2011-01-15 17:45

アルヒルの桟道橋<タイの観光案内です

前回のタイの鉄道事情についての続きでタイの観光案内を少し。

これはsonoraoneさんのリクエストへの回答でも有ります。

 

タイの観光名所の中に「映画:戦場にかける橋」の舞台となったカンチャナブリがある。

映画を見た事がなくても、テーマ音楽の「クワイ川マーチ」が有名なのでご存知の方が多いと思う。

そしてあまり人の行かない観光名所をご案内。

 

カンチャナブリはバンコクの西約130キロほど、バンコクからは日帰り可能な距離である。

 

これはタイの鉄道路線地図

 

 

 

最初に有名な戦場にかける橋。 

これはカンチャナブリ市街地の外れにある。

滅多に汽車は通らないので此処は歩道橋を兼ねている。

休日には此処を観光用のトロッコが走っている。

列車が来たら如何するか・・アチコチに人間用の待避所があるので其処で列車をやり過ごせばよい。

写真中央の二人の女性の後ろに待避所がチラッと写っている。

 

下を流れる川はクウェー・ヤイ川

映画ではKwai川(クワイ川)と言われていたが、正式にはKhwae・Yai川(クウェー・ヤイ川)である。

 

 

 

紹介したい観光名所はこの橋から約50キロほど進んだ所に有る「アルヒルの桟道橋」

 

畑とまばらな雑木林の間を進むと

 

突然川が

 

遙か下はクウェー・ノーイ川、右手は断崖絶壁

 

未だ断崖は続く、川に浮かんでいる船は観光用のロッジ

 

下を覗いてみると

こんな所である。

鉄道建設当時のままの木造の橋。

この上を列車は時速5キロでそろそろ走る。

 

泰麺鉄道は超短期間で完成させる為

1) トンネルは掘らない

2) 川の本流は渡らない

3) 長大橋は作らない

この原則で建設され、当初5年かかると見積られた工期を1年3ヶ月で完成させた。

その為こんな無理な所に桟道橋を作ったもの。

尚冒頭挙げた「戦場にかける橋」のモデルの橋は上記2)、3)の唯一の例外である。

 

 

 

此処を通ってこの先ナムトック駅で鉄道は終点。

さらに車でその先カンチャナブリから約80キロほどの所に「ヘルファイヤー・パス(地獄の火の峠)」という恐ろしい名前の峠がある。

 

ヘルファイアー・パス  記念に線路が一部残されている

 

此処は巨大な岩山で建設当時はツルハシとダイナマイトだけで掘り進んだという。

昼夜兼行で作業したのでその灯りを見て「ヘル(地獄)・ファイアー(火)」とよんだとの事。

 

今はこの岩山の上に自動車道路が通っており、「ヘルファイアーパス記念館」もある。

記念館の駐車場の横から下に降りてゆくとこの工事現場まで着く。

但し若し行かれる方はご注意を、

上の写真の所まで駐車場から往復40分位だが、ジャングルの中で気温は35度くらい、湿度100%である。

私も2回行ったが、いずれもパンツの中まで汗でビショビショ。

なるほど此処で作業したら死者が出て当たり前と実感できる。

 

なおこの泰麺鉄道、日本軍が戦争捕虜を虐待した証拠といわれているが事実はこんなもの。

   

          従事者     その内の死者

戦争捕虜   6万2千人     1万3千人

徴用労務者  20万人      4万2千人

(タイ・ベトナム等)

日本人     1万人         1千人

 

こんな風で日本人だけ楽をして捕虜虐待したわけではない。

死亡率は少ないとはいえ日本人も1千人も死んでいるのである。

 

現地の劣悪な環境でマラリアなどで命を落とした人が多かったし、第一こんな多数の人が入って、十分な食料が供給できなかった事が原因である。

 

特にオーストラリアで日本軍の虐待を声高に言う人がいるが注意が必要。

先月も日本軍の捕虜となり、ここで強制労働させられたと嘘を言って恩給を騙し取ったオッサンが逮捕されている。

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/2086345/

 

 

 

本論に戻って、帰りにはこんな所などいかがだろう。

 

クメール遺跡である

プラサート・ムアン・シン歴史公園という。

 

バンコクよりさらに西にクメール時代の遺跡がひっそりと残っている。

若しタイに行く機会のある方はこんな所など参考にされてはいかがでしょうか。 

  1. タイiza
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コメント

No title

 クワイ川鉄橋ですね。映画じゃさんざん描かれてましたが、立派な永久架橋なんですよね。確かもう一本木橋があり、それを併用して連合軍の空襲を切り抜けたと聞いてます。これがなけりゃあインパール作戦はなかったという話もありますが、まあそれは別として、戦時中によくここまで作ったと感心します。

 これを作った連中は小生の昔のホームグランド、津田沼の鉄道連隊の連中でした。その演習線路の跡が今の新京成であり、今では地域住民の足となってますが、昔の演習線の名残からかカーブが多く揺れが大きいものです。今はだいぶ良くなりましたが…。

 それはともかくトンブリからナムトクまで200キロ4時間半ですか。昔は鉄道がなければどうしようもなかったのでしょうね。
 靖国神社にはタイ国から戻ってきた蒸気機関車C56の一両が展示されてます。
 タイ国のメーターゲージのままで往時を伝えています。
  1. 2011-01-15 18:54
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  3. kazk #79D/WHSg
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No title

To kazkさん
> クワイ川鉄橋ですね。映画じゃさんざん描かれてましたが、立派な永久架橋なんですよね。確かもう一本木橋があり、それを併用して連合軍の空襲を切り抜けたと聞いてます。これがなけりゃあインパール作戦はなかったという話もありますが、まあそれは別として、戦時中によくここまで作ったと感心します。

最初に木の橋を作り、それを足がかりにして鉄橋を作った。
鉄橋は連合軍の爆撃で破壊されたが木造橋は残った、そう聞いています。
鉄橋は戦後すぐ復旧工事をしたのだ、が資材の都合で昔の橋桁は丸い形なのに復旧工事をした所は直線になってしまった。
それであんな形になったそうです。

> これを作った連中は小生の昔のホームグランド、津田沼の鉄道連隊の連中でした。その演習線路の跡が今の新京成であり、今では地域住民の足となってますが、昔の演習線の名残からかカーブが多く揺れが大きいものです。今はだいぶ良くなりましたが…。

そうですか、色々な歴史が有るのですね。

> それはともかくトンブリからナムトクまで200キロ4時間半ですか。昔は鉄道がなければどうしようもなかったのでしょうね。
> 靖国神社にはタイ国から戻ってきた蒸気機関車C56の一両が展示されてます。
> タイ国のメーターゲージのままで往時を伝えています。

線路のメンテが悪くスピードが出せないのです。
それでも毎年のように脱線しています。
写真で見ても分かるようにレールも軽量レールなのでこれ以上無理なのでしょう。
  1. 2011-01-15 20:10
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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No title

ありがとうございます!
「アルヒルの桟道橋」
すばらしい旅行案内、旅心をそそられます。
タイには何度も行きましたがこの辺りは全く訪れた事が有りません。
今年の秋口あたりを目標に予定を立てたいと思います。

ご配慮感謝します。
  1. 2011-01-16 08:21
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  3. sonoraone #79D/WHSg
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To sonoraoneさん

>「アルヒルの桟道橋」
>すばらしい旅行案内、旅心をそそられます。
>タイには何度も行きましたがこの辺りは全く訪れた事が有りません。
>今年の秋口あたりを目標に予定を立てたいと思います。

いつか機会があったら紹介したいと思っていたところなので丁度いい機会でした。
カンチャナブリの鉄橋の周りには戦争博物館やら墓地やらがあり、此処までは良く行く所なのです。しかしその先はあまりにも不便。
鉄道は1日3本(バンコクからは1日2本)、ですが若し鉄道で此処を通ってみたい場合、使えるのは1本だけです。
カンチャナブリ駅発10:25、クウェー・ヤイ橋駅(クワイ川鉄橋駅)発10:55、終点のナムトック駅12:20。
これの折り返しがナムトック12:50、クウェー・ヤイ橋駅14:36、カンチャナブリ着14:44。

若し行かれるのであれば運転手つきのレンタカーを用意し、必要な所だけ鉄道利用、車は先回りさせるのが良いと思います。
但し運転手は地図が読めない、こんな珍しい所など全く知りませんので注意が必要です。
私は自分で現地の道路地図を買いまして、それを見ながら何処でどっちに曲がれ迄指示していたのですが、其処までしなくてもタイ語の書いてある地図を指差してやれば多分大丈夫と思います。
  1. 2011-01-16 09:34
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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To 短足おじさんさん
>To sonoraoneさん
>
>>「アルヒルの桟道橋」
>>すばらしい旅行案内、旅心をそそられます。
>>タイには何度も行きましたがこの辺りは全く訪れた事が有りません。
>>今年の秋口あたりを目標に予定を立てたいと思います。
>
>いつか機会があったら紹介したいと思っていたところなので丁度いい機会でした。
>カンチャナブリの鉄橋の周りには戦争博物館やら墓地やらがあり、此処までは良く行く所なのです。しかしその先はあまりにも不便。
>鉄道は1日3本(バンコクからは1日2本)、ですが若し鉄道で此処を通ってみたい場合、使えるのは1本だけです。
>カンチャナブリ駅発10:25、クウェー・ヤイ橋駅(クワイ川鉄橋駅)発10:55、終点のナムトック駅12:20。
>これの折り返しがナムトック12:50、クウェー・ヤイ橋駅14:36、カンチャナブリ着14:44。
>
>若し行かれるのであれば運転手つきのレンタカーを用意し、必要な所だけ鉄道利用、車は先回りさせるのが良いと思います。
>但し運転手は地図が読めない、こんな珍しい所など全く知りませんので注意が必要です。
>私は自分で現地の道路地図を買いまして、それを見ながら何処でどっちに曲がれ迄指示していたのですが、其処までしなくてもタイ語の書いてある地図を指差してやれば多分大丈夫と思います。


この短足おじさんのコメント返信もコピー取って置きます。
何から何までありがとうございます^^

  1. 2011-01-16 09:44
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  3. sonoraone #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To sonoraoneさん

いつかタイに出かけられるとき思い出していただければ結構です。
それにしても良く雪が降りますね。
今雨雲レーダー画像を見ているのですが、
私の住んでいるところは若狭湾から関が原、濃尾平野と抜ける雪雲の通り道。
今日は雪見酒です。
  1. 2011-01-16 11:59
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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