2012-04-12 07:39

やはり地殻はパンドラの箱を開けた状態<1年前のものの再掲です

 昨年4月9日に「地殻はパンドラの箱を開けた状態」をエントリーしました。

昨日又もインドネシアのスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しましたが、パンドラの箱からはまだまだとんでもないものが出てくるようです。

 

昨日の地震については以下参照ください。

http://dale-alv.iza.ne.jp/blog/entry/2652761/

 

 

パンドラの箱についてはこれからも注意と覚悟が必要なので、

前回のエントリーを再掲します。

 

 

 

<以下2011年4月9日のエントリー>

 

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2234027/#cmt

 

 

 

地殻はパンドラの箱を開けた状態

 

東日本大震災から間もなく1ヶ付 (注:早いモノでもう1年と1ヶ月)、先日も最大級の余震が被災地を襲った。

しかし専門家の先生の意見では、「日本周辺の地殻はパンドラの箱を開けた状態」だと言う。

少々長いが先ずは全文を見てください。

 

<以下引用>

 

東日本沖で起きた巨大地震について


静岡大学防災総合センター教授 小山真人

(2011年3月21日記、23-24日リンク追加、24日富士山と延宝地震について追記、30日いくつかの補足とリンク修正・追加、4月2日修正と補足)

 

大変なことが起きてしまいました。日本海溝に沿った三陸沖から茨城沖までのすべてのプレート沈み込み境界が同時に破壊し、マグニチュード(以下、M)9.0という超巨大地震が起きました(図1)。

この震源域の北に隣接する千島沖から十勝沖までの領域では、数十年に一度程度、M8~8.5程度のプレート境界地震が比較的規則正しく起きてきた場所ですが、今回の震源域内の三陸沖や宮城沖では歴史上M7~8.5程度の地震は見られるものの、その規則性や頻度は不明瞭でした。その南側の福島沖と茨城沖にいたっては歴史上M7~7.5程度の地震がぱらぱらとある程度でした(地震調査研究推進本部による海溝型地震の長期評価など)。

 

一方で、17世紀前半より前の自然災害の文書記録には不備があることが知られています。こうした不備を補うために、津波堆積物や地割れ・噴砂等の物的証拠を調べて過去の地震や津波を調べる研究がなされています。これらの研究によれば、東日本の太平洋側の海岸地域がほぼ450~800年間隔で今回の津波と同規模の津波に襲われてきたことがわかり始めていました。

 

つまり、おおざっぱに言えば500~1000年に1度程度の低頻度大規模災害が今回起きたのです。21世紀なかばくらいまでに東海・東南海・南海地震の同時発生が心配されていましたが、それ以上のことが東日本太平洋岸の沖で先に起きてしまったのです。

 

さらに、これも一部の学者の間で懸念されていた「原発震災」が、福島原発で本当に発生してしまいました。原発震災はまだ進行中で、全く予断を許さない状況が続いています。こうした中で大規模余震や続発地震・津波が起き、原発周辺に再び被害を与えて収拾がつかなくなることが今もっとも心配です。
(参考:1923年大正
関東地震の後にはM7.1~7.6の大規模余震が6回起きました。そのうち5回は数日の間に生じましたが、6回めは本震から4ヶ月半後に起きました:中央防災会議報告書の図2-17。1854年安政東海地震の最大余震(M7.0~7.5)は本震から約10ヶ月後に起きました:宇佐美龍夫(2003)「最新版被害地震総覧」東大出版会170-171ページ)

 

また、今回の地震では、三陸~茨城沖にある南北500kmにおよぶ巨大な震源断層面が最大30mほどずれ動きました。さらに、地震後も震源断層は安定化せず、「余効変動」と呼ばれるゆっくりとした断層運動が継続しており、その一部は震源域の周囲にも洩れ出しているように見えます。(国土地理院)

こうした一連の断層運動は、一部の場所で地殻の歪(ひずみ)を解放させる一方で、別の場所では逆に歪を蓄積させることがよく知られています。東日本全体の地殻歪が再配列・不安定化したのです。(参考:地学雑誌「地震・火山噴火活動の相関とトリガリング」特集号)

 

こうした歪変化は、一部の地震や火山噴火を促進させる影響を与えるため、さっそく富士山の真下で3月15日夜の地震(M6.4)を引き起こしました。この地震は富士山のマグマだまりがあると推定される場所の直近で起きたため、今後1-2ヶ月間くらいは富士山の活動を注意深く見守る必要があります。
(参考:1707年10月4日に起きた宝永東海・南海地震の49日後の12月16日から16日間にわたって富士山宝永噴火が起きました。地震によって引き金を引かれた噴火の典型例と考えられています。
中央防災会議報告書「富士山宝永噴火」)

 

さらに茨城沖の南側に横たわる房総沖のプレート境界でのM8級の続発地震も心配ですし(実際に、この領域では1677年にM8級とされる延宝津波地震が発生しましたが、くり返し間隔が不明)、関東平野の内陸直下の地震に与える影響も懸念されます。こうした歪の再配列にともなう地震や火山噴火が、今後数年かけて東日本全体で起きていくことになるでしょう。
(房総沖についての参考文献:地震調査研究推進本部「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価の一部改訂について」。月刊地球2003年5月号「三陸~房総沖
津波地震-今後30年間に起る確率20%-」海洋出版)

 

実際にインドネシアでは、2004年スマトラ沖地震(M9.1)の南側に隣接したプレート境界で、3ヶ月後にM8.6の大地震と大津波が生じました(図2)。その後も、M8級の大地震が何度か引き続いて今日に至っています。こうした状況が今後日本でも続くことが懸念されます。

つまり、日本の地殻は、言わばパンドラの箱が開いてしまった状態にあります。これまでの地学的に平和で安定した時代は終わりを告げたと認識し、どうか頭を切り替え、限られた資源とマンパワーを有効に配分してください。そして、住民全員が十分な防災対策をしつつ、この長い未曾有の国難を乗り越えるために、それぞれの持ち場で自分の培った力を存分に発揮してください。私も自分ができることを遂行していきたいと思います。

京都大学防災研究所遠田さんによる「東北地方太平洋沖地震にともなう静的応力変化」は、この巨大地震が引き起こした歪の再配列によって今後日本のどこでどのようなタイプの地震が促進されたのか、あるいは抑制されたのかを見極めるための良い目安になっています。
 

http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/EastJM9.html

 

<引用終り>

 

小山先生は声を大にして叫んでいます。

平穏な時代が終り、何が起こっても可笑しくない時代に入ってしまったと。

 

しかしこの話、日本周辺だけではない、そんなデータが有ります。

 

 

http://www.thehorizonproject.com/earthquakes.cfm

 

これは全世界のM6超の地震の20世紀初頭からの推移データ。

 

 

20世紀の100年はほぼ安定していた、

しかし21世紀に入ってからは20世紀の7倍くらい。ムチャクチャな増加傾向である。

つまり世界はこと地震に関しては安定した20世紀から地震激増の21世紀に入ってしまった。

こんな事がこのグラフから読み取れるのである。

そして地殻の不安定さは火山活動にも影響を与える事も事実なのだ。

 

 

日本は小山先生が警告しているように地殻のパンドラの箱を開けた状態。

そして世界的に見ても過去100年無かったトンでもない地震激増の時代に入っている。

 

レンホーさんよ、あんたはこんな事実を見て100年に一度の事なんか心配要らんとでも言えるのかね。

 

<以上で前回のエントリーの再掲終り>

 

以上です。

 

 

最後に一言、

パンドラの箱が開いて、ありとあらゆる悪いものが出てきてしまったとき、最後に残ったのは希望だったそうです。

希望、そうありたいですね。

  1. 気候変動
  2. TB(0)
  3. CM(6)

コメント

No title

こんばんは
プルーム爆発への助走なのでしょうか?それは考えたくないのですが・・
大陸集結はしていませんが なにしろ大昔のことなので因果は推測ベースですから何とも言えません。地震や噴火程度ならよしとすべしでしょうか?
太陽ー地球システムは人類なんてスルーですから なった様でしょう。
原発とか騒いでますが 太陽って超水爆連続爆発なんですけどね。
もしかしたら地磁気反転なのでしょうか?これも痛いですよ。
人類など地球の表面のカビ以下の存在なのを認識すれば世界・社会問題の半分は消え去ると思うのは私だけでしょうか?
  1. 2012-04-12 19:30
  2. URL
  3. 謎のいねむり(見た目はインド人) #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To 謎のいねむり(見た目はインド人)さん
>こんばんは
>プルーム爆発への助走なのでしょうか?それは考えたくないのですが・・
>大陸集結はしていませんが なにしろ大昔のことなので因果は推測ベースですから何とも言えません。地震や噴火程度ならよしとすべしでしょうか?
>太陽ー地球システムは人類なんてスルーですから なった様でしょう。
>原発とか騒いでますが 太陽って超水爆連続爆発なんですけどね。
>もしかしたら地磁気反転なのでしょうか?これも痛いですよ。
>人類など地球の表面のカビ以下の存在なのを認識すれば世界・社会問題の半分は消え去ると思うのは私だけでしょうか?
>


恐ろしい話ですね。
実は今心ある科学者の顔色が変わっています。
原因の一つが太陽の異変、
http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2574037/

その結果は今科学者が恐れているのがマウンダー極小期並みに寒冷化すること、これは衆目の一致する所ではほぼ間違い無さそう。
平均気温が現在より2度くらい下がりそうです。

この平均気温が下がるのは最高・最低とも仲良く下がるわけでは無さそう、
最高気温は余り変わらず、最低気温が下がる傾向にあるらしい。
研究はこれからです。

更に仰るように地磁気反転が起こるかもしれない。
これも長期間のデータが無いので研究はこれからですが、どうも怪しい。
はっきり言えることは地磁気がドンドン弱まっていること。

更に宇宙線と火山の噴火、地震にも何か関係が有りそう。

こんな風で、ドレ一つとっても大変です。
我々一般庶民はキチンと災害に対する備えをし、その上で毎日は淡々と暮らしていくしかない。
我々は大変な時代に生きることになるようです。
  1. 2012-04-12 21:09
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

3.11以来、まあ、地震については有ること無いこと色々出てますが、これは当たりかもしれないと思ってます。

http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/~hmiya/sympo/Ebisuzaki_4th_Chimondai2010.pdf

例の宮原先生あたりも絡んでるようですが、どうやら内陸型の地震は太陽活動と相関があるらしいというですから困ったもんです。
小生人生訓として「不幸はスクラム組んでやって来る」と考えてますがこういうスクラムは組まないでもらいたいという気が本当にします。

太陽黒点は一時増えてましたがまた減少してます。大変なことが起こるかもしれないという嫌な予感がしてなりません。
  1. 2012-04-13 20:49
  2. URL
  3. kazk #79D/WHSg
  4. 編集

No title

今回のエントリは以前にも拝見させていただきましたが、皆様のコメントを読ませていただくと大変な時期に突入してきたみたいですね。

あー怖い。

まずは地震の準備からしないと。
  1. 2012-04-13 21:25
  2. URL
  3. tom-h #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To kazkさん
>3.11以来、まあ、地震については有ること無いこと色々出てますが、これは当たりかもしれないと思ってます。
>
>http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/~hmiya/sympo/Ebisuzaki_4th_Chimondai2010.pdf

>例の宮原先生あたりも絡んでるようですが、どうやら内陸型の地震は太陽活動と相関があるらしいというですから困ったもんです。


良くご存知ですねえ。
この話は数年前から東工大の丸山茂徳教授などが言い始めた物で、
それを実証したのがこの論文。
この話で富士山が一番問題というのが分かるのですが、そして古文書などからもそれが実証されているのですが、さて今回はどうかというところです。

宮原ひろ子氏は「太陽活動及び宇宙線が気候に及ぼす影響の研究」で今回文科大臣表彰を受けるそうですので、今後の研究成果が期待されます


>小生人生訓として「不幸はスクラム組んでやって来る」と考えてますがこういうスクラムは組まないでもらいたいという気が本当にします。
>
>太陽黒点は一時増えてましたがまた減少してます。大変なことが起こるかもしれないという嫌な予感がしてなりません。


この件はNASAが騒ぎ出していますね。
マウンダー極小期間違いなしという所のようです。
今は太陽活動サイクルの第24期で、あと1年くらいで極大期になろうとしているのに何と太陽黒点がなくなっている。
これでは異常事態といわざるを得ないようです。
この件は私も取り上げる心算ですが何せ話が雲を掴むような話、
さて何時エントリーできるかです。
  1. 2012-04-13 21:28
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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No title

To tom-hさん
>今回のエントリは以前にも拝見させていただきましたが、皆様のコメントを読ませていただくと大変な時期に突入してきたみたいですね。
>
>あー怖い。
>
>まずは地震の準備からしないと。


我々はとんでもない時代に生きることになった、そう思います。
こんな時こそその人の胆力が試される、
いろんな事を想定してキッチリ備えをし、その上で何事も無かったかのように淡々と生きる、これしかないでしょう。

そんな意味では今回の北朝鮮のロケット発射失敗事件、
こんな事は時々やって欲しいですね。
そうすれば普段出来ないような訓練が出来る、
野豚政権がいかに無能だったかを再確認できただけでも意義があった、
そうでは無いでしょうか。
  1. 2012-04-13 21:49
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

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