2008-11-05 18:29

流言蜚語(飛語)<続>

前回事故の状況を書いたが要約すると、

タイの東部臨海工業地帯の製油所で巨大な石油タンクガソリン150万リットル貯蔵)が深夜爆発、巨大な衝撃波で周辺にも被害がでた。さらに消火に手こずり42時間にわたって燃え続けた。

 

では周辺住民についてはどうか。

 

私の会社は事故現場から約30キロ離れており、操業に支障は無く従業員も平常どおり出社した。

 

しかし事故から9時間後の朝9時頃から社内のざわつきが始まった。

携帯電話であちこちから情報が入り、事故に対する不安を広げているようだ。

こんな時日本の常識は、噂に振り回されること無く、テレビやラジオのニュースで正確な情報をつかむこと。

 

そこで食堂にタイ人幹部社員を集めテレビを見せ、正しい情報はこうだと分からせようとした、しかし逆に現地人マネージャーからは会社は危険なので臨時休業にし従業員を帰宅させるべきと言ってくる。

 

テレビではリポーターが現場から火災を背にリポートしている。

何を言っているか通訳させてみると、

「火災は隣接するタンクへと次々に誘爆、現在4基のタンクが炎上中、

さらに隣接するタンクにも危険が迫っている。

しかし消化に手こずっている。(これは事実だった)」

 

そして

「もしさらに火災が拡大すると大変危険で、現場から半径5キロ以内の人は避難するように。」

 (注:半径5キロ以内といえば、原爆並みの爆発なのだが・・・)

 

さらの午後になってからはテレビの報道はエスカレートし

大爆発が起きる恐れがある、現場から半径30キロ以内は極めて危険、避難するようにとか、現場から地下のパイプラインを通って炎が隣町まで到達する、

こんな事を言い始めた。

 

従業員の動揺は何とか収めたが・・・。

 

帰宅し夕食の為町に出ると(当時事故現場から6キロほど離れた町に住んでいた)、いつもはにぎやかな町が閑散としている、名物の屋台も殆ど店を開けていない、

 

いつもは町を走り回っているタイ名物の三輪タクシー(トゥクトゥク)も姿が見えない。

 

これが名物トゥクトゥク、手軽なタクシーだがその日は・・・

 

行きつけの日本料理店で食事を注文し食べ始めると店の親父から

「従業員が怖がっているので今すぐ店を閉める、悪いが帰ってくれ」と言われ、

腹を減らして帰宅せざるを得ない始末。

(この町は住民の90%以上がその夜町から逃げ出したと言われている)

 

火災は翌日夕方鎮火し、その頃にはこの地域も平静を取り戻した。

 

後日知人からの情報等を総合すると、

 

事故現場の隣の工業団地内の会社では、当日9時頃から従業員が恐怖に駆られ、ほぼ全員が職場放棄して会社を逃げ出した。

(近くの街道では走って逃げていくタイ人の長い列が出来ていたそうだ)

 

事故現場から十数キロ離れたところにある工業団地では大部分の会社が、そして30キロほど離れたところの工業団地でもかなりの会社が途中で臨時休業せざるを得なかった。

 

もぬけの殻となった町は「泥棒天国」となったらしい。(笑)

会社の従業員も何人かが被害にあっている。<続>

 

 

 

  1. タイiza10年以前
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コメント

トゥクトゥクは、どこから来たの?

短足おじさんへ

先日は挨拶もなしに、コメントを書き込み済みませんでした。
タイとのつきあいも40数年になりますkitと申します。タイ関連の記事
ときどき読ませて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

「トゥクトゥクは、どこから来たの?」
タイ人に尋ねると、不思議な顔をされます。
多くのタイ人は、いや今の日本人もトゥクトゥクはタイ独特の乗り物だと
思っています。

しかし、昭和20年代生まれの日本人なら説明すれば、すぐ分かりますよね。
トゥクトゥクの原型は、ダイハツ・ミゼットです。

バンコクでは20年くらい前にはトゥクトゥクの後ろにdaihatuと英語で
書かれたプレートをつけたトゥクトゥクも走っていました。
  1. 2014-03-26 06:08
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  3. kit #-
  4. 編集

Re: トゥクトゥクは、どこから来たの?

> 短足おじさんへ
>
> 先日は挨拶もなしに、コメントを書き込み済みませんでした。
> タイとのつきあいも40数年になりますkitと申します。タイ関連の記事
> ときどき読ませて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。
>
> 「トゥクトゥクは、どこから来たの?」
> タイ人に尋ねると、不思議な顔をされます。
> 多くのタイ人は、いや今の日本人もトゥクトゥクはタイ独特の乗り物だと
> 思っています。
>
> しかし、昭和20年代生まれの日本人なら説明すれば、すぐ分かりますよね。
> トゥクトゥクの原型は、ダイハツ・ミゼットです。
>
> バンコクでは20年くらい前にはトゥクトゥクの後ろにdaihatuと英語で
> 書かれたプレートをつけたトゥクトゥクも走っていました。


こちらこそ、これからも宜しくお願いします。
トゥクトゥクは確かに面白い乗り物です。暖かい土地でしか成り立たないモノではありますがね。
お気付きかと思いますがアユタヤに行くと、今でもダイハツミゼットのトゥクトゥクが走っていますね。
でも中身は相当改造してあるようです。

私はタイ時代にトゥクトゥクのメーカー(社名は忘れました)の社長と会ったことが有ります。
凄い美人の女社長、結構やり手でした。

でも田舎に行くと未だにオートバイの前輪と4輪車の後輪をくっつけたトゥクトゥクが走っていますので、それはタイ人の工夫なんでしょう。
  1. 2014-03-26 07:31
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  3. 短足おじさん二世 #-
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