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2020-03-20 17:59

武漢肺炎<なぜ新型コロナウイルス対策に「石鹸」が最強なのか?


 武漢肺炎が猛威を振るっている。今朝も友人たちと喫茶店でコーヒーを飲んできたのだが、話題は矢張り武漢肺炎。何せ私の住む町でも感染者が複数出ている。だからみんな真剣だ。高齢者・持病持ちが危ないといわれるが、みんなれっきとした末期高齢者(笑)。おまけに友人の葬式を済ませたところ。他人ごとではない。
更に地元の春祭りもとうとう秋に延期が決まりそうだ。地区によっては人を集める都合で今年の開催を断念したところもあるとの事。
まだまだ苦しい戦いの日々が続くようだ。

所で、武漢肺炎(新型コロナウイルス、SARS-CoV-2)の予防に一番なのが石鹸による手洗い。その理由が良く分かる記事と図が有ったので紹介したい。


最初に本題に入る前に敵の姿など。
これは東京都健康安全研究センターが2月7日に分離に成功した新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真。

2020-3-20新形コロナウイルス(SARS-CoV-2)電顕写真
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_virus/kansenshou/virus_gazou/sars-cov-2/

このウイルスの大きさはほぼ100nm(ナノメートル)、
1000nmが1µm(マイクロメートル、昔はミクロンと言ったが今は使わない)なのでウイルスの大きさはほぼ1ミリの1万分の1程度。
この大きさでは普通の光学顕微鏡では見えないので電子顕微鏡を使う。


さて、このように普通の顕微鏡でも見えないものだが、その構造はこんな風になっている。

2020-3-20新形コロナウイルス(SARS-CoV-2)の構造
雑誌ニュートン 2020年4月号 p10 『猛威を振るう新型コロナウイルス』より

これを頭に入れて、以下の記事を見てみたい。


<以下Gigazineより抜粋引用>
2020年03月13日 12時00分メモ
なぜ新型コロナウイルス対策に「石けん」が最強なのか?

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスへの感染を予防するには「とにかく石けんを用いた手洗いに尽きる」と呼びかけています。世界各国の研究機関が全力で新型コロナウイルス対策に乗り出している中、「なぜ画期的な新技術や強力な新薬ではなく、昔から身近に使われていた石けんがウイルス対策に効果的だとされているのか」について、専門家が分かりやすく解説しています。

「一体なぜ、石けんはSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)、ひいては普通のコロナウイルスやほとんどのウイルスに効果的なのでしょうか?」という疑問に答えたのは、ニューサウスウェールズ大学の超分子化学の専門家であるポール・サンダーソン氏です。サンダーソン氏はTwitterでの計25回の投稿を通じて、石けんがウイルス対策に効果的である理由を解説しました。

2020-3-20新形コロナウイルス(SARS-CoV-2)の構造詳細
そもそもウイルスとは何かについて、サンダーソン氏は「ほとんどのウイルスは、RNA・たんぱく質・脂質という3つの構成要素から成る自己組織化ナノ粒子だといえます」と説明しています。ウイルスは厳密には生き物ではないので、超分子化学の立場からすると「自然と自分と同じ構造をつくりあげるナノサイズの粒子」だということになるのだとのこと。

ここで重要になるのは、ウイルスの中核であるRNAを保護しているのが、脂質の膜だという点です。ウイルスの粒子は一般的に、エンベロープという膜で保護されおり、このエンベロープの多くは脂質二重層でできています。脂質二重層の組織はまるで面ファスナー(引用者注:マジックテープの事)のようにがっちりとかみ合っているため物理的に分解することは困難ですが、分子同士は非共有結合でつながっているので、化学的な結合力そのものは弱いのだとのこと。

そして、石けんには脂質を溶かしてしまう作用があるので、石けんにさらされたウイルスは「トランプで作ったピラミッド」のように簡単にバラバラになってしまいます。これに、石けんが手の表面から汚れを除去する効果も加わるので、石けんはウイルス対策にうってつけだとのこと。

ドラッグストアなどには手洗い用の石けん以外にも、抗菌作用などをうたったさまざまな製品がありますが、「それらはウイルスの構造にはまったく影響を与えないので、普通の石けんには勝てません」とサンダーソン氏は指摘。多くの衛生用品は「石けんの高価なバージョンに過ぎません」と断じました。

唯一の例外はアルコール消毒です。アルコールは60%を超す程度の濃度になると、脂質を溶かす溶剤としての作用が非常に強くなります。そのため、市販されている濃度60~80%のアルコール消毒液は石けんと同様の仕組みで効果的にウイルスを不活性化させます。しかし、石けんでの手洗いと違ってウイルスごと汚れを除去する作用はないので、石けんほどの効果は見込めないとのこと。
・・・以下略・・・
<引用終り>

このウイルスの断面の略図で、ウイルスは脂質の二重層に守られて中でとぐろを巻いている。その外側の資質がマジックテープのようにしっかりしているんだが、脂質なので石鹸で分解でき、外側の資質も膜が無くなれば中のRNAもバラバラ。これでウイルスを退治できる。

なるほどこの説明で、石鹸石鹸と煩くいう訳が納得できる。大変良く分かる解説だった。
尚原文のツイートは以下参照ください。

どうやらこのウイルスとの闘い、多分後世の歴史家は全く新しい戦争と言うでしょう。
何せイタリアなどは死者が今日現在でも3400人を超えています。
どう見ても戦争。気を引き締めねばいけないと思います。
  1. 疫病
  2. TB(0)
  3. CM(6)

コメント

無駄話

備蓄推奨品
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%99%E8%93%84%E6%8E%A8%E5%A5%A8%E5%93%81
余計なお節介でしょけどこんなのもあります
石鹸やシャンプーもありますが常備薬や絆創膏も
食品は皆気にするんですが日用品も大切です
体温計と目薬(花粉症対策ですが)は手元に置いてます(^^)v
  1. 2020-03-21 04:19
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

 ワタシはマスクは布で自作するか、面倒なら昔の西部劇の銀行強盗みたいにバンダナで覆面をして、手洗いをする時に、手と一緒にマスクやバンダナを洗えばよいと思うんですけどね。

 外科医用など特殊なマスクでなければ、結局、自分の口から飛沫が飛ぶの防ぐのと、自分の手で口や鼻を直接触るのを防ぐ役割しかしません。

 だったらバンダナで十分でしょう?
 
 手洗いするときにバンダナの洗濯もすれば、その間も手が石鹸液に浸かっているので、消毒の時間が長くなります。

 アメリカでこの姿で銀行に行くと、入店と同時に射殺されるかもしれませんが、日本ではそんなこともないでしょう。
  1. 2020-03-21 10:21
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

水で流せば良いんじゃない

確かに画期的な発想ではあると思います。ただし、アメリカ人は巧妙にウソをつきますから気をつけた方が良いような気がします。
見て来たようなウソをつきます。とにかく理屈をつけるのがうまいんですよ。
あまりに理屈が整っている場合には、むしろ注意しましょう。
水で流すのとあまり変わりなかったりして。
アルコールによる手指消毒は簡便でいいですよ。しょっちゅう石鹸で洗う方が非現実的です。それに石鹸の量が分からないですが、常識的な手洗いで良いんですかね。まあ、ちょっと様子を見るのが正解と思いますが。
  1. 2020-03-21 13:24
  2. URL
  3. 縄文人 #wM6nolEE
  4. 編集

Re: 無駄話

> 備蓄推奨品
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%99%E8%93%84%E6%8E%A8%E5%A5%A8%E5%93%81
> 余計なお節介でしょけどこんなのもあります
> 石鹸やシャンプーもありますが常備薬や絆創膏も
> 食品は皆気にするんですが日用品も大切です
> 体温計と目薬(花粉症対策ですが)は手元に置いてます(^^)v



なるほど、確かにそうだと思います。
所でこんな時一番問題になるのが在庫管理がキチンとできるかですね。
まあトイレットペーパーなら先入先出していなくても別に問題ないですが、食料品なんかだと大変。
会社なんかで安全のため在庫を増やそうとすると在庫管理が問題になります。
企業だとトレーサビリティーが問題になるので、在庫を増やすためにはそのスペース確保や棚などの道具が必要。

今回の騒動のおかげでそんな事を会社でも家庭でも見直すいい機会ではないでしょうか。
そして多分最後に問題になるのは人の教育の問題に収斂するような気がします。
  1. 2020-03-21 15:26
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:よもぎねこ さん

>  ワタシはマスクは布で自作するか、面倒なら昔の西部劇の銀行強盗みたいにバンダナで覆面をして、手洗いをする時に、手と一緒にマスクやバンダナを洗えばよいと思うんですけどね。
>
>  外科医用など特殊なマスクでなければ、結局、自分の口から飛沫が飛ぶの防ぐのと、自分の手で口や鼻を直接触るのを防ぐ役割しかしません。
>
>  だったらバンダナで十分でしょう?
>  
>  手洗いするときにバンダナの洗濯もすれば、その間も手が石鹸液に浸かっているので、消毒の時間が長くなります。
>
>  アメリカでこの姿で銀行に行くと、入店と同時に射殺されるかもしれませんが、日本ではそんなこともないでしょう。



バンダナをマスク代わりですか。銀行に行かなければいい方法だと思います。
今もマスクが買えない状態なので、時々手製のマスクをしている人を見かけます。
そんなものがファッションになれば案外面白いかも。

手製のマスクによもちゃんのマークでもつけたら大人気間違いなしでは無いでしょうか。
  1. 2020-03-21 15:33
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: 水で流せば良いんじゃない

> 確かに画期的な発想ではあると思います。ただし、アメリカ人は巧妙にウソをつきますから気をつけた方が良いような気がします。
> 見て来たようなウソをつきます。とにかく理屈をつけるのがうまいんですよ。
> あまりに理屈が整っている場合には、むしろ注意しましょう。
> 水で流すのとあまり変わりなかったりして。
> アルコールによる手指消毒は簡便でいいですよ。しょっちゅう石鹸で洗う方が非現実的です。それに石鹸の量が分からないですが、常識的な手洗いで良いんですかね。まあ、ちょっと様子を見るのが正解と思いますが。



アメリカ人は巧妙に嘘を吐く、これは私も気になりました。
本文2枚目の図を見てください。この図は下に典拠が書いてありますが、全く別のソース。科学雑誌ニュートン最新号の中からとりました。右端に赤枠で囲んだ部分が有ります。エンベロープの説明で「主成分は脂質で、アルコールや石鹸で破壊できる」と書いてあります。
この話と本文のGigazineの記事が整合性があります。だから信用できると判断しました。

また2枚目の図はあちこちでよく見かけるのですが、この丸いボールの中に何が入っているのか、そんな事を書いたものは殆どありません。
そんな意味で3枚目の図が意味があると思っています。
なお3枚目の図の中にあるRNAがこんな風にとぐろを巻いてるわけですが、RNAの太さは2nmくらいなので、この図は多少誇張があると思いますが、まあ分かりやすいためには仕方ないでしょう。
  1. 2020-03-21 15:51
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  3. 短足おじさん二世 #-
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