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2019-03-04 15:00

南洋でミツバチを飼育したら


 南洋は年中暖かくて花が咲き乱れているから、ミツバチを持って行ってみよう。年中はちみつが採れれば一儲けできるはずだ。
これは若いころに聞いた戦前の話で、誰から聞いた話なのか忘れてしまったが、私の父方の親戚に戦前養蜂業をしていた人がいるので、多分そんな筋から聞いた話だと思う。

全体の話はこんな風である。

参考:げんげ(レンゲ)の蜜を吸うミツバチ
2019-2-28ミツバチ1(ゲンゲの蜜を吸う西洋ミツバチ) 
生物写真集(ミツバチ)より拝借:
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/seibutsugazou/makushi3.html
(ミツバチが足に黄色いダンゴ状のモノをつけていますが花粉ダンゴです。ミツバチの大事な食料)


 戦前のこと、当時日本は南洋と言われた地域を信託統治していた。
南洋とは、太平洋西部の赤道以北にある諸島群。サイパンなどのマリアナ諸島・パラオ・カロリン・マーシャル諸島のこと。熱帯であり、確かに年中花の咲き乱れる地域である。
こんな所へ日本からミツバチを持って行った。

最初はミツバチは一生懸命蜜を集めてくる。
養蜂家にとってミツバチの冬越しは大変だ。冬になると勿論花も咲いていない。蜂たちは巣箱の中で大きな塊を作って体温を維持しながら蓄えた蜜や花粉を食べて冬が過ぎるのを待っている。養蜂家も蜂の食糧が無くなれば砂糖水やらエサを与えて群れの維持をする。大変な仕事だ。
南洋ではこの冬越しの必要がない。

最初では確かに蜂は年中一生懸命働いていた。しかし一年が過ぎた頃から状況が変わってきた。
蜜が集まらなくなってきたのだ。
観察してみると、蜂は元気に飛び回っている。しかしいつ行っても花が咲き、蜜がある。蜂は蜜を蓄え無くても、何時でも採りに行けば蜜が得られる。蓄える必要が無いので、必要な分だけとってきているのだ。これではいくら待ってもハチミツは収穫できない。

ミツバチに怠け癖が付いてしまった・・・。
そう思った養蜂家は仕方なく蜂を日本に持って帰ってきた。しかし日本で飼ってもやはりその日必要な分だけしか採ってこない。冬を忘れてしまったのか、そう思って冬を体験させても元の働き蜂に戻らない。結局最後は冬になっても蓄えが無くなり全滅してしまった。
南洋にミツバチを持って行ってはいけない。そんな体験談だった。


話は以上です。参考までにミツバチの巣箱の写真
2019-2-28ミツバチ1(subako) 
生物写真集(ミツバチ)より拝借

こんな箱で、下の方の細長い口から蜂は出入りしています。
出入り口の周りにぽつぽつと写っているのがミツバチ

そして実際はこんな風に蜜源の花のある所の近くに置いておきます
2019-2-28ミツバチ3 
生物写真集(ミツバチ)より拝借

私が子供の頃はこんな風景があちこちに有りました。ミツバチはおとなしいので、近くに行っても刺されないから平気でした。但し箱を動かしたりすると蜂が怒るのでそれだけはしませんでした。
懐かしい風景です。


そしてこれはミツバチの冬越しの写真
2019-2-28ミツバチ4 
ibeei さんのブログより拝借:https://bee8-pet.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01
これは特別の例で北海道の写真。こんな厳しい環境でも蜂はじっと耐えている。



この南洋のミツバチの話は、私がタイで仕事を始めるにあたり、最も注意すべきこととしていつも頭の片隅に置いていたもの。そして私がタイに行くことになったとき、或る人からタイには人を腑抜けにする風土がある。そんな事を聞かされました。その方の失敗談でした。優秀な人間でもタイに行くと腑抜けになってしまう。これはいかんと呼び戻しても最早使い物にならない。こんな話だった。
こんな事でタイでの仕事では、どうしたら日本での厳しい仕事を定着させるのか、タイ人に対しても日本人に対しても何をさせ、体得させるのかをいつも考えてきた。

そんな結論の一つが「冬のある環境を体験し、先進国の仕事の考え方を身につける」というものだった。その為にわざわざ日本への研修には冬をあえて選択し、どんなものか体験させたりした。
一番禁物なのは、「働きもしないのに禄が(高禄が)得られる状態」を絶対作らない事。この状態になると人は間違いなくダメになります。

そんな話の一例。タイ時代に広島から来ていた某自動車メーカーの方と話し合いをしていて、バンコクに居る日本人は70%が腑抜けだと言いましたら、その方は70%じゃない、90%が腑抜けだ(笑)と言いました。どうしてか?、何か問題が有ったとき、自分で汗を流して解決する代わりに、「やっぱりタイ人だからダメなんだ」と責任逃れの言い訳をするんですね。同様にタイ人も「日本人がちゃんとやってくれないから、ちゃんと教えてくれないからダメなんだよなあ」と考えます。これで給料がもらえるんだから、腑抜け人間の出来上がりとなる訳です。


2月26日に「南米一豊かだったベネズエラはどうなってしまったか」をエントリーしました。
この記事を書いていて思い出したのが冒頭の「南洋のミツバチ」の話。
ベネズエラの事例は単に南米の社会主義国の悲劇、社会主義とはこんな結果になる思想、こんな風に傍観するだけでなく、日本、日本人も対策を考えないといけない話だと思います。

例えば
2019-2-26ベネズエラ16

こんな風になると国が亡びるわけです。
日本だって経験が有りますね。そう子供手当をはじめとする元民主党の詐欺フェスト。

2019-3-4民主党のマニュフェスト詐欺 
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悪夢を繰り返さないためにどうすればいいか、しっかり考えたいところです。

最後にタイのミツバチの名誉のためにちょっと付け足し。
タイでも養蜂業は有りまして、北部チェンマイの方では結構盛んです。しかしタイの中部や南部では環境の違いで養蜂業は無理なようです。
しかし野生のミツバチならいます。

これはタイで見かけた野生ミツバチの巣



最後になりましたが、いま世界は大変動期です。そんな中で日本、日本人が世界の模範になる時が来ているように感じています。一つ一つン小さなじれうぉを考え、世界に羽ばたく若い人を育てたいものですね。
  1. 思想
  2. TB(0)
  3. CM(14)

コメント

チェンマイではハチミツも売っていますが、ロイヤルゼリーが名物です。
実際に見た話ですが、日本人がバカ高い価格でロイヤルゼリーを大量にお土産に買っていくんですよ。ほっといて商品をみていると、日本人が出て行って暫くしてから、レジのタイ人が「今日はもう終わり。今いる人には大セールスだ」って宣言して、忘れたがすごい割引率でロイヤルゼリー売ってくれました。ラッキー!と思いました。日本人旅行者は価格全く知らないし、交渉もしません。
タイ人も「今日ももう充分に儲かって一杯売れたたので、もういいや!」って思ったのでしょう。
まさに、南洋のミツバチですね。

しかし、優秀な日本ミツバチは結局、蜜を飼い主に取られて、砂糖水をすすって生きるんですねえ。まるで、バブル崩壊時にソロモンブラザーズ他にやられた日本の証券会社や投資家のようだなとの印象を受けました。

逆に自分の印象としては、「ボーう」と満足しまくった顔した日本人、「キリリ」とこれから儲けようと眼が吊り上がった途上国人というイメージがあります。

そういえば、トヨタとホンダのフィットとヴィッツのあくなき戦いという記事を今日読みましたが、トヨタもホンダもマツダも日産も三菱も日本で売る小型車の製造はいずれもタイだったような。(笑)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190304-00010002-kurumans-bus_all&p=2
  1. 2019-03-04 18:19
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

>一番禁物なのは、「働きもしないのに禄が(高禄が)得られる状態」を絶対作らない事。この状態になると人は間違いなくダメになります。

 歴代中国王朝や現代フランスなど学歴エリートがリードする国家が没落する理由がそれでしょう。

 中国もフランスも非常に厳しい試験を通過した超高学歴のエリートが、国家を主導する国です。
 こういうエリート達は、学生時代はホントに一生懸命勉強したでしょうし、また資質だって抜きんでた人達だったのでしょう。

 しかし学業が終わったらそこで特権階級化して、破格の高給と地位を保障されるのですから、その後は堕落する一方の人生になるのでは?

 しかもその言う連中が国家を主導するのでは、国家も衰亡するしかないのでは?
  1. 2019-03-05 14:04
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> チェンマイではハチミツも売っていますが、ロイヤルゼリーが名物です。
> 実際に見た話ですが、日本人がバカ高い価格でロイヤルゼリーを大量にお土産に買っていくんですよ。ほっといて商品をみていると、日本人が出て行って暫くしてから、レジのタイ人が「今日はもう終わり。今いる人には大セールスだ」って宣言して、忘れたがすごい割引率でロイヤルゼリー売ってくれました。ラッキー!と思いました。日本人旅行者は価格全く知らないし、交渉もしません。
> タイ人も「今日ももう充分に儲かって一杯売れたたので、もういいや!」って思ったのでしょう。
> まさに、南洋のミツバチですね。
>
> しかし、優秀な日本ミツバチは結局、蜜を飼い主に取られて、砂糖水をすすって生きるんですねえ。まるで、バブル崩壊時にソロモンブラザーズ他にやられた日本の証券会社や投資家のようだなとの印象を受けました。
>
> 逆に自分の印象としては、「ボーう」と満足しまくった顔した日本人、「キリリ」とこれから儲けようと眼が吊り上がった途上国人というイメージがあります。
>
> そういえば、トヨタとホンダのフィットとヴィッツのあくなき戦いという記事を今日読みましたが、トヨタもホンダもマツダも日産も三菱も日本で売る小型車の製造はいずれもタイだったような。(笑)
> https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190304-00010002-kurumans-bus_all&p=2




本文には書きませんでしたが、私はタイにいた頃はチェンマイローヤルゼリーの会員で、良く買って帰ってきたものです。その頃は家人がローヤルゼリーを飲んでいたのでその為ですが、会員価格ならともかく一般価格だと確かに高いです。
しかし日本でもローヤルゼリーは超べら棒な価格で商売している業者もいまして、私に言わせると詐欺です。

しかし
>優秀な日本ミツバチは結局、蜜を飼い主に取られて、砂糖水をすすって生きるんですねえ
これは定期的に起る話です。日本人は性善説を信じ切っていますから、毛唐の悪辣なうやり口にコロッと騙される。
今もアメリカのハイエナ族は狙っているんでしょうね。

それからトヨタとホンダの件ですが、これは良い意味での切磋琢磨でしょう。トヨタはホンダやマツダとは裏で繋がっている面が有り、自由に競争して頑張ろうというスタンスですから。

日本のカーメーカーの小型車ですが、日産マーチと三菱ミラージュがタイ生産です。ホンダも一部車種を以前は日本向けにもタイで生産していましたが、今は無かったと思います。
  1. 2019-03-05 14:47
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:よもぎねこ さん

> >一番禁物なのは、「働きもしないのに禄が(高禄が)得られる状態」を絶対作らない事。この状態になると人は間違いなくダメになります。
>
>  歴代中国王朝や現代フランスなど学歴エリートがリードする国家が没落する理由がそれでしょう。
>
>  中国もフランスも非常に厳しい試験を通過した超高学歴のエリートが、国家を主導する国です。
>  こういうエリート達は、学生時代はホントに一生懸命勉強したでしょうし、また資質だって抜きんでた人達だったのでしょう。
>
>  しかし学業が終わったらそこで特権階級化して、破格の高給と地位を保障されるのですから、その後は堕落する一方の人生になるのでは?
>
>  しかもその言う連中が国家を主導するのでは、国家も衰亡するしかないのでは?



同感です。
フランスの衰退などはまさにそのものずばりと言えます。
残念ながら今のヨーロッパにはこの問題の答えが有りません。勿論アメリカにもありません。
多分日本だけが答えを持っていると思っています。

今回のゴーン問題などはその典型なんでしょうね。
  1. 2019-03-05 14:57
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

私の情報は古い昔のものでした、ありがとうございます。私はタイ時代はフィットアリア乗っていました。
ホンダはどういう判断でフィッツ(小型車)を国産に変更したのでしょうか?人件費の高い国産で儲かる理由は?

個人的にはホンダ車は日本で作って欲しいです。性能で勝負してほしい。
例えば
ホンダのバイクの熊本生産バイクなら高くても納得するが、スズキがOEMでシナで作ったバイクは安いのはたしかに魅力なんですが、バイクとしての魅力というよりも実用品になるんです。
小型の普及車(バイク)ならやっぱり価格は重要なんですが、長く乗るなら日本製が良い。
  1. 2019-03-06 12:13
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> 私の情報は古い昔のものでした、ありがとうございます。私はタイ時代はフィットアリア乗っていました。
> ホンダはどういう判断でフィッツ(小型車)を国産に変更したのでしょうか?人件費の高い国産で儲かる理由は?
>
> 個人的にはホンダ車は日本で作って欲しいです。性能で勝負してほしい。
> 例えば
> ホンダのバイクの熊本生産バイクなら高くても納得するが、スズキがOEMでシナで作ったバイクは安いのはたしかに魅力なんですが、バイクとしての魅力というよりも実用品になるんです。
> 小型の普及車(バイク)ならやっぱり価格は重要なんですが、長く乗るなら日本製が良い。



最初に日本の人件費ですが、これだけ長いことデフレをやってきたのです。日本の人件費は高くありません。
例えばビッグマック指数は日本は23位でタイ(22位)の下です。
こんな事は自慢にもなりませんので、もっと政治家にしっかりしてほしいのですが、この話はここまでにします。

何故日本生産にこだわるか、ホンダとトヨタについては理由がハッキリしています。(私の独断と偏見ではありますが)
日本という質の高い消費者のいる所で生産することで、製造や設計への消費者のフィードバックが有り、車造り全体への良い意味でのフィードバックと改善・進歩・向上が期待できるからです。
トヨタの場合は豊田社長自身がこれを明言していますし、ホンダも同じだと思います。

但し日産と三菱についてはどちらも経営者が技術屋ではないこともあり、こんなポリシーは薬にしたくても無い状態ではないかと。この2社は良く分かりません。

それからホンダはベトナムでの中国バイクとの熾烈な死闘を経験しています。
1999年に始まったベトナムへの中国バイク輸出は2002年頃には年間100万台、市場シェアーは80%以上という状況だったんですが、ホンダは猛烈なコストダウンであっという間に盛り返し、数年後には中国バイクを市場から駆逐しました。私は2002年にこの間の事情を見ようとハノイに行きましたが、ホント凄かったですね。
  1. 2019-03-06 15:40
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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 そういえば先日ネットでホンダの期間工募集の広告を見ました。

 https://honda-jobinfo.jp/saitama/?utm_source=yahoo&url_campaign_id=affbe872c821c7c1cca0f10d6b12e0ba&j_keyword=%2Bhonda%20%2B%E5%8B%9F%E9%9B%86&utm_medium=cpc&utm_campaign=honda-job&utm_term=%2Bhonda%20%2B%E5%8B%9F%E9%9B%86&matchtype=b&network=s

 それがたまたま、ホンダ工場イギリス撤退のニュースが出た日だったのでです。

 ホンダの期間工は月給が29万円で諸手当が色々あるようです。

 しかしバブルの最盛期にトヨタの期間工募集のチラシが我が家の郵便受けに入っていましたが、それは月給が40万でした。
 
 あのチラシを見た時は、給与の良さと、何より出稼ぎ者なんかいそうにない札幌の住宅街にまでこんなチラシが入る事に驚きました。

 これを比べると今の求人状況って、バブルのころに比べてどうなんでしょうね?


 
  1. 2019-03-07 10:14
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集


ベトナムでシナ製バイクが嫌われているのは故障しまくるからです。一時は安いのでシナ製バイクが売れましたが、すぐに故障するという噂が広がり、やはりホンダはホンダだということになりました。さすが日本製です。
日本の人件費はそんなに高いわけではない、消費者からのフィードバックがある。素晴らしい勉強になりました。ありがとうございます。
  1. 2019-03-07 11:58
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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援助は滅ぼすためにするもの

韓非子に「将に之を獲らんと欲せば、而して与えよ。将に之を滅ぼさんと欲せば、而して援けよ。」という言葉があります。戦国策にある言葉ですが、韓非子には何回も出てきます。すなわち韓非子の重要な考え方の一つです。
韓非子の解説は主に文学部出身者によってなされていますので、意味が解らないのです。私は、文学部出身者には世の中のことが解らないという偏見を持っています。従って彼らには韓非子は解らないと思っています。
アメリカは戦後70年間中国に与え続けてきました。その前にはソ連にたっぷり与えました。そろそろ中国が滅びる頃になったということです。
そんなこと言っても、アメリカは中国を滅ぼすつもりで援助した訳ではなく、自分たちの都合で中国を援助しただけじゃないかと言われそうです。
まったくその通りです。しかし、これすなわち老子の言う「大謀は、謀ならず」であり、また老子の根本的思想である「無為自然」に通じるものであると一人合点しています。
沖縄と北海道は莫大な地方交付税交付金を受け取っています。もうすぐ滅びる頃なのです。
  1. 2019-03-07 12:04
  2. URL
  3. 縄文人 #wM6nolEE
  4. 編集

To:よもぎねこ さん

>  そういえば先日ネットでホンダの期間工募集の広告を見ました。
>
>  https://honda-jobinfo.jp/saitama/?utm_source=yahoo&url_campaign_id=affbe872c821c7c1cca0f10d6b12e0ba&j_keyword=%2Bhonda%20%2B%E5%8B%9F%E9%9B%86&utm_medium=cpc&utm_campaign=honda-job&utm_term=%2Bhonda%20%2B%E5%8B%9F%E9%9B%86&matchtype=b&network=s
>
>  それがたまたま、ホンダ工場イギリス撤退のニュースが出た日だったのでです。
>
>  ホンダの期間工は月給が29万円で諸手当が色々あるようです。
>
>  しかしバブルの最盛期にトヨタの期間工募集のチラシが我が家の郵便受けに入っていましたが、それは月給が40万でした。
>  
>  あのチラシを見た時は、給与の良さと、何より出稼ぎ者なんかいそうにない札幌の住宅街にまでこんなチラシが入る事に驚きました。
>
>  これを比べると今の求人状況って、バブルのころに比べてどうなんでしょうね?




 大変いい事例を紹介いただきました。答えはズバリ「デフレ」です。
平成の30年は全体としてはデフレに苦しんだ30年でした。
それを時期的に見ると、最初の10年は不動産バブル崩壊と金融システムの崩壊。
次の10年は給料が下がった10年でした。
最後の10年は悪夢の民主党政権にズタズタにされ、そこに未曽有の大震災という苦難、そんな破壊の中から立ち上がってきた。
こんな風に言えます。
この間世界はインフレですから給料もそれ相応に上がっています。

前置きが長くなりました。バブル期の40万の給料は同じ年齢条件の人なら現在は29~30万です。それだけ給料が下がってきたのです。
考えてみてください。最近下火になってきたとはいえ、中国などからたくさんの観光客が来て爆買いしていきます。日本の品質が良いからと言われていますが、それはホンの一面だけ。本当は日本のほうが安いのです。

ninja300さんのコメントへの返事にビッグマック指数で日本は23位で22位のタイより下。こんな風に書きました。これが全てではありませんが、単純に言えば日本はタイより給料が安いかもしれない・・・。平均値ではそんなことは有りませんが、ある層より上の所で輪切りするとそうなると思います。

このコメントを書いていてシミジミ思っているのですが、日本は悪夢の民主党政権の混乱と未曽有の大震災、こんな業火の中で身についた垢を焼き切って不死鳥日本が今飛び立とうとしている。
こんな風に感じているのですがどうでしょうか。
  1. 2019-03-07 19:12
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:NINJA300 さん

> ベトナムでシナ製バイクが嫌われているのは故障しまくるからです。一時は安いのでシナ製バイクが売れましたが、すぐに故障するという噂が広がり、やはりホンダはホンダだということになりました。さすが日本製です。
> 日本の人件費はそんなに高いわけではない、消費者からのフィードバックがある。素晴らしい勉強になりました。ありがとうございます。



私はベトナムでシナ製バイクがあふれていた時にそのバイク事情を見たいのでハノイに行きました。
ベトナム人は日本製が良いと分かっていても日本製は2000ドル。シナ製のコピーバイクは500ドル。だからシナ製を買って壊れたらホンダの店に行ってホンダの部品を買って取り付ければだんだん良くなってくる。こんな事を言っていました。

ここからは私の推測ですが、シナ製バイクが壊れてホンダの部品を取り付けようとしても精度が違うので簡単には取りつかない。取り付けても本当に悪い所が別にあれば、すぐまた壊れる。こんな事だったと思います。部品の互換性というのは難しいモノなんですね。
この部品の互換性という問題は日本が戦争に負けた理由の一つでした。私が若いころに「日本はモノ作りで戦争に負けた。だから今度こそモノ作りで勝ってやる」、そんな思いで必死に勉強し取り組んできましたので良く分かります。
  1. 2019-03-07 19:32
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 援助は滅ぼすためにするもの

> 韓非子に「将に之を獲らんと欲せば、而して与えよ。将に之を滅ぼさんと欲せば、而して援けよ。」という言葉があります。戦国策にある言葉ですが、韓非子には何回も出てきます。すなわち韓非子の重要な考え方の一つです。
> 韓非子の解説は主に文学部出身者によってなされていますので、意味が解らないのです。私は、文学部出身者には世の中のことが解らないという偏見を持っています。従って彼らには韓非子は解らないと思っています。
> アメリカは戦後70年間中国に与え続けてきました。その前にはソ連にたっぷり与えました。そろそろ中国が滅びる頃になったということです。
> そんなこと言っても、アメリカは中国を滅ぼすつもりで援助した訳ではなく、自分たちの都合で中国を援助しただけじゃないかと言われそうです。
> まったくその通りです。しかし、これすなわち老子の言う「大謀は、謀ならず」であり、また老子の根本的思想である「無為自然」に通じるものであると一人合点しています。
> 沖縄と北海道は莫大な地方交付税交付金を受け取っています。もうすぐ滅びる頃なのです。



なるほどねえ。この話だけで一つの物語になるくらい含蓄に富んだ話ですね。
大変興味深い話、どうも有難う御座いました。
  1. 2019-03-07 19:40
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

小生はバブルの真っ盛りのときに塾教師という稼業をやっており、その後警備を経て設備管理の仕事をやるという経験をしました。日本人の所得が増えない、つまりは給料が上がらない最大の原因はとことんまで染み込んだデフレマインドそのものだろうと思います。

塾教師をやていた頃、時給は2500から5000程度、人によりますが一日10000から15000程度稼いで月20日で20から30万というのが相場でしたか、いろいろ言われましたが年400より稼いでいたやつは例外だと思います。今はどうかと言うと給与は殆ど変わってません。ところが仕事自体が圧倒的に減っている。塾という業態が成り立たなくなっています。小生の友人は専業の家庭教師に変わりましがこの手の仕事でも時間給5000という壁は全く変わっていません。

最近流行りの個別なんたらですが調べると時間給はいいとこで3000、1500なんて信じられないものがありました。サービスの質は当然低下ですが、家庭が負担できないから仕方がありません。友人の高級家庭教師にしたところで相当リッチな連中なんですがそれでも時間で10000なんて出すところはそうそうありません。

バブルの勝ち組はコストカットやって勝ってきた連中ですから消費もえらく渋いんです。だから給与が上がる気配がありません。
サービス業というものは生産性が悪いとか稼いでいないとか散々言われますが違いますね。そもそも料金を上げらっれなくなってるから給与の上げようがないんですよ。とにかく仕事さえできればと言ってダンピングする業者がいる限り仕方ありません。

とにかく銭のあるところできちんとカネを使わないのが最大の問題でしょう。この経験からトリクルダウンなんて絶対に嘘だと言いきれます。とにかくデフレが終わるという期待感がなければ絶対に景気は回復しません。土建屋さんたちが人を増やそうとしません。震災復興とオリンピック特需が終わったあとに仕事が継続すると思っていないからです。だから材料屋も増産しません。だからネジ不足が起こるんです。

よく賃金は下方硬直性があるなんて言いますが冗談じゃない。人を入れ替えたら知らぬ顔して賃金は下げられます。上方硬直性は大変なものです。もはや高度成長期の経済学は使えません。この30年間で一番変わったのはサービス業でしょう。とにかく客単価があがらないからどんどん値下げするしかない。デフレであるから質さえ問題にしなければ単価を安く供給する方法は見つかる、その上で消費者の目は細かいから質は下げられない。いい例は100均ですよね。あれで手芸店や雑貨屋はみんな潰れました。

こういうときに財政が危ないとか言っている基地外共はいったいなんだろうと本当に思います。これは外国人を入れてま出ていコストにこだわってる限り駄目でしょう。まあ日本が外国人から見て労働市場として人気がなくなるまで駄目なんじゃないでしょうか。

我が国実質的な為政者たる官僚の諸氏はこのあたり駄目なんでしょう。連中には景気を良くするインセンティブは最初からないんでしょう。とことん駄目ですね。

何しろオランダ病のオーストラリアに負けてます。世界経済はそろそろ総崩れになるはずです。その時を待ってるんだとすればそれなりの策士でしょうが単に無能なだけでしょう。
  1. 2019-03-10 16:02
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

To:kazk さん

> 小生はバブルの真っ盛りのときに塾教師という稼業をやっており、その後警備を経て設備管理の仕事をやるという経験をしました。日本人の所得が増えない、つまりは給料が上がらない最大の原因はとことんまで染み込んだデフレマインドそのものだろうと思います。
>
> 塾教師をやていた頃、時給は2500から5000程度、人によりますが一日10000から15000程度稼いで月20日で20から30万というのが相場でしたか、いろいろ言われましたが年400より稼いでいたやつは例外だと思います。今はどうかと言うと給与は殆ど変わってません。ところが仕事自体が圧倒的に減っている。塾という業態が成り立たなくなっています。小生の友人は専業の家庭教師に変わりましがこの手の仕事でも時間給5000という壁は全く変わっていません。
>
> 最近流行りの個別なんたらですが調べると時間給はいいとこで3000、1500なんて信じられないものがありました。サービスの質は当然低下ですが、家庭が負担できないから仕方がありません。友人の高級家庭教師にしたところで相当リッチな連中なんですがそれでも時間で10000なんて出すところはそうそうありません。
>
> バブルの勝ち組はコストカットやって勝ってきた連中ですから消費もえらく渋いんです。だから給与が上がる気配がありません。
> サービス業というものは生産性が悪いとか稼いでいないとか散々言われますが違いますね。そもそも料金を上げらっれなくなってるから給与の上げようがないんですよ。とにかく仕事さえできればと言ってダンピングする業者がいる限り仕方ありません。
>
> とにかく銭のあるところできちんとカネを使わないのが最大の問題でしょう。この経験からトリクルダウンなんて絶対に嘘だと言いきれます。とにかくデフレが終わるという期待感がなければ絶対に景気は回復しません。土建屋さんたちが人を増やそうとしません。震災復興とオリンピック特需が終わったあとに仕事が継続すると思っていないからです。だから材料屋も増産しません。だからネジ不足が起こるんです。
>
> よく賃金は下方硬直性があるなんて言いますが冗談じゃない。人を入れ替えたら知らぬ顔して賃金は下げられます。上方硬直性は大変なものです。もはや高度成長期の経済学は使えません。この30年間で一番変わったのはサービス業でしょう。とにかく客単価があがらないからどんどん値下げするしかない。デフレであるから質さえ問題にしなければ単価を安く供給する方法は見つかる、その上で消費者の目は細かいから質は下げられない。いい例は100均ですよね。あれで手芸店や雑貨屋はみんな潰れました。
>
> こういうときに財政が危ないとか言っている基地外共はいったいなんだろうと本当に思います。これは外国人を入れてま出ていコストにこだわってる限り駄目でしょう。まあ日本が外国人から見て労働市場として人気がなくなるまで駄目なんじゃないでしょうか。
>
> 我が国実質的な為政者たる官僚の諸氏はこのあたり駄目なんでしょう。連中には景気を良くするインセンティブは最初からないんでしょう。とことん駄目ですね。
>
> 何しろオランダ病のオーストラリアに負けてます。世界経済はそろそろ総崩れになるはずです。その時を待ってるんだとすればそれなりの策士でしょうが単に無能なだけでしょう。



正論です。特に土建屋が人を増やそうとしない、材料屋が増産しない、この原因が問題ですね。
本当は公共投資を無茶苦茶切った小泉純一郎、コンクリートから人柱へなどと言いおった民死党連中。こんなのを縛り首にしないと示しがつきません。いくら口で言ってもまた政治が変われば元の木阿弥だろ、こんな風にしか考えられないですから。
  1. 2019-03-12 13:36
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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