2013-11-04 15:52

遂にBBCがマウンダー極小期並みの寒冷化を警告し始めた

 前回未だに地球温暖化との幻想記事をとりあげた。
しかしイギリスではBBCが太陽活動の低下が過去1万年来のペースで低下し、日本の江戸時代に相当するマウンダー極小期の再来となるとの報道を始めた。
マウンダー極小期の再来=小氷期の再来という事でこれから寒くなる、そんな警告である。
(注*マウンダー極小期=1645年~1715年、日本では元禄時代前後、将軍では三代家光の最晩年から七代家継までの時代)

BBCでは10月28日に放送したようだが内容が分かるモノが無いので、BBCの気候・気象担当者ポール・ハドソン氏のブログで概要が分かる。

http://www.bbc.co.uk/blogs/paulhudson/posts/Real-risk-of-a-Maunder-minimum-Little-Ice-Age-says-leading-scientist
Mike Lockwood教授の話として内容を紹介している。


そこで今の太陽黒点サイクルはどうなっているかと言うと
2013-11-4太陽サイクル24の現状


現在は太陽サイクル24なのだが前回、前々回と比べて太陽活動は非常に低調な事がこの図でも分かる。

しかし上掲の図ではその異常さが分かり難いのでこれを見てください。
これは1年前までの段階の図だが、過去何サイクルかと現在のサイクル24を比べたもの。

2012-6-24過去50年の太陽黒点推移


太陽の黒点が約11年周期で変化しているのは良く知られている。
この図のように最近の約50年で見ると今まではそのサイクルは10.2年周期のサインカーブとピッタリ重なっている。
しかしサイクル23の末期からそれが狂い始めている。
サイクル24はそれの開始が大きく遅れている。

実は最近の屋久杉などを使った研究でマウンダー極小期は太陽サイクルが14年くらいに伸びている、そしてその兆候はその直前のサイクルが13年から14年に伸びている事が分かってきた。

つまり太陽が示している活動の状況は大変寒冷だった江戸時代のマウンダー極小期、これと全く同じ動きをしている事を示している。

そしてついにイギリスBBCはその警告を始めた訳だ。

江戸時代がそんなに寒冷だったのか。指標は色々あるが先日広重の浮世絵と五平餅の話をエントリーしたが、江戸時代の浮世絵を見ると雪景色の浮世絵が結構残っている。



そんなモノを少し紹介しよう。
(但し広重はマウンダー極小期より150年位後の人だがこの時期も寒かった)


最初はこれ、「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」
安政4年(1856年)閏五月に出版されたもの。

2013-11-4広重浮世絵名所江戸百景深川洲崎十万坪縮小版


この深川洲崎とは現在の木場 東京都現代美術館近辺との事。
凄い風景です。高い空を舞う鷲の目で見た雪景色、一面真っ白な雪と遠くに見える山。この山は筑波山でしょうね。



そしてこれ、「東都司馬八景 愛宕山暮雪」
天保十年(1839年)頃の作品 
(注:司馬=芝)

2013-11-4広重浮世絵東都司馬八景愛宕山暮雪縮小版


東京都港区の愛宕山は23区内の最高峰だそうだ(海抜25.7メーター)、しかし現在は周りをビルで取り囲まれ、こんな景観は無くなってしまった。
この浮世絵は年の暮れの市に降りかかる雪にも負けず集まった人々の様子を描いている。
新年の色々なものを売る店も、眼下に広がる江戸の街も白一色。


尚こんな鳥瞰図は昔の人はタダ想像するしかない世界だった。しかし現代では広重もビックリの視点が有る。
これは2012年、ある方が東京スカイツリーから筑波山方面を写した写真。

2013-11-4東京スカイツリーから見た筑波山方面2012-11月のモノ

こんな風景が「深川洲崎十万坪」のような景色になるだろうか。


この深川洲崎の浮世絵も私の好きなものです。
しかし当時の人はこんな浮世絵、驚いたでしょうねえ。空を舞う大きな鷲の目で見た地上の雪景色。
現在ならヘリコプターも気球もあるのですが当時は何もない。
そしてこんな浮世絵を見た西欧の人たちの驚き、正に天と地がひっくり返る感じだったんでしょう。

尚今は東京から筑波山は見えるんでしょうか、多分ビルの上なら見えるんでしょうね。
  1. 気候変動
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コメント

オバマ大統領が「気候変動に対しての大統領令」を合衆国に発令する中、英国の科学者が「太陽活動はこの1万年間で最も急速に低下している」と発言

http://oka-jp.seesaa.net/article/379268777.html
それで、このオバマ大統領の「気候変動の衝撃への備え」という大統領令の内容なんですが、「各関係機関は備えるように」と、様々な機関への対応が延々と書かれているだけで、肝心の「気候がどのように変動するのか」ということについては、あまりふれられていないものでした。

しかし、大統領令の冒頭部分には「過度に高い気温」という表現があり、そのあたりから考えると、どうやら、これは「地球温暖化」ということを前提に出された大統領命令のようで、やや香ばしさが漂うものではありそうです。

オバマは民主党議員で地球温暖化説でノーベル賞を受賞してしまった、アル・ゴアの呪縛から抜け出せないのでしょうね。
  1. 2013-11-05 14:02
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  3. taigen #-
  4. 編集

to:taigen さん

情報ありがとうございます。
大統領令の全文をざっと目を通してみました。
In Deepさんも大統領令があまりにも長いのでウンザリしているようで、冒頭に温暖化らしき話が出ているので温暖化対策課と思ったのではないでしょうか。

この大統領令は関係部署を全部集めて気候変動への対応を指示したものです。
検討せよではなくやれと言っています。
この大統領令の後ろに各部署からの膨大な各論が付いてくるはずです。

日本もこれが要ると思います。
持ち場立場で色々やることが有る、それを準備せよという事です。
当然寒冷化対策も含まれる筈です。

こんなモノが議会の審議なしで大統領令で出てくるところ、アメリカは凄いですね。

もう少し具体的にわかったら私もエントリーしたいと思います。
重ねて情報感謝します。
  1. 2013-11-05 18:38
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  3. 短足おじさん二世 #-
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