2011-10-11 11:57

タイの洪水<続々編>

 タイの洪水について色々紹介してきたが、いよいよ首都バンコクも浸水被害が出る恐れが指摘されている。

一番危険なのは16日から18日頃であると言う。

 

 

 

すでにコンビニなどでも土嚢の準備を始めている。

これはセブンイレブン前に準備された土嚢

 

 

 

この洪水、勿論記録的な大雨が原因なのだが、話を厄介にしているのがダムの存在。

 

コレはバンコクを流れるチャオプラヤ川のはるか上流ターク県にあるプミポンダム、満杯である。(今月5日の映像)

このダムは流石国王の名前を冠するだけ有ってタイ最大のダム。

ダム湖の面積は300km2で琵琶湖の約半分、巨大ダムである。

 

70年代初頭に日本のODAで建設されて以来、満杯になったのは1975年と2002年の2回だけという。

つまり幾ら大雨が降ってもこの巨大なダムで受け止め、下流域の洪水を防いできた。

 

プミポン国王の最大の功績といわれるだけのことはある。そして日本もいい仕事をしてきたわけだ。

 

 

 

だが時が流れ、今まで洪水で浮稲の田んぼだった所に人が住み、工場が出来た。

巨大な工業団地が出来、自動車産業の拠点になった。

 

しかし自然は何十年に一度、そんな事は自然の営みの中では極当たり前の事。

そして今回はこの巨大ダムでも受け止めきれない雨が降ってしまった。

 

ここに1942年のバンコクの洪水状況の動画がある。

 

 

 

この動画は kazkさんに紹介していただきました。

kazkさん、どうも有り難うございました。

 

 

この動画を見てもタイの人たちはアッケラカンとしている。

実は今と違うのである。

この当時はたいした工場や機械など無い。

自動車も殆ど無い。

ましてやコンピュータなど欠片も無い。

だから水が引けばそのまま以前と同じように生活できるのだ。

 

しかし現在は違う。

巨大な工場や機械、自動車、コンピュータなど、水没すれば復旧には多大な時間と労力、そしてカネがいるのだ。

 

しかも問題は今まで便利な生活を支えてきたダムなどのインフラ、何十年に一度はそれを越える事が起こりうる。

そんなことに対して全く無防備だったことである。

 

 

日本でも100年に一度なんてな事は知らん、ほっとけ。

そう言って必要なカネをばら撒いてしまったヤツがいる。

そんなことをすると天罰テキメン、

天の神様にトンでもないしっぺ返しが来る、

今回のタイの事例もそのいい例だと思う。

 

それにしてもバンコクが水没したら、被害は凄まじい。

7月以来の水害で死者は270人を越えているようだ。

バンコクにお住まいの皆さん、十分ご注意を。

  1. タイiza
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する