2014-03-09 10:29

凄い埴輪が見つかった

 日本の事が海外の報道で詳しく報道されることが有る。
WSJにそんな話が載っていた。
下野市の古墳から機織りの埴輪が見つかったのだと言う。
先ずはそれを報道するWSJの記事から。

<以下引用>

2014/03/07 2:07 pm
日本の考古学者、1400年前の絹織物のルーツ発見

2014-3-9機織り埴輪1


戦前の日本では絹の輸出が経済発展を支えていた。貧しい農家出身の少女たちが昼夜作業に励み、日本は世界最大の絹輸出国となった。そのおかげで原材料や軍艦、その他の西側諸国の産業技術を入手することができた。

今や考古学調査により、絹産業の起源が明らかになってきた。日本で初めて機織りをする女性をかたどった埴輪(はにわ)が見つかった。この埴輪は東京から80キロメートルほど北の栃木県下野市にある6世紀の古墳で出土した。

この埴輪は、6世紀にはすでに絹織物の技術が存在していたことに加え、当時の絹産業では女性が中心的な役割を担っていたことを裏付ける。

下野市はかつて絹産業の盛んな地域だった。この周辺地域で生産されている結城紬(つむぎ)はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産にも登録されている。

5世紀前後に中国からの渡来人が日本に養蚕や絹織物の技術を伝えたと言われている。稲作農家は農閑期に桑樹を栽培して絹を織っていた。

下野市文化課の木村友則学芸員によると、機織りをする女性の埴輪の高さは69センチメートル。長さ80メートルの古墳の埋葬室の近くで見つかった。この古墳には地元の首領や有力な織工が埋葬されていたとみられる。同市は今週、埴輪発見を発表した。

調査員は、絹織物は着物の生地となり、着物は朝廷に献上されていた可能性がある、と語る。この埴輪以外にもっと原始的な機織り機を表現した埴輪、その他22体の埴輪、素焼き鉢360点ほども発見された。

こうした古墳は3~7世紀に支配力のある氏族によって建設された。そしてこうした氏族が現代の皇室を確立していった。そのほか各地の族長も幅広く古墳を建設した。

死者を埋葬する際には馬や鳥、刀剣や盾、兵士と共にさまざまな種類の埴輪も埋蔵された。埴輪を埋蔵する具体的な理由は定かでないが、木村氏は故人の業績をたたえる意味があると推測している。

2014-3-9機織り埴輪2


原文(英語):Japan Archaeological Find Shows 1,400-Year-Old Roots of Silk Weaving
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/03/06/japan-archaeological-find-shows-1400-year-old-roots-of-silk-weaving/

http://realtime.wsj.com/japan/2014/03/07/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%80%83%E5%8F%A4%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%80%811400%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E7%B5%B9%E7%B9%94%E7%89%A9%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E7%99%BA%E8%A6%8B/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog


結城紬がこのようにして織られていたと言う説明図

2014-3-9結城紬のいざり機

織子さんが左手に持っているのが横糸を通すための道具、杼(ひ)という。杼の内部は横糸が管(くだ)に巻いて入っている。これを左から右へ1回通したら経糸(たていと)をカラりと上下切り替える。そしてまた横糸を通す。こうして布を織ってゆく。
この杼、英語ではシャトルと言う。スペースシャトルのシャトルである。
尚織子さんが右手に持っているのが筬(おさ)と言う。これで横糸をトントンと打ち込んでゆく。
機織り(はたおり)の事を 「トントンカラリ」という事が有るが、それはこの筬を打つ音と経糸を切り替える時の音からそんな風にも言われるわけ。
織子さんの左手の前に小さな箱が見えるが横糸をまいた管(くだ)を置く箱である。

そしてこれが現代のいざり機

2014-3-9結城紬のいざり機の現代版


機(はた)織りの説明は以上で終わり。

この記事で私が感心したことが二つ。
一つ目はアメリカのWSJが日本のこんな考古学的な発見をこの様に大きく、そして詳しく報道したこと。
彼らは良い文化に対しては率直に良いと認めている。何処かのパクリ国とは全く考え方が違うのだ。

もう一つがこの文章
戦前の日本では絹の輸出が経済発展を支えていた。貧しい農家出身の少女たちが昼夜作業に励み、日本は世界最大の絹輸出国となった。そのおかげで原材料や軍艦、その他の西側諸国の産業技術を入手することができた。

何故この部分に興味が有るか、それは此処には書いてないが彼らの考えている事。
日本はこの絹のお蔭で「軍艦」を買うことが出来た。そして日露戦争で当時世界最強のロシア艦隊を全滅させた
こう言う事である。

今の日本は正に国難の時代である。
安倍総理が靖国神社を参拝しただけでアメリカが「失望」する時代。
その原点が日露戦争にある。
最近元駐ウクライナ大使馬淵睦夫氏がこんな事を言っていた。冷戦が終わりアメリカの敵ロシアが敵でなくなった。それ以来アメリカの日本に対する態度がガラッと変わっている。
そして中韓をたきつけて反日をやらせている勢力もある。
この難しい意味を考えないといけない、そう言っている。

偶々考古学上の大発見なのだが、そんな話の中にそんな思いが垣間見える。
難しい時代になったものと思う。

何はともあれ素晴らしい大発見、これは素直に喜んでいいことだと思う。
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コメント

誰と闘うのか

>冷戦が終わりアメリカの敵ロシアがが敵でなくなった。それ以来アメリカの日本に対する態度がガラッと変わっている。

ロシア(ソ連)は今も50年前も同じ国民性を有しているように見えますが、今の米国は50年前の米国とは異なるように思えます。白人の地位が下がった、黒人(もどきな)大統領が登場した、ヒスパニック、アジア系の米国人が「米国人」になった、等々。

つまり「白人様」の米国の姿が後退しつつある。代わって正体の分りにくい米国が形成されつつある。それが私には不気味です。汚く言えば嘗ての下僕がご主人様然とし始めた国。

白人様の米国が日本を敵視するならば「透明性」が高い。敵が分り易い。日露戦争、大東亜戦争を戦った精神は(日華事変を別にすれば)日本は有色人種と戦った気分はありませんでした。しかし今日の「戦い」は嘗ての白人国家でなくなりました。これと闘う不気味さ、曖昧さ。

冷戦以降の世界で日本が「戦う」相手とは、白人の米国人とシナ系米国人およびその本国人との戦いなのでしょうか。二つの国が存在する米国の気持ち悪さとそれに悪乗りする朝鮮の面倒さ。
  1. 2014-03-09 11:57
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

訪問ありがとうございます。
イザで拝見していました。
FC2でもブログを開設されていたんですね。
1400年前の絹織物のルーツの発見は素晴らしい。
まあそのうち高麗起源になるでしょうが(笑)
  1. 2014-03-09 12:11
  2. URL
  3. hachiman01 #-
  4. 編集

反原発で一時担がれてた、武田教授が面白い考察を書いていたので紹介しますね。

http://takedanet.com/2014/02/post_7b46.html

これを読めば、なるほどなと感じるところが大きいです。
韓国人と日本人に対する白人国家の対応の違いというのも、何となくわかるというか。

まあ、日本という国は欧米国家にとっては不倶戴天の敵なんでしょう。
日本も、元々彼らの側だと第一次大戦の頃までは思われてましたしね。
日本は裏切り者であり、反逆者なのです。彼らにとっては。
  1. 2014-03-09 13:43
  2. URL
  3. その蜩 #-
  4. 編集

Re: 誰と闘うのか

> >冷戦が終わりアメリカの敵ロシアが敵でなくなった。それ以来アメリカの日本に対する態度がガラッと変わっている。
>
> ロシア(ソ連)は今も50年前も同じ国民性を有しているように見えますが、今の米国は50年前の米国とは異なるように思えます。白人の地位が下がった、黒人(もどきな)大統領が登場した、ヒスパニック、アジア系の米国人が「米国人」になった、等々。
>
> つまり「白人様」の米国の姿が後退しつつある。代わって正体の分りにくい米国が形成されつつある。それが私には不気味です。汚く言えば嘗ての下僕がご主人様然とし始めた国。
>
> 白人様の米国が日本を敵視するならば「透明性」が高い。敵が分り易い。日露戦争、大東亜戦争を戦った精神は(日華事変を別にすれば)日本は有色人種と戦った気分はありませんでした。しかし今日の「戦い」は嘗ての白人国家でなくなりました。これと闘う不気味さ、曖昧さ。
>
> 冷戦以降の世界で日本が「戦う」相手とは、白人の米国人とシナ系米国人およびその本国人との戦いなのでしょうか。二つの国が存在する米国の気持ち悪さとそれに悪乗りする朝鮮の面倒さ。


鋭いご指摘、私も同感です。
1期目のオバマ政権で国防長官だったゲーツ氏が回顧録を出しましたね。
オバマやバイデンをボロクソに言っていますが分かります。
今の民主党政権はカネまみれ、カネの為には何でもする連中です。

問題は白人だとかユダヤ人だとか、そんな問題ではないですね。
グローバリズム、こんな正体不明の妖怪がアメリカを振り回しています。
  1. 2014-03-09 16:47
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:hachiman01 さん

> 訪問ありがとうございます。
> イザで拝見していました。
> FC2でもブログを開設されていたんですね。
> 1400年前の絹織物のルーツの発見は素晴らしい。
> まあそのうち高麗起源になるでしょうが(笑)


イザが無くなってみて分かるイザの良さ、後の後悔先に立たず・・・(笑)
でもこの埴輪、素晴らしい発見です。
もう少し近かったら見に行きたい所ですが何せ私は愛知県在住。
まあその内に機会が有るでしょう。

でも高麗起源にされたら堪りませんね。間もなく返還請求が来たりして・・・
  1. 2014-03-09 16:55
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:その蜩さん

> 反原発で一時担がれてた、武田教授が面白い考察を書いていたので紹介しますね。
>
> http://takedanet.com/2014/02/post_7b46.html
>
> これを読めば、なるほどなと感じるところが大きいです。
> 韓国人と日本人に対する白人国家の対応の違いというのも、何となくわかるというか。
>
> まあ、日本という国は欧米国家にとっては不倶戴天の敵なんでしょう。
> 日本も、元々彼らの側だと第一次大戦の頃までは思われてましたしね。
> 日本は裏切り者であり、反逆者なのです。彼らにとっては。


興味深い情報ありがとうございます。
日ごろ気が付きませんが全く正論だと思います。
兎に角欧米人にとっては日本の平等思想が鼻持ちならない。これをひしひしと感じています。
何せGMが逆立ちしても追い付けないトヨタ、そのトヨタの社長の給料がGMとは一桁以上違う。
彼らにしてみるとそんな安い給料で良く働くなあ、こうなんですね。

こんな所が問題の根にある。難しいです。
何かで読んだのですが昭和天皇陛下が戦後「多分これがあの戦争を引き起こした原因だったのかなあ」、こういったことが有るそうです。
その出来事とは戦前の国際連盟でのこと(日本は常任理事国でした)。
日本は人種差別撤廃を国際連盟に盛り込もうとしましてアメリカの反対でつぶれました。
昭和天皇陛下は多分これが尾を引いていたんだと仰ったそうです。
  1. 2014-03-09 17:05
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

こんばんは。

WSJはよく日本の田舎の話を拾い上げたものだと感心しました。
コメをと思ったのですが、思い切り長くなってしまったので自分の所に挙げました。
ねじれた文になってしまいましたがよろしければ。

http://koguma2371.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
  1. 2014-03-09 22:34
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

短足おじさん、こんばんは・・・

>冷戦が終わりアメリカの敵ロシアが敵でなくなった。それ以来アメリカの日本に対する態度がガラッと変わっている


日本の宇宙航空研究開発機構 JAXAはH2Bロケットで重さ6トンの宇宙ステーション補給機「こうのとり」HTVを打ち上げてますが、このロケットで日本人宇宙飛行士を宇宙空間に送り出す事は既に可能な技術と思いますけど。

何故しないかというと、欧米を刺激しない為でしょうか? 謙遜の美徳か武士の用心か?

中国やロシアはそんな考えも無いからか。
 
  1. 2014-03-10 04:21
  2. URL
  3. コロ4号 #-
  4. 編集

To:koguma さん

> こんばんは。
>
> WSJはよく日本の田舎の話を拾い上げたものだと感心しました。
> コメをと思ったのですが、思い切り長くなってしまったので自分の所に挙げました。
> ねじれた文になってしまいましたがよろしければ。
>
> http://koguma2371.blog.fc2.com/blog-entry-12.html


貴ブログを紹介いただき有難うございます。
実はkoguma さんがFC2でブログを開設されたことは知っていたのですが、どこだか分からない。
HNのkoguma と言うのは別の方と分かったのですが、そこから先が分からなかった。
これから訪問させていただきます。
尚紹介いただいたエントリーにはコメントいたしますので宜しくお願いします。
  1. 2014-03-10 10:20
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:コロ4号 さん

> 短足おじさん、こんばんは・・・
>
> >冷戦が終わりアメリカの敵ロシアが敵でなくなった。それ以来アメリカの日本に対する態度がガラッと変わっている
>
>
> 日本の宇宙航空研究開発機構 JAXAはH2Bロケットで重さ6トンの宇宙ステーション補給機「こうのとり」HTVを打ち上げてますが、このロケットで日本人宇宙飛行士を宇宙空間に送り出す事は既に可能な技術と思いますけど。
>
> 何故しないかというと、欧米を刺激しない為でしょうか? 謙遜の美徳か武士の用心か?
>
> 中国やロシアはそんな考えも無いからか。
>  

この話は難しい側面を持っていますので中々公表されないですね。
公表されている限りでは人間を運ぶ計画は無いが十分検討中だと思います。
理由は若しロシアの運搬船が何らかのトラブルを起こしたとき代替手段がこれしか無いですから。
但しご指摘の通り欧米を刺激する、だから公表されないし有人飛行計画も無い。こうでしょう。

この件は日本の航空宇宙開発でいつも言われる話です。
日本に絶対飛行機を作らせるな、これはYS11開発以来の大問題でした。
今自衛隊が使っているF2戦闘機も日本が自主開発しようとしたがアメリカの横槍で出来なかった。
代わりがF16だったんですが其れが出来そうになったら一番肝心なソフトウエアは出さない事になった。ソフトが無ければ何ともなりません。
しかし日本にはその前、CCV実験機で培ったソフトとノウハウが有った、それでF2は完成したんです。
難しい話ですね。
  1. 2014-03-10 11:29
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

短足おじさん様

ご訪問ありがとうございました。
FC2ともなると同姓同名の方が多く、後釜はなかなか似たようなハンドルが取れなかったもので。
アメリカは移民上陸後約400年、独立後約200年、約100年前まで世界から孤立していたのに、第2次戦あたりから自分の論理で世界中に口を出すという、自分勝手な国ではないかと最近思っています。
  1. 2014-03-11 21:37
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

Re: 短足おじさん様

> ご訪問ありがとうございました。
> FC2ともなると同姓同名の方が多く、後釜はなかなか似たようなハンドルが取れなかったもので。
> アメリカは移民上陸後約400年、独立後約200年、約100年前まで世界から孤立していたのに、第2次戦あたりから自分の論理で世界中に口を出すという、自分勝手な国ではないかと最近思っています。


アメリカが自分勝手の国であることは確かにその通り。
そして厄介なのが旧ソ連と中共、それにアメリカが同じルーツの上に成り立っている事です。
その根っこがグローバリズムですね。
アメリカ・ソ連・中共がお友達と分かれば今日の問題は大体見当が付きます。
そしてアメリカは物凄いカネの亡者。
こんな所から考えねばいけないんでしょうね。
  1. 2014-03-12 07:37
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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