2018-01-22 19:19

シラスウナギ不漁

 ウナギの稚魚、シラスウナギが今年は大変な不漁だとマスメディアが騒いでいる。
でも待てよ、日本ウナギが絶滅危惧種だってことは随分前から騒いでいたぞ。それなのに今でも新しくウナギ料理店があちこちで開店しているけどどうなってる??。

これはウナギの稚魚「シラスウナギ」の漁獲量推移

2018-1-22シラスウナギ国内漁獲高推移 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011700954&g=eco


ここ30年位トンデモナイ不漁が続いているじゃないか。これでは絶滅危惧種になるのも無理はない。

さてでは今年のシラスウナギはというと、最初にシラスウナギの漁の写真。

これは産経の記事にあった「シラスウナギ漁」の写真。美しいですね。まるで精霊流しみたい。

2018-1-22シラスウナギ漁 
集魚灯をともし、川面に浮かび上がるシラスウナギ漁の船=2017年1月、高知県四万十市

<以下産経より引用>

シラスウナギ、大不漁の恐れ このまま推移すれば過去最低の漁獲量 値上がり必至か
2018.1.13 18:34

 絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚シラスウナギが今期は極度の不漁で、国内外での漁獲量が前期の同じころと比べて1%程度と低迷していることが13日、複数の関係者の話で分かった。

 漁は4月ごろまで続くが、このまま推移すれば過去最低の漁獲量となりかねない。品薄で今夏のウナギがさらに値上がりするのは必至で、かば焼きは食卓からますます縁遠くなる。資源保護のため来年のワシントン条約締約国会議で国際取引の規制対象とするよう求める声も高まりそうだ。

2018-1-22シラスウナギ写真 
漁獲量が急減し、価格が高騰しているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」(愛知県水産試験場提供)

 シラスウナギは毎年11月ごろから翌年4月ごろを中心に、台湾や中国、日本などの海岸に回遊してくる。
 海外の状況に詳しい業者によると、最初に漁が始まる台湾の今期の漁獲量は、前年の同じ時期と比べ100分の1程度に低迷。中国でも同レベルだという。
 水産庁によると、2016年は11、12月の2カ月間で約6トンのシラスウナギが国内の養殖池に入れられたが、今期はまだゼロ。「漁の始まりとして良くないのは確かだが、これから漁が本格化する。今後の推移を見ないと何とも言えない」(栽培養殖課)としている。

<引用終り>


 こんな事の背景には日本人がウナギを好むことから、ウナギの稚魚シラスウナギの値段が信じられない高値だという事が有る。NHKさんの報道ではこんな風。

シラスウナギは従来平均で1キロ当たり100万円とか200万円だったが、日本が不良なので中国や台湾からの輸入ものは1キロ当たり400万円から420万円だという。
キロ400万円と言えば、金(きん=ゴールド)の値段に近いではないか!。(本日の金価格はキロ517万円)
尚シラスウナギ1キロは約5000匹、キロ400万円なら一尾800円、これで養殖して成魚が一尾1000円ではとても採算が合わないと養殖業者は悲鳴を上げているらしい。
詳細は以下参照ください。


 ウナギは美味しい。しかし高すぎて貧困ブロガー短足ではとても食べられないが、世の中豊かな人がいるもので、うなぎ屋は結構繁盛している。

これは当地方の名物「ひまつぶし」、もとい「ひつまぶし」
2018-1-22ひつまぶし 
これはひつまぶしの元祖(諸説ある)を自称する「あつた蓬莱軒」のひつまぶし


こんな食文化を守るためには、資源保護の為に2.3年禁漁にするくらいの荒療治が必要ではないだろうか。そんな事をしたら養殖業者もウナギ料理店も大変だ。
しかし牛丼の吉野家がアメリカ産牛肉が輸入できなかった時、豚丼で我慢した前例もある。やろうと思えばやれないことは無いのだと思う。
メディアも将来のためにはそんな事を堂々と言うべきだと思う。
しかし「フェイクニュース」が信条のメディアでは無理だろうなあ、そうだよねえ、朝日新聞さんよ。
  1. 社会一般
  2. TB(0)
  3. CM(8)

コメント

ウナギ

初めてコメントします。
ウナギは元々高級品で、土用丑の日だからといってウナギを食べるような人の数は限られていたと思うのです。実際、私が幼い頃にウナギを食べる機会など殆どありませんでした。
それを変に大衆化させようと大規模スーパーや全国チェーンの飲食店がウナギを大々的に扱い始めたのが間違いの始まりだと思っています。
ウナギに関しては完全禁漁が望ましいと思いますが、少なくとも、売れなければ恐らく廃棄しているであろう大規模スーパー等はウナギの取扱いをやめさせるべきだと思っています。
全国チェーンの飲食店も同様で、吉野家の話が出ていましたが、牛丼店がウナギを扱うのはやめるべきだと思います。老舗の専門店と比べたら、どう考えてもマトモなものは出せていない筈ですので。
貴重なものを不味く調理してばら撒き、場合よっては廃棄しているのは実に愚かな事で、伝統の破壊行為ではないかとすら考えています。
  1. 2018-01-23 19:48
  2. URL
  3. 江東区民 #vnptf3zk
  4. 編集

Re: ウナギ

> 初めてコメントします。
> ウナギは元々高級品で、土用丑の日だからといってウナギを食べるような人の数は限られていたと思うのです。実際、私が幼い頃にウナギを食べる機会など殆どありませんでした。
> それを変に大衆化させようと大規模スーパーや全国チェーンの飲食店がウナギを大々的に扱い始めたのが間違いの始まりだと思っています。
> ウナギに関しては完全禁漁が望ましいと思いますが、少なくとも、売れなければ恐らく廃棄しているであろう大規模スーパー等はウナギの取扱いをやめさせるべきだと思っています。
> 全国チェーンの飲食店も同様で、吉野家の話が出ていましたが、牛丼店がウナギを扱うのはやめるべきだと思います。老舗の専門店と比べたら、どう考えてもマトモなものは出せていない筈ですので。
> 貴重なものを不味く調理してばら撒き、場合よっては廃棄しているのは実に愚かな事で、伝統の破壊行為ではないかとすら考えています。



 いらっしゃいませ、コメント有難う御座います。
元々ウナギは極ありふれた魚でして、川魚としてはフナなどと並んでどこにでもいました。
万葉集に大友家持によるこんな歌が有ります。有名ですよね。尚「むなぎ」はウナギの古形です。
「石麻呂に吾(あれ)もの申す夏やせによしといふ物そむなぎ取り食(め)せ」

もう一つこんな話、小学校の教科書で新美南吉の童話「ごんぎつね」を読んだと思います。この物語は「病気の母親のために「ウナギ」を獲ってきて食べさせようとしたが、悪戯キツネがそのウナギを逃がしてしまった」から始まります。
この物語の舞台は私の住んでいる地域なので、こんな頃のウナギを獲る道具なども知っていますし、食べたことも有るのですが、普通の魚のように調理したのでは然程美味しくなかったですね。

しかしウナギは「蒲焼」というとても難しい調理法が出来たので、大変おいしくなりました。と同時にその高度な調理法の為、ウナギ料理が一挙に高級品になりました、
ウナギの蒲焼は「ウナギのさばき方」、「串を打って焼く焼き方」、「独特のたれとそれをつける焼き方、そしてたれの材料「濃口醤油、砂糖、みりん、酒」などが出来たこと」、こんな事で完成した日本の食文化の一つの頂点でしょう。
ですから私などはあんな泥臭い、脂っこい魚が高級料理?、若いころはこれが理解できませんでした。

そんな事でご指摘のように日本の食文化を守るためにも、ウナギ資源保護をもっと真剣に考えるべきなんですね。
今年の不漁が良いチャンスかもしれません。
  1. 2018-01-24 08:14
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

三河湾はウナギも採れるしトラフグも採れる素晴らしく美味しい湾です。栄の老舗でよく食いました。
  1. 2018-01-24 18:44
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

ご無沙汰しています。今年もよろしくお願いします

私の記憶では昭和46,7年ころ(かっぱえびせんが透明の270g入りの袋から230gを経て210gになった頃?)は地元岩見沢の鮮魚店で1尾500円でした。他の魚種の値段は全く覚えていないので比較はしにくいですが、うちの食卓に出ていたのでそんなに高価なものではなかったように思います。この頃は父が海釣り(船)に行って大漁の時はソイ、ガヤなど鮮魚店に引き取って貰ったこともあります。イカの場合は隣近所に配りました。
昭和51~53年の高校時代の弁当にサケの切り身が入っており残して帰ったら母に「時鮭の切り身で1切れ680円もするのになんで残すの!」とか怒られて、私としては”そんなに好物でもないものをしかもバカ高いものを弁当に入れる方がどうかしている”と思いましたが(笑)ただその母の母(私にとっては祖母)も戦前はゴマ油で天ぷら揚げていたというので、よく言えば一点豪華主義みたいなこともあったのかもしれません。農地解放までは良かったらしいです(帯広・元伏古で25町歩の農家)。
  1. 2018-01-24 23:41
  2. URL
  3. ノッチmrng #-
  4. 編集

To:友遊 さん

> 三河湾はウナギも採れるしトラフグも採れる素晴らしく美味しい湾です。栄の老舗でよく食いました。



フグは本当に美味しいですね。丁度いまが漁期(10月から翌年3月末まで)。
フグを食べながら雪見酒を一杯。日本人ならではの楽しみです。
  1. 2018-01-25 07:22
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

もしかしてウナギが多すぎる?

シラスウナギが不漁であるということは、ニホンウナギの個体数が減っているということと思いますが、その他のウナギはどうなのでしょうか。
そこで私なりに考えてみました。三つに分類してみました。
#1 ニホンウナギの乱獲によって個体数が減っている。
#2 ニホンウナギが他種の魚類との生存競争に破れつつある。
#3 地球規模の自然環境の変動によって生存が脅かされている。
以上の三つ場合が考えられるように思います。
ニホンウナギの産卵場所は、だいたい特定されているようです。三河湾から連なるマリアナ海山(海底の山)の比較的低い山々のあたりのようです。水深160mから200m程度の深海であり、場所と日時が決まっており、密集して集合し産卵するようです。
場所と時間を合わせなければならないのは、セミと同じ理由と考えられます。つまり雌雄が出会うことは滅多にないので、雌雄が集合する場所と日時を遺伝子レベルで決めて置かないと種を保存できないのです。
そこでニホンウナギの個体数の減少は、当然のことながら産卵するウナギが減少している結果と思われますが、乱獲が原因とも受精できなくなっているとも考えられます。もしかして他の魚種に産卵場所を襲撃されているのかもしれません。またシラスウナギが日本に到着する前に餌のプランクトンがなくなって死んでいるのかもしれませんし、他の魚種によって食べられているのかもしれません。またもともと大繁殖する種ではなく、個体数が正常化しているだけかもしれません。
もしかして人間が介入し難い状態なのかもしれないと思います。
いずれ解明されるのではないかと思いますが、どうなんでしょうね。
  1. 2018-01-25 11:36
  2. URL
  3. 縄文人 #wM6nolEE
  4. 編集

Re: ご無沙汰しています。今年もよろしくお願いします

> 私の記憶では昭和46,7年ころ(かっぱえびせんが透明の270g入りの袋から230gを経て210gになった頃?)は地元岩見沢の鮮魚店で1尾500円でした。他の魚種の値段は全く覚えていないので比較はしにくいですが、うちの食卓に出ていたのでそんなに高価なものではなかったように思います。この頃は父が海釣り(船)に行って大漁の時はソイ、ガヤなど鮮魚店に引き取って貰ったこともあります。イカの場合は隣近所に配りました。
> 昭和51~53年の高校時代の弁当にサケの切り身が入っており残して帰ったら母に「時鮭の切り身で1切れ680円もするのになんで残すの!」とか怒られて、私としては”そんなに好物でもないものをしかもバカ高いものを弁当に入れる方がどうかしている”と思いましたが(笑)ただその母の母(私にとっては祖母)も戦前はゴマ油で天ぷら揚げていたというので、よく言えば一点豪華主義みたいなこともあったのかもしれません。農地解放までは良かったらしいです(帯広・元伏古で25町歩の農家)。




お久しぶりです。コメント有難う御座います。
ウナギは元来どこにでもいる、泥臭い魚でした。多分蒲焼が発明されなかったら殆ど見向きもされなかったでしょう。
新しい調理法が新しい需要を生んだ珍しい例だと思います。
  1. 2018-01-25 14:12
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: もしかしてウナギが多すぎる?

> シラスウナギが不漁であるということは、ニホンウナギの個体数が減っているということと思いますが、その他のウナギはどうなのでしょうか。
> そこで私なりに考えてみました。三つに分類してみました。
> #1 ニホンウナギの乱獲によって個体数が減っている。
> #2 ニホンウナギが他種の魚類との生存競争に破れつつある。
> #3 地球規模の自然環境の変動によって生存が脅かされている。
> 以上の三つ場合が考えられるように思います。
> ニホンウナギの産卵場所は、だいたい特定されているようです。三河湾から連なるマリアナ海山(海底の山)の比較的低い山々のあたりのようです。水深160mから200m程度の深海であり、場所と日時が決まっており、密集して集合し産卵するようです。
> 場所と時間を合わせなければならないのは、セミと同じ理由と考えられます。つまり雌雄が出会うことは滅多にないので、雌雄が集合する場所と日時を遺伝子レベルで決めて置かないと種を保存できないのです。
> そこでニホンウナギの個体数の減少は、当然のことながら産卵するウナギが減少している結果と思われますが、乱獲が原因とも受精できなくなっているとも考えられます。もしかして他の魚種に産卵場所を襲撃されているのかもしれません。またシラスウナギが日本に到着する前に餌のプランクトンがなくなって死んでいるのかもしれませんし、他の魚種によって食べられているのかもしれません。またもともと大繁殖する種ではなく、個体数が正常化しているだけかもしれません。
> もしかして人間が介入し難い状態なのかもしれないと思います。
> いずれ解明されるのではないかと思いますが、どうなんでしょうね。



このウナギの産卵の仕組みはあまりにも複雑で謎に持ちています。人間が手を出すんじゃない!、こんな事を言われているのかも知れません。
日本人がほとんど食べてしまっている訳ですから、何とか禁漁にして資源回復を待つべきですが、何せ日本の伝統の高級食品。難しいですね。
  1. 2018-01-25 14:39
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する