2012-10-15 18:30

カンボジアの前国王死去

  カンボジアのシハヌーク前国王が死去したと報じられている。

これはそれを伝える朝日新聞の報道。

 

<以下引用>

 

 

カンボジアシアヌーク前国王死去 滞在先の北京で

 

 【マニラ=佐々木学】カンボジアのシアヌーク前国王が15日未明、病気のため滞在先の北京で死去した。同国政府が発表した。89歳だった。植民地支配からの独立や20年以上続いた内戦の収拾にあたり、「独立の父」「国民統合の象徴」と言われた。

 

 政府関係者によると、前国王はがんの治療のため今年1月から北京に滞在していた。息子のシハモニ国王とフン・セン首相が15日北京に向かい、遺体を引き取るという。

 

 シアヌーク前国王はフランス統治下のプノンペンで生まれ、1941年に18歳で即位した。53年の独立達成後、父に王位を譲り、人民社会主義共同体(サンクム)を設立して総裁に就任。総選挙を経て首相となった。父の死後は国家元首を兼務し、東西冷戦の中で非同盟中立路線をとった。

 

・・・朝日新聞は電子化で有料の為この先は読めない・・・

 

http://www.asahi.com/international/update/1015/TKY201210150001.html

 

<引用終り>

 

この記事で朝日新聞を引用したのは、朝日新聞はカンボジア大虐殺について大誤報をし、未だに謝罪も訂正もしていないからなのだ。

(注:この辺り、従軍慰安婦問題と何とよく似ている事か・・)

 

 

 

尚朝日新聞の今日15日付夕刊と日経夕刊をチェックしてみた。

朝日新聞にはBBCが報じたような退位後北京と平壌にいたと言う記事は無い。

そしてシアヌークが推進した「王制社会主義」についても全く触れていない。

(注:日経は王制社会主義について記述あり)

 

 

その朝日新聞の大誤報。

1975年4月、ポルポト派のプノンペン侵攻を伝える記事だ。

 

 

和田俊

「粛正の危険は薄い? カンボジア解放側 アジア的優しさもつ」

朝日新聞1975年4月19日夕刊2面

朝日新聞はポルポト派のプノンペン侵攻の2日後、こんな記事を載せている。

詳細は以下参照ください。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8442/research/cambodia/wada750419.html

 

この大誤報から3年8か月と20日の間に、170万人から220万人、カンボジア国民の4人に一人といわれる数の人々が命を落としたという事実、朝日新聞はこの事に何か責任感を感じているだろうか。

 

 

 

さて本題に戻って、シハヌーク国王は若いころフランス留学していたこともあり、その頃の共産主義思想に染まっていた。

そして国王になると「王制社会主義」という何とも矛盾する考え方を打ち出し、社会主義国家を目指した。

こんな事が何回かのクーデターやポルポト派の拡大、そして大虐殺、果てしない内戦、その根っこには常にシハヌークの影が存在していた。

大虐殺の実行犯ポルポト派がその後も生き残って内戦になったのにはシハヌーク国王がポルポトを支持した経緯がある。

 

この間の事情は以下参照ください。

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2589236/

 

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2417228/

 

 

さて本題に戻って、このシハヌーク国王の死去で特に言いたいこと。

それはシハヌークが国王退位後北京と平壌に滞在していたこと。

 

この件は日本では報道されないのでBBCを参照ください。

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-19943963

 

 

In 2004, he announced he would step down in favour of one of his sons, the little-known Norodom Sihamoni. The former ballet dancer was crowned king in October 2004.

After that, Sihanouk spent much of his time overseas, in Beijing and Pyongyang.

シハヌークは2004年に退位してから主に北京と平壌に滞在していた。
 
 
そしてこの事から私が言いたいこと。
カンボジアは表面的にはアセアンの一員である。
しかし元国王は北京と平壌に滞在していた、つまり中国北朝鮮とはズブズブの関係だった、こう言って良いだろう。
この辺りに事情は上記リンク先参照ください。
 
 
 
現在のカンボジアはと言えば中国と韓国の植民地状態と言って良い。
だから韓国カンボジア北朝鮮、こんな繋がりがあるのだ。
 
そして北朝鮮人脈の先にはこんな人物も。
 
 
シハヌーク元国王の死で一つの時代は終わった。
しかしこの人脈は今も生きていると考えていいと思う。
 
遠いカンボジアの話だが、そんな所に空き缶が出てくる不思議。
世の中はホント分からないものである。

 

 

 

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コメント

No title

こんにちは。

昔も今も、この地域は大国に翻弄されているな、とシハヌーク前国王の死去を知ってシミジミ実感しました。ところが朝日の様な日本のヘンテコリン共は、何時も「歴史に学べ」「過去の戦争に学び、反省しろ」と言うくせに、歴史を学ばず、反省も出来ない。本当に困った存在です。
  1. 2012-10-15 19:00
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  3. 裏の桜 #79D/WHSg
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No title

To 裏の桜さん
>こんにちは。
>
>昔も今も、この地域は大国に翻弄されているな、とシハヌーク前国王の死去を知ってシミジミ実感しました。ところが朝日の様な日本のヘンテコリン共は、何時も「歴史に学べ」「過去の戦争に学び、反省しろ」と言うくせに、歴史を学ばず、反省も出来ない。本当に困った存在です。


全く同感です。
所でこのエントリーの為にコンビニへ行ってアカヒ新聞を買ってきました。
読んでみて驚いた、酷いもんです。
何がかと言えば、中身はミンスマンセー、原発廃止マンセー。
呆れてものも言えません。

例をあげます。夕刊1面に素粒子と言うコラムが有ります。
15日夕刊のその内容。
「政党名より大きく掲げてほしい。原発ゼロのクラゲマーク。
こちらにもマークを作ってほしい。棚ぼた世襲候補。」
呆れたもんです。
  1. 2012-10-15 21:11
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

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 このエントリーを見て、高校時代の事を思い出しました。
 トラックバック有難う御座いました。
  1. 2012-10-16 08:27
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  3. よもぎねこ♪ #79D/WHSg
  4. 編集

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To よもぎねこ♪さん
> このエントリーを見て、高校時代の事を思い出しました。
> トラックバック有難う御座いました。


日本の報道とBBCの報道を比べていただければ分かりますが、
今でも日本の報道はおかしいです。
私は昨日日本の報道を確認するため朝日新聞と日経新聞の各夕刊を買ってきて読んでみました。
BBCとのあまりの違いに分かっていたこととはいえ改めて愕然としています。
よもぎねこさんは良い先生に教えてもらったと思います。
  1. 2012-10-16 09:29
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

このエントリを読んで知らないことが多いんだなと思いました。
ありがとうございます。

国王という身分にありながら共産主義とはなんとも矛盾したものです。
お菓子を飲みながら虫歯撲滅とかケーキ食べながらダイエットとか…なんか例えが陳腐ですみませんが。

朝日新聞は読んでないので知りませんが、読売の河野さんの回顧録とIPSの誤報の言い訳は大笑いしながら読んでいます。
原発のクラゲとかは当選させておいてからやってることが違うじゃないかと糾弾するためのキャンペーンをやってるのかな、なんて思います。
 なんか、最近、新聞ってそういう読み物なのかなと思い始めました。

読売のアナトリア発掘とかは好きなんですけどね(笑)
  1. 2012-10-17 08:45
  2. URL
  3. pochi-one #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To pochi-oneさん
>このエントリを読んで知らないことが多いんだなと思いました。
>ありがとうございます。
>
>国王という身分にありながら共産主義とはなんとも矛盾したものです。
>お菓子を飲みながら虫歯撲滅とかケーキ食べながらダイエットとか…なんか例えが陳腐ですみませんが。
>
>朝日新聞は読んでないので知りませんが、読売の河野さんの回顧録とIPSの誤報の言い訳は大笑いしながら読んでいます。
>原発のクラゲとかは当選させておいてからやってることが違うじゃないかと糾弾するためのキャンペーンをやってるのかな、なんて思います。
> なんか、最近、新聞ってそういう読み物なのかなと思い始めました。
>
>読売のアナトリア発掘とかは好きなんですけどね(笑)


私はタイで仕事をしていましたので当然隣国カンボジアについても少しは知らなければならなかったです。
例えば従業員の家が近くの農家で、そこの使用人はカンボジア人を使っているとか、給料はどんなレベルだとか。
(勿論密入国の不法就労ですが)

しかしそれにしても日本の新聞・テレビは酷いですね。
海外事情のごく一端を知っているだけでもこんな思いが募ります。

  1. 2012-10-17 11:50
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

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