2014-02-28 17:31

イタリアのクリ問題に思う事

 産経新聞に興味深い記事が有った。
テーマは中国の脅威に関する話なのだが、私にはそれとは全く別の側面から興味深いものが有った。
最初にその産経の記事から

<以下引用>

中国が「自滅」を避けられぬワケ 自らの虚言を自覚できない厚顔無恥に失笑も
2014.2.26 17:12

 欧州一のクリ生産国だったイタリア。1911年に83万トン近い生産量が2012年には1万8000トンにまで激減した。10年ほど前に中国より輸入した苗木に付着していた害虫が、瞬く間に全土に広がったせいだ。もちろん、イタリアの植物検疫の甘さが問題。もっとも、厳しくしたところで、中国国内の大気や沿岸の超弩級汚染同様、中国発の「害」は増殖し続ける。

 中国も締結したはずだが、国際条約で開発・生産などを禁じた生物・化学兵器をおおっぴらに製造・拡散しているようなものだ。ただ、中国の食材・農林水産品が国際的信用を墜とせば、自身の国力を落とす。同じ様に、中国の軍事膨張や居丈高な恐喝まがいの暴言は、反中同盟を自然に結成させる反作用となって現出する可能性を秘める。《中国の自滅》である。

ダボス会議での厚顔無恥

 絶えず中国の脅威にさらされるわが国には僥倖だが、笑っていられる立場にはない。憲法改正による自衛隊の国軍化や集団的自衛権の解釈見直しなど、安全保障上の欠陥を埋めぬ限り《日本の自滅》も有り得ない歴史ではない。傲岸無礼な中国と、憲法前文で《平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した》と謳い、国家防衛のエネルギーに欠ける日本。「国家の自殺」はどちらが先か…。

・・・以下略、全文は下記リンク先参照ください・・・

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/chn14022617180006-n1.htm

<引用終り>

この記事は中国がダボス会議で「中国は平和を愛する国」などと発言し、並み居る人を失笑させたことを取り上げている。
それはそれで私も全く同感なのだが、興味深かったのはこの記事の前段、クリに関する部分である。
何故か?
それは農産物の収穫量激減は大問題でいわば生物兵器によるテロと言っても良い位な話と思うからなのだ。

と言っても引用文記事では1911年と2012年を比較しているので何が何だか分からない。
2011年の世界のクリの産出量はこんな風
2014-2-28世界のクリ生産量2011年

産経記事は2011年に5万7千㌧だったクリの生産量が1万8千㌧に激減した。こう言う事だ
収穫が三分の一に減少する、これが主食だったら大変な事になっていただろう。

しかしイタリアでは、ほんの100年ほど前までクリを主食にしていた地域が有ったのだと言う。

これは多分2009年11月の産経新聞の記事

<以下引用>
坂本鉄男 イタリア便り 秋の天下一品

 イタリアはクリのシーズンの真っ最中だ。秋から冬にローマを訪れた人ならスペイン階段の前の路上の焼きグリ屋を覚えておられるだろう。先日も知人が焼きグリのいいにおいに思わず買ってしまって、11個で5ユーロ(約650円)という高さにビックリしていた。

 「イタリアはクリが採れないのかい」という彼の質問に、「とんでもない。最近の新聞によると、イタリアはスペインとポルトガルを上回る欧州1のクリ生産国。世界でも中国、韓国、トルコに次ぐ4番目の生産国兼輸出国だそうだよ」と説明した。実際、八百屋で売っているクリは、大粒のマロン種だと1キロ10ユーロ前後するが、ゆでて食べておいしい中粒の普通のクリなら1キロ6ユーロ前後で買える。

 統計によると、今から約100年前のイタリア全土のクリ林の総面積は65万ヘクタールでクリの生産量も8億2900万キロあり、当時は、麦の採れない地方や山地ではクリの粉を練って作った一種のパンが主食だった。

 現在のように、誰でも自由に小麦粉が買える時代になると、クリ林の面積は3分の1以下に落ち込み、クリの収穫量も10分の1以下に減ってしまった。だが、年々減少しているとはいっても、クリ農家がいまだに数万軒もあるというから、まさにクリ大国である。

 イタリアは日本とは違って紅葉がなく黄色い葉だけの寂しい秋景色だが、クリだけは天下一品である。

坂本鉄男
(11月22日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)
https://www.aigtokyo.or.jp/?p=8255

引用者注、元記事がリンク切れの為日伊協会のHPより引用

<引用終り>


この話を紹介したのは一つには例えクリの害虫と言えども場合によってはテロにつながる被害を出すという事。
その根源が中国にあると言うのは言うまでもない。

もう一つは縄文時代の事を色々調べていて、青森県の三内丸山遺跡ではクリが栽培されており、縄文時代が単なる狩猟採集生活ではなく、栗を使った農業と言っても良い事が行われていた。
そしてこの記事で「約百年前くらいまでクリが主食として食べられていた」、こんな事が分かったためである。

考古学に興味のない人には何じゃそんな事、そんな話だが私にとっては大変興味深い話だった。
そしてこんな事を昨年4月急逝されたお絵かき爺様と色々話し合ったことを思い出している。
もう今ではこんな事も話し合えないんだなあ・・・

お絵かき爺様の多分これが絶筆
「ハボタン」2013年3月
2014-2-28お絵かき爺様の絶筆葉牡丹13年3月
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コメント

 私はスギ花粉症ではないのですが、呼吸器系はもともと弱くて、セイタカアワダチソウの黄色い花を見かけると憂鬱になります。

 セイタカアワダチソウも、もともと日本に有ったものではなく、終戦時に進駐してきた米軍兵士の身体に付着して日本に入ってきたものだそうです。
  1. 2014-02-28 20:04
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  3. taigen #-
  4. 編集

迷惑輸出国家シナチク

他人に迷惑をかける、
ということがシナにおけるステイタスシンボルと言えるのではないかと思います。


彼らの野蛮で未熟な文化では、やりたい放題やることが偉いことだと認識しています。

それが許してもらえる世界でないことを間もなく学ばなければならなくなるでしょうけどね。
  1. 2014-02-28 22:14
  2. URL
  3. ガンダム #iL.3UmOo
  4. 編集

あわ(粟)まんじゅう

こんにちは。

「くりまんじゅう」という菓子は誰もが知るところでしょうが、私の在所に「あわまんじゅう」と言う名物菓子があります。

いまから180年前に相次いで襲った災害に困り果て、「災害に《粟(あわ)》無い様にと願いが込められて作られた事が始まりだそうです。

美味いっすよ。
  1. 2014-02-28 23:35
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
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To:taigenさん

>  私はスギ花粉症ではないのですが、呼吸器系はもともと弱くて、セイタカアワダチソウの黄色い花を見かけると憂鬱になります。
>
>  セイタカアワダチソウも、もともと日本に有ったものではなく、終戦時に進駐してきた米軍兵士の身体に付着して日本に入ってきたものだそうです。


帰化植物は日本には天敵がいないので大繁殖しやすい。
セイタカアワダチソウなんかいい例ですね。私も花粉症ではありませんが嫌いです。
面白い事にセイタカアワダチソウは最初大繁殖しますがそのうち共食い状態になって小さくなるみたい。
面白いものです。
愛知県では貿易港が有る関係でイネ科の有害植物が入ってきたりして騒ぎになっています。
特亜から入ってくる有害人同様困りものです。
  1. 2014-03-01 09:42
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 迷惑輸出国家シナチク

> 他人に迷惑をかける、
> ということがシナにおけるステイタスシンボルと言えるのではないかと思います。
>
>
> 彼らの野蛮で未熟な文化では、やりたい放題やることが偉いことだと認識しています。
>
> それが許してもらえる世界でないことを間もなく学ばなければならなくなるでしょうけどね。


シナは土地が大きいので色んな悪いものが潜みやすい。
最近の研究ではヨーロッパの人口激減を招いた黒死病もアジア起源が分かったみたいです。
日本の様に清潔な環境なら良いのでしょうが、とにかく連中は不潔ですんでね。
  1. 2014-03-01 09:46
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: あわ(粟)まんじゅう

> こんにちは。
>
> 「くりまんじゅう」という菓子は誰もが知るところでしょうが、私の在所に「あわまんじゅう」と言う名物菓子があります。
>
> いまから180年前に相次いで襲った災害に困り果て、「災害に《粟(あわ)》無い様にと願いが込められて作られた事が始まりだそうです。
>
> 美味いっすよ。


「あわまんじゅう」ですか。是非一度食べてみたいですね。
今から180年前と言うと幕末の多事多難な時代、そんな時代を「災害にあわ(粟)ないように」と美味しい菓子を作った、当時の人の心意気が分かりますね。
苦しい時こそ前向きに、当時の人の気概を見習いたいです。
  1. 2014-03-01 10:02
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  3. 短足おじさん二世 #-
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