2011-09-10 21:48

タイ発の狂乱米価の予感

 タイにインラック(淫楽)政権が誕生して1ヶ月そこそこなのだが、予想どうりいやな話が入ってきた。

やはりタクシンはシタタカである。

 

 

<以下バンコク週報より引用>

 

【経済】 09/05
農家支援策、専門家が痛烈批判  
 
 政権党・タイ貢献党が選挙公約通りに稲作農家支援を目的としたコメ抵当計画を実施しようとしていることに対し、タイ開発調査研究所(TDRI)のエコノミスト、アムマー氏は9月4日、「税金を年間数千億バーツも投入して国内米価をゆがめる非現実的なものだ」と痛烈に批判した。

 タイ貢献党は、タクシン支持者の大部分を占める農民の収入を増やすため同計画の実施を決めたが、アムマー氏によれば、「生産者米価がアップすることで農家は稲作を拡大する。そのため、同計画に投入される税金は増加の一途を辿ることになる」という。

 また、生産者米価の上昇で輸出米の価格を引き上げざるを得ず、これがコメ輸出の減少につながるとの懸念が強まっていることに対して、政府は「世界最大のコメ輸出国タイと第2位のベトナムなどが歩調を合わせることで国際市場でのコメ取引価格を引き上げることができる」と説明。

 しかし、アムマー氏は、「輸出国同士が競争をやめて協力するなど『夢物語』としかいいようがない」と一笑する。 
 

http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=12774

 

<引用終り>

 

 

 

私がこの話に注目するのは、今世界の穀物価格が暴騰中、これがジャスミン革命の引き金になっているのはご承知のとおり。

 

その中でコメだけは価格は安定していたのだが、世界最大のコメ輸出国タイの政変以来コメの国際価格も上昇し始めた。

 

 

このグラフを見て分かるとおり、2008年に物凄いピークがある。

記憶に新しい2008年の石油価格暴騰の影響だ。

この時は直後に暴落したので影響は小さかった。

しかしコメや大豆は価格は高止まり状態。

 

そして2010年半ばからコメ以外の穀物価格が上昇し始め、最近になってコメの価格も上昇。

 

 

そしてタイにインラック政権が誕生して、コメの生産者米価を引き上げが始まる。

 

 

誰でも分かるとおり、価格引き上げは簡単ではない。

だがカルテルと言う手がある。

そしてタクシンは2008年にコメのカルテルを作ることで合意しているのだ。

その時のカルテルはタイ・ベトナムミャンマー・ラオス・カンボジアの5カ国であった。

OPECの向こうを張ってORECと言われていた)

 

タイとベトナムで世界のコメ輸出量の半分を占めている。

だから価格カルテルはやろうと思えばやれるのだ。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/asia/news/08050101.htm

 

 

ただし2008年にはカルテルに合意した直後、コメの価格は暴落した。

だからこのカルテルの話は空中分解し、今日に至っている。

 

 

この当時、タクシンは既に政権を追われていたが、この時の首相サマックはタクシン子飼い。

この話がタクシンの構想であるのは間違いない。

 

そして今回タクシン派が政権をとったことで、この話が蒸し返されたわけだ。

更にタクシンが盛んにカンボジアのフンセンと話をしている。

元々フンセンはベトナムの後押しでカンボジアの政権についた経緯があり、ベトナムに太いパイプがある。

どうもタクシン・フンセンラインでこの話が進んでいたように見える。

 

 

コメの国際価格がどう有ろうとも日本は殆ど直接的な影響は無い。

その分高いコメを食べているのだが、こんな時は国際的な不安定から無縁なのはありがたい。

そして今年のコメはどうやら豊作とまでは行かないようだがまずまずの作柄。

 

大震災で苦しんでいる、そしてミンスのアホ政権で苦しんでいる日本にはコメの作柄は天の助けかもしれない。

 

だが食料価格の暴騰は世界の不安定要因。

新たなジャスミン革命が何処で起こるか、注目する必要があると思う。

  1. タイiza
  2. TB(0)
  3. CM(2)

コメント

No title

世界最大の米生産国であるシナは、しかし米輸入国でもあります。そしてその大部分はタイからの輸入です。タイ産の、シナ語で「香米」(Xiang Mi)とよばれる、いわゆる「ジャスミン・ライス」がシナ人の嗜好にあっているからです。2007年には47万トンを輸入し、その9割はタイからのものだったとか。最近は30万トン前後で推移してるようです。http://money.minkabu.jp/18400
ここから推測すると次回の「ジャスミン革命」は中共政権をターゲットとするものでせうか?のちに「ジャスミン・ライス革命」とでも呼ばれるのでせうか?♪
  1. 2011-09-11 18:26
  2. URL
  3. 丸山光三 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To 丸山光三さん
>世界最大の米生産国であるシナは、しかし米輸入国でもあります。そしてその大部分はタイからの輸入です。タイ産の、シナ語で「香米」(Xiang Mi)とよばれる、いわゆる「ジャスミン・ライス」がシナ人の嗜好にあっているからです。2007年には47万トンを輸入し、その9割はタイからのものだったとか。最近は30万トン前後で推移してるようです。http://money.minkabu.jp/18400
>ここから推測すると次回の「ジャスミン革命」は中共政権をターゲットとするものでせうか?のちに「ジャスミン・ライス革命」とでも呼ばれるのでせうか?♪


貴重な情報有難うございます。
知っているようでなかなか分からないのがコメに関する話。
大変良く分かりました。
コメに関しては私の見聞きしたものを書こうとしていましたので、
大変ありがたい資料です。

次回のジャスミン革命、これが中凶(狂、恐、共???)政権がターゲットになることを希望していますが、さて如何なんでしょうか。
  1. 2011-09-11 20:25
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する