2009-05-25 11:07

最悪の選択をしたオバマ政権・・GM・クライスラー救済劇(4)

このGM・クライスラー救済劇について

前回のエントリー(1)では放漫経営をした経営陣について、

(2)では強欲組合UAWについて

(3)では市場環境について考えてみた。

 

ではこの何が最悪か?

 

本当の最悪の選択、それは政府と労組で自動車会社を経営しようとするものだ。

 

以前のエントリーで自動車は産業として非常に裾野の広い産業であり、日本の場合全雇用者の10人に1人は何らかの形で自動車に関係しているとも言われている。

 

一方、商品としての自動車は機械でありながら、デザインや色、フィーリングと言ったファッション性、そして流行に左右される商品と言う面を持つ特殊なものと指摘した。

 

そしてその自動車を生産する為には、何年も前からの膨大な設計開発、大きな生産工場や機械・金型などへの莫大な投資が必要、

しかし実際売り出すとデザインが悪いとか、フィーリング云々と言うことで評価される実に厄介な代物。

 

こんな商品をつくる為には「車作りが飯より好きなCar Guy」が必要で、

強欲労組や目先の利益に追われるお役人では不可能だ。

 

このCar Guy、何も設計者だけのことではない。

まずトップがCar Guyで無ければならないし、現場の作業者にいたるまでそれなりに車に対する愛着が必要、

これが車作りの一番難しいところと言える。

 

昔はGM・クライスラーなどにもCar Guyがいた。

 

そしてつくったのがこんな車、

これはクライスラー ニューヨーカー1960年型

高く跳ね上げたテールフィンで世界中の車ファンを魅了した。

でも今は昔の物語・・・

 

ホンダの例を考えてみると、本田宗一郎以来歴代の社長は全て技術系、

これがホンダの発展を支えてきた真の理由と思う。

 

オバマ大統領は自分の支持者には露骨な論功行賞を行っている。

その結果先週23日にはもう金庫は空っぽとまで言っている

資金が尽きているのに自分の支持母体だけは救済、

これがオバマ政権の本質だと思う。

 

こんなことでは自動車メーカーは救済できない。

だから最悪の選択、

 

だがまだ何か隠し玉を用意してあるとしか思えない。

そうこうする内に今朝になって「トヨタがGMにハイブリッド技術を供与検討」との報道が入ってきた。

これがその隠し玉? この件は項をあらためて考えたい。

 

<この項 終り>

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 自動車
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する