7 

そして頭を下げている。小池さんは次の人の所に
2017-7-7フェイクニュース8 

小池さんは次の人と握手、川井議長はまた手を後ろに組んでいる
2017-7-7フェイクニュース9 

記念撮影は拒否
2017-7-7フェイクニュース10 



さてここからが私が言いたいこと。
7月3日のエントリー「自民大敗で反省ラッシュだが」で栗原小巻の言葉を引用した。
政治家と俳優には3つの共通点がある「常に批判、批評にさらされること」「適切なことを適切な時に適切な感情で言うことが大事」、そして「自信と謙虚さを持つことが大事」の3つだ。
この中でも「適切なことを適切な時に適切な感情で言うことが大事」、これが川井議長には欠けていたのではないだろうか。

確かに知事選挙で自分らが応援した人でない人が当選した。しかしそれが都民の民意であれば『素直に受け入れる』べきだろう。しかし川井議長は腹の中では「コンチクショウ」と思っていた、それがつい挙動に出てしまい、頭は下げたものの手が後ろに行ってしまっていた。こういう事だ。

そしてその僅かな挙動のミスを利用され、ネガティブキャンペーンの餌食になった、こういう事だと思う。

そしてではどうするか、栗原小巻が答えを言ったわけではないと思うが、答えは多分これだろう。
稽古です。稽古が足らなければ、どんないい芝居でもお客さんには受け入れられません。
だから毎日毎日稽古に励むんです。


歌の文句にもありますよね。
『稽古不足を 幕は待たない・・・』



大人になってからでも仕事などで稽古、訓練する。これは普通の会社なら上司や先輩からいろいろ指導があったりする。
ところがほとんど指導も無いのが議員さんである。一度当選してしまえば「お山の大将 俺一人」状態。そんな連中が国会議員もだが、地方議会などにはごまんといるはずだ。
何とか考えたいですね。
  1. マスコミ
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2017-07-03 18:24

自民大敗で反省ラッシュだが

 都議選で自民党が大敗しました。そして早速反省の話が出ています。

例えば
【東京都議選】 安倍晋三首相「深く反省」「初心に立ち返って全力」 自民党臨時役員会で下村博文都連会長が会長辞任を正式表明
http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030056-n1.html
この記事で安倍首相の発言
「大変厳しい都民の審判が下された。自民党に対する厳しい叱咤(しった)と深刻に受け止め、深く反省しなければいけない」と述べた。首相官邸で記者団に語った。「政権を奪還したときの初心に立ち返って全力を傾けていく決意だ」と、政権運営を早急に立て直す意向も示した・・・以下略


こんなことなのだが、何を反省し何をどうするか、これはこれからという事なのだろう。しかしこの件に関して小名木善行さんが先月末に大変面白いことを記事にしている。
その部分だけ紹介する

日本を学ぶこと ・・・ 2017年6月27日の記事
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3432.html
・・・前段略・・・
残念ながら、戦後の教育から、そのことがごっそりと抜け落ちているために、現代人の私たちは、その戻るべき日本の姿を見失っています。
そしていきおい、日本を破壊したい国壊議員や、国壊メディアによって、あたかも日本を壊すことが良いことであるかのように宣伝されています

ややこしいのは、戦後の政治体制が、そうした国壊側の立場であるがゆえに、多くの知識人や言論人が、戦後の政治体制が「よくない」という立場に立ち、そのことが日本を壊したい人たちと方向性が重なったことです。
野党王国といわれた都道府県の選挙区でも、多くの日本人は、誰も日本が失われて良いとは思っていません。
ただ、現状を打破したいと思っているわけです。

東京都知事選においても、小池知事率いる都民ファーストが自民党を破りそうな勢いですが、これもまた、現状を打破したいという、まさに都民の声であろうかと思います

そこで問題になるのが、打破した先にある日本の姿です。
不思議なことに、現状を打破すべしとする議員やメディアにおいても、では、その打破した先に、どのような日本を描いているのかについては、各者バラバラです。

保守と呼ばれる人たちにおいても、これは同じで、あるべき日本の姿こそ、はじめに明確にしなければならないのに、左翼はけしからん、在日はけしからん、中共や韓国はけしからんというばかりで、ではあるべき日本の姿はどのような姿なのかについては、見解がバラバラであるかのようです。
このため、いきおい保守と呼ばれる人たちも、私を含めてですが、単に現下の左翼等に対する対抗保守となってしまっているふしがあるように思います。

しかし、対立だけでは、残念ながら世間の支持は得られません。
そして世間の支持がなければ、政治は変わりません
・・・以下略・・・
<引用終り>

小名木さんはここでで大変良い事を書いている。
「あるべき日本の姿こそ、はじめに明確にしなければならない」、これです。これが回り回って今回の苦杯に繋がったと理解すべきなのだと思います。
がしかし、あるべき姿と言ってもそう簡単ではないし、具体的に「では自分がどうすべきか」という所まで下ろしてみると・・・、さてどうでしょう。



そんな事の答えになるかどうか、自民党の平沢勝栄氏が投票日の7月2日にこんな事を言っている。

【平沢勝栄 俺がやらねば】重なった“オウンゴール”で苦戦…自民党は反省し、謙虚な姿勢取り戻せ 政治家と俳優3つの共通点 
2017.7.2

 東京都議選(7月2日投開票)が大詰めを迎えている。国政に連動している選挙だけにどの候補者も追い込みに必死だ。

都議選
 この選挙で自民党は“オウンゴール”が重なり苦戦を強いられている。このことは駅や街頭に立てば、すぐ分かる。街の空気は、明らかに今までの選挙と異なる。ヤジを投げかける人もいれば、手をクロスにして「応援しない」という意思表示をする人も目立つ。

 テロ等準備罪新設法や加計学園の問題なども、あるいは影響しているのかもしれない。しかし、欧米のどの国にも日本より処罰範囲がはるかに広い共謀罪があり犯罪抑止に役立っている。反対といって大騒ぎしているのは日本くらいだろう。

 加計学園の問題では多くの文書が出たが、その内容の“真偽”は必ずしも明らかでない。しかし、一部マスコミはあたかも文書の内容が真実であるかのような報道ぶりだ。政府には丁寧に説明して、あらぬ誤解を解く努力をしてもらいたいと思う。

 自民党を離党した豊田真由子衆院議員の暴言もオウンゴールだ。言語に絶するすさまじい音声が、テレビを通じて全家庭に流れた。豊田氏の言い分もあるだろうが、問題発言であることは間違いない。この問題では、自民党にも豊田氏を公認した責任がある。

 私たちは率直に国民におわびをしなければならない。

 かつて女優の栗原小巻さんは自民党大会でのスピーチで、政治家と俳優には3つの共通点があるとした。「常に批判、批評にさらされること」「適切なことを適切な時に適切な感情で言うことが大事」、そして「自信と謙虚さを持つことが大事」の3つだ。

 別の年の党大会では、作家の曽野綾子さんが「慎みと誠実さを欠く全ての行為は傲岸さを示す」「政治家が真の意味でのコモンセンスと自己への厳しさを失うと、サイレントマジョリティーの恐ろしさを忘れる」などと述べた。

 要は、もっと謙虚になれということだ。私たち自民党議員は、これらの言葉を常に拳拳服膺(けんけんふくよう)する必要があろう。

 今、自民党支援者の気持ちを一言でいえば、「反省しろよ! 自民党。だけど、やっぱり自民党」ということだ。自民党はこうした人たちの期待に応えていかなければならない。まずは反省すべきは反省し、改めるところは改める謙虚さを持つことが大事だ。そうすることで初めて自民党は国民の支持を得ることができるだろう。 (自民党広報本部長)
<引用ここまで>


長々と引用しました。私がここで特に言いたいこと。それは栗原小巻のこの言葉、
政治家と俳優には3つの共通点があるとした。「常に批判、批評にさらされること」「適切なことを適切な時に適切な感情で言うことが大事」、そして「自信と謙虚さを持つことが大事」の3つだ

流石栗原小巻は舞台女優、どんなことをすればいいかを知っている。人としての生き方も、特に政治家など人の上に立つ立場の人がどんなことを考えて行動すればいいか、そんな事が良く分かっているようだ。

具体的には
① 「常に批判、批評にさらされること」、これは同じことをしても笑って済む場合と済まない場合があるという事だ。例えば子どもが鼻くそをほじっても・・・、でも大人が人前でこんな事をしたら・・・、分かりますよねえ、前川助平さん。

⓶ 「適切なことを適切な時に適切な感情で言うことが大事」、栗原小巻の言葉の中でもこの一言、これは私にとっても思いがけない言葉だった。「適切なことを適切な時に」、これは言われてみればその通りだ。しかし「適切な感情で」、どうやったらこんな事がやれるのだろう。おそらく武術の鍛錬と同じで、何度も何度も繰り返し繰り返し稽古・訓練する。それしか無いのだろう。流石舞台女優ならではの発言である。
恐らく栗原小巻は、「私ら舞台女優は毎日毎日稽古に励む、そして本番の一瞬に備えるんです。国会議員の先生方もこんな事をもっと稽古なさったらいかがですか」、こう言いたかったのだろう。

③ 「自信と謙虚さを持つことが大事」、これは分かる。稽古の量と質を上げていくことが自信につながる。自信がついてくればおのずと謙虚になるというものだろう。

ここ当分、保守の論調は「反省」「反省」だろうが、反省だけでは何ともならない。お前反省しろ、俺は知らん。これでは何も進まない。
反省から一歩進んで具体的な各論が出てくることを期待したい。


  1. 政治
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2017-07-02 16:38

今日は半夏生

 今日は半夏生(はんげしょう)ですね。このところ重い話題が多いので梅雨空らしい季節の話題など。

半夏生と言っても何ですかソレは??、近くのスーパーではおばちゃんが「今日は半夏生です。タコをたべましょう」とゆでタコを売っているが・・・
2017-7-2ゆでタコ 


半夏生はwikiによれば
「半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃。一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。様々な地方名があり、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウ[1]などと呼ばれる。」・・・つまり草の名前
或いは
「七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが[2]、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。」・・・季節の名前の一つでもあるようだ。


 半夏生以外は名前も聞いた事の無い雑節。この日だけ特別なのは稲作農家にとって重要な日だからで、【この日までに田植えをしないと実りは得難し】と言われているから。そしてその理由は稲が短日植物で、日が短くなると花を咲かせ実を結ぶ、そんな稲の性質の為、こんな事が言われている。

今日の田んぼ、これは拙宅近くの田んぼ。
2017-7-2今日の田んぼ 


そして半夏生という草、これは奈良県御杖村の半夏生(御杖村HPより)
2017-7-2奈良県御杖村の半夏生 

今日はこれにて失礼します。
  1. 社会一般
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2017-06-30 16:48

不正まみれディーゼル車、欧州都市で規制の波

 フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が発覚してから間もなく2年、しかしその後一体どうなったのかさっぱりわからない状態が続いていたのだが、とうとうメーカーや政府ではなく自治体や裁判所が問題提起し始めたようだ。

最初にこれはWSJの記事のタイトルバックの画像、
スモッグに包まれたドイツの町の写真なのだが、これが自動車の町シュツッツガルトなのだとか。

2017-6-30WSJ1 

不正まみれディーゼル車、欧州都市で規制の波
裁判所や環境団体の圧力、自治体が通行禁止や制限に動く 
スモッグに包まれたドイツのシュツットガルト IMAGO/ZUMA PRESS
By William Boston
2017 年 6 月 28 日 15:26 JST 更新

 【ベルリン】ディーゼル車の有害な排出ガスへの警戒が高まる中、ミュンヘンやマドリードなど欧州の大都市ではディーゼル車の利用制限や通行禁止が広がっている。膨大な数のディーゼル車を販売する欧州自動車メーカーにとっては大きな問題だ。

 複数のスキャンダルによってディーゼルエンジンがこれまで宣伝されていた以上に空気を汚染していることが判明したが、各国政府の対応は遅れがちだ。その一方で環境保護団体からの圧力を受けてこうした都市が反ディーゼル車運動の先頭に立ち始め、欧州の自動車メーカーも今後の方針を再考せざるをえなくなっている。

 環境税の導入やディーゼル車両の利用禁止を進める、あるいは考慮している都市の中には、自動車大手 BMW の本拠地であるミュンヘンとダイムラーやポルシェが本社を置くシュツットガルトが含まれる。メーカー側がディーゼルをクリーンにできないのであれば、われわれがクリーンにする――。それが各自治体のメッセージだ

 環境調査に取り組む非営利団体、国際クリーン交通委員会(ICCT)のレイ・ミンハレス研究員は「市民や自動車メーカーに対し、いま求められているのはクリーンな自動車だと自治体が示している」と話す。ドイツ自動車大手 フォルクスワーゲン (VW)の排ガス不正は同委員会の調査によって判明し、すでに2年にわたりディーゼル車の規制に関心を集めている。

米国より欧州で深刻

 米国で明らかになった排ガス不正問題は、その後、他の自動車メーカーにも広まった。米国内ではディーゼルエンジンを搭載する自動車は全体の5%に満たないが、欧州では新車販売台数の半分がディーゼル車であり、現在、約8500万台が走る。

 気候変動対策として大胆な二酸化炭素排出量の削減目標を設定した欧州連合(EU)は、重要な役割を担っている。

 欧州の中でも特にドイツの自動車メーカーは、二酸化炭素排出量を削減するためにディーゼル車の販売に力を入れた。ディーゼルはガソリンよりも効率よく燃焼するため、燃費もよく、二酸化炭素の排出量も少ない。そのため業界も積極的にディーゼル車を売り出し、欧州各国の政府もそれを支持した。1990年代以降、各国はディーゼル車に低率の税金を適用し販売を補助してきた。

 気候変動だけが問題ではない。ミンハレス氏が共同で執筆した研究によれば、ディーゼルエンジンが排出するある汚染物質は、それだけでも2015年に全世界で10万7600人の若年死につながった。死者数の約80%は欧州、中国、そしてインドの住民だった。

 だが自動車メーカーがディーゼル車の販売から離れつつ、EUが設定した温暖化ガス排出量削減の目標に到達することは困難だ。電気自動車(EV)はいまだ全世界の自動車販売台数の2%にも満たない。プラグインハイブリッドも含むすべての新車EVは、EUで昨年販売された1460万台の新車のうち、わずか1%を占めるのみだ。

2017-6-30WSJ2
パリ:1997年製以前のディーゼル車通行禁止(7月に2001年製以前も)25年全面禁止。
マドリード:2025年に市中心部からディーゼル車を排除。スモッグ警報時に流入制限。

2017-6-30WSJ3
ロンドン:排出量が多い車両に高額の通行料を課す「超低排出量ゾーン」を2019年開始。
アテネ:2025年に市中心部からディーゼル車排除。

2017-6-30WSJ4
オスロ:1月にディーゼル車一日締め出し(欧州初)。料金所設置、高額通行料を課金。

2017-6-30WSJ5
香港:ディーゼル車からクリーンな代替車への乗り換えに補助金。
ソウル:市中心部に低排出量ゾーン(2006年製以前のディーゼル車は通行禁止)。

2017-6-30WSJ6 
ミュンヘン、シュツットガルト、ハンブルク:旧型のディーゼル車を市中心部から排除または制限する計画を策定中。ハンブルクは2030年までにディーゼルの市バスを代替予定。
PHOTOS: BLOOMBERG (PHOTOS)

 ドイツの自動車メーカーや労働組合は、今後の生計にどのような影響が生じるか不安を抱えている。BMW、メルセデス・ベンツ、アウディやポルシェといったドイツのトップブランドは、欧州で販売する車の半数以上にディーゼルエンジンを搭載させている。

 ダイムラーのディーター・ツェッチェ最高経営責任者(CEO)は今週、ディーゼル車の「利用禁止は政治的な反応だ。実際に履行することはできないため、真の変化をもたらすことはない」とした。

 ドイツ最大の産業労働組合、金属産業労組(IGメタル)も、ディーゼル車を禁止することで低所得層のドライバーが一方的に影響を受けるなどとし、反対の姿勢をとる。IGメタルは自動車メーカー側に古いエンジンを改善する義務があり、政治家にもEVの推進や技術に投資し、交通情勢を改善する義務があると主張。IGメタルの幹部の1人、ローマン・ヅィツエルスバーガー氏は、「こんな見境のない命令はナンセンスだ」と述べる。

ドイツ車メーカーと駆け引き

 ドイツの自動車業界はディーゼル車の利用禁止が撤回されるならば、国内を走る中古ディーゼル車のソフトウエアを更新し、現代の排出基準にまで向上させると取引を持ちかけている。だがドイツで利用されている1500万台のディーゼル車のうち、約半分は古すぎて改修することすらできない状況だ。

 規制を進める自治体のトップは、他に選択肢がないと話す。大都市は交通の要であるため、空気汚染が進む。またVWのスキャンダルによって「ディーゼルはクリーン」という概念が覆されたため、何かしらの対策を取るように法廷からの命令も次々と出されている。

 ディーゼルエンジンはドイツのルドルフ・ディーゼルが発明した。車社会となった現代のドイツでは、まずシュツットガルトが来年から規制を始め、最新型のものを除き、ディーゼル車両の約90%の利用を禁止する。同じような対策を考慮しているミュンヘンも裁判所からの命令を受け、今週中に汚染を大幅に改善する案を提出しなければならない。

 パリでは1997年よりも前に製造されたディーゼル車の通行が禁止されている。7月からはさらに拡大し、2001年よりも前に製造されたディーゼル車まで規制対象を増やすことが決まっている。これによりフランスの重量積載物車両の5分の1が影響を受け、その他のディーゼル乗用車も少ない割合ながらパリを通行できなくなる。

 ロンドンのサディク・カーン市長は、高額な通行料金を徴収する「超低排出量ゾーン」を2019年から設けると発表。排出量が多い車両から徴収する通行料金を増額すると4月に述べた際、カーン氏は「ロンドンの空気は殺人的だ」と話した
(引用者注:2年前にロンドンに3週間滞在した人から聞いた話、その人は名古屋市内在住だがロンドンでは鼻の穴が真っ黒になるとか、穿いているズボンを洗濯すると一度では綺麗にならず、二度洗いせねばいけないとか、日本では一度も経験したことのない空気の汚染だったとの事)

 ノルウェーの首都オスロでは、街がスモッグに包まれた1月にディーゼル車が規制され、違反者には180ドル(約2万円)を科した。規制は午前6時から午後10時までだったが、風向きが変わりスモッグが晴れると解かれた。

 このような動きは欧州以外の都市にも広がる。メキシコシティも12月に開催された会合でパリ、アテネ、そしてマドリードの市長と歩調を合わせ、2025年までにすべてのディーゼル車の利用を市内で禁止するとした。ソウルも2006年以前に製造されたディーゼル車が市の中心地区を通行することを規制する予定だ。

 ミュンヘンのディーター・ライター上級市長は今月、「通行禁止を話し合うことは大切で、正しいことだ」と話した。
<引用終り>


こんな問題を取り上げると、「じゃあ、日本はどうなってんだ」という疑問があると思う。先ずはこれを見てください。
2017-6-30石原都知事ペットボトル会見 

これは1999年(平成11年)11月、当時の石原東京都知事がペットボトルにディーゼル車の排ガス中の煤を入れて記者会見し、排ガス規制を訴えた時のモノ。
石原都知事の力は大きく、排ガス規制が一気に進んだが、当時は「魚を積んだトラックが東京の市場に入れない」とか、「車の買い替えをしないといけないがカネがない」とか大変だった。
2003年(平成15年)10月からは古いディーゼル車は走行禁止になったので、ご記憶の方も多いと思う。


では欧州でなぜこんな問題が大きくなったのかと言えば、ディーゼルエンジンの画期的な技術革新が挙げられる。コモンレールというその技術は黒煙もなく、音もディーゼル特有のガラガラ音も無く、非常にパワフル。大変素晴らしいものだが、残念ながら排ガス規制はクリヤーできなかった。そしてVWのようにごまかしソフトで排ガス規制をクリヤーしたかに見せて「クリーンディーゼル」と見せかけのクルマを売った。
ドイツは環境先進国のはずだったと思うのだが、一体どうしてしまったんだろう。
この間の事情はタイ時代に色々知った話があるので、以下ブログ参照ください。

「VWの不祥事発覚に思う事」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1166.html


またドイツの経済力が強靭だという事に関しては以下参照ください。

「ドイツ問題とVW不正」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1170.html

特にこのドイツ問題に関しては、「他のヨーロッパ諸国と比べて、ドイツが余りに強靱で、その経済パワーが大きすぎた」,そしてもう一つ、「皮肉にも選挙の洗礼を受けていないテクノクラートたちに経済の運営を委ねている」、この事が英国のEU離脱などの現象の背後にある。
今後も注意してみていかねばいけない事と思います。

  1. 自動車
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2017-06-27 15:20

敗戦後の日本、72年間をずっと支配してきた流れの正体は

 昨日(6月26日)のDHCテレビ、青山繁晴さんの「虎ノ門ニュース」はとても面白い。
戦後72年の闇の部分がここだと鋭く指摘している。ぜひとも多くの方に知っていただきたい話だ。



そしてこれは「ぼやきくっくり」さんが文字起ししてくださっている。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid2074.html#sequel


さて今回は青山さん、しっかり腹をくくって話をされているので大変見ごたえのある話になっているが、中でも私はこれに注目している。

青山繁晴さん曰く
【 憲法を変えると言ったり、こんな学習指導要領を認める安倍内閣、そんなものは絶対認められないっていうのが、この加計だ森友だの背後にある、一番大きな、黒い大きな流れなんですよ。
 敗戦後の日本、72年間をずっと支配してきた流れが、正体はこれなんですよ。
 だから前川さんは自信たっぷりなんですよ】


今の日本の中に、どうしてこんな事が起こるのか、そんな不可解な事が沢山ある。例えば最近では聖徳太子抹殺事件だ。そんな不可解な事がこんな風に一つづつ見ていくと本質が炙り出されてくる。

先ずは何はともあれ青山さんの言っていることを上掲ぼやきくっくりさんの文字起しから引用する。
長文なので大分端折りました。全文は上掲リンク先、虎ノ門ニュース動画を参照ください。

<以下引用>
引用文タイトル
(4)4野党が臨時国会要求 加計「疑惑解明不十分」 閉会中審査だってお金かかりますから。
・・・長いので前段略

 この資料は、文部科学省のある方が、僕と個人的付き合いは何もなかった人が、「青山議員が自由民主党の部会で、文科省について、厳しい指摘をいただいたので、それについてお答えしたい、したがって議員会館に行って話を伺いたい」と。

2017-6-27青山さん1 

 こういう資料を置いていかれた。
 まずここに「取扱厳重注意」となってますが、これは、発表前だからです、その時は。
 もうこれは、6月21日、5日前に発表されましたから、この指定は外れますから、だからここでお見せします。
 この下の中身は、6月21日に全部発表されました。
 ただ、事前にこういうふうに持ってくることがあると。

2017-6-27青山さん2 

 で、ここに僕の字でメモしてますけども、これ(左側=改訂後)は全部初めてのことであると。
 そして、6月21日(水)に公表されると。
 で、中央の説明会もあって。

2017-6-27青山さん3 

 そしたら発表したら、文科省の官僚が面白いことをおっしゃって、「朝日とか毎日はたぶん無視すると思います」と。
 「読売、産経だったら、書いてくれるかもしれません」と。
 僕の見た限り、両紙も残念ながらそんなに大きく扱ってるわけではない。
 しかしこれは非常に重大なことであって。

(引用者注:途中ですが、6月22日の読売新聞には記事が有ります。参考までに貼り付けます)
読売新聞 2017年6月22日朝刊 社会面
2017-6-27読売新聞6月22日朝刊 

 学習指導要領は法的な拘束力が基本的にはある。
 詳しい中身については必ずしもそうではないって見方もあるけど、基本的にはこれは重大な決定。
 その中で、たとえば一番最後を見ていただくと、中学校の社会科、今、公民的分野と言うらしいですが、そこについて、これ、全部、何について言ってるかというと、領土のことについて言ってて。

 僕は文科省関連の部会って、正直、出る時間がない。
 安全保障その他に出てて。
 なのにどうして文科省がっていうと、ここ見て下さい。
 僕のメモで、「by 特命委」って書いてるんですけども、

2017-6-27青山さん4 

 要するに、領土問題特命委員会ですね。
 ここで、そもそも学校教育がおかしいから、国民が領土について、特に北方領土、竹島、そして領土問題は存在してないのに中国の船が勝手にやって来る尖閣諸島を含めて、領土に関する教育がおかしいって具体的に指摘してたら、実はその発言を受けて、学習指導要領を実際に変えましたと
 前に、外交青書が変わりましたって話をしましたが、こっちの方がはるかに影響力が大きい。

2017-6-27青山さん5 

 どう変えたか。
 改訂前は、領土について経緯を理解させるとか、これで子供が分かるのかと。
 たとえば韓国が竹島を不法占領した時に、日本の漁家の方々が漁をしたら、銃撃されて、殺された人も傷ついた人もいたんですと
 だから平和憲法のおかげで敗戦後の日本は1人も殺されてないのはまっ赤な嘘だって話を、なぜ教育しないのかというふうに、自民党の領土に関する部会などで発言した。

2017-6-27青山さん6 

 するとここに書いた通り、こう変わったと。
 「渡航や漁業、海洋資源開発などが制限されたり、船舶の拿捕、船員の抑留が行われたり、その中で過去には日本側に死傷者が出たりするなど不法占拠のために発生している問題についての理解を基に、我が国の立場が歴史的にも国際法上も正当であること」
 そしてさらに、「『国家主権』と関連付けて理解できるようにする」
 確かに僕の申し上げた通りなんですよ。

 国家主権というものをそもそも学校で教えない。
 国際法上の神聖な権限があって、そして国民はそれによってのみ生きるんだと。
 領土を失って生きる国民はいないということを教えるべきだって言ったら、これバチッと、国家主権と関連付けてってことが、入った。
 文科省のHPに載ってるので、見て下さい。

 なぜこれを言うのかというと、実は、僕が発言して急にやったんじゃなくて、文科省の中の旧文部省系の、それもキャリア官僚の良心派の若手官僚たちが、これを福田康夫政権でやろうとして、当時の文科大臣は渡海紀三朗さんっていう、自民党の中ではリベラル、その渡海さんが、自分はリベラルだが国家主権の問題は別だと言って、これはお前らの言ってることが正しいと言って、これをやろうとしたら、実は官邸からストップがかかったと

 具体的には呼び出しがあったと。福田康夫総理から。
 渡海大臣が福田総理に呼び出されて、文科省に帰ってきたら、これは僕のとこにやって来た官僚がそうおっしゃったから、僕はずっと聞き込んで本当かどうか確かめていったら、渡海大臣は男泣きをされてたと。悔しくて。
 福田さんから、こんな韓国や中国を刺激するようなことをやっちゃいかんという趣旨のことを、これ言葉は分かりませんが

 でもそれで実はつぶれてしまったと。いったん。
 その時に、役所の中でつぶすのに中心的に働いたのが、前川さんでしたと

 で、やって来た若手官僚は、この前川さんから、当時、相当の要職、審議官クラスだったと思われる前川さんに呼び出されて、「お前、この右翼!」と。「文部省はこういうの認めないでやってきたんだ、ずっと、敗戦後。これ右翼!」と、めちゃくちゃに言われましたと。

 だから日教組と癒着をし、自民党の中でも福田康夫総理も含めて、そういうところとガッチリつながってる勢力があって、その人たちは徹底的に反安倍ですよ、もちろん。
 憲法を変えると言ったり、こんな学習指導要領を認める安倍内閣、そんなものは絶対認められないっていうのが、この加計だ森友だの背後にある、一番大きな、黒い大きな流れなんですよ。

 敗戦後の日本、72年間をずっと支配してきた流れが、正体はこれなんですよ。
 だから前川さんは自信たっぷりなんですよ。

ここに青山さんの写真があるが省略

 それで例の出会い系バーもですね、これ、バーの名前まではっきり言いましょう。・・略
 これは新宿歌舞伎町の、LOVE ON THE BEACHっていう出会い系バーで、これは、暴力団の経営です。
・・・中略・・・
 実はこれはもっと深い闇があって…
※(このくだり長いので超短く概略を紹介)
 連合の初代会長、故・山岸氏の話。
 反山岸の動きと戦ってた当時、記者だった青山さんに話したのは、「今の憲法でいいわけがない」と。
 連合の会長がそれでは困るというので、憲法変えるな、日教組、自治労などの既得権益を守れっていう勢力が、山岸氏をなき者にしようとものすごく動いていた。
 山岸氏が言ったのは、「俺の家に来てくれるのもとても大事だが、同時に歌舞伎町へ行け」と。
 「歌舞伎町に行ったら、俺を追い落とそうとする奴が、組合費を流用して、どんどん酒飲んで女を買ってるんだ」と。
 山岸氏は質素な暮らしをしていて、それこそ「一点の曇りもない」と。
 それで青山さんは歌舞伎町に行って、取材した。

 はっきり表に出た例で言えば、自治労の後藤森重委員長に「あなたは組合費から歌舞伎町で飲んでますよね」と僕は直当りした。
 歌舞伎町の店にどれだけ行ってるか、いくらぐらい使ってたか、全部調べて突き付けたから、後藤さんは真っ青になったが、お金はポケットマネーだと。
 ポケットマネーでこんなに払えるわけがないと僕は言った。
 実はその前に自治労が組合費を不正利用していた事件がバーンと出て、後藤さんは法人税法違反で在宅起訴された。

 実は事件にならなかった人たちがたくさんあって、その席に、あるいはそのお金、その店に、あるいはそこの紹介で、たとえば文部省の役人が実はここに行ってて、女性とも買春関係があって、だからもうギュッと全部握られてるっていう例もたくさん聞いた
 だから、実は前川さんのことだけを言ってるんじゃなくて、連綿と続いてきて、しかもそういうことをやった人でないと、次官になれないっていうのがあるわけです
 だから、違う清潔な人がなったら困るじゃないですか、追及されたら。
・・・中略・・・
 そして、さらに言うと、僕の所に来た複数の官僚が言ってたのが、前川さんが幹部になってから、とにかく文書がやたらリークされると
 取扱注意のやつがどんどん外に出て行く。
 それをたどっていったら、全部、女性記者だと。
 これ知らない人はいないんですよ、文科省で。
・・・中略・・・
 だから、森友、加計ってずっと続いてる話っていうのは、敗戦後の日本の仕組みをそのまま守るんだと
・・・以下略・・・

<引用終り>

この話を聞いて納得できたのが聖徳太子抹殺事件。
定説でもない特定のえせ学者が言った「聖徳太子はいなかった」、こんな話を実際学習指導要領にいれようとした。しかしあちこちから総スカンを食った。そしてあっさり取り下げてしまった。
誰でも「アレっ、あんなに騒いだのに文句を言ったらアッサリ引っ込めた。何だありゃあ」。でもその時前川が天下り問題で引責辞任したと分かると納得できる。とんでもないことを言っていたやつが次官を首になった。やれやれ、やっと真面な事が言えるようになったか。こんな事だったのだろう。

そういえば、福田首相時代に学習指導要領を変えようとして大臣が叱責されて改定案がつぶれた。この件は2013年12月に安倍首相が靖国神社参拝時、アメリカ大使館が「失望した」と無礼千万な事を言ってきたことと同じではないだろうか。
戦後の闇はまだまだ続いている。負けられませんね。

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