2012-10-04 22:41

カンボジアの電力事情

  中国反日デモ騒ぎで露呈したチャイナリスク。

それで今アセアン諸国やインドに進出検討している企業が増えているようだ。

その中にカンボジアが含まれているが、私の個人的な意見だがカンボジアだけは十分考慮した方がいい所である。

 

その理由の一つが国全体として背伸び、外国からの援助・支援頼りの政策がある。

その一つの例としてエネルギー事情を見てみたい。

最近こんな報道があった。

 

<以下引用>

 

 

タイからの電力輸入枠拡大へ

2012年09月26日

 

 9月12日に開催されたASEANエネルギー相会議の際に、カンボジアのスイ・セン鉱工業エネルギー大臣は、タイのアラック・チョンラタノンエネルギー大臣と会談し、タイからの電力輸入枠の拡大を求め、タイ側と合意したとのことです。

カンボジアの西部の都市、バッタンバンやシェムリアップはタイからの輸入電力が重要な役割を果たしており、これまでの80~90MWから、合意後は120MWまで増加の見込みです。海岸沿いのコッコンでは、これまでの4MWから11MWに増加します。

カンボジアでは、建設中の水力発電所や送電線が完成するまでは、西部はタイからの輸入電力、プノンペンを含む東部ではベトナムからの輸入電力に頼らざるを得ない状況となっており、現在電力使用量の4割程度を輸入電力で賄っています。

 

 

http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh

 

<引用終り>

 

 

自国が使う電力の4割が近隣諸国の好意で回してもらったもの。

こんな事をするようでは基地外沙汰と言って良いだろう。

少なくともこんな必要があるのなら節電を呼びかけ、夜の過剰照明や昼間の冷房などを制限するべきだ。

 

そのカンボジアに電力を融通しているタイも自国の発電分だけでは足りないので隣国ラオスから電力を買っている。

 

タイは供給電力の約4%は隣国ラオスから買っている。

 

これはタイ東北部の最北、ラオスとの国境の町ノンカイから見たラオス側の送電鉄塔。この川は国境になっているメコン川。

 

メコン川を渡る高圧線の鉄塔。

手前側はタイの町ノンカイ、夜は煌々と灯りがついている。

対岸はラオス、しかし夜は真っ暗で全く灯りは見えない。だが昼間よく見ると人もいるし小さいながらも家もある。

ラオスは国家収入を主にタイ・ベトナムへ売る水力発電の電気代で賄っている。

国民に回す電力など無いのだ。

 

 

さてこんなカンボジアだがその国家の収支はと言うと

 

これはカンボジアの国際収支状況推移。

国際収支とは貿易収支+サービス収支+所得収支+経常移転収支の合計、

経常収支ともいう。

 

マッカッカの赤字が長年続いている。これで国が成り立つのだろうか。

 

もう一つ厄介な事、カンボジアは自国の中で通用するカネの9割はドルである。

自国の通貨はあるが少額の支払いだけ。

だから金が無くても自国の通貨を印刷して使う事も出来ない。(ドル化と言う)

 

こんな国家が存続できるのだろうか、第一電力を買うと言ってもその金はどこにあるのだろう。

外国からの投資・援助以外にこの赤字を補てんする方法などはない筈だ。

 

こんな国家は他には北朝鮮位しか思いつかない。

だからカンボジア中国、韓国といやに仲がいい

 

カンボジアに投資した企業の数についてのデータがあった。

 

 

カンボジアに進出した国企業数(2009年10月現在)

 

1) 中国      3,366社

2) 韓国      1,601社

3)シンガポール  1,102社

4)マレーシア    1,047社

5) タイ         986社

6) ベトナム      520社

中国企業は主にアパレル関係が多いようだ)

・・・日系企業は何処に???・・・

 

 

ンボジアだけは他のアセアン諸国とは全く違う国。

そう理解して注意すべき国である

  1. カンボジア
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コメント

No title

 父が戦時中兵隊としてベトナム北部、ラオス、カンボジアを転戦したのですが、その頃の思い出話で、ラオスやカンボジアへ行くと、都市の主な商店は全部華僑の経営、山奥の集落の万屋のような店は全部ベトナム人の経営、ラオス人やカンボジア人の店は一つも無いと言っていました。

 こういう国民性の違いを克服するのって難しいのでしょうね。 
  1. 2012-10-05 08:19
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  3. よもぎねこ♪ #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To よもぎねこ♪さん
> 父が戦時中兵隊としてベトナム北部、ラオス、カンボジアを転戦したのですが、その頃の思い出話で、ラオスやカンボジアへ行くと、都市の主な商店は全部華僑の経営、山奥の集落の万屋のような店は全部ベトナム人の経営、ラオス人やカンボジア人の店は一つも無いと言っていました。
>
> こういう国民性の違いを克服するのって難しいのでしょうね。 

大変難しい話です。
でも克服する方法は矢張り教育しかない、それも学校教育だけでなく職場でも地域でも、あらゆる所で教育だと思います。

非常に興味深い事例を、
新しい工業団地などで会社を作るといくつかの会社は殆ど同時に操業を始めます。
最初はどの会社も似たようなものです。
しかし何年か経つと大きく差がついて来る。
例えば品質のレベルとか、従業員の出勤率とか、離職率とかです。
この差が何処にあるか、
実は私は反面教師としてこんな会社のどこが悪いのか、色々調べてきました。
結論は教育です。
それも学校教育のようなものではなく、日常の仕事の中での躾けとか言った類の話です。
そんな事ひとつひとつの積み重ねが大きく言えば国民性を作る、
そうだと考えています。




  1. 2012-10-05 10:29
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

カンボジアという国が何故タイやベトナムに翻弄され続けてきたか分かってきたような気がします。こんな国民性じゃどうしようもないですね。一度は相当な文明を築いた民族なのにその気概を完全に失ってますよね。

こういう連中は外国勢力を使い自己の勢力を強めるなどという馬鹿なことをやり、国を誤るものです。おそらく支那勢力を使いベトナムの息がかかった人民党あたりを攻撃しようというような旧王党派の連中の仕業じゃないですかね。まあ、朝鮮半島の連中と同じでどうしようもありませんね。

世界にはこういう腐った国家が時々現れるようです。
  1. 2012-10-06 00:57
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  3. kazk #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To kazkさん
>カンボジアという国が何故タイやベトナムに翻弄され続けてきたか分かってきたような気がします。こんな国民性じゃどうしようもないですね。一度は相当な文明を築いた民族なのにその気概を完全に失ってますよね。
>
>こういう連中は外国勢力を使い自己の勢力を強めるなどという馬鹿なことをやり、国を誤るものです。おそらく支那勢力を使いベトナムの息がかかった人民党あたりを攻撃しようというような旧王党派の連中の仕業じゃないですかね。まあ、朝鮮半島の連中と同じでどうしようもありませんね。
>
>世界にはこういう腐った国家が時々現れるようです。


所謂「身の程知らず」なんですね。
自分にできる事、自分の持っているモノ・カネ・文化、
こんな事に見合った事をしていれば可笑しくはならない。
発展するにしてもまず自分たちで汗をかくこと、この一言です。
それを忘れた国民性が今日の国家像です。

だから半島・中国の将来と瓜二つな訳です。
  1. 2012-10-06 04:18
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

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