2012-06-28 12:10

クロネコのハンドル左切り

  昨日浦安に住む息子の所に荷物を送るため、クロネコのヤマト運輸に行った。

今まで住んでいたアパートは冷蔵庫付きだったが先週転居、今度のアパートは冷蔵庫がないので、実家に預けていた冷蔵庫を送って欲しい、そんな話である。

 

ヤマト運輸では伝票を書くだけなので直ぐ済むのだが、ひょいと事務所の中を見ると「ハンドル左切り」とのポスターがある。

事務の女の子に何だか聞いてみると、「安全運転のため、駐車するときはハンドルを左に切って駐車するキャンペーンをしている」とのこと。

なるほど、左に切ってあれば万一車が動いても左に向くので止まる、そんな趣旨だという。

サンフランシスコだねえと言ったら、何ですかとキョトンとされたがまあ良いだろう。

確かに外に出て荷役作業中の車を見ると皆左切りしてある、しっかり守っているようだ。

 

こんな事は簡単なようで実は極めて難しい。

理由は車を駐車する、その動作にもうひと手間、左切りの手間が余分にかかるためだ。しかし宅配便のように頻繁にあちこちで駐車する車の場合、安全度が上がることは間違いない。

 

問題はこのもうひと手間を如何にして掛けさせるか、

その為にはこの会社では毎朝朝礼でこの左切りを唱和し、皆でやるぞと声を出しているとのこと。

 

こんな事に感心しているのは私もタイ時代類似した事を色々やってきたためだ。

日本式のモノづくりの為には、日本では当たり前の事でも根気よく教えねばならない。

安全だとか品質だとかはまさにその対象だった。

日本でどこでも教える安全の鉄則「ハインリッヒの法則」もタイ人は全く知らない。

だからイチから教えねばならない。


 

こんなハインリッヒの法則を教えるのだが、タイ語には「ヒヤリ」と言う言葉もない。

そんな中でこれを教えるのには一苦労したものである。

懐かしい思い出だ。

 

参考:タイ語では「ヒヤリ」とするような状態の事を表現するのに「危ない」と言う言葉しかない。タイ語では「アンタラ~イ」という。

 

尚上掲のハインリッヒの法則の図、ネットで拾ってきたものだが、よく見ると一番下の300の所、「ひやりとするような事故」と書いてあった。

事故ではない、事故一歩手前の事である。

事故を減らすためにはこの「一歩手前状態」を減らすことなのだが、日本でもこんな事を間違えるようでは基本の再教育が必要かなあ・・・

変なところで感心しております。

  1. 社会一般iza
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コメント

No title

教習所で、坂道での停車の時にはハンドル左切りで、下りではギヤをバックに、登りではギヤをローにと教わりました。オートマ全盛なのでギヤはともかく今時は教えないのでしょうか。

余談ですが、昔うちの連れが自分が教わった通りに下り坂に止めた車のエンジンをドアを開けっ放しで外から手だけ突っ込んでかけようとした際、車がぐりっとバックしまして、理由の説明に一苦労しました。ほぼ同い年なんですが。

自分だけは大丈夫という妄信が蔓延している現在、ハインリッヒの法則を教えるのも最近はなかなか大変なようです。特に妄信を解くのが。痛みを知らないで大きくなってしまった人が増えたせいでしょうか。
  1. 2012-06-28 12:29
  2. URL
  3. koguma #79D/WHSg
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No title

こんにちは

某運送会社では、右折時の信号待機時には 必ずハンドルを直進にしろと
指導してました。
これも 後方衝突の時の 対向車線飛び出しを防止するための
手段なのでしょうね。
一歩手前を防ぐのは、大事ですよねーw

  1. 2012-06-28 12:45
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  3. zuka1123 #79D/WHSg
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To kogumaさん
>教習所で、坂道での停車の時にはハンドル左切りで、下りではギヤをバックに、登りではギヤをローにと教わりました。オートマ全盛なのでギヤはともかく今時は教えないのでしょうか。
>
>余談ですが、昔うちの連れが自分が教わった通りに下り坂に止めた車のエンジンをドアを開けっ放しで外から手だけ突っ込んでかけようとした際、車がぐりっとバックしまして、理由の説明に一苦労しました。ほぼ同い年なんですが。
>
>自分だけは大丈夫という妄信が蔓延している現在、ハインリッヒの法則を教えるのも最近はなかなか大変なようです。特に妄信を解くのが。痛みを知らないで大きくなってしまった人が増えたせいでしょうか。


車事情もすっかり変わりました。オートマならPに入れないとキーが抜けないのでギヤをローかバックに入れたのと同じ。
だからパーキングブレーキを使わなくても動きません。
そんな事情なので、乗用車なら左切りは不要の時代になったと言って良いでしょう。
しかし乗用車がそうなってもトラックは昔の儘、だから乗用車感覚でパーキングブレーキも引かずにポンと駐車する人が多いのかもしれません。
それで今頃こんな古臭い事を改めてやる必要があるのでしょう。

仰るように自分だけが大丈夫などと言う盲信が蔓延しているので、そんな所を治さないと真の日本再生はあり得ないかもしれません。

震災直後に石原慎太郎知事が「天罰」との発言をし非難を浴びましたが、彼の言いたかったのは「国民が自分だけはとの意識が強くなった」、「我欲の塊になった」という事だった、これは事実で、今後の日本人の課題だと思います。
  1. 2012-06-28 14:04
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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To zuka1123さん
>
>某運送会社では、右折時の信号待機時には 必ずハンドルを直進にしろと
>指導してました。
>これも 後方衝突の時の 対向車線飛び出しを防止するための
>手段なのでしょうね。
>一歩手前を防ぐのは、大事ですよねーw


そうですか、右折時のハンドルの向きを直進にする。
このセオリーを指導している会社もあるのですね。
実は私も車に乗り始めた時からそれを実行していますが、口で言うのは簡単でも実行はなかなか大変。

事故一歩手前を削減するのは本当に難しいです。
でも事故を減らすにはこれしか方法がありません。
この頃私は家族や知人には「わざとモタモタ走るのがベスト」と言っています。
まあそんな年になったという事で(苦笑)。
  1. 2012-06-28 14:12
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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> サンフランシスコだねえと言ったら、

サンフランシスコで、パーキングメーターの所に駐車し、お金もきちんと払ったのに、違反切符をきられたことがあります。切符を見たら、駐車方法違反、つまり、ハンドルを右に切ってないからだめだ、ということでした。
サンフランシスコのあの有名な急坂なら私も注意してハンドルを切っておいたでしょうが、私が停めた場所は、坂が終わってほとんど平らになったところだったので、油断してしまいました。
当時は、運が悪かったな、と思ってしまいましたが、そうではなく、クロネコさんのように、ハンドルを切ることを習慣にしておくべきだった、と反省すべきだったんでしょうね。
  1. 2012-06-28 21:41
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  3. takaca #79D/WHSg
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To takacaさん
>> サンフランシスコだねえと言ったら、
>
>サンフランシスコで、パーキングメーターの所に駐車し、お金もきちんと払ったのに、違反切符をきられたことがあります。切符を見たら、駐車方法違反、つまり、ハンドルを右に切ってないからだめだ、ということでした。
>サンフランシスコのあの有名な急坂なら私も注意してハンドルを切っておいたでしょうが、私が停めた場所は、坂が終わってほとんど平らになったところだったので、油断してしまいました。
>当時は、運が悪かったな、と思ってしまいましたが、そうではなく、クロネコさんのように、ハンドルを切ることを習慣にしておくべきだった、と反省すべきだったんでしょうね。


凄い経験をお持ちなんですねえ。
kogumaさん のコメントの返事にも書きましたが、現在の乗用車はオートマばかり。この場合は駐車するにはいやでも「P」に入れます。Pではミッションがロックされるため車は動きません。
ですがミッション車はそれがない、そして特に昔のパーキングブレーキは弱く、簡単に動いてしまう。
(今でもパーキングブレーキを引いたままで走れますよね)
ですからサンフランシスコ・ルールが出来たのですが、そこまで徹底するとは知りませんでした。
いい勉強になりました。
有難うございました。
  1. 2012-06-29 07:15
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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