2013-08-03 23:28

猛暑だ、酷暑だ、熱中症だと騒ぐ前に<続編

  毎日テレビ・ラジオの気象予報では猛暑だ、熱中症だと騒いでいる。

しかし気象庁が発表している7月の平均気温推移データによれば、7月の気温は例年とあまり変わりないらしい。

???

実際はどうなっているのだろう??

 

 

最初に気象庁発表の7月の平均気温推移

 

 

http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/jul_jpn.html

 

このデータは都市化の影響のない下記17地点の平均データである。

・北海道地方: 網走,根室,寿都の3地点平均

・東北地方 : 山形,石巻の2地点平均

・関東地方 : 水戸,銚子の2地点平均

・中部地方 : 伏木,長野,飯田の3地点平均

・近畿地方 : 彦根

・四国・中国地方: 境,浜田,多度津の3地点平均

・九州地方 : 宮崎,名瀬,石垣島の3地点平均

 

例えば関東地方では水戸・銚子の2地点のデータである。

これでは実感と会わないのは無理もない。

 

此処に環境庁のヒートアイランド対策マニュアルと言うものが有る。

https://www.env.go.jp/air/life/heat_island/manual_01.html

 

この中にこんなグラフ

 

 

http://www.env.go.jp/air/life/heat_island/manual_01/01_chpt1-1.pdf

 

 

このグラフは最初の左上のグラフが日本の平均として上掲17地点の気温推移を示したモノ

そして札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡各都市の気温推移を上から最高、平均、最低と並べたもの。

 

 

日本の代表地としての17地点の気温が緩やかな右肩上がりを示している。

(注:この温暖化傾向は江戸時代の終わりから続いてきた温暖化傾向で、江戸時代の小氷期からの回復過程と考えられている。しかしこの温暖化傾向は20世紀末で終わったと考える意見が主流になりつつある)

 

それに対し各大都市の気温は見事に右肩上がり。

特に日本全体という事での17地点の平均気温は100年で1.5度上昇、しかし同じ期間に東京は100年で3.3度上昇となっている。

この差が都市化による影響である。

 

特に注意すべきは最低気温が見事に右肩上がり。

つまり都市化の影響は最高気温より最低気温の上昇の方に顕著に表れるという事だ。

(注:この最低気温の件は別の機会にとり上げます)

 

さてその最高気温の事だが、東京・名古屋・大阪の8月の気温の分布はこうなっている。

 

これは東京

 

これは名古屋

 

これは大阪

 

 

猛暑だ、酷暑だ、熱中症だと言うのは都市化の影響で都市の気温が上がっている事の影響なのだ。

これは気象予報士の人は言わないが、これが猛暑の現実である。

 

こんな事で7月は東京以西では猛暑と言われながら、一部ではその実感が伴わない所が有った。

特に東北は7月は冷夏だったし、山陰などでは記録的な豪雨。

 

矢張り広い目でモノを見ないといけない良い事例ではある。

 

なおこの都市化による温暖化がクライメイトゲート事件、温暖化詐欺を生んだ温床になっていたこともこんなデータで良く分かると思う。

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