2014-01-25 17:44

オンダンカガ~~と言う前に

 アメリカでは凄い寒波が襲っている。しかしそれでもオンダンカガ~~と言う人がいる。
実際はどうなっているのか、ちょっと調べてみた。

最初にこれが気象庁の公表している平均気温の推移グラフ。

最初が世界
2014-1-25sekai の年平均気温推移気象庁


次が日本
2014-1-25日本の年平均気温推移気象庁


この様に赤線でトレンドが示してある。なるほどこれではだれでも温暖化と言う訳だ。
でもこの赤線が邪魔になって本当の所が見にくい。もう21世紀になってからは温暖化は止まっている筈なのだが・・

そこで気象庁のデータから赤線を外し、もう少しトレンドを詳しく見てみた。

これが世界
2014-1-25世界の年平均気温推移清水

グラフを良く見てみると気温が横ばいの部分と上昇している部分に分かれる事に気が付く。
これは世界も日本も同じ。
例えば世界の気温は100年間で0.7度上昇したと言うのは、2回の気温上昇期の合計だった。
1905年~1944年までの40年間に0.3度、1975年~1999年の25年間に0.5度上昇している。
良く温暖化論者が今世紀末には世界は2度くらい温暖化などと言うのはこれが原因。
25年で0.5度なら・・・0.5x4=2.0度、なるほど今世紀末には2度上昇することになる。


これが日本
2014-1-25日本の年平均気温推移清水

日本の場合には100年で1.1度温暖化したと気象庁は書いている。
しかし此れも良く見ると1905年(明治38年)~1944年までの温暖期40年で0.4度、
1975年~1999年までの温暖期25年で0.8度上昇している。
この25年間で0.8度を4倍して、今世紀末に3度とか4度気温が上昇する、そんな事をのたまうアホンダラが未だにいる訳です。

尚、日本のグラフには引用者が勝手に赤線を引っ張ってみた。(適当です。多少違うかもしれません)


この気温上昇が太陽活動と関係がある事はだんだんわかってきたが、まだまだ研究が必要だろう。
しかし太陽活動は完全に停滞期に入ってしまったので、これから地球は寒冷化に向かう、これはほぼ間違いない所だがもっと研究が必要である。
そしてどんな風に成ろうとも人間がどうするか、これは国レベルでも個人レベルでも考えないといけない事と思う。


所で此処まで見て、生活の実感とあまりにも違う事に気が付くと思う。

速い話、子どもの頃よく雪だるまを作ったよ。でも今では雪だるまなんかできない、雪合戦もできなくなった、こんな方も多いと思う。

実は温暖化にはもう一つの側面が有る。都市化による温暖化である。
道路が舗装され、ビルが出来、川や池が埋め立てられ、結果として都市ではそれが原因の温暖化が進んでいる。

環境庁のHPに「ヒートアイランド対策マニュアル」と言うものがある。
https://www.env.go.jp/air/life/heat_island/manual_01.html

此処に各都市の平均気温推移が出ている。
こんなモノである。
2013-8-3ヒートアイランド1

2013-8-3ヒートアイランド2




一つのサンプルとして東京の例(上掲の図を拡大)。
2014-1-25東京の年平均気温推移


そして8月の関東地区の気温分布(これは参考までに)
2013-8-3ヒートアイランド東京



上掲グラフは上が最高気温、真中が平均気温、下が最低気温の推移である。
全部右肩上がりのグラフなのだが、そのトレンドが問題。
最高気温は100年で1.5度上昇
平均気温は100年で3.3度上昇
最低気温は100年で4.6度上昇 こうなっている。

この最低気温の上昇の激しさに注目してほしい。
都市化で温暖化すると言う事は最低気温が上がるという事なのである。
だから冬が寒くなくなって雪が降らなくなった。子どもの雪だるま遊びが過去のモノになった。
こんな事が言えるわけです。
雪だるまをテレビの天気予報でしか見なくなった・・・(笑)

尚この件は他の各都市でも程度の差は有りますが傾向は同じ。
詳細は上掲リンク先参照ください。

尚この話、雪国ではどうなのか、詳細は私も調べてないので雪国暮らしの方、若しこの話が可笑しかったらご教示ください。

まだまだ寒さはこれから、そして気候変動への対策はこれからも長く我々の課題となると思います。

  1. 気候変動
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コメント

数十年前より積雪量は減少し、気温も上がっているように感じます。
湖沼が結氷しない、もしくは氷の厚さが薄くなり、ワカサギ釣りが出来なくなってきています。
ちなみに、テレビでは強い寒波の襲来で寒さが厳しいと騒いでいましたが、むしろ例年より若干暖かかったように感じます。今年は水道の水の冷たさがそれ程でもないように感じます。
  1. 2014-01-25 21:44
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  3. M8ボルト #-
  4. 編集

対数グラフで読んでみる

冒頭に掲げられたグラフを見ると縦軸の目盛は等間隔です。対数目盛で表せば伸びが低減します。
つまり、気温は傾向値として上昇しているが、頭打ちになるだろうと読むべきかと思います。
  1. 2014-01-26 09:12
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

To:M8ボルトさん

> 数十年前より積雪量は減少し、気温も上がっているように感じます。
> 湖沼が結氷しない、もしくは氷の厚さが薄くなり、ワカサギ釣りが出来なくなってきています。
> ちなみに、テレビでは強い寒波の襲来で寒さが厳しいと騒いでいましたが、むしろ例年より若干暖かかったように感じます。今年は水道の水の冷たさがそれ程でもないように感じます。


なるほど、現地に住んでいる方の実感、確かにそうだと思います。
実は天気予報などでも寒波が如何たらと言いますが、それは平年値に対してのものです。
ですから昔と比べてどうなのか、その実感とは違います。

現在の気象庁発表の平年値は1981年~2010年、この30年の平均です。
そしてグラフを見ていただくとその平年値が「0」の所、良く見ると2000年辺りに「ゼロ」と重なっている所が有る。
平年値とは現在の場合、気温は2000年頃の気温である。こう言えます。
この平年値の決め方は世界的な取り決めで簡単には変えられませんが、そういう意味と理解して読む必要が有ります。
昔は寒かったなあ、こういう実感の昔とは1960年代とかだったら相当今より気温は低かった。
こんな事が分かると思います。
また最高最低気温のグラフで分かるように平均気温が低いという事は最低気温が低いのです。
だから昔は一層寒かった、そう思います。
  1. 2014-01-26 09:36
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 対数グラフで読んでみる

> 冒頭に掲げられたグラフを見ると縦軸の目盛は等間隔です。対数目盛で表せば伸びが低減します。
> つまり、気温は傾向値として上昇しているが、頭打ちになるだろうと読むべきかと思います。


対数目盛ですか、気が付きませんでした。
ご教示有難うございます。
そんな見方で見た方がいいのかもしれません。
色々角度を変えてみてみると違ったことが見える、良く考えねばと思います。
  1. 2014-01-26 09:40
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  3. 短足おじさん二世 #-
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槌田敦という御仁がいます。
科学者でエントロピーというものを研究してるという人です。原発問題で福島以降盛んにものを言ってる人でその内容はまああれなんですが、
温暖化には快議論者、オゾン層の破壊は完全に嘘と言い切った人です。原発の問題も基本、皆、放射線の危険評価の問題なんで反論は簡単なんですが
帰って聞く耳を持ちません。あと海水の富栄養化がどうまずいのかと言い切る人です。

それはともかくとして、20年以上前にいわゆる異常気象の原因は偏西風の蛇行であるが、その原因は北半球にのみ存在する都市を中心とした熱源である、といってました。
即ち、大量の熱が発生する都市の存在がジェット気流の乱れを生じさせいわゆる異常気象を生むのだと言ってました。その当時からヒートアイランド現象を注意しており、
その最大の問題が異常気象だと言ってました。

実はこの偏西風の変化が海竜の異常を生じさせエルニーヨやらラニーニャやらを起こさせてるんだろうというのが小生の読みです。
これだけの熱源があり希少に影響を与えぬ訳はないからです。本来はCO2ナンタラよりもはるかに重要だと思うんですがなぜか全く議論されません。
とても不思議な気がします。
  1. 2014-01-26 12:48
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  3. kazk #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 槌田敦という御仁がいます。
> 科学者でエントロピーというものを研究してるという人です。原発問題で福島以降盛んにものを言ってる人でその内容はまああれなんですが、
> 温暖化には快議論者、オゾン層の破壊は完全に嘘と言い切った人です。原発の問題も基本、皆、放射線の危険評価の問題なんで反論は簡単なんですが
> 帰って聞く耳を持ちません。あと海水の富栄養化がどうまずいのかと言い切る人です。
>
> それはともかくとして、20年以上前にいわゆる異常気象の原因は偏西風の蛇行であるが、その原因は北半球にのみ存在する都市を中心とした熱源である、といってました。
> 即ち、大量の熱が発生する都市の存在がジェット気流の乱れを生じさせいわゆる異常気象を生むのだと言ってました。その当時からヒートアイランド現象を注意しており、
> その最大の問題が異常気象だと言ってました。
>
> 実はこの偏西風の変化が海竜の異常を生じさせエルニーヨやらラニーニャやらを起こさせてるんだろうというのが小生の読みです。
> これだけの熱源があり希少に影響を与えぬ訳はないからです。本来はCO2ナンタラよりもはるかに重要だと思うんですがなぜか全く議論されません。
> とても不思議な気がします。


なるほどねえ、
最初にこの槌田敦なる人物、全く知りませんのでコメントできませんが、かなり可笑しな御仁の様ですね。
でも偏西風の蛇行の話は確かにそんなことも原因の一つであることは納得します。
ただこんな話はもっと事実を積み上げていかないと本当の所は分からない。
そんな意味で最近の研究で色んなことが分かってきているので期待したい所です。

こんな話になるといつも思うのが日本の地道な観測の積み重ね。
エルニーニョ現象など話題にもならなかった頃から日本は海洋観測船を出して観測していました。
その結果が有ったからエルニーニュ現象がどんなものか分かったと言う面が有ります。
海が気象に与える影響はとても大きく、その継続的な観測がもっと必要でしょう。

そんな意味で先日の北米の大寒波の話のエントリーで海洋研究開発機構の中村元隆氏がグリーンランド海で1ヶ月くらいの間に水温が2度以上下がったと言っています。こんな事をきちんと調べるべきでしょう。
海面の表面温度は人工衛星「しずく」などで高精度で分かるようになってきました。
しかし深い海の底は現場に行って観測しないと分かりません。
海の観測などもっとやるべきですね。

それにつけても腹が立つのがミンスの事業仕訳。これで予算を削りまくりました。
そのおかげで舞鶴にあった海洋観測船「清風丸」が売り飛ばされ、それが有ろうことかシーシェパードの手に落ち、目下妨害活動の母船になっている・・・
嵐の海でも観測できるようになっているとか、研究者を20人位宿泊させられるとか、シーシェパードには良い事ずくめ・・・
そして何とケネディ大使殿のイトコのロバート・F・ケネディJr.氏がシーシェパードの弁護士なんだとか。
一体何たることなのか、忸怩たる思いです。
  1. 2014-01-26 15:21
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  3. 短足おじさん二世 #-
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ご返答のコメントを読んで、「?」となりました。
「若しこの話が可笑しかったらご教示ください。」の「可笑しかったら」部分を見落としていたようです。
単に雪国での実感をお知りになりたいのかと思い、分かりやすいように湖沼の例を挙げたり、メディアに依らない現在の感覚を書かせていただきました。だから、ヒートアイランド現象を否定するとか、地球温暖化を肯定するとかの含意はありません。ただ単に北海道の一部における実感というだけです。
そもそも、時間的空間的に非常に限られた体験的感覚をもって地球温暖化の判断をすることは適切ではないでしょう。女子大小路の印象だけで名古屋を語るようなものです。(笑
  1. 2014-01-27 21:18
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  3. M8ボルト #-
  4. 編集

To:M8ボルトさん

> ご返答のコメントを読んで、「?」となりました。
> 「若しこの話が可笑しかったらご教示ください。」の「可笑しかったら」部分を見落としていたようです。
> 単に雪国での実感をお知りになりたいのかと思い、分かりやすいように湖沼の例を挙げたり、メディアに依らない現在の感覚を書かせていただきました。だから、ヒートアイランド現象を否定するとか、地球温暖化を肯定するとかの含意はありません。ただ単に北海道の一部における実感というだけです。
> そもそも、時間的空間的に非常に限られた体験的感覚をもって地球温暖化の判断をすることは適切ではないでしょう。女子大小路の印象だけで名古屋を語るようなものです。(笑


いえいえ、大変貴重な話です。気温が昔と比べてどうなのか、それは現地の方で無ければ分かりません。
そして実際生活していても十年二十年前が如何だったか、中々分からないのです。
そんな中での話、私にはとてもありがたい情報でした。

所で
>女子大小路の印象だけで名古屋を語るようなものです。(笑
これは笑いました。確かにそうですね。
でも名古屋の事情に大変明るい、名古屋にいたことが有ったのでしょうか。
  1. 2014-01-27 22:12
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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