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2018-01-30 16:31

安倍首相の平昌行きとアメリカ側の事情


 安倍首相が平昌オリンピックに出席すると決めたことが報道されている。
冗談じゃない!。私は反対だ。大反対だ。大大反対だ・・・。

がしかし、ここは冷静に安倍さんが出席を決めた裏を考えてみると、そこにはアメリカのトンデモナイ問題が浮かび上がる。そんな事を纏めてみたい。

最初に報道では安倍さんに出席を要請してきたのはホワイトハウスだという。
ペンス副大統領が出席するので安倍も出席してと強く言ってきたようだ。


日本にとっては韓国・北朝鮮問題は深刻な問題である。現在問題になっている慰安婦合意だってオバマ大統領に無理やりねじ込まれて締結したもの。これだって何故10億円も金を出さねばいけないのかと大騒ぎだった。
今の北朝鮮の核・ミサイル問題だって深刻そのものだし、拉致問題だって解決していない。

しかしアメリカ・トランプ政権の現在の大問題は北朝鮮ではない。朝鮮半島でもない。
そんな事より大問題がある。
アメリカは現在政治的内戦状態にある。南北戦争以来の深刻な国内の分裂、そして信じられない話だが暗殺どころか殺戮と言えるようなことが危惧されている

そしてこれの打開のために「蟒蛇(うわばみ)の頭を叩きたい」、こんな狙いが有るらしい。

アメリカ保守の論客パット・ブキャナン氏がインタビューでこんな事を言っている。

【最初にブキャナン氏と言ってもなじみがないので紹介から】
 アメリカ保守派の論客にパット・ブキャナンという人がいる。
’69〜73年ニクソン政権で特別補佐官、’73〜74年ニクソン及びフォード大統領の顧問、’85〜87年レーガン政権で広報担当補佐官を務めるなど、3人の共和党大統領のスピーチライターを務めるような人で、トランプ大統領に近い人物とされる。

ではそのブキャナン氏のインタビュー記事。

<以下引用>

2018.1.19 23:32
【トランプ氏1年】
「政治的内戦」を生き抜いた 保守派論客ブキャナン氏に聞くトランプ政権1年の評価

 就任1年を迎えるトランプ米大統領の評価について、ニクソン、レーガン両共和党政権下でホワイトハウスの要職を務めた保守派の論客、パット・ブキャナン氏に聞いた。(ワシントン 黒瀬悦成)

 --トランプ氏の1年間の政権運営をどうみる

 「まず、経済に関してはめざましい成果を挙げた。最高の評価点を与えることができると思う。前政権から好調な経済を引き継いだ側面はあるが、トランプ氏の取り組みが米国民に経済への信頼感を持たせ、株価上昇につながった。法人減税も持続的な経済成長に良い影響を与えるだろう」

 「だが、1期目のトランプ氏にとって最大の成果は、この1年間の集中砲火を生き抜いたことだ。現在の米国は深刻な分断状態にある。メディアのエリート層の一部や『ディープ・ステート』(政府機関などに潜む反トランプの抵抗勢力)はトランプ氏を失脚させたがっている。彼らはトランプ氏がロシアと共謀して不正な方法で選挙に勝った、正統性を欠いた大統領だと信じ込んでいる。今の米国政治は『伝統主義的保守主義者』、『大衆迎合的右派』、『体制派』、それに『政治、文化、社会、学究エリート』による四つどもえの『非暴力的内戦』の状態にある。その中でトランプ氏が生き残ったというのは大きい」
(引用者注:ディープ・ステートという言葉は最近言われだした言葉だが、「国家内国家」とか「闇国家」という意味)

 --外交政策はどうか

 「オバマ前政権から引き継いだ、シリアとイラクでのイスラム教スンニ派過激組織『イスラム国』(IS)との『テロとの戦い』は大きな成功を収めた。また、北朝鮮への強硬な対応はこれまでのところ効果を上げているとみられる」

 --トランプ氏のツイッター使用をどう思うか

 「トランプ氏は、ニューヨークやワシントンのメディアが取り上げず、社会から無視されていると感じている米国民と直接コミュニケートする道具としてツイッターを最大限に活用した。一方で、一連の発言が米国を必要以上に二極化させるという負の側面も大きい。しかし誰も彼のツイッター使用を管理することはできないだろう」

 --トランプ氏の支持基盤(白人労働者層など)は共和党の主流派となりつつあるのか

 「主流派ではないが、共和党にとって不可欠な勢力ではある。一方で共和党支持者のうちエリート層や知識層、メディア関係者などの間で反トランプ感情は根強い。そうした人々はペンス副大統領が大統領に昇格すればいいと思っている。かつてはニクソン元大統領もこうした党内外のエリート勢力によってホワイトハウスを追われた。しかし、トランプ氏の支持層は強固で、簡単に失脚することはないだろう」

<引用終り>

先ずここで、トランプ大統領の就任演説に注目したい。トランプ大統領は「就任演説」ではこういっている(BBCより)
『This American carnage stops right here and stops right now.』
『このアメリカ内部の殺戮(さつりく)は、まさにここで、たった今、終わります。』

「carnage」とは殺戮とか大虐殺という意味。就任演説という公式の場で言うには非常に重い言葉ではないだろうか。それも外国のことでは無い、アメリカ国内のことだ。


実はオバマ政権時代8年の間にアメリカでは異常な死が非常に多い。私もクリントン夫妻の間に不審死が47人もいると聞いてびっくりした記憶が有る。
オバマ政権かの不審死に関しては以下ブログ参照ください。(但し私は検証していないので、そのつもりで見てください)
このブログの中にある動画では不審死が200人とありますが、こんな所が闇なんでしょうね。

尚このブログは最近以下に引っ越ししています。


こんな事を踏まえ、パット・ブキャナン氏のこんな発言を聞くと、アメリカの混乱の深刻さが分かる。
『現在の米国は深刻な分断状態にある。メディアのエリート層の一部や『ディープ・ステート』(政府機関などに潜む反トランプの抵抗勢力)はトランプ氏を失脚させたがっている。彼らはトランプ氏がロシアと共謀して不正な方法で選挙に勝った、正統性を欠いた大統領だと信じ込んでいる。今の米国政治は『伝統主義的保守主義者』、『大衆迎合的右派』、『体制派』、それに『政治、文化、社会、学究エリート』による四つどもえの『非暴力的内戦』の状態にある。』


もう一つ、これも注意すべき点だ。
トランプ大統領が師と仰ぐ人がいる。ロイ・コーンという弁護士で、若いころ赤狩りで有名なマッカーシーの片腕だった人。マッカーシーはその赤狩り(1950-1953)が批判され、結局失脚したが、その後1995年になってソ連との秘密更新記録「ヴェノナ文書」が公開され、マッカーシーがやった共産主義者・そしてスパイとしての指摘が事実だったことがハッキリしている。
更にマッカーシーに賛同した人には「暗殺されたケネディ大統領」、「任期途中で退任したニクソン大統領」がいる。
そのニクソンの補佐官だったのが今回インタビューしたパット・ブキャナン、こんな関係になっている。

そしてこんなアメリカの反トランプ派が深く結びついているのが中国。この中国が蟒蛇の頭になっているようだ。安倍首相がペンス副大統領と一緒に行くことで中国にどんなメッセージが届くのか、見守りたいと思います。


最後にここまで見てみると、今の朝日新聞の仕掛けたモリ・カケ騒動といやに類似していることに気が付くと思います。
昔アメリカでは水門事件(ウォーターゲート事件)、今日本では蕎麦屋騒動・・・ですね。

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コメント

趨勢は「国民第一主義」か

トランプの就任演説を読ませていただきました。丁寧な翻訳有り難うございます。
そこで思ったのですが、トランプの就任演説とイギリスのメイの就任演説がよく似ているように思います。また、日本で民主党が政権を取っていた3年間で日本の貧富の差が拡大したと聞いたことがあります。とすれば、民主党の反対の政策を進める安倍首相の政策の根本も実は同じこと、すなわち国民が等しく利得を得られる政治を目指しているとも考えられます。奇しくも3国が同じように見える目標を持っているようにも見えます。
しかも日米英同盟らしきものが成立しています。もしかしてここに21世紀の基調となる流れがあるのかもしれないと考えるのは空想でしょうか。
とすれば日米英同盟を堅持することが、日本の進むべき進路であり、それに敵対する勢力としてドイツと中国があると考えられないでしょうか。
またこの3国の政府は、いずれもメディアを敵に回していることも共通しています。これは決して単なる偶然ではないような気がします。
  1. 2018-02-01 10:20
  2. URL
  3. 縄文人 #wM6nolEE
  4. 編集

Re: 趨勢は「国民第一主義」か

> トランプの就任演説を読ませていただきました。丁寧な翻訳有り難うございます。
> そこで思ったのですが、トランプの就任演説とイギリスのメイの就任演説がよく似ているように思います。また、日本で民主党が政権を取っていた3年間で日本の貧富の差が拡大したと聞いたことがあります。とすれば、民主党の反対の政策を進める安倍首相の政策の根本も実は同じこと、すなわち国民が等しく利得を得られる政治を目指しているとも考えられます。奇しくも3国が同じように見える目標を持っているようにも見えます。
> しかも日米英同盟らしきものが成立しています。もしかしてここに21世紀の基調となる流れがあるのかもしれないと考えるのは空想でしょうか。
> とすれば日米英同盟を堅持することが、日本の進むべき進路であり、それに敵対する勢力としてドイツと中国があると考えられないでしょうか。
> またこの3国の政府は、いずれもメディアを敵に回していることも共通しています。これは決して単なる偶然ではないような気がします。



この問題はトランプが今何と戦っているのか、ここを見ないと問題が分からないですね。
アメリカは民主党と共和党の2大政党となっていますが、実は民主・共和両党とも支配しているのはエスタブリッシュメントと呼ばれるエリート層。だから今までは民主でも共和でも大して変わらなかった。その結果アメリカ国内では格差が拡大し、1%が99%を支配する構図が出来てしまった。トランプはこのエスタブリッシュメント支配からの脱却を目指している訳です。
トランプの就任演説には以下の言葉が有ります。
「Today's ceremony, however, has very special meaning. Because today we are not merely transferring power from one administration to another, or from one party to another - but we are transferring power from Washington, D.C. and giving it back to you, the people.

けれども今日の式典には特別な意味があります。なぜなら私たちは今日、単にひとつの政権から次の政権に、あるいはひとつの政党から別の政党に、権力を移しているだけではないからです。私たちは権力をワシントンから、国民の皆さんにお返しするのです。」

このエスタブリッシュメントの中にはテレビ・新聞などのメディアも当然入ります。トランプがメディアと戦うのはこんな理由。
そしてこれはグローバリズムに対するアンチテーゼ、ここが安倍さんと立ち位置が同じ。そしてメイさんとも同じなわけです。

ドイツと中国がその反対側にいることも当然ですね。
この流れがこれから世界に広まると思います。その時のリーダー役は日本でしょう。
  1. 2018-02-01 21:59
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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