2009-04-11 22:15

タイの政治混乱中

タイの政治が混乱している。

タクシン元首相率いるUDD(反独裁民主戦線)・・通称赤シャツ集団・・が

3月末から進めていた抗議行動が4月8日にはピークを迎え、

約3万人(一部報道ではピークは10万人規模)のデモ隊が首都バンコクの中心部(戦勝記念塔周辺)を占拠、

 

戦勝記念塔を占拠する赤シャツ集団 

 

しかしこの赤シャツ集団、夜ここで酒盛りをして騒いだり、一般市民にちょっかいを出して逆につまみ出されたりとバンコク市民の評判はよくない。

 

そして10日には東アジアサミット(アセアン+日中韓)会場のパタヤで妨害活動を行っている。

 

今まで国内ではほとんど報道されていなかったが、日中韓首脳会談が行えない事態に、

国内でも報道されるようになった。

 

 これはパタヤ北部にあるデュシット・リゾート・ホテル前

 

 

そして今日4月11日現地時間13時頃、約1000人のデモ隊がメイン会場のロイヤルクリフホテルに乱入、

結局この東アジアサミットは中止と言う前代未聞の事態に追い込まれた。

 

メイン会場のロイヤルクリフホテルに乱入する赤シャツ集団

4月11日現地時間13:00

 

日本としても北朝鮮のミサイル発射に対する懸念を

世界に発信する機会を失ったわけで大きな損失だ。

だがタイにとっては国の鼎の軽重を問われる事態であり、

全世界にタイの問題点をさらけ出した損失は計り知れない。 

 

しかしこの背景など、日本人にはとても分かりにくい、

この赤シャツ集団は一帯どんな連中なのか?

 

昨年タイでは黄色いシャツを着た集団が空港を占拠したことは記憶に新しい、

これはPAD(ピープルズ・アライアンス・フォー・デモクラシー)と言うグループで、

タクシン元首相派である。

この連中はタクシン派(タクシンの妹婿)の首相を追い落としたので抗議行動を収束させている。

このグループが自分たちのシンボルとしていたのが黄色いシャツなのだが、

このシャツ元々は国王に忠誠を誓う意味で出来たものだ。

2006年6月プミポン国王の即位60年を祝って、国王の誕生日の色である黄色のシャツを

忠誠の証としてきることを政府が推奨、

このため会社や官公庁ではこの色のシャツを支給したりしたので、

タイ人なら誰でもこれは1枚や2枚は持っている。

PADは自分たちの行動は国王に忠誠を誓う行動と位置付けているのでこのシャツを着ている。

 

今回の赤シャツ集団は国外に逃亡しているタクシン元首相が、

タクシン派の現政権追い落としの為組織したグループで、黄色と区別する為に赤にしたもの。

だから黄シャツは誰でも持っているものだが、赤シャツは誰でも持っているわけではないので、

当然ながらタクシン派から支給されたものと言う訳だ。(無論金はタクシンが出している)

 

赤シャツ集団はタクシン元首相の地盤であるタイ北部(チェンマイあたり)から来ていると言われている。

8日のデモでは3万人と言われるように多数の人が参加したが、その後激減し、今は少数だが過激な連中(ゴロツキと言うべきか)のようだ。

 

タクシン元首相は民主的な選挙で選ばれたと自身を正当化しているが、その実態は金まみれの薄汚れたもの。

日本にも金まみれの薄汚い御仁がいるが、タクシン政権時代の汚職振りは実にひどいものだった。

 

今回のデモではタクシンが要求しているのは伝えられるところでは、

1)国会を解散せよ

2)自分を(タクシンを)政治難民として扱い、すでに下されている有罪判決を無効とせよ

3)自分の凍結資産を解除せよ、取り押さえている金を返せ

こんなことと言われている。

 

タクシン時代は日系企業にとってもタクシンの二枚舌に振り回された時代、その内容は次回に・・。

 

<続く>

  1. タイiza10年以前
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