2014-02-22 10:45

[FT]待望した安倍首相を今は悔やむ米政府

 中国が領土拡張・侵略欲を露わにしている今日、まるで大東亜戦争前夜同然のアメリカの論調が報道されている。21日に日経にその訳文が載っている。(元記事は英フィナンシャルタイムズ)
読んでみるとまるで大東亜戦争前夜と全く同じ論調だが、これが現在のアメリカの論調なのだと思う。

先ずは2月21日の日経記事から

<以下引用>

[FT]待望した安倍首相を今は悔やむ米政府
2014/2/21 7:00

 安倍晋三首相が率いる日本と習近平国家主席が率いる中国との関係を評価するのは極めて簡単だ。どちらも相手をあまり好きではない。日中双方とも政策目標を推し進める道具として、ナショナリズムを利用している。おそらく、どちらも相手側に押しがいのある「タフな男」がいることは都合がいいと考えている。

 それほど評価することが簡単でないのが、日米関係の状態だ。日米関係は、本来であれば日中関係よりもはるかに容易に読み解けるはずだ。結局、日本は米国にとってアジアで最も重要な同盟国で、第2次世界大戦の終結後に米軍の戦闘機と部隊を受け入れる「不沈空母」だったのだから。

 そして今、数十年間にわたり米国から促された末、ようやく強固な防衛態勢を築いて、平和主義の日本が長年大事にしてきた「ただ乗り」の国防政策を見直す意志を持った、安倍氏という指導者がいる。だが、長年求めてきたものを手に入れた今、米国政府はおじけづいている様子を見せている。

■安倍氏の歴史観に懸念見せる米

 その兆しの一つは、安倍氏が昨年12月に靖国神社を参拝した後、米国政府が「失望」を表明したことだ。中国と韓国から、靖国神社は自責の念がない日本の軍国主義の象徴と見なされている。以前、米国政府は内々に靖国参拝への不満を述べたが、公然と日本を非難することはなかった。日本政府は今回、米国が「disappointed」という言葉を使ったことに驚かされた。当てられた訳は「shitsubo(失望)」で、日本語ではきつく響く。

 他にも緊張の兆候は見られた。米国の政治家は、安倍氏の歴史観に懸念を表明している。バージニア州議会は、学校教科書に日本海を表記する際に韓国名の「東海」を併記するよう求める法案を可決した。米国政府は、安倍氏の指揮下で、やはり米国の重要な同盟国である韓国と日本の関係も悪化したことを懸念する。

 日本の観点から見ると、論争となっている島しょへの日本の支配権に、中国政府が防空識別圏を設定すると発表して巧妙に対抗してきた時、米国政府は十分に力強く日本を支持しなかった。米国政府は確かに、中国の防空識別圏内に爆撃機「B52」を2機送り込んで不満を表したが、ジョー・バイデン副大統領は北京を訪問した時、この問題をことさら取り上げなかった。

 東京の多くの政府関係者は、事実上、米国政府が中国の一方的な動きを黙って受け入れたと考えている。常日ごろ、中国にどっぷり染まった人々を周囲に置く傾向のあるバラク・オバマ大統領の近くには「ジャパンハンド」がいないことも嘆く。米国政府が日本を支持することは、もはや当てにできないという感覚が広まっていると語る日本政府関係者は1人ではない。

 このような背景には、安倍氏にも当然わかる皮肉がある。1950年以降ずっと、米国政府は日本に、再軍備して、安倍首相が提唱しているような国防態勢を取るよう迫ってきた。ダグラス・マッカーサー元帥の命令で書かれた1947年の平和憲法のインクが乾くやいなや、米国人は日本に「交戦権」を永遠に放棄させたことを悔やんだ。

 米軍による占領終了の交渉を任じられたジョン・フォスター・ダレスは、日本に30万~35万人規模の軍隊を構築するよう迫った。中国は共産主義国家になり、米国は朝鮮半島で戦争をしていた。東アジアに無力化された「従属国家」を抱えることは、もはや米国に適さなくなっていたのだ。

■日本は「予測不能で危険」

 何年もの間、日本はこうした圧力に抵抗してきた。日本政府は米国の核の傘を頼りにし、ビジネスを築く仕事にいそしんだ。日本の唯一の譲歩は、戦闘を禁じた自衛隊の創設だった。あれから60年たった今、日本には、米国を言葉通りに受け止める指導者がいる。安倍氏には、日本の憲法解釈を見直し、場合によっては平和主義をうたった憲法第9条そのものを覆す、個人的な信念と地政学的な口実がある。

 しかし、その瞬間が訪れた今、一部の米国政府関係者は考え直している。ある元ホワイトハウス高官によれば、ジョン・ケリー国務長官は日本を「予測不能で危険」な国と見なしているという。日本のナショナリズムが北京で対抗措置を引き起こすという不安感もある。オーストラリアの学者で元国防省高官のヒュー・ホワイト氏は、これが意味することは明白だと言う。「米国としては、中国と対立する危険を冒すくらいなら日本の国益を犠牲にする」ということだ。

 安倍氏が靖国神社を参拝した時、米国政府にメッセージを送る意図もあったのかもしれない。日本の右派の奇妙なところは、最も熱心な日米同盟支持者でありながら、同時に米国政府が敗戦国・日本に強いた戦後処理に憤慨していることだ。米国の望みに逆らって靖国を参拝することは、日本が常に米国政府の命令に従うわけではないという合図を送る一つの方法だ。

■米にしがみつくか、離れるか

 ワシントンで見られる安倍氏への嫌悪感は、決して普遍的ではない。ある意味、安倍氏はまさに医師、メンターとしての米国が命じた日本の首相そのものだ。安倍氏は日本経済を浮揚させる計画を持っているし、沖縄の米海兵隊基地の問題を解決する望みを多少なりとももたらした、数年ぶりの指導者でもある。長年、日本は国防費に国内総生産(GDP)比1%という上限を自ら課してきたが、安倍氏は国防費を増額する意思を持っている。

 だが、これらの政策には代償が伴う。ワシントンの多くの人が不快に感じる修正主義的なナショナリズムである。

 「中国が成長するにつれ、日本が中国の力に不安を感じる理由はますます増え、日本を守る米国の意思への信頼はますます薄れていく」とホワイト氏は言う。同氏いわく、米国は日本の中核利益を守ることを確約するか、さもなくば日本が「1945年以降に放棄した戦略的な独立性」を取り戻すのを助けなければならない。このジレンマに対して日本が持つ答えは、一層強く米国にしがみつくか、米国から離れるか――に行き着く。

By David Pilling

(2014年2月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
(翻訳協力 JBpress)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2001W_Q4A220C1000000/?df=3

<引用終り>


これを読んでみて物凄い違和感を覚えたのは私一人では有るまい。
マッカーサーでさえ朝鮮戦争が始まってみて初めて分かった。
ソ連、中共という共産主義がどんなもので、それの侵略体質がどんなモノか、戦うまで分からなかった。
そして現在のアメリカ民主党オバマ政権は矢張り歴代民主党の伝統通り反日政策をとり始めているのだ。

このフィナンシャルタイムズの記事、これがアメリカ政府の本音だと思う。
ノーと言えなかった日本がノーと言いだした。
言われてみて初めて彼らも気が付いたのだが、そんな事で反省するような連中ではない。

正に国難が今ここに現れたと言うところである。
国難の正体については以下参照ください。

http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-899.html


最後に12月のエントリーで中国の防空識別圏問題をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-866.html

ここで青山さんがアメリカの難しさについてこんな事を言っている。

「青山繁晴
「はい。中国の工作っていうのは、もっぱらマネー、just a money、お金で工作を行ってて、たとえばですよ、皆さんが信じられない例を1個言いますとね、アメリカっていう国家は日本と全然仕組みが違ってて、アメリカの核規制委員会、ね、原子力規制委員会、NRCって言いますが、そこの予算の7割ぐらいは、6割から7割は、電力会社が出してるんですよ? 今の日本の原子力規制委員会が国家予算だけじゃなくて、関電や東電から、ね、6割7割の予算もらってるって言ったら、日本だったら信じられないでしょう?(一同同意)でもそれが、アメリカなんですよ。軍であれどこであれ、国務省であれどこであれ、研究資金とかいろんな名目で、チャイナマネーが入り込んでくるから、パンダ・ハガーがどうしても増えることになり、でもB52を出して、中国を威圧したのは本当であって、だから2つの顔を持ってるんで、これはいい悪いを言うんじゃなくて、アメリカに1つの顔でいてほしいってのは、本当は敗戦後の日本の依存心の表れであって、そんなの当たり前なんですよ。その複合の顔してるってのは。だから、アメリカを上手に利用して、いくっていうのが本来日本のやるべきこと、だと思います。」

これがアメリカで、こんな相手だからこそ日本、日本人がどう行動するかが問われていると思う。
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コメント

相手であるシナチクは第三次世界大戦OKと公言しているわけですよね。
日本は
アメリカに対して
世界に対して

金をとるのか民主主義をとるのか決めろ!
とはっきり言うべきかと思います。


また、ダライ・ラマとオバマが会談するそうで、アメリカにもオバマの正義に背を向けたヘタレを快く思わない人々がいるのは事実でしょう。

まあ会ったからどうなるわけでもありませんが。
  1. 2014-02-22 14:19
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  3. ガンダム #iL.3UmOo
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To:ガンダムさん

> 相手であるシナチクは第三次世界大戦OKと公言しているわけですよね。
> 日本は
> アメリカに対して
> 世界に対して
>
> 金をとるのか民主主義をとるのか決めろ!
> とはっきり言うべきかと思います。
>
>
> また、ダライ・ラマとオバマが会談するそうで、アメリカにもオバマの正義に背を向けたヘタレを快く思わない人々がいるのは事実でしょう。
>
> まあ会ったからどうなるわけでもありませんが。


昨年秋からのアメリカの反オバマ風は凄いものが有ります。
最早政権最末期そんな状況ですね。
それで金欲しさにシナ、コリアにしがみついている。汚いカネでも何でもカネはカネ。
オバマはそう思っているんでしょう。
そこを中狂に付け込まれたわけだと思います。

まあ第三次世界大戦など妄想の産物ですが、まかり間違うと暴発が有りうる。
困った国が隣にあるモノです。
早く分裂してほしいですね。
  1. 2014-02-22 17:39
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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日本も打って出るべき

こんばんは。

支那朝鮮欧米露その他各国は自分の国益を最重要に据えて行動します。くにとして当然の行動です。
日本も非常に遅まきながら、第2次安倍政権の今を契機に国益と特亜の理不尽をを主張して行動すべきでしょう。
特亜とそれにシンパする国内勢力がわーわー言いますが、国内は一昔前と違い今はそれに抗する環境があります。特定マスコミの思想戦術も暴かれてきていますから、信奉者を除いて一般民衆は昔ほどだまされますまい。また日本と日本国民はこれまでの行動から、ごく一部の国を除いて世界各国に信頼をいただいていると思っています。
あとは政治の胆力と力量でしょう。
  1. 2014-02-23 18:36
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

Re: 日本も打って出るべき

> こんばんは。
>
> 支那朝鮮欧米露その他各国は自分の国益を最重要に据えて行動します。くにとして当然の行動です。
> 日本も非常に遅まきながら、第2次安倍政権の今を契機に国益と特亜の理不尽をを主張して行動すべきでしょう。
> 特亜とそれにシンパする国内勢力がわーわー言いますが、国内は一昔前と違い今はそれに抗する環境があります。特定マスコミの思想戦術も暴かれてきていますから、信奉者を除いて一般民衆は昔ほどだまされますまい。また日本と日本国民はこれまでの行動から、ごく一部の国を除いて世界各国に信頼をいただいていると思っています。
> あとは政治の胆力と力量でしょう。


今回の失望した問題は極めて重要な問題だったことが分かってきました。
つまり第一の問題はアメリカの力の衰えを全世界に知らせてしまった、アメリカ副大統領が直々に言ったのです。普通ならそれだけで日本は従う筈だった、しかし日本は堂々とノーと言った。
しかもそれを「失望した」と言ってしまったので手の内が全部ばれてしまった。そんな事も分からない位外交音痴だったという事です。
第二はアメリカの政治家が国の為に政治をしているのではない、カネの為に政治をしている事もばれてしまった、これが重要です。
靖国問題など良く考えれば全く当たり前の事、それをシナ・チョウセンがワーワー言っています。
当然その裏には巨額のカネが動いているのも誰でも分かる。

恐らくこれからのG5、G8、G20、こんな会議でアメリカが何を言っても疑いの目で見られるでしょう。如何せカネを貰って何かやるんだろうとね。

仰るように日本は今こそ立ち上がるべきです。
それには国民の絶対的な支持が必要です。
シナ・チョウセンが戦争を仕掛けるぞ、そんな構えを見せるかもしれません。それに屈してはならないでしょう。頑張らねばと思います。
  1. 2014-02-23 21:57
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  3. 短足おじさん二世 #-
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