2013-09-12 23:06

フランスの旧植民地の今

  フランスが好きなな人がいる。パンならクロワッサン、クルマならシトロエン。

私もフランスは好きだった。

しかしタイで仕事をするようになり、ベトナムカンボジアに行ってみて疑問が湧いてきた。

 

フランスの植民地だったところは良い所である。何がいいか、パンがおいしいのだ。

流石美食家のフランス人が統治したところ、実に美味しいパンの造り方を残している。

 

 

これはベトナムの朝の風景。朝早くからこんな風に街角にパン売りが店を開く。

食べてみるとこれが実に美味しい。

流石フランス仕込み、正に一味違う。

若しベトナムカンボジアなど旧フランスの植民地に行く機会が有れば是非どうぞ。実に美味しいですよ。

 

 

と、観光案内は此処まで。

 

私が何故疑問に思うのか。

アセアン10か国でフランスの植民地だったところは3か国。ベトナムカンボジア、ラオスである。

そしてこの3カ国ともどうにも可笑しいのだ。

 

なにが可笑しいか? 先ずアセアンでも最貧国である。ベトナムはあのベトナム戦争が有ったから無理もない、これは誰でも思う。

しかしベトナム戦争が終わってからのボートピープル問題。

如何して国民を追い出したのか、さっぱりわからなかった。

 

そしてベトナム戦争から間もなく40年、実はベトナムからは最近またボートピープルが発生しているのをご存じだろうか。

ベトナムが最近大いに発展していると報道されている。日系企業も沢山進出している中でボートピープルが難民として漁船でオーストラリアにやって来る。

俄かには信じられない事が起こっている。

 

では隣のカンボジアは如何か。

此処もポルポト派の大虐殺で有名になった国だが、最近治安も良くなってきた。

アンコールワットに観光に行く日本人も多い。

しかしこの国は昨年亡くなったシハヌーク国王が王制社会主義をかかげ、その結果あの大虐殺。

 

更にわからないのがカンボジア西部に追い詰められたポルポト派をそのシハヌーク国王が支持、おまけにアメリカまでポルポト支持と言う何とも奇妙な事になっている。

(余談だが今アメリカオバマ大統領はシリアの化学兵器云々と騒いでいる。しかし国民を何百万と虐殺したポルポト派を支持し、武器等を援助していたのがアメリカである。可笑しいではないかと言う話しはちょっと置いといて・・・)

 

そして今カンボジアはどうなっているか。

7月28日にカンボジアの議会選挙が行われた。その結果が9月8日発表され、与党が勝利したと発表されている。

選挙から一か月半も経って結果発表する、これで公正な選挙と思う人は誰もいないだろう。カンボジアは一応民主化されたと言われているが実態はこんなモノなのだ。

 

もう一つの国ラオスは実は私も全く知らない。

分かるのは全く貧しい国という事だけ。

ラオスも共産主義者のパテト・ラオが政権を盗った国だがその指導者がスファヌボン王子、何とも不思議な話であるがそんな国なのだ。

そしてこんな国の指導者はいずれもフランスに留学し教育を受けた連中ばかりなのだ。

 

とまあこんな事を見ていくとフランスの植民地だったところは今でも無茶苦茶な状態。そして現在大問題になっているシリアも実は旧フランス植民地であったと言う不思議。

 

そんな事でフランスの植民地は皆可笑しいのであるが・・・

 

今日裏の桜さんがこんなエントリーをしてくれた。

「旧植民地の植民地になる?」

http://dale-alv.iza.ne.jp/blog/entry/3183398/

 

何とも刺激的な話だが、上掲エントリーの動画で言っている事を見るとそれもナルホドと思うのだ。

 

そして私はこの原因をフランスの国是「自由、平等、友愛」にまで遡って考えないといけないのかなあ。そんな風に思っている。

中でも「平等」が一番の曲者、そう思っているのだがそんな事をこれから少しずつ考えていきたい。

 

そして私が疑問に思っている事、それはこの写真を見て感じる疑問に通じるもの。

 

ベトナムのホーチミン博物館に展示されている自由、平等、友愛

 

 Liberté, Égalité, Fraternité、これは自由、平等、友愛のフランス語

 

自由、平等、友愛の標語の元で弾圧、虐殺が行われた。

ベトナムハノイには昔の刑務所が博物館になっていて、フランス統治時代に使われたギロチンが残っている。

 

自由、平等、友愛とは何なのか、それが今日的問題でもある。

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コメント

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フリーメイソン(英: Freemason)
http://ja.wikipedia.org/wiki/フリーメイソン
http://matome.naver.jp/odai/2128168507569077401

自由、平等、友愛というと、やはりフリーメイソンを連想します。フランス革命の指導者もフリーメイソンだったそうですし、鳩山由紀夫の祖父、鳩山一郎はフリーメイソンだったし、鳩山由紀夫がやたらと「友愛」という言葉を使っていたのも、記憶に新しいところです。

フリーメイソンは字義通りに解釈すると、石工が自由に活動する為の互助会のようなものが起源であっただろうと想像できますが、現代で似たような組織を探すと労働組合が思い浮かびます。

フリーメイソンも石を加工する職人の権利を守るという本来のところからだいぶ外れた立ち位置にいますし、日本の労働組合の親玉である連合も本来の労働者の権利を守るという趣旨から離れた活動が多いような気がします。
  1. 2013-09-13 07:56
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  3. taigen #79D/WHSg
  4. 編集

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To taigenさん
>フリーメイソン(英: Freemason)
>http://ja.wikipedia.org/wiki/フリーメイソン
>http://matome.naver.jp/odai/2128168507569077401
>
>自由、平等、友愛というと、やはりフリーメイソンを連想します。フランス革命の指導者もフリーメイソンだったそうですし、鳩山由紀夫の祖父、鳩山一郎はフリーメイソンだったし、鳩山由紀夫がやたらと「友愛」という言葉を使っていたのも、記憶に新しいところです。
>
>フリーメイソンは字義通りに解釈すると、石工が自由に活動する為の互助会のようなものが起源であっただろうと想像できますが、現代で似たような組織を探すと労働組合が思い浮かびます。
>
>フリーメイソンも石を加工する職人の権利を守るという本来のところからだいぶ外れた立ち位置にいますし、日本の労働組合の親玉である連合も本来の労働者の権利を守るという趣旨から離れた活動が多いような気がします。


フリーメイソンについては私も全く知識が無いのですが、これだけ長く存在するのですから何か意義が有るのでしょうね。
ただポッポがいやに友愛友愛と鳴くのでこの話如何しても胡散臭く思えます。

そしてフリーメイソンのポリシーが自由、平等、友愛(博愛)、寛容、人道の五つ、だからフランスの国是とも重なりますね。

そしてご指摘の通り日本なら労働組合に似たものと言うのは同感です。
日本がこんなモノを発信するのなら、最初に労働が入らねばいけないのではないか。
私にはフリーメイソンのポリシーの下には労働罰理論が有る、そんな気がしています。
私の気持ちとしては労働とは人の役に立つもの、そう思っています。
  1. 2013-09-13 10:53
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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そういえば、20世紀から始まる大殺戮を主導した人物の経歴を見ると、結構フランスの名前が留学先に載ってたりしますね(苦笑)

しかし、共産主義者の行う所というと結局。

自分達だけ無限の自由、
自分達以外は等しく貧しい
自分達だけの友愛精神

という感じがします。

  1. 2013-09-13 13:15
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  3. その蜩 #79D/WHSg
  4. 編集

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To その蜩さん
>そういえば、20世紀から始まる大殺戮を主導した人物の経歴を見ると、結構フランスの名前が留学先に載ってたりしますね(苦笑)
>
>しかし、共産主義者の行う所というと結局。
>
>自分達だけ無限の自由、
>自分達以外は等しく貧しい
>自分達だけの友愛精神
>
>という感じがします。


全く同感です。
そして最近興味深い事に気が付きました。
共産主義は20世紀において約1億人を虐殺した、こんな事を書いた本が有ります。
共産主義黒書と言います。
フランスで1997年に発行された本で当時大評判だったらしい。
その翻訳版が日本でも2006年に共産主義黒書と言う名前で発刊されたのですが・・・
定価3150円の本がアマゾンで中古で8972円で売られています。

出たばかりの本が定価の3倍で売れる。
色んな所に妙な手が伸びている、そんな一つの例でしょうか。
  1. 2013-09-13 16:53
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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フランス人は自己の文化的優越を信じ過ぎたんでしょうね。
イスラム系あたりには関係ね~やそんなもん、というところなんでしょうか。

文化的に隔絶が大きいアフリカ系あたりは結構まともにフランス化するのですが、イスラム系はどうしてもダメなようです。まあそれにしてもアジアにおけるフランスというものを見れば、最終的には共産主義というファクターを通じてまともなことは何もしなかった連中だなとしかいえません。

時々思うのですが連中の植民地統治は結局黒だったのでしょうか?
英国の場合はインド統治がなければおそらくは早い時期に2国化したはずです。しかしフランスの場合はどう見ても黒とは思えないんですよねえ。
  1. 2013-09-13 23:55
  2. URL
  3. kazk #79D/WHSg
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To kazkさん
>フランス人は自己の文化的優越を信じ過ぎたんでしょうね。
>イスラム系あたりには関係ね~やそんなもん、というところなんでしょうか。
>
>文化的に隔絶が大きいアフリカ系あたりは結構まともにフランス化するのですが、イスラム系はどうしてもダメなようです。まあそれにしてもアジアにおけるフランスというものを見れば、最終的には共産主義というファクターを通じてまともなことは何もしなかった連中だなとしかいえません。
>
>時々思うのですが連中の植民地統治は結局黒だったのでしょうか?
>英国の場合はインド統治がなければおそらくは早い時期に2国化したはずです。しかしフランスの場合はどう見ても黒とは思えないんですよねえ。


私がフランスの統治に心底疑問を持ったのはベトナムハノイに行った時でした。
フランス統治時代の監獄が残っており、ギロチンも展示してありました。その監獄が出来てからフランスが撤退するまでの60年ほどで何人殺されたのか分からないそうです。
少なくとも何十万人?、何百万人?、とにかくクビを落とすので流れる血をこの桶で受け、一杯になると此処に運び・・・
そんな話ばかりでした。

自由、平等、友愛と言うポリシーが大虐殺を導き出す。
こんな事が心底納得できるにはずいぶん時間がかかったものです。

そしてこの問題は今後も世界の大問題として残るでしょう。
  1. 2013-09-14 10:43
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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