2010-09-22 18:29

アンサンブル金沢の話

アンサンブル金沢と言う室内オーケストラがある。

普通のフルオーケストラの約半分40名の演奏者の室内オーケストラ、しかし演奏のレベルは極めて高い。

 

2日ほど前、近くの町にこのオーケストラが来たのでカミさんが行って来た。今回は普段公開されないゲネプロが見られるのだと言う。

 

注)ゲネプロ:コンサートや演劇の用語で、演奏会本番前の舞台の上で行う通し稽古、全体リハーサルの事。ドイツ語のゲネラル・プローべ(General probe)の略。

 

これがアンサンブル金沢、中央が音楽監督兼指揮者の井上道義

 

 

帰宅したカミさんが開口一番、「驚いた、ゲネプロで指揮者の井上道義は日本語と英語で話していたよ。」

聞いてみると演奏者の中に外国人が多いのでそうしているらしいとの事。

 

プログラムを見ると、演奏者38人、その内外国人7人

そしてコンサートマスターも外国人であった。

 

注)コンサートマスター:演奏者全部のリーダー、通常第一バイオリンの首席奏者があたる。指揮者に万一の事が有れば、代わりに指揮者代行をするくらいの技量が要求される。

 

アンサンブル金沢の演奏者は全てオーディションで採用。

資格は年齢15歳以上60歳未満。

学歴、経歴、国籍は問わない

そして報酬は全て年俸制だが、普通のオーケストラより相当良い様だ。

 

こんな事でよい演奏者を集めているので非常にレベルの高い演奏で評判が良い

これは創立者で音楽監督兼指揮者の故岩城宏之氏、そして現在の音楽監督兼指揮者井上道義氏のポリシーなのであろう。

尚アンサンブル金沢は石川県と金沢市が指揮者の岩城宏之を音楽監督に招き、1988年から活動している。

 

 

 

そのような日本人、外国人混成のオーケストラを指導する為に、指揮者がやっているのが日本語・英語両方で話すことだった。

そんな事でこのオーケストラの名声の秘密の一端が分かった次第。

 

 

最近企業の国際化の為英語公用語論が言われている。

日本人同士の会話まで英語で話せなどと言う話もあるようだ。

 

しかしいち早く国際化したオーケストラではごく自然に二つの言語が使われている。

国際化で言葉を如何するか、その回答の一つが此処にあるように感じた次第。

国際化の一つのモデルではないだろうか。

 

 

  1. 社会一般iza
  2. TB(0)
  3. CM(10)

コメント

No title

 アンサンブル金沢ですか、上手いわな、というより日本のオーケストラは上手いだけならどこも上手だと思います。ただみんな上品なんですよね。

 どこでもそうですが、外国人は腕に自信がなければわざわざアウェーで勝負しません。指揮者も同じで英語は必須だとの事、というよりは演奏に関するだけならその国の言葉は必須、といいます。といっても指揮者がみんな立派なマルチリンガルじゃないんで、その辺はまあ適当なレベルという事のようです。

 外国人演奏家を見てて思うのは、泥臭いこと平然とやる図太さと自己主張の強さですね。正直あんまり好きになれません。
 そこにいくとベルリンフィルの第一コンサートマスターだった安永徹のように絶対的な実力があり、何でもできるので、うるさがたの指揮者や自信過剰の演奏家どもを黙らせつつはったりや強い自己主張と無縁の演奏家が好きです。

 なにやら、昨今の世界で通用する企業とおんなじ様な話ですが、やっぱり真の実力者だけが生き残るのだという事はどこも代わりがないと思います。
  1. 2010-09-22 20:29
  2. URL
  3. kazk #79D/WHSg
  4. 編集

No title

連投失礼。
 ゲネプロって、メンデルスゾーンと武満、モーツアルトですか。モーツアルト以外はあんま聞けないね。小生は変人なので武満のレクイエムとメンデルスゾーンの弦楽交響曲は全部聴いてます。(普通じゃねえな)
 小生はメンデルスゾーンの弦楽交響曲は大好きです。聞いてるとバッハのモチーフがあちこちに出てくる。メンデルスゾーンの若書きですがあのはじけるような才能のきらめきは本当に凄い。
 いいもの聞かれましたね。
  1. 2010-09-22 20:45
  2. URL
  3. kazk #79D/WHSg
  4. 編集

No title

午前中と夕方は居ないよ・・・と言われたので昼過ぎに訪問する。
「こんにちは」と叫べども誰も出てこない。
「もうし・・・」と何回も叫んでいると敷地奥のコンテナの中から人が出てきた。限りなく色が黒い。そこで英語で話しかける。
「主人は居ないよ」と黒い人。「どこから来たがや」「ジンバブエだぎゃ」
ジンバブエは元の英国領であるから黒い人は綺麗な英語を使う。

この人、コンテナの中に住んでいるのでホームレスの親戚と思ってはいけない。彼は実業家で本国では御殿に住んでいる金持ちだ。
コンテナの中に居るのは、ビジネスチャンスを逃さないためだ。
ここは自動車の解体工場。朝、車を取りに行き、昼間にここで解体、夕方、資源を売りに行く。
解体の途中で、まだ使える部品が発生すると彼が購入してコンテナに詰める。コンテナが一杯になると、蓋をして故郷に送る。
ジンバブエは左ハンドルなので、日本の中古車が多く走っている。故障すると部品が必要になるのだ。
解体屋さんは英語が使えないと商売にならない。豪州台湾、マレーシアなど多くのバイヤーが来るからだ。ちょっと前はロシアも。
大企業でなくても、こうした現場は日本語・英語のチャンポン。
  1. 2010-09-22 21:05
  2. URL
  3. yuyuu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

私は日本で働く外国人社員には日本語を義務付けます。
日本で稼いで生活する以上は当然の事。
最初から無理な人もいますから補助的英語可、
文書も漢字平仮名読めないので英語で通訳可
しかし基本は日本語、期限は一年間。
これで一年もすれば驚くほどのバイリンガルになる。
漢字だって麻生さんが知らない様な漢字を覚えて来ます。
これは彼らのスキルになり職務能力のインセンティブにもなります。
僕はこれが普通に国際化だと思っています。
どうして日本企業が端から日本語を放棄して
外国企業になろうとするのでしょうかね?
フランス人の様に英語で問いかけたらフランス語で答える様な「根性」も必要ですね。答えると言う事は英語も解しているが、ここはフランスなんだからフランス語で喋れコノヤロと意思表示しているわけですね。
これでフランス人が国際化に遅れているとは感じません。
楽天の三木谷なんか見てると田舎者ではなかろうか?と感じるんですがどうですか?

  1. 2010-09-23 05:41
  2. URL
  3. sonoraone #79D/WHSg
  4. 編集

No title

追伸

勿論日本人社員も海外に出たり外人と接する分けですから英語は必須です。
しかし社内公用語とは別問題だと思いますね。
公用語は日本企業であり日本人ですから飽くまで日本語です。
だから外人社員にも公用語を覚える様に促します。
彼らが何時かは母国に帰って流暢な日本語をしゃべる人材が増えると言う事は日本の国際化にはいい事だと想いますけどね。
しかし、こう言う考え方は案外日本では理解されないんですね。
意外な感想を持っています。

  1. 2010-09-23 05:59
  2. URL
  3. sonoraone #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To kazkさん
>
> どこでもそうですが、外国人は腕に自信がなければわざわざアウェーで勝負しません。指揮者も同じで英語は必須だとの事、というよりは演奏に関するだけならその国の言葉は必須、といいます。といっても指揮者がみんな立派なマルチリンガルじゃないんで、その辺はまあ適当なレベルという事のようです。

良くご存知ですね。
ドイツのテレビなどではごく稀にですがゲネプロの様子をやっている事が有ります。私はバーンスタインがドイツでマーラーを指揮するゲネプロのTVを見たことが有ります。やはりドイツ語で喋っていましたが、時々これは何と言ったっけと楽団員に聞いていたりしていました。


> 外国人演奏家を見てて思うのは、泥臭いこと平然とやる図太さと自己主張の強さですね。正直あんまり好きになれません。
> そこにいくとベルリンフィルの第一コンサートマスターだった安永徹のように絶対的な実力があり、何でもできるので、うるさがたの指揮者や自信過剰の演奏家どもを黙らせつつはったりや強い自己主張と無縁の演奏家が好きです。

安永徹、凄いですね。ただただ感心するばかり。

> なにやら、昨今の世界で通用する企業とおんなじ様な話ですが、やっぱり真の実力者だけが生き残るのだという事はどこも代わりがないと思います。

同感です。
  1. 2010-09-23 06:59
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To kazkさん

> ゲネプロって、メンデルスゾーンと武満、モーツアルトですか。

ややっ! 手の内が全部ばれてしまいました(泣)。

>モーツアルト以外はあんま聞けないね。小生は変人なので武満のレクイエムとメンデルスゾーンの弦楽交響曲は全部聴いてます。(普通じゃねえな)
> 小生はメンデルスゾーンの弦楽交響曲は大好きです。聞いてるとバッハのモチーフがあちこちに出てくる。メンデルスゾーンの若書きですがあのはじけるような才能のきらめきは本当に凄い。
> いいもの聞かれましたね。

私は所用が有って行けなかったので、聴きに行ったのはカミサンだけです。
だからこの話も受け売り・・
  1. 2010-09-23 07:04
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To yuyuuさん
>
>この人、コンテナの中に住んでいるのでホームレスの親戚と思ってはいけない。彼は実業家で本国では御殿に住んでいる金持ちだ。
>コンテナの中に居るのは、ビジネスチャンスを逃さないためだ。

凄いですねえ・・ 正にハングリー精神が溢れてる。
こんな姿勢が今の日本人に一番欠けている所。


>解体屋さんは英語が使えないと商売にならない。豪州台湾、マレーシアなど多くのバイヤーが来るからだ。ちょっと前はロシアも。
>大企業でなくても、こうした現場は日本語・英語のチャンポン。

なるほど、意外な商売の人が外国人と付き合っている。
私は自動車関係の仕事をしてきましたが、こんな分野の話、とても新鮮です。
気がつかないところで国際化が進んでいるんですねえ。
  1. 2010-09-23 07:13
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To sonoraoneさん
>私は日本で働く外国人社員には日本語を義務付けます。
>日本で稼いで生活する以上は当然の事。
>最初から無理な人もいますから補助的英語可、
>文書も漢字平仮名読めないので英語で通訳可
>しかし基本は日本語、期限は一年間。
>これで一年もすれば驚くほどのバイリンガルになる。
>漢字だって麻生さんが知らない様な漢字を覚えて来ます。
>これは彼らのスキルになり職務能力のインセンティブにもなります。
>僕はこれが普通に国際化だと思っています。

日本の技術や仕事を覚えようとすれば、否でも言葉は分かるようになってくる。
また日本の色んな文化は日本語で表現するのが一番適切。
逆に言えばだから外国語も覚える必要がある、こうだと思います。


>どうして日本企業が端から日本語を放棄して
>外国企業になろうとするのでしょうかね?

日本が心底嫌いなのでしょう。
だからこんな馬鹿なことを平気でやろうとするのだと思います。

>フランス人の様に英語で問いかけたらフランス語で答える様な「根性」も必要ですね。答えると言う事は英語も解しているが、ここはフランスなんだからフランス語で喋れコノヤロと意思表示しているわけですね。
>これでフランス人が国際化に遅れているとは感じません。
>楽天の三木谷なんか見てると田舎者ではなかろうか?と感じるんですがどうですか?

三木谷は日本人ではない、ネットの噂ではそうなっています。
  1. 2010-09-23 08:58
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To sonoraoneさん
>
>勿論日本人社員も海外に出たり外人と接する分けですから英語は必須です。
>しかし社内公用語とは別問題だと思いますね。
>公用語は日本企業であり日本人ですから飽くまで日本語です。
>だから外人社員にも公用語を覚える様に促します。
>彼らが何時かは母国に帰って流暢な日本語をしゃべる人材が増えると言う事は日本の国際化にはいい事だと想いますけどね。
>しかし、こう言う考え方は案外日本では理解されないんですね。
>意外な感想を持っています。

日本の物が良いと感じれば、それが技術であれ、文化であれ何でもそれを取り入れよう、覚えようとします。
そうすれば言葉も自然についてくる。
これが自然で、これこそ国際化です。

この典型的な例をインド文明に見ることが出来ます。
近隣の東南アジアばかりでなくヨーロッパや日本にもその文明の影響が色濃く有ります。
勿論言葉もです。
しかしそこには征服も侵略も力による改宗も有りませんでした。
人々はインド文明を良いものとし、望ましいものと思い、利用したいと思い、その風に倣ったのです。
私はこれこそ日本が目指す方向ではないか、そう思っています。

1年以上前ですがこんなところをエントリーしました。
http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/1142368/
  1. 2010-09-23 09:25
  2. URL
  3. 短足おじさん #79D/WHSg
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する