2009-08-13 22:54

高速道路無料化の愚 <続>

前回のエントリーで日本と言う国土が欧米とは全く異なる、道路には不向きな土地だと言うことを書いた。

しかし無料化を叫ぶ連中はどうも日本の道路がもうこれで十分だと考えているらしい。

これ以上道路は要らない、だから今ある道路を無料化し、使い続ければいいと思っているようだ。

 

 

日本の道路は世界の中で十分なレベルなのか?

東名高速がお粗末なのは誰でもうすうす感じていると思う、それがどんなものか、はからずも明るみに出てきた。

8月11日午前5時7分発生した静岡沖地震、牧の原サービスエリア近くの東名高速が損傷を受けたが復旧に手間取り、13日現在まだ上り線が不通のままだ。

東名が通れないと東京名古屋間は中央道ひとつしかない、幸い盆休み中で企業の生産活動には大きな影響は無さそうだ、だが考えて欲しい、

あの程度の被害で日本の大動脈が麻痺する、あまりにも脆弱なシステムではないか。

 

これは実は昨日や今日分かったことではない、戦前の日本軍は国防上の大問題としてこれをとらえていた。

もしこの一番弱いところを攻撃されたら日本壊滅。

だから鉄道や道路は必ずバイパスを作ろうとしていたと聞いたことがある。

 

例えば東京~名古屋~大阪間でもこんなところは何箇所も有る。一番分かりやすい所の一つが今回の事故現場に近い由比蒲原地区(静岡市と富士市の中間)、新幹線で名古屋から東京に向かうとき富士山の見える場所と言った方が分かりやすいか。

 

ここは特に由比地区は海と山の間わずか幅数百メーターの所を新幹線・JR東海道線・国道一号線・東名高速道路が走っている。特に東名などは陸地にはもはや土地が無いので海上に橋を架けてそこを通している。

 

さった峠から由比方面を望む

左からJR東海道線・国道一号線・東名高速道路

新幹線は左の山の中をトンネルで通っている、間もなく外に出る。

 

 

普段は景色の良い所で、ここを通るとき富士山が見えると何だかとても得をしたように思うのは誰でも同じ。だがそこは災害など非常時にはとても弱い所だということを今回の静岡沖地震が警告している。

 

日本の高速道路はこのように災害などに弱く、又慢性的な渋滞が有る。つまり本当はとても不足していて抜本的な整備が必要なのだ。無料化などといって浮かれているヒマは無い。

 

次回もう少し日本の高速道路が本当は不足していることを紹介しよう   <続>

 

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