2013-11-07 23:04

東京モーターショーのトヨタのコンセプトカー<半世紀前のフランク・ロイド・ライトの慧眼

 間もなく東京モーターショーが始まる。これに出展されるトヨタのコンセプトカーがWSJで紹介されている。
所がこれを見て私はビックリ。
実に40年以上前にそっくりのクルマを未来のクルマとして描いた人がいるのだ。建築家のフランク・ロイド・ライトである。

最初に東京モーターショーを紹介するWSJの記事から。


<以下引用>

トヨタ、東京自動車ショーで未来型電気自動車を披露へ

トヨタは今月23日から来月1日まで開かれる東京モーターショーで、より広いドライブシーンを提供するコンセプトカーを発表する。燃費に優れた排出量の少ない車やレクサスのブランドのイメージをより生き生きと描こうとしている。

トヨタのコンセプトカー「FV2」は未来型の電気乗用車で、よりスピーディーな動きを想定している。人の心を読む基本機能のようなものを備えている。三輪スクーターと電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」の中間にあるような四輪車だ。立って運転することもできるが、車輪が前と後ろでセグウェイより2つ多いため、より速いスピードでも安定している。
2013-11-7トヨタのコンセプトカーFV2の1

前方が貝殻のようなカバーで覆われたFV2には、周囲の車や情報伝達インフラから無線で集めた情報をドライバーに伝えるディスプレーパネルが備わっている。ドライバーが関心を持ちそうなルートや行く先を、声やイメージセンサーから感じ取り、お勧めを提案するパネルだ。
2013-11-7トヨタのコンセプトカーFV2の2

・・・以下略、詳細は下記リンク先参照ください・・・


http://realtime.wsj.com/japan/2013/11/05/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%80%81%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%81%A7%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%9E%8B%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%82%92/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog

<引用終り>

このFV2、街中のチョイ乗りには面白そうだ。こんな車で最寄りの駅まで乗ってゆき、そこからは電車などで通勤するのならスペースもあまりとらない。興味深い車である。

しかしこんなクルマ、私が若い頃読んだフランク・ロイド・ライトの本に出てくる車とそっくりなのである。
こんな本である。「ライトの都市論」彰国社刊 昭和43年(1968年)12月発行
(書棚からほこりを払って取り出したのがこんな本)
2013-11-7ライトの都市論-03


この本は発刊直後に買った筈なので多分読んだのは昭和44年(1969年)頃だと思う・・・(古いなあ)

その中に未来都市のイメージが書いてあり、そこに未来にクルマと都市の姿がイラストで描かれている。
訳者あとがきに依れば、この本は1958年夏刊行された”The Living City”の全訳でライトはこれを書きあげてから半年後90歳で死去しているので、彼の最後の著作だと言う。

その未来のクルマのデザイン、これはその設計図
2013-11-7ライトの都市論-01


そしてこれはその車を使った都市のイメージ図
(ライトの描く新しい都市のシビックセンターからの景観。路上には新しい車が走り、空にはヘリコプタータクシー、遠景の建物は左が無宗旨の総合教会、右がアパートとオフィスを併せ持つタワー)
2013-11-7ライトの都市論-02


何故ライトがこんなクルマを考えたのか、今回改めてイラストを見直してみた。
こんな車なら前後輪が90度向きが変わるのでその場でUターンできる。人力車かリアカーみたいな動きが出来るのでそんなメリットを考えたのだろう。
流石天才は考えることが違う、改めて感心した。

しかし半世紀以上昔に天才建築家が考えた未来のクルマ、それをトヨタがコンセプトカーとしてモーターショーに出展する。凄い時代である。
夢は実現する、そんな思いでこの記事を見ている。
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コメント

お久しぶりです。
しばらく忙しくてどうにもなりませんでした。

ところでこのブログ題名が3行目になるときちんと表示されないようです。あまり読みやすいテンプレでもないような気がしますし、変えられたほうがいいのではないでしょうか。

それはともかくこの手の街乗りの車というものこそがこれから問題だろうとは思います。この車を見てるとカバーの付いたバイクを連想してしまいます。

二人乗り程度、電気動力、最高速60キロ以下などという仕様ならばバイクと同程度以下にせねばまらないでしょう。さすがにセグウェイと同程度では自動車にならないでしょうが…

フランク・ロイド・ライトの建築は落水荘でしたっけ、時々時代を超越したような物があるのでとても不思議ですが、凡人とは見てるものが違うのでしょうか。

ただ彼も未来が極端な都市化に走るということは想像してなかったようですね。今世紀はエネルギー効率を考えるだけでも都市集住化は必須だろうと思います。

現在使われる自動車用途の多くの負担を緩和させ小型の電気自動車に替えるしか無いでしょう。

まあ決してバラ色ではないでしょうね。
  1. 2013-11-09 12:04
  2. URL
  3. kazk #-
  4. 編集

To:kazkさん

> お久しぶりです。
> しばらく忙しくてどうにもなりませんでした。
>
> ところでこのブログ題名が3行目になるときちんと表示されないようです。あまり読みやすいテンプレでもないような気がしますし、変えられたほうがいいのではないでしょうか。
>
> それはともかくこの手の街乗りの車というものこそがこれから問題だろうとは思います。この車を見てるとカバーの付いたバイクを連想してしまいます。
>
> 二人乗り程度、電気動力、最高速60キロ以下などという仕様ならばバイクと同程度以下にせねばまらないでしょう。さすがにセグウェイと同程度では自動車にならないでしょうが…
>
> フランク・ロイド・ライトの建築は落水荘でしたっけ、時々時代を超越したような物があるのでとても不思議ですが、凡人とは見てるものが違うのでしょうか。
>
> ただ彼も未来が極端な都市化に走るということは想像してなかったようですね。今世紀はエネルギー効率を考えるだけでも都市集住化は必須だろうと思います。
>
> 現在使われる自動車用途の多くの負担を緩和させ小型の電気自動車に替えるしか無いでしょう。
>
> まあ決してバラ色ではないでしょうね。


どうも気に行ったテンプレートが見つからないので放置していました。
タイトルが見にくいのでは困りますので適当に変えてみました、気に入ったとは言えませんのでまた気が向いたら変えるかもしれません、ご了承を。

自動車は同じ車と言うカテゴリーでは括れない時代になったと思います。
一家に一台のファーストカー、お母ちゃんの軽四、それに遊び用のバイクなどなど、どんどん変化するでしょう。

そんな中で建築家は設計したものが出来、どんな人が住み、どんな成長をしていくかをイメージして建物を作ります。
ですから10年20年先をいつも考えている。
そんな事でこんな車の発想が出たんだと思います。

このライトの本を探しながら考えました、人間いくつになっても夢を語る必要が有るなあと。
  1. 2013-11-09 17:05
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  3. 短足おじさん二世 #-
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こっちの方がいいです。
遥かに見やすいです。
去年網膜剥離やってからは結構敏感になりました。

見難いと頭が働きません。でもいざって結構醜いレイアウトだったのかという気もいましてます。
  1. 2013-11-10 02:11
  2. URL
  3. kazk #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こっちの方がいいです。
> 遥かに見やすいです。
> 去年網膜剥離やってからは結構敏感になりました。
>
> 見難いと頭が働きません。でもいざって結構醜いレイアウトだったのかという気もいましてます。


多少なりともよくなったとのこと、ヤレヤレです。
FC2はコメントが見にくいんですね。
それに色んなテンプレートを試せばいいんでしょうが時間が無い。

取りあえず今のままにしますが、何とかもっと見やすいシンプルなテンプレートを探さねばと思っています。
  1. 2013-11-10 17:17
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  3. 短足おじさん二世 #-
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