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2019-03-11 15:35

中国が作ったケニア版「新幹線」は快適だった<はあっ?


 メディアの劣化が激しいが、その中でもひどい例に出っくわした。
ケニア版新幹線なのだという・・・。はあっと聞き返す話だが、確かアフリカ最初の高速鉄道は昨年11月にモロッコで開通したとどこかで見たことがある。確かフランスのTGVベースの高速鉄道だったんじゃなかったかなあ・・・ブツブツ。

実際の記事はこんなもの。

書いたのは日経ビジネスの庄司 容子記者様。どんな人かは知らないが、日経の記者ができるくらいだからバカでは無いだろう。と思う私がアホだったのか?・・・。

まあ、なには兎も角記事はこんなもの。

注:突っ込み所満載なので、引用文は青字、私のコメントは黒字にしました。
<以下日経ビジネスより引用>
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00020/022800001/?n_cid=nbpnb_mled_mpu

中国が作ったケニア版「新幹線」は快適だった
庄司 容子 日経ビジネス記者 2019年3月4日

2019-3-9ケニヤの鉄道新線no 
(写真:ロイター/アフロ)

これが庄司 容子 日経ビジネス記者様の言うケニア版新幹線。オイッ、これはディーゼル機関車だぞ。ディーゼルでも高速鉄道が出来ない訳ではないが、現在実用化されているのは200キロどまり。何かおかしくないか??


突っ込みは後ほどにして、先ずは庄司 容子 日経ビジネス記者様の記事を引用したい

<以下引用>
「日経ビジネス」3月4日号の特集「日本を超える革新力 逆説のアフリカ」でも取り上げたケニアのモンバサには、首都ナイロビとの間を結ぶ鉄道が走っている。中国が建設に携わったこの鉄道にケニアを訪れた記者が乗ってみた。
 2月中旬の平日、朝7時。インド洋に面した東アフリカ最大の港湾都市、ケニアのモンバサにあるケニア鉄道のターミナル駅に着くと、厳重な荷物チェックが行われていた。

 ケニアの首都ナイロビでは、その4週間ほど前にテロが起きたばかり。そのせいで厳しく検査しているのかと思ったが、普段も荷物の検査をしているらしい。この鉄道は中国が建設に携わった。中国では高速鉄道の駅に入る際に荷物検査があり、ケニア鉄道もそれを踏襲しているようだ。

 「ニーハオ」。荷物検査の係員が中国語で挨拶してきた。

2019-3-9ケニヤの鉄道新線のモンバサ駅 
まだ真新しいモンバサ駅

 アフリカ各国を訪れる際に、取材のテーマの1つとしていたのが、各国での中国の存在感だった。モンバサからケニアの鉄道に乗るのもそのためだ。「アフリカでの中国の存在感はいかばかりか」。こんな問題意識を持って列車に乗り込むつもりだったが、駅舎に入る前に答えが出た気がした。

 事前にインターネットで予約してもらっていた一等車の切符代は3000ケニアシリング(約3000円)。設置してある機械に名前と予約番号を入れると、カードサイズの切符が発行された。「アフリカはまだ発展していないアナログな大陸」。こんなイメージは早くも覆された。QRコードが印刷されたその切符は「中国の高速鉄道の切符にそっくり。フォントまで同じ」(日本人ビジネスマン)。
(注:1等車は3000ケニアシリングだが2等車は1000ケニアシリング)

2019-3-11ケニアの鉄道新線チケット 
パスポート番号を登録してIDで確認(画像を一部加工しています)

 この「マダラカエキスプレス」は2017年5月末に開通した。モンバサ―ケニア間の約472kmを約4時間40分で結ぶ。工事期間は3年半、事業費は約38億ドル。そのうち9割を中国輸出入銀行が融資し、中国交通建設集団(CCCC)が建設を請け負った。

 まだピカピカの駅舎の一等車専用の待ち合いフロアを見渡すと、缶や魚の骨の絵が描かれたゴミ箱があった。イラストとともに書かれていた文字は「可回収物 RECYCLABLE」。中国語だ。無料のチャイを飲みながら発車時刻を待ち、改札を通ると、その横には白いシャツを着た中国人らしき職員が2人立っていた。

 改札前にある銅像が目に入った。モデルは14~15世紀の中国・明の武将、鄭和。モンバサに4回来たことがあり、「中国とケニアの相互理解を促進した」と解説があった。乗る前に十分、「この鉄道は中国によって作られた」ことを意識させられた。

2019-3-11ケニアの鉄道新線駅構内のゴミ箱 
中国語と英語が併記されたゴミ箱
(注:ケニアでは憲法で、ケニアの国語(National Language)は”スワヒリ語”、公用語(Official Language)は”スワヒリ語”と”英語”と定められている。ちなみに、スワヒリ語はケニアの隣国であるウガンダとタンザニアでも公用語。自国のNational Languageを表示しないのはまさしく植民地で、今度はシナの植民地ということか。)

2019-3-11ケニアの鉄道新線駅構内の銅像 
改札を入ってすぐ目に入る銅像のモチーフは明代の武将、鄭和だ

鄭和については以下参照ください。
・・・以下略・・・
<引用終り>


酷い記事ですねえ。余りにも常識のない記者様なので言葉に窮していますが、最初にこんな所から。
この鉄道の概要はこうなっている。
・ 英国植民地時代から鉄道は有った。しかし鉄道は狭軌で軌間1000ミリ1067ミリ、また設備も老朽化していたようだ。(注:ケニアの鐡道の軌間は最初1067ミリと書きましたが1000ミリでした。kazkさんにご指摘いただきました。私の確認不足でした。訂正します)

一寸狭軌時代の風景など

2019-3-11ケニアのナイロビモンバサ間の旧線 

のどかな風景ですね。
この旧線は英国統治時代の駅舎も車両もそのまま使っていたようです。だからナイロビーモンバサ間約500キロ(新線は472キロなのでもう少し短いか?)を12時間で走っていた。
日本でいえば明治40年頃は新橋ー神戸間(まだ東京駅は未開業)を15時間~13時間で走っていたので、そんな頃の感じでしょうか。

そんな所に中国が軌間1435ミリの標準軌を持った新線を敷設したわけです。それが庄司 容子記者様のいう新幹線。記者様の言うには472キロを4時間40分で結ぶのだとか。

472キロを4時間40分ねえ。それなら平均時速101キロ。まあ在来線なら相当な高速ですが、日本でいえば東海道線が新幹線開業前、特急つばめ・はとが東京大阪間556キロを6時間30分で結んでいた(1960年)、こんな時代をほうふつとさせる話ではあります。

所でそんな新線、どんなダイヤなのかというと、これは記者様ご搭乗の少し前に乗ってきた方がいる。

ナイロビ方面もモンバサ方面も、1日2本運行。

◉ナイロビ→モンバサ
8:20pm-14:18pm     所要5時間58分
14:35pm-19:18pm     所要4時間43分

◉モンバサ→ナイロビ
8:00am-13:42pm     所要5時間42分
15:15pm-20:14pm     所要4時間59分

値段
・FIRST CLASS/3000KSH(3300円くらい)
・SECOND CLASS/1000KSH(1100円くらい)

1日2往復しかありません。しかも4時間40分で走るのは1本だけ。多分これは途中の駅には止まらないのでしょう。だから途中駅からすると列車は1日1本。こんな風のようです。

この新線は多分貨物輸送がメインなんでしょう。1日2往復では旅客用としては不向きでしょう。記者さんはこんな所をしっかり見てくるべきでした。


問題はおバカ記者様が遊びに行った記事ではありません。どんな毒饅頭を食べたのか知りませんが、こんな提灯記事を垂れ流せば、日本人は唯々中国様凄い、こんな印象しか持ちません。
日本貶め計画はこんなアホ記者のアホ記事を利用していることをよく知るべきだと思います。


最後に口直し。

アフリカ最初の高速鉄道は去年の11月に開通しました。モロッコのカサブランカータンジェ間です。
タンジェと言ってもなじみのない名前ですが、ジブラルタル海峡のアフリカ側の町です。

2019-3-11モロッコの鉄道網 

これがアフリカ初の高速鉄道

2019-3-11アフリカ発の高速鉄道 
フランスのTGVベースの高速鉄道です。将来はジブラルタル海峡に海底トンネルを掘ってヨーロッパと結ぶ計画とのこと。壮大な計画ですね。

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コメント

日本人の劣化?

「劣化」と銘打ちながら私のコメントも劣化故にトホホな思いですが・・・。

テレビの女子アナウンサーはアナウンサーなのか?という疑問が出るほど芸能人化しています。遊び人風。ニュースも間違えて読む場合もある。

それと同じように記者さんにもその様相があって、それを恥じない風潮が出来ているのでしょう。
毒まんじゅうを食らってヨイショ記事を書くのは、明治の昔からですから、今さらながらと言うべきか先祖がえりと言うべきか、つまり進歩していない。

問題は読者が報道とはかくあるべし、という思い込みを戦後作ったのではないか。民主主義とはかくあるべし、などとGHQから教わったせいで「あるべき論」=無菌室の豚、つまり我々もマスコミ人も逞しくない体質になったのか?と思ったりします。それを劣化と見るか、日本人はいまだ12歳と見るべきか。

技術は進歩しますが、心や精神は必ずしも進歩する訳ではない、と達観するべきか?
  1. 2019-03-11 18:28
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

こんばんは。

>「アフリカでの中国の存在感はいかばかりか」。こんな問題意識を持って列車に乗り込むつもりだったが、駅舎に入る前に答えが出た気がした。

この記者様は、支那が融資して支那が造り支那が運営する(支那が融資を回収する)問題点が分からないようで、観光案内のようなお気楽旅の記事を日経に載せてお給料を頂けているのが羨ましい。
明治日本は、鉄道資材や初期の運営をイギリスに頼りましたが、建設は日本が行ない、鉄道経営も外国に渡しませんでした。結果官民挙げてものすごい速さで日本の基幹路線を建設し、明治の国策である富国強兵を推進しました。鉄道に限らず、支那にインフラの首根っこを押さえられた諸国はこれか大変だろうと思います。
  1. 2019-03-11 21:33
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  3. koguma #-
  4. 編集

こんばんは。
せっかくアフリカまで取材に行ったのに、短足おじさん様からのツッコミがww
取材せず机上や妄想で記事を書く記者が(M日やA日その他)多い中、惜しいなぁ・・・

でも記者を庇うワケではないですが、あくまで、記事の主旨を中国との関係にフォーカスしたかっただけで、「ケニア版新幹線」はあくまで比喩だったと・・・く、苦しい、無理かww

まぁ、シナによる「債務の罠」の話題もアリバイ的に盛り込んであるので、テレ朝の「世界の車窓から」という視点からですが、及第点を挙げてあげてくださいな^^
  1. 2019-03-12 00:35
  2. URL
  3. 播州人 #-
  4. 編集

 この記事はワタシも少し前に読んだのですが、しかし最初に写真を見た時に凄い違和感があったんです。

 だって写真の列車、新幹線じゃないもん。

 普通の在来線と同じでしょう?
 
 そりゃ在来線だって、サービスが良ければ十分快適だと思いますよ。 
 
 でもそれだけ書くなら、一般の旅行者のブログと同じレベルでしょう?

 一日2本しか走らず、しかも停車駅が殆どない路線を引いたのはどんな意味があるのか?とかそういう話を知りたいんですけどね。

 例え中国の独饅頭を食べたにしても、こんな小学生の遠足の思い出みたいな記事を書く人間が「記者」ってすごいですね。
  1. 2019-03-12 09:57
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

紀行文は中味が出るよ

久し振りに朝日新聞のポル・ポト記事を思い出しました。すでに記憶が定かではなく和田俊だったか和田春樹だったかよく思い出せませんが、確かに素晴らしい記事でした。クメール・ルージュって素晴らしいと思ったことを記憶しています。
もう一つ思い出したのはNHKのド・ゴールのカンボジアでの大演説ムービーです。これも素晴らしいものでした。野球場か国際競技場かと思えるような大きな野外演説場でド・ゴールが「ビバ カンボージャー」と叫ぶたびに場内の大衆と思しき人々が一斉に大歓声をあげるのです。その素晴らしさは筆舌に尽し難く、ヒットラーの大演説もものならずと思えるようなものでした。
岩波新書からベトナム戦争をルポしたような本が出ていました。アメリカ軍の情けなさと韓国軍とベトコンとの命を懸けた戦いのルポでした。今から考えるとこのルポを上梓した記者は多分ベトナム語を理解できない人ではなかったかと推測します。
イザベラ・バードは優れた紀行文を著していますが、彼女は朝鮮語を理解できなかったと思いますから、現地語を知っているか否かはそれほど重要なことではないのだと思います。
サマーセット・モームは旅行好きで、実は日本にも立ち寄っています。彼の紀行文は、斜め上のことを言っていますが、さすがモームだけあり、面白い視点で日本を見ているなあと思いました。インドから日本にきたのだと思いますが、そのことが紀行文に反映されているのではないかと思います。
紀行文と言うのは、随筆の一種とも記録やメモとも思いますが、誰でも書けるのですが、意外にその人の頭の中味がさらけ出されるものだと思いました。
  1. 2019-03-12 16:17
  2. URL
  3. 縄文人 #mbUrDoOM
  4. 編集

Re: 日本人の劣化?

> 「劣化」と銘打ちながら私のコメントも劣化故にトホホな思いですが・・・。
>
> テレビの女子アナウンサーはアナウンサーなのか?という疑問が出るほど芸能人化しています。遊び人風。ニュースも間違えて読む場合もある。
>
> それと同じように記者さんにもその様相があって、それを恥じない風潮が出来ているのでしょう。
> 毒まんじゅうを食らってヨイショ記事を書くのは、明治の昔からですから、今さらながらと言うべきか先祖がえりと言うべきか、つまり進歩していない。
>
> 問題は読者が報道とはかくあるべし、という思い込みを戦後作ったのではないか。民主主義とはかくあるべし、などとGHQから教わったせいで「あるべき論」=無菌室の豚、つまり我々もマスコミ人も逞しくない体質になったのか?と思ったりします。それを劣化と見るか、日本人はいまだ12歳と見るべきか。
>
> 技術は進歩しますが、心や精神は必ずしも進歩する訳ではない、と達観するべきか?



テレビの女子アナの程度の悪さはひどいですね。
こんな姿を見ると「読書量の少なさ」が根っこにあるように感じています。色んな人と話をしていて、話が面白い人に共通するのが読書量の多さ。
実はそんな事をチェックするために、特に海外に行ったときはなるべく本屋に立ち寄ることにしていました。

>技術は進歩しますが、心や精神は必ずしも進歩する訳ではない
名言です。

最近私が心配しているのがスマホの普及で「調べる代わりにスマホに聞く」、こんな傾向ですね。
何とかして劣化を防ぎたいものです。
  1. 2019-03-12 19:07
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:koguma さん

> こんばんは。
>
> >「アフリカでの中国の存在感はいかばかりか」。こんな問題意識を持って列車に乗り込むつもりだったが、駅舎に入る前に答えが出た気がした。
>
> この記者様は、支那が融資して支那が造り支那が運営する(支那が融資を回収する)問題点が分からないようで、観光案内のようなお気楽旅の記事を日経に載せてお給料を頂けているのが羨ましい。
> 明治日本は、鉄道資材や初期の運営をイギリスに頼りましたが、建設は日本が行ない、鉄道経営も外国に渡しませんでした。結果官民挙げてものすごい速さで日本の基幹路線を建設し、明治の国策である富国強兵を推進しました。鉄道に限らず、支那にインフラの首根っこを押さえられた諸国はこれか大変だろうと思います。



明治の日本は本当に素晴らしいと思います。鉄道にしても、ケニアと日本は殆ど同じ時期にイギリスの指導で狭軌の鐡道を敷設しました。しかしケニアはそこでストップ。日本でいえば明治時代の車両・施設で明治時代の管理をしていました。
しかし日本はそのハンディキャップを抱えながらも改良に次ぐ改良、最後は新幹線にたどり着いた。
何がこの差を生んだのか、大いに考えるべきなんでしょうね。
シナの毒饅頭を喰らった途上国はこれから大変でしょう。
  1. 2019-03-12 19:15
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:播州人 さん

> こんばんは。
> せっかくアフリカまで取材に行ったのに、短足おじさん様からのツッコミがww
> 取材せず机上や妄想で記事を書く記者が(M日やA日その他)多い中、惜しいなぁ・・・
> 、
> でも記者を庇うワケではないですが、あくまで、記事の主旨を中国との関係にフォーカスしたかっただけで、「ケニア版新幹線」はあくまで比喩だったと・・・く、苦しい、無理かww
>
> まぁ、シナによる「債務の罠」の話題もアリバイ的に盛り込んであるので、テレ朝の「世界の車窓から」という視点からですが、及第点を挙げてあげてくださいな^^



意外なところから援軍が現れました(笑)。
まあ単なる紀行文と考えればいいのかも知れませんが、紀行文であっても筆者の問題意識が現れるわけで、どんな意識を持っているかなんですよね。
でも今はネットの世界には優秀なブロガーがゴマンといまして、素晴らしい紀行文をどこででも見ることができます。
プロなら、そんな事を考えて欲しい所です。という私が如何かと言えば・・・。汗顔の至りですが・・・。
  1. 2019-03-12 19:29
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:よもぎねこ さん

>  この記事はワタシも少し前に読んだのですが、しかし最初に写真を見た時に凄い違和感があったんです。
>
>  だって写真の列車、新幹線じゃないもん。
>
>  普通の在来線と同じでしょう?
>  
>  そりゃ在来線だって、サービスが良ければ十分快適だと思いますよ。 
>  
>  でもそれだけ書くなら、一般の旅行者のブログと同じレベルでしょう?
>
>  一日2本しか走らず、しかも停車駅が殆どない路線を引いたのはどんな意味があるのか?とかそういう話を知りたいんですけどね。
>
>  例え中国の毒饅頭を食べたにしても、こんな小学生の遠足の思い出みたいな記事を書く人間が「記者」ってすごいですね。




小学生の遠足の思い出ですか。まさにその通りです。
こんな手合いが無駄飯が食えるのが日本の問題なんですね。困ったものです。
  1. 2019-03-12 19:32
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: 紀行文は中味が出るよ

> 久し振りに朝日新聞のポル・ポト記事を思い出しました。すでに記憶が定かではなく和田俊だったか和田春樹だったかよく思い出せませんが、確かに素晴らしい記事でした。クメール・ルージュって素晴らしいと思ったことを記憶しています。
> もう一つ思い出したのはNHKのド・ゴールのカンボジアでの大演説ムービーです。これも素晴らしいものでした。野球場か国際競技場かと思えるような大きな野外演説場でド・ゴールが「ビバ カンボージャー」と叫ぶたびに場内の大衆と思しき人々が一斉に大歓声をあげるのです。その素晴らしさは筆舌に尽し難く、ヒットラーの大演説もものならずと思えるようなものでした。
> 岩波新書からベトナム戦争をルポしたような本が出ていました。アメリカ軍の情けなさと韓国軍とベトコンとの命を懸けた戦いのルポでした。今から考えるとこのルポを上梓した記者は多分ベトナム語を理解できない人ではなかったかと推測します。
> イザベラ・バードは優れた紀行文を著していますが、彼女は朝鮮語を理解できなかったと思いますから、現地語を知っているか否かはそれほど重要なことではないのだと思います。
> サマーセット・モームは旅行好きで、実は日本にも立ち寄っています。彼の紀行文は、斜め上のことを言っていますが、さすがモームだけあり、面白い視点で日本を見ているなあと思いました。インドから日本にきたのだと思いますが、そのことが紀行文に反映されているのではないかと思います。
> 紀行文と言うのは、随筆の一種とも記録やメモとも思いますが、誰でも書けるのですが、意外にその人の頭の中味がさらけ出されるものだと思いました。



アサヒのポルポト関連の記事は「アジア的優しさを持つ」と書いてありました。書いたのは和田俊。
以下参照ください。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-435.html

この記事は引用した記事がリンク切れなので、もう少し詳しくはこんなもの。
https://blogs.yahoo.co.jp/torakyojin88/44342602.html

紀行文は誰でも書けるようで難しい。特に現地の言葉が分からないと大変だと思います。
頭の中身がさらけ出される、全く同感です。
  1. 2019-03-12 19:46
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

東アフリカの鉄道はメーターゲージです。サブロクじゃあありません。。
小生もつい最近知ったのですが英国植民地だったのになぜかここだけメーターゲージなんです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/軌間の一覧

理由はいくら調べてもわかりませんでした。
ただ、東アフリカの鉄道は決してそれが低クオリティではありませんでした。鉄道技術自体はすでに戦前完成してると言っていいのです。戦後は動力近代化と高速鉄道技術くらいしかありません。

1930年代東アフリカや南アフリカの鉄道は世界でもトップレベルの技術を誇っていたのです。しかし戦後は酷いことになります。モータリゼーションと飛行機の発達でたちまちだめになりました。近代化しようというインセンティブが全くありませんから仕方がありません

というより本気になって近代化したのは日本とフランスくらいでしょう。あとはその真似に過ぎません。

この鉄道にしても標準軌ではありますが、単線、ごく普通程度の規格に過ぎません。物が全く見えていないんだろうとしか言えません。

単線で600キロ、直通列車が一日2本、まあ珍しくもないでしょう。貨物の利用を考えたらごく普通です。

トーマス・クックの青の時刻表を見ればこの程度は世界でいくらもあることがわかります。

実は小生の父は50年前JICAの仕事でこの隣のウガンダに半年ほど滞在しました。

当時でもナイロビまで直通、それから空路でカンパラに入ったと言ってました。当時まだ東アフリカ共同体が健在でしたが東アフリカ鉄道を使うという人々はほとんどおりませんでした。

ナイロビからキムスに至るウガンダ鉄道は建設中に人食いライオンが現れ人喰鉄道とまで言われたものでした。当時でさえ人の移動は飛行機、鉄道は貨物だけという状態だったといいます。モータリゼーションの発達で皆だめになったのです。

植民地の人々は独立しても宗主国の人々のようにきちんと設備投資をするということをしませんでした。

1930年代と比較してSLからDLに変わった程度の差しかありませんでした。

本当はこの程度のものは現地人が自力で作らなければならないものだったのです。
  1. 2019-03-12 21:37
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

To:kazk さん

> 東アフリカの鉄道はメーターゲージです。サブロクじゃあありません。。
> 小生もつい最近知ったのですが英国植民地だったのになぜかここだけメーターゲージなんです。
>
> https://ja.wikipedia.org/wiki/軌間の一覧
>
> 理由はいくら調べてもわかりませんでした。
> ただ、東アフリカの鉄道は決してそれが低クオリティではありませんでした。鉄道技術自体はすでに戦前完成してると言っていいのです。戦後は動力近代化と高速鉄道技術くらいしかありません。
>
> 1930年代東アフリカや南アフリカの鉄道は世界でもトップレベルの技術を誇っていたのです。しかし戦後は酷いことになります。モータリゼーションと飛行機の発達でたちまちだめになりました。近代化しようというインセンティブが全くありませんから仕方がありません
>
> というより本気になって近代化したのは日本とフランスくらいでしょう。あとはその真似に過ぎません。
>
> この鉄道にしても標準軌ではありますが、単線、ごく普通程度の規格に過ぎません。物が全く見えていないんだろうとしか言えません。
>
> 単線で600キロ、直通列車が一日2本、まあ珍しくもないでしょう。貨物の利用を考えたらごく普通です。
>
> トーマス・クックの青の時刻表を見ればこの程度は世界でいくらもあることがわかります。
>
> 実は小生の父は50年前JICAの仕事でこの隣のウガンダに半年ほど滞在しました。
>
> 当時でもナイロビまで直通、それから空路でカンパラに入ったと言ってました。当時まだ東アフリカ共同体が健在でしたが東アフリカ鉄道を使うという人々はほとんどおりませんでした。
>
> ナイロビからキムスに至るウガンダ鉄道は建設中に人食いライオンが現れ人喰鉄道とまで言われたものでした。当時でさえ人の移動は飛行機、鉄道は貨物だけという状態だったといいます。モータリゼーションの発達で皆だめになったのです。
>
> 植民地の人々は独立しても宗主国の人々のようにきちんと設備投資をするということをしませんでした。
>
> 1930年代と比較してSLからDLに変わった程度の差しかありませんでした。
>
> 本当はこの程度のものは現地人が自力で作らなければならないものだったのです。



ご指摘ありがとうございます。早速訂正しました。
東アフリカにしてもインドにしても、鉄道などはイギリスが建設したその当時のままでしたね。
矢張り新しいことをやろうとするためには、それなりの民度がいる。こう云う事なんでしょう。

こんな事例を見ると、逆に世界の最先端を目指すためには何をすればいいかが見えてきます。
ローマは一日にして成らず、しかしパンとサーカスでローマは滅びた。こんな事をもっと考えるべきなんでしょうね。
  1. 2019-03-13 08:23
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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「新幹線」のツッコミどころは皆さまが様々な、なおかつ適切なツッコミをいれて下さってますので、さておくとしまして。

要は結論「日本を超える革新力 逆説のアフリカ」が先にあって、全体の事実関係よりも先にある
結論に見聞きした事実というか現象を無理やり当てはめたり、都合のよい部分を「つまみ食い」するというスタイルに問題がありますね、これは。

私はここで興味深いのは、記事の内容の是非、正誤より、なぜ日経がこの時期にこんな中国ヨイショな記事を書くのか?というその意図ですね。
これはないと思いますが、思想的なもの?それとも今いきなり中国につぶれられると困る、まだまだ中国で活動したい財界・経済界財界の意向?

まあ、日本の大メディアの中国報道には文革礼賛など様々な「前科」がありますからね。あまり額面通りには受け取れませんよね。
  1. 2019-03-14 22:49
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

To:prijon さん

> 「新幹線」のツッコミどころは皆さまが様々な、なおかつ適切なツッコミをいれて下さってますので、さておくとしまして。
>
> 要は結論「日本を超える革新力 逆説のアフリカ」が先にあって、全体の事実関係よりも先にある
> 結論に見聞きした事実というか現象を無理やり当てはめたり、都合のよい部分を「つまみ食い」するというスタイルに問題がありますね、これは。
>
> 私はここで興味深いのは、記事の内容の是非、正誤より、なぜ日経がこの時期にこんな中国ヨイショな記事を書くのか?というその意図ですね。
> これはないと思いますが、思想的なもの?それとも今いきなり中国につぶれられると困る、まだまだ中国で活動したい財界・経済界財界の意向?
>
> まあ、日本の大メディアの中国報道には文革礼賛など様々な「前科」がありますからね。あまり額面通りには受け取れませんよね。



この話、財界・経済界の意向もあると思います。がしかし私にはまさかと思うのですが、思想的な問題が根にあると睨んでいます。
その理由は旧ソ連の事例。
旧ソ連に関しては、今考えると馬鹿みたいな話ですが、1980年代初頭まで欧米の知識人の多くがソ連がうまくいっていると信じていました。そんな時、フランスのエマニュエル・トッドが1976年にソ連の崩壊を予言。結果は89年のベルリンの壁崩壊、91年のソ連解体になったわけです。この事がトッドの名声に繋がったくらいで、国の内部事情は分かりにくいんですね。

そんな事で、日本のメディア連中などはいまだに中国はうまくいっていると信じていると思っています。
まさかねえ・・・。
そう思うのも無理はない。北京・上海等を見れば、町の様子も発展も、そして日本よりはるかに高くなった中国人の(都市戸籍者の)給料も考えると、中国がこれからも発展すると誤解するのも分からないではない。

日本のマスメディアは本当にカスばかりです。

  1. 2019-03-15 19:17
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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