2014-04-13 16:28

この夏はエルニーニョ現象発生が予測される

 気象庁は10日、この夏はエルニーニョ現象が発生する見通しとの予報を発表した。
これは気象協会のHPから。

<以下引用>

この夏 5年ぶりにエルニーニョ現象発生か

2014年4月10日 20時2分
気象庁は10日、この夏は5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いとの見通しを、エルニーニョ監視速報で発表した。夏にエルニーニョ現象が発生すると、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、冷夏になる傾向がある。(日本気象協会)
気象庁の発表によると、3月はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いたが、これから夏にかけて太平洋赤道域の東部の海面水温が上昇し、夏以降はエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より高くなることが予測されるという。この夏にエルニーニョ現象が発生する可能性が先月の発表時(3月10日)よりも、さらに高まった。
・・・以下略、詳細は下記リンク先参照下さい・・・

http://www.tenki.jp/forecaster/diary/tenki_news_flash/2014/04/10/10021.html

<引用終り>

この報道で私は二つの点で大いに関心が有る。
一つ目はエルニーニョ現象は異常気象、冷夏などの原因になる。しかしテレビや新聞報道もいやに静かだ。
だが油断できない。
特に農家の方など今から冷夏に備えてほしいと思う。間際になってから慌てても手遅れになりやすい。
先手必勝です



二つ目、こんなエルニーニョがまだ始まっていない段階でこの夏エルニーニョが発生しそう、こんな予報は恐らく初めてだろう。
此れこそ予報であり、これを聞いてそれに対する備えをしていけば良い。大変良い予報だと思う。


実は私は2011年9月に「気象庁の天気予報がおかしい」、こんなブログをアップし、気象庁に問題提起したことが有る。
それから半年くらい経ってから気象の道を志す学生だがという方から長文のコメントを頂いた。
「気象庁の天気予報がおかしい」は台風の進路予報の問題とエルニーニョ現象の問題について疑問を書いたのだが、その方から一つずつ反論を頂いた。

最初のブログはコレ、2011年9月のエントリー「気象庁の天気予報がおかしい」である。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-355.html

そしてその後の気象庁の変化に関してはコレ、2012年9月のエントリー「気象庁の天気予報に変化の兆し」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-578.html


最初のエントリーを気象庁の方が読んで下さったのかは分からない。しかしコメント下さったのは気象庁の方なのではないか、余りにも詳しいのでそんな気がする次第。
そして2012年9月のエントリーで書いたように、気象庁発表の天気予報に私が指摘したことが盛り込まれている。大変良い改善だと思い感謝する次第。

そして今回エルニーニョ現象の予報について非常に大きな改善がされた。海面温度のデータからは全く分からないエルニーニョ現象発生の可能性を今、ここで発表する。実に画期的な素晴らしい事である

実は海洋観測は日本が昔からやっていて、エルニーニョなどと言う言葉も無かった時代からの地道なデータの積み上げがある。
一寸その辺り、日本が世界の他の国では出来ない事をやってきたいい例だと思うので紹介したい。

最初にエルニーニョとはこんなモノ
2014-4-13エルニーニュ4


この暖かい海洋の水が動くのはこんな仕組み
波が伝わるように動くのだとか
2014-4-13エルニーニュ1


そしてここに日本の観測船が海洋の調査を長年続けてきた話がキーポイントとして浮かび上がる。
海洋観測船凌風丸の観測したデータである。エルニーニョなどと言う言葉も無かった時代から調査してきた。

2014-4-13エルニーニュ2


凌風丸の観測は1967年から観測を続けている。
エルニーニョが問題視され始めたのは1980年代になってからだ。

これが凌風丸と啓風丸、現在日本の気象庁の海洋観測船はこの2隻だけになってしまった。

2014-4-13凌風丸・啓風丸写真


ついこの間まではこの5隻体制。
2014-4-13海洋観測船5隻体制の頃

残念ながらこの内3隻は2010年、ミンス政権下のレンホー一味の手にかかって売り飛ばされてしまった。
以下エントリー参照ください
「蓮舫仕分けの気象庁の海洋観測船がシーシェパードの手に」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-625.html

これが売り飛ばされ、シーシェパードの手に落ちた清風丸。
2014-4-13清風丸の現在、シーシェパードの写真


あと2隻の内、長風丸は残念ながら何処へ行ったか分からない。
しかし幸いこの内高風丸だけはスクラップ屋から海上保安庁によって救出され、巡視船風神になった。

2014-4-13高風丸改め風神写真2


エルニーニョの話がいつの間にかミンスの悪辣ぶりの話になってしまった。
だがこんな地道な調査を長年続けているのがエルニーニョの発生予報などと言う素晴らしい成果を生む。
昔ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時代が有ったが、アズ・ナンバーワン、ナンバーワンとしてやる事とはこんな事なのだと思う。

エルニーニョ発生予報の裏にこんな関係者の血と汗の結晶がある事をもっと知るべきなのではないだろうか。
それにしてもいい話である。

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