2014-05-13 18:02

皇帝の夢

 中国が北京からアメリカまで1万3千キロを高速鉄道で結ぶと言う凄い話を進めているようだ。
中国の国営中国日報は8日伝えたと言う。

<以下大紀元日本より引用>

中国と米国、高速鉄道で結ぶ=中国国営紙
【大紀元日本5月9日】国営中国日報は8日、中国アメリカ間を高速列車で繋ぐ計画を立てていると報じた。計画の詳細は明かされていない。

 提案された計画によると、米ロ間のベーリング海峡を海底トンネルでつなぎ、中国東北部と米国アラスカを結ぶ線路を建設するという。

 同海峡を横断するには200キロの海底トンネルを建設する技術が必要とされる。同様の技術が中国南部福建省から台湾を結ぶ高速鉄道に適用されるという。

 この米中間高速鉄道計画が実現し、仮に高速鉄道が時速350キロで走行すれば、2日足らずで米中間を行き来できることになる。

 中国高速鉄道の建設計画は、政府がけん引する野心的な計画のひとつ。アジアではラオス経由シンガポール間、インド間、また欧州では英国間などが予定されている。

(14/05/09 13:28)

http://www.epochtimes.jp/jp/2014/05/html/d77365.html

<引用終り>

しかしこの話、単なる駄法螺かと言うと・・・ 誰かが本気で考えているのかもしれない。
勿論こんな無茶苦茶な話、日本の新幹線やフランスのTGVでの実績で長距離は航空機が有利、それがハッキリしているのだ。その限界が4時間位までが鉄道で有利な限界、それを超えたら航空機、そんな事なのである。
幾ら高速でも2日間乗りっぱなしの高速鉄道では勿論実用化には程遠い。
増してやベーリング海峡200キロを海底トンネルとか、ロシア・カナダなど自国以外の土地を通る部分が長すぎる。そんな事でワシントンポストの記事を読んでみた。

ワシントンポストの記事はコレ
http://www.washingtonpost.com/blogs/worldviews/wp/2014/05/09/china-may-build-an-undersea-train-to-america/

そこにはこんな地図が
2014-5-13中国からアメリカまでの高速鉄道計画


そして更にこんな昔のシルクロードの地図が
2014-5-13海と陸のシルクロード地図


更に上掲ワシントンポストの記事には明の時代の「鄭和の大航海の宝船」についても記述が有る。
鄭和の大艦隊については以下参照ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%84%AD%E5%92%8C

また宝船については以下参照ください
http://j.people.com.cn/94638/203144/7869056.html

凄い大きさです。
この当時の大航海時代のヨーロッパの船と比較して見るとこんな風

2014-5-13鄭和の宝船大きさ比較


<追記します・・5/15>
よもぎねこさんからの指摘もあり、上掲の宝船の巨大さ、これの証拠を改めて探したのだが私の記憶にある宝船の造船所発掘の話、それのしっかりした証拠が見当たらない。
現在宝船造船所遺跡公園になっているのだが、真偽のほどが分かりません。
南京には大虐殺記念館などと言う嘘800記念館もあるので、この造船所遺跡、どんなものか説明不能です。
まあ、こんな話もあるという事で見てください。

尚航海法なども含め私の知る所を後日別エントリーでアップします。

<5/16 追記の追記です> 宝船の造船所跡の写真を見つけました。16日のエントリーをご覧ください。



此処で私が気になっている事。
この陸と海のシルクロード沿いは現在中国が抱える紛争の最先端。
例えば陸のシルクロードに「乌鲁木齐」と言う地名が有る。新疆ウィグル自治区の「ウルムチ」である。
海のシルクロードに「河内」と言う地名が有る。「ハノイ」の漢字表記だ・
海のシルクロードはそこからベトナム沖を通っている。
今現在ベトナムの船に中国の海警の船が体当たりした現場だ。

アフリカにマークがついている。ヴィクトリア湖の近く、ケニアの首都ナイロビではないだろうか。
何とそこには中国中央電視台(CCTV)が、北京本部以外では初めてとなる放送センターのハブを開設している。
http://blog.livedoor.jp/aryasarasvati/archives/36406461.html

他にも調べれば色々有るのだろう。

中国はシルクロードの通っている所は全部オイラのモノ、そう言いたいらしい。

習近平は皇帝気分らしい。世界が自分の想いのままになる、そう思っているようだ。
危険な夢を見ている。

夢のような高速鉄道計画の裏には中国トップのトンデモナイ思い上がりが有る。
日本もこんなとんでもない奴が隣にある事をよく認識せねばなるまい。
  1. 鉄道
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コメント

まさに白昼夢ですね。

太平洋全域を敵にまわしつつあるシナチクが人類の敵と認識されるのも時間の問題でしょうに。

やはり独裁国家の恐ろしさで反対意見を言う党派ははじめから存在しないし、
周りはおべんちゃらを並べる太鼓持ちしかいないんでしょうね。

  1. 2014-05-14 13:19
  2. URL
  3. ガンダム #iL.3UmOo
  4. 編集

To:ガンダムさん

> まさに白昼夢ですね。
>
> 太平洋全域を敵にまわしつつあるシナチクが人類の敵と認識されるのも時間の問題でしょうに。
>
> やはり独裁国家の恐ろしさで反対意見を言う党派ははじめから存在しないし、
> 周りはおべんちゃらを並べる太鼓持ちしかいないんでしょうね。


今回のベトナムとの紛争で人類の敵であることを証明してしまいましたね。
アメリカがどうこう言っていますが、本当に中国を何とかしようと思ったら空母を向かわせればいい。
幾ら中国がどうこう言っても空母に勝てるわけないですから。
しかしアメちゃんは何もしません。只々遺憾だと喋るだけ。此れでは舐められる訳です。
矢張り腰抜けはオバマですね。
此れではいくら中国が人類の敵と言ってものさばるばかり。
  1. 2014-05-14 18:15
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

 この宝船ってホントにこの大きさなんでしょうか?

 木造船でしかも帆船となると、人力で取り扱える帆の大きさに限りがありますから、一定以上に帆を大きくする事はできません。 またそういう思い帆を引くためのロープの強度にも限界があります。

 現在の大型帆船が沢山の帆を付けているのも、一枚の帆の面積には限界があるので、数を増やしてあのような形になっているのです。

 それでも現在の最大級の帆船ハマスとが鉄製です。 木造マストだと木の大きさに限りがあります。 

 
 さらに鄭和の船団の数も本当でしょうか?

 帆船は風で進むので動力船のように速度を調整するのが難しいのです。 また造波抵抗の問題から大きな船は小さな船より早いのです。

 そうなると大きさの違う船が船団を組んで長期間の航海をすることは難しいです。

 また無線がない時代は船団の船同士の連絡手段も信号旗ぐらいしかありません。

 280隻と言うのは見渡すがり海を埋め尽くすような凄い船団ですが、これで中国からアフリカまで船足をそろえていくなんて不可能でしょう。

 トラファルガー海戦ではイギリス艦隊、フランス艦隊がそれぞれ大船団を作って激突しましたが、あれはイギリスからもフランスからもごく近い近海だから船団を組んだまま激突できたのです。

 同時代のイギリス海軍でも遠洋航海になれば、単独航海になってしまいました。

 
 ワタシもかなり前に鄭和の航海について読んだ事がありますが、しかし船団の数や船の大きさは中国式白髪三千丈じゃないかと思います。
  1. 2014-05-14 22:22
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To:よもぎねこさん

>  この宝船ってホントにこの大きさなんでしょうか?
>
>  木造船でしかも帆船となると、人力で取り扱える帆の大きさに限りがありますから、一定以上に帆を大きくする事はできません。 またそういう思い帆を引くためのロープの強度にも限界があります。
>
>  現在の大型帆船が沢山の帆を付けているのも、一枚の帆の面積には限界があるので、数を増やしてあのような形になっているのです。
>
>  それでも現在の最大級の帆船ハマスとが鉄製です。 木造マストだと木の大きさに限りがあります。 
>
>  
>  さらに鄭和の船団の数も本当でしょうか?
>
>  帆船は風で進むので動力船のように速度を調整するのが難しいのです。 また造波抵抗の問題から大きな船は小さな船より早いのです。
>
>  そうなると大きさの違う船が船団を組んで長期間の航海をすることは難しいです。
>
>  また無線がない時代は船団の船同士の連絡手段も信号旗ぐらいしかありません。
>
>  280隻と言うのは見渡すがり海を埋め尽くすような凄い船団ですが、これで中国からアフリカまで船足をそろえていくなんて不可能でしょう。
>
>  トラファルガー海戦ではイギリス艦隊、フランス艦隊がそれぞれ大船団を作って激突しましたが、あれはイギリスからもフランスからもごく近い近海だから船団を組んだまま激突できたのです。
>
>  同時代のイギリス海軍でも遠洋航海になれば、単独航海になってしまいました。
>
>  
>  ワタシもかなり前に鄭和の航海について読んだ事がありますが、しかし船団の数や船の大きさは中国式白髪三千丈じゃないかと思います。



 鄭和の大航海の問題点は記録が抹殺されたことです。
この大航海を命令したのは永楽帝、しかし彼の死後この大航海は凄まじいカネがかかっている事から宮廷内の内紛の元となり、結局この大航海は否定され、沢山の記録はすべて破棄されてしまいました。
二度とこんな事を考えないようにという事で関連する記録すべてが無くなった筈です。
結局この船の大きさも含め、色んな技術も絶えてしまいました。

私も以前は白髪三千丈の類と見ていましたが証拠が出てきました。
こんなモノです。

「龍江宝船廠遺跡(りゅうこうほうせんしょういせき) 1957年、南京市の郊外で発見された明代の造船所跡地。
宦官の鄭和は大船団を率い、28年の間に7回も大航海を行い、明の国威発揚に努めた。1405年の航海時には62隻に2万7800名余の船員が乗り込んでおり、コロンブスのアメリカ到達に先んずること87年であった。」

「舵干(だかん) 中国歴史博物館
上記遺跡で発見された長さ11mを超える船の舵の軸。これから鄭和の船団の船の大きさを類推すると長さ130m、5千トンを超える巨大な船であったことが分かった。」

http://chinaalacarte.web.fc2.com/kokyu-11.html

この舵干の発見で従来その大きさが疑問視されていた鄭和の大航海の船の大きさが分かりました。
そしてこの造船所跡の発掘調査が行われ、想像を絶する大きさが事実であることが分かった、その発掘調査の報道は以前見たことが有るのですが、今回ネットで見た限りでは残念ながら見つかりませんでした。

しかし一般的に中国は海には無縁と思われていますが、中国南部(南京とか上海・広東など)は違います。
例えば本文でヴァスコ・ダ・ガマの船が全長20メーターと紹介しました。しかしこの時代よりはるか以前から中国南部ではもっと大きな船が一杯あったのです。
例えば朝鮮半島西南部新安沖に昔の沈没船が発見されています。
1323年6月に寧波から博多に向けて航海していた船で、主な積荷は京都東福寺向けでした。
この船の大きさが全長30メーター、幅9メーター、約200トンだったことが分かっています。
ヴァスコ・ダ・ガマが命がけで乗り出した大航海の船、それよりはるかに大きな船が中国で一般的だったのです。
中国の3大発明は紙・火薬・羅針盤ですが、その羅針盤こそ大航海の必需品です。

尚この頃の中国の技術を舐めてはいけません。
私は陶磁器には明るいのですが、この頃の陶磁器には技術の進んだ現代でも出来ないモノが色々有ります。
例えば白い器、白磁と言うモノが有ります。その最高級品は中に入れた水が外から見える位薄い、紙の様に薄いモノ、これを作る技術は最近どうやらこれらしいという事が分かってきましたが、未だに再現できません。
又青磁という美しい青い磁器、これの一番美しいモノは釉の多層掛けで器の胎より釉の方が厚いのですが、これは未だに再現できません。
陶磁器の仕事では「青磁をやると身代を潰す」と言われるほどなんです。
皇帝がこれをやれ、出来なければこのさろす(のさ言葉です)、こんな事を言われ一生賭けて茶碗一つを作る。これが専制政治の凄さなので、想像を絶するものが出来るという側面が有るのです。

尚航海法などは私が興味を持って調べている事ですが、また別の機会に説明します。
  1. 2014-05-15 10:00
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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