2009-11-09 18:48

オバマ大統領が日本に来る<アメリカは日本をどう見ているか

今週オバマ大統領が日本に来る。この訪日、ポッポの迷走振りだけが表に出ているので重要な点が隠れている。

普天間問題でもそうだ。

日本の視点は移転先をどうするか?それだけ。

十数年かかってやっと合意したことを、親方が変わったからと反故にするつもりだ。

 

アメリカの視点はアジアの中でこれからの安全保障をどうするか、アメリカ軍の再編成をどうするか。そしてそれはとっくの昔に合意したこと。

日本が約束を破るのならこちらも約束を反故にするぞ。

 

こんな事だと思う。

 

アメリカ在住の伊勢平次郎さんがアメリカの論調を翻訳している。長文だが大変参考になるので全文転載させていただく。

是非見ていただきたい。

 

<以下引用・・詳細は伊勢さんのブログを見てください>

 

 
「今週の、オバマ・アジア歴訪」を米国の報道で見る

>>アジアは台頭する中国によって形勢が変わった。オバマには対決が待っている、、

The Associated Press
Sunday, November 8, 2009; 8:22 AM

(北京 ) 今年9月に政権に就いた日本の新しい首相は、“東アジア貿易ブロックをライバルの中国と構築する”と穿孔をあけた。その共同体から、アメリカ合衆国は除外されていた。

ワシントンでは、「アメリカ合衆国に対する日本の拒絶」と受け取る政治家が出た。日本は、アジアにおけるアメリカの「岩石」だったからだ。注意すべきは、中国が、かっての極東の支配人ワシントンに挑戦する大国になっているということだ。それが日本の新首相のドクトリンによって裏書されたということである。

今週木曜日にアジア歴訪に出発するオバマ大統領にアジアとの対決が待っている。多分、オバマにとって、いままでの外遊の中で最も挑戦となるものだろう。この地域が、過去の半世紀のアメリカの支配を脱したことをオバマは発見するだろう。そして、この地域におけるアメリカの未来を問うであろう。この9日間4カ国訪問の旅は、ヨーロッパに行った外遊とは違い、「海難救助」に似ている。

さらに、このアジア歴訪の時期が、オバマ政権にとって繊細な時期と重なっているのだ。

大統領に就任して10ヶ月が経った。アフガニスタンの戦略を決定しなければならない。もうひとつある。内政最大の懸案、医療改革の決着である。

こんな巨大な差し迫る課題を置いて長期間、外国を歴訪するとは驚きだ。それほど、アジア歴訪が、USにとって重要と考えているからだ。オバマは、 この地域との関係には手入れが必要で~遅れることは出来ないと考えているからである。オバマは、テキサス米陸軍基地の銃乱射事件の遺族と会うために出発を一日延ばしている。アラスカと、在韓米軍基地でも演説が待っている。それでも、アフガン増派は未決定である。

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オバマの最初のストップは日本である。日本は伝統的にアメリカを熱烈に支持してきた。だが、日本は、中国と他のアジア諸国との関係を深めようと視線を変えている。小浜は、中国では二都市にストップする。そこでは、中国の指導者たちがたったの一世代で繁栄を達したことを自慢すだろう。そして、中国の周辺を中国を中心に形成することを言うであろう。

オバマは、シンガポールで行われるアジア太平洋会議にも出席する。その会議には一日の予定だけだ。ラストストップは韓国だ。その韓国も、中国を歓迎することは避けられない。なぜなら、アメリカが財政危機で弱っているのを見て、心が迷っているからである。

“アジアは急速に変わっていく~ファンダメンタルな変貌を遂げつつある”とシンガポール国立大学の、Huang Jing教授だ。“この変化はアメリカが伝統的に理解してきたアジア太平洋と違った種類の変化だ~これまでは、アメリカが一極支配して、急成長していた日本がアジアでナンバーワンだった~これからは、中国がナンバーワンだ。日本ではない”と語った。

オバマの9日間のアジア歴訪では、まず、「旧友の同盟国との関係と、新しいパートナーとの関係へのコミットメントは断固たるもの」という演説を東京で行う。この演説がアジア歴訪の基調演説なのである。オバマのメッセージは、急成長したこの地域への安全保障と繁栄を維持することに協力するというものである。

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オバマは、東京では、日本との同盟を再活性化するだろう。一方、鳩山首相に米軍基地編成の合意を守るように主張するであろう。北京では、中国首脳らが「尊敬された」と感じるお土産演説を持って行く。だが、北京大学では、学生たちに「アメリカの価値観」を伝染させる計画も持って行く。

オバマは、10カ国が集まるアジア太平洋会議に始めて出席する。これら東南アジアの国は中国との経済関係を深めている。だが、一方で、中国のパワーを警戒している。オバマは、ミャンマーの首脳とも会う。普通ならば、ワシントンでは圧制を敷く政権とは交流しないのだが。 オバマ政権は、それでも門戸を開く考えだ。

北朝鮮とイランの脅威は話題になるだろう。だが、進歩は期待されていない。

アジアでも、オバマの人気が高い地域はある。だが、アジアでは、ヨーロッパで迎ええられたロックのスターという熱気はない。オバマは、「医療改革や国内経済に関心が高く、アジアとUSの企業にとって深刻な自由貿易には関心が薄い」という懐疑心を払底しなければならない。

“オバマは、貿易に関して全く何も持って来ない”とマイケル・グリーン。グリーンは、ブッシュ政権のアジア担当であった。“アメリカの、リーダーシップ抜きで、他の国は好き勝手に貿易合意を轟音と共に結んで、アメリカが気がついたら取り残されていたという恐怖がある”とグリーンは語った。

“戦闘する気を持たず、スター気取りで、記念写真を撮りに来るならば、リスクの大きいアジア歴訪だ~アジア諸国はオバマに期待しているのだ”とシモン・テイ・シンガポール大学教授は語った。

「911事件の後、ブッシュ政権は逆上して国防のみを強調した」とアジアでは受け取られた。その期間に、中国は、アメリカの最大の貿易相手であった日本~韓国ASEANの位置を奪った。ほんの十年前まで、中国はイタリアの経済よりも少々大きかっただけだ。今や、来年には、世界経済第二の日本を追い越すと考えられえている。
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オバマのゴールはこうだ。「生き生きと、しかも明確に、アメリカがここにいるのはアジアにステイするということだとアジアの人々に宣言することだ」「アジアが成長し続け~新しいグループが出来~新しい構造が生じれば、アメリカはその競技場のプレーヤーであり~観客ではない」と金曜日、ワシントンでオバマのトップ・アドバイザーが公開の場で話した。

日本に戻ろう。どうも、オバマの大統領選挙が日本の大衆を鼓舞したようだ。だが、オバマにとって、日本訪問が最も難しいものに見える。

鳩山はオバマの「チェンジ」に似た政治宣伝をやり選挙に勝った。だが、鳩山は首相となると、日米関係で日本はジュニアの立場に置かれたと考え始めた。鳩山は、その東アジア共同体構想からアメリカを排除して提案した。だが、今は、考えを変えているようだ。

鳩山政権は、US指導のアフガニスタン派遣軍への協力の一旦とする、日本のインド洋給油活動を停止すると明言している。鳩山の在日米軍47000人の合意を見直すという姿勢は日米間に緊張を起こしている。特に、在沖縄米軍の普天間・米海兵隊のヘリコプター基地の移設で摩擦が起きている。USは沖縄南部に移設することに合意をしている。だが、鳩山は、米軍が沖縄から立ち退くことを示唆している。先月、東京にやって来たロバート・ゲーツ国防長官は、「移設合意を来年に決着する」と鳩山がヒントしていることに対して、合意を先延ばししないように要求した。

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中国では、米中貿易摩擦で大きな不信が起きている。チベットなどの人権問題や、中国の軍事力増大はそこそこに取り繕う考えだ。オバマ政権は、もっと建設的な~協力的なトーンで関係を続けたいのだ。つまり中国気候変動景気後退問題において、必要なパートナーであると。まず、クリーン・エネルギーの共同開発を合意している。

中国の学者らは、「オバマの北京でのアチーブメントは、胡錦濤ブッシュが持っていた相互の信頼関係を築くことだ」と話した。この意見の背景には、最近、USが中国製の安いタイヤに輸入関税をかけようとしたことがある。「経済が悪化していても、保護貿易政策はやらない」としていたオバマの裏切りだと北京は怒ったのである。(完)

(解説) USの外交の考え方を理解する一助にと翻訳した。鳩山が外交・安保で深刻な間違いを犯している。「鳩山のオバマ政権を焦らす」という強情な態度を米政府は許さないのだ。キリスト教徒の契約では、“ACT IN GOOD FAITH”(誠意を持って)と契約書や条約の末尾に書かれるのである。東京へ来たゲーツ長官夫妻が夕飯も食わなかったのは、鳩山らの言動が軍事経済同盟国を裏切る行為だからである。この鳩山がスタンフォードを出ただと?学歴のない伊勢爺でも理解していることだよ。

日米間には、軍事・経済ばかりではない二国間合意も、特別待遇も多くある。小さいのは学生ビザであり、大きいのは航空機・船舶などの相互乗り入れである。最も重要なのが情報提供と技術移転の好意を失うことである。しかし、人的交流が失われることはない。アメリカ人は大人だからだ。もっと、オバマが面している国内問題があったが、次回にする。伊勢平次郎 ルイジアナ
 

(注:太線は引用者が追加)

<引用終り>

 


今日米関係は危機的状況だと思う。

オバマは苦しんでいる、失業率は10%を超え、経済は一向回復しない。

そしてアフガン問題は第二のベトナムと公然と言われ始めている。そんな時に最大の同盟国日本に来る、しかし日本は反米ポッポだ。

遠い昔のことだが1941年11月、日本にハル・ノートを突きつけたのはアメリカの民主党政権だったことを忘れてはならない。

  1. 政治iza
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