共産主義のアメリカ破壊計画についてのドキュメンタリーが新唐人TVで放映されていた。
元のドキュメンタリーは2010年のモノだが、現在のアメリカの隠れ共産主義が名前を色々変えて活動していることが良く分かる。
そしてこれは日本においても全く同じだと思う。他人ごとではない内容なので、どんなものか紹介する。尚このドキュメンタリーは9月28日付のモノと10月2日付のモノ、この2本である。
<以下新唐人Tvより>
共産主義のアメリカ破壊計画を暴いたドキュメンタリー映画
2017年09月28日
【新唐人2017年9月28日】
2010年に発表された英語のドキュメンタリー映画「アメリカ破壊計画」(Agenda Grinding America Down)が紹介します。この映画は、アメリカにおける共産主義運動がどのように発展してきたかを追い、共産主義が教育、文化、メディアなどあらゆる面でアメリカに浸透を図ってきたことを分析しています。
「彼らの目的はただ一つ。我々の文化から一切の道徳を消し去ることだ。」
映画監督のカーティス・バウワーズ(Curtis Bowers)氏は2010年、アメリカにおける共産主義発展の歴史を研究し、マルクス主義とリベラリストの関係や、共産主義がアメリカの内部から浸透し、道徳、信仰、教育、経済を破壊しようと計画してきたことを分析した、ドキュメンタリー映画「アメリカ破壊計画」を制作しました。
バウワーズ氏は1992年の夏、偶然共産党の会議に出席し、この時、共産主義をアメリカに浸透させる計画と行動綱領について知りました。当時大学院生だったバウワーズ氏は、途方もない実現不可能な計画だと思ったと言います。
それから15年後、バウワーズ氏は州議会議長に任命され、新聞に文章を発表するようになりました。何を題材に書こうかと思っている時、ふと1992年に出席した共産党の会議のことを思い出しました。あの時の共産党の目標と、その後アメリカが辿った変化は一致しているのではないかと気づいたのです。今日のアメリカでは、家庭崩壊、強大な圧力団体となった環境保全運動による自由経済の阻害、同性愛運動への異議を取り締まるヘイトクライム法の立法計画など、共産党のアメリカ破壊計画が成功していると気づき、この事実を人々に知らせなければならないと思ったのでした。
2008年1月、バウワーズ氏は共産主義がいかにアメリカに浸透し、文化を破壊してきたかをテーマとした論文を発表しました。
「今晩のニュースは州議会で物議を醸す論文についてです」、「共産主義がアメリカ社会に浸透していると立法関係者が指摘しています。今晩6時のライブ速報でお伝えします」
論文は大きな反響を呼び、多くの人々が恐ろしい事態に驚愕しました。
「この論文を支持する。共産主義者に我々の国を乗っ取らせてはならない。さようなら。」
現在の社会現象が起きた原因について語ったこの映画を見て、真相に気がついた人々がいると、バウワーズ氏は言います。
映画製作者 カーティス・バウワーズ氏:「支持者が送ってきた手紙に、1958年に出版された本のことが書かれていました。それは『裸の共産主義者』(The naked Communist)という、元FBI捜査官のクレーオン・スカウセンが書いた本で、1958年に共産党が掲げていた45項目の目標を暴露したものです。その目標を一つ一つ詳しく見ていくと、彼らは緻密な行動計画を策定していて、アメリカ国内から破壊し、乗っ取ろうとしていたことが分かり、信じられない思いでした。」
映画中では共産党の目標をいくつか取り上げています。その中で28番目の目標は、政教分離の原則に反するとの理由により、学校での祈りの時間を廃止することです。40番目の目標は、家庭制度への信頼喪失で、性の乱れや離婚を奨励することです。17番目の目標は、学校を社会主義理念を植えつける洗脳の場とし、教師団体を支配すること。24番目の目標は、猥褻や不道徳な行為を制限する法律を「検閲制度」と呼び、言論の自由の侵害だとして、これらの法律を撤廃させること。
さらに25番目の目標は、出版物や映画などでセックスを取上げ、文化道徳基準を破壊すること、26番目の目標は同性愛や性の乱れを正常で自然で健康的なものとみなすこと、20番目と21番目の目標は、メディアに浸透し、ラジオ・テレビ・映画業界の重要なポストにつくこと、27番目の目標は教会に浸透し、啓示宗教から「社会的」宗教に取って代わらせ、聖書への信仰を喪失させること。
誰かが事の真相を突き止め、一体何が起こっているのかを把握しなければならない、なぜこんなにも多くの具体的な目標が実現しているのか、偶然と言えるのか。それとも、何か恐ろしい力が綿密な計画によってアメリカの文化を蝕んでいるのではないか、と映画では問題を提起しています。
次回は、共産党がどのようにしてアメリカを破壊してきたかを紹介します。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/28/a1344286.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)
共産主義のアメリカ破壊計画を暴いたドキュメンタリー映画(その2)
2017年10月02日
【新唐人2017年10月2日】
ドキュメンタリー映画「アメリカ破壊計画」(Agenda Grinding America Down)についての特集の続きです。この映画は、アメリカに共産主義者が未だに存在し、アメリカや世界を倒そうと計画していることを、アメリカ国民に訴えています。そしてアメリカ国民が気づかぬ間に、彼らは目的を着々と達成しているのです。
「1960年頃からアメリカの文化が変換されてきたと感じています。」
「彼らは、子供は村が育てるべきものとの理念に基づいています。村とは政府のことです。」
「彼らはアメリカの家庭を壊そうと画策してきました。家庭こそが社会の基盤であると知っていたからです。」
一世紀来に亘って、共産主義はアジア、ヨーロッパ、アフリカに虐殺の爪痕を残してきましたが、自由な先進国にもその姿を隠して存在してきました。
ドキュメンタリー映画「米国破壊計画」は1960年代以降のアメリカ文化の変革は共産主義者の陰謀によるものと、暴いています。共産主義思想がいかにアメリカ社会に浸透しているか、精神の退廃、離婚率の増加、教育の偏向、道徳の喪失、経済の衰退などを挙げて、詳細な分析を行っています。
「社会の団結力が何によって生まれているのか。彼らにとって邪魔なそれらのものを変革させようとしたのです。我々が信じる善良で美しいものを破壊し、変革させようと考えたのです。彼らが建設しようとしている新しい社会では、こうしたものは別のものに取って代わられる必要があったのです。」
映画の監督・プロデュースを務めたカーティス・バウワーズ(Curtis Bowers)氏は、2年の月日をかけて、アメリカにおける共産主義の発展の仕組みを整理し、マルクス主義と民主党の理念の関連性を分析し、環境保護、教育改革、自由選択権、フェミニズムといった社会運動の背後に、共産主義の影響が色濃いことを指摘しました。
イギリスの社会主義運動団体フェビアン協会の影響
「フェビアン協会の会員は、世界を社会主義に変えることを決定しました。マルクスの言ったように革命による社会主義の実現ではなく、段階的な社会主義の実現を目指しました。」
「彼らは共産党と協力関係にあり、一部の会員は共産党員でした。この2つの組織は重複していたと言えます。」
バウワーズ氏は、協会のシンボルマークが、羊の皮を被った狼であるのに気づきました。50年前に協会の主要人物であった作家のジョージ・バーナード・ショーは、「自分は共産主義だが共産党に加入していない」と語っています。
「フェビアン協会は後に左派学生組織SDSを、さらに極左テロ組織ウェザーマンを生み出しました。アメリカの過去40年間における社会の変革は、彼らが画策したものです。」
自由主義国を徹底的に変革することが目的
「1960年代に多くいたSDSのメンバーは、今も、アメリカ社会の方向性に大きな影響を及ぼしています。そのうちの一人がジム・ウォリス牧師で、かつてSDSの代表を務めました。彼はオバマ前大統領の精神的な支えで古くからの友人です。シカゴの政界で知り合ったのです。ベトナム戦争当時、ウォリスはアメリカ軍がベトナム共産軍に負けることを望んでいました。ベトコンが勝利すると、『今日という日は一生で最高の一日だ』と歓喜しました。」
映画は最後にこう結ばれています。「アメリカは今まさに多くの脅威に直面している。共産主義が我々の内側に浸透し、我々を破壊しようとしている。『ポリティカル・コレクトネス』は邪悪なものを邪悪であると指摘し、対抗するために立ち上がることを阻んでいる。」
「これはアメリカのためだけでなく、人類の文明のための戦いである。」
「左翼は我々には2つの選択しかないことをよく知っている。神に頼るか、政府に頼るか。左翼は人々が政府に頼ることを望んでいるから、神に対する信仰を壊さなければならないのだ。」
「神と神の法則に逆らうことが、彼らにとっての重要任務なのだ。」
「ソ連やナチスドイツに強制収容所が生まれたのは、人間の地位を高めるイデオロギーを全て一部の人間のものにするためです。」
バウワーズ氏は、アメリカ国民が現在起こっていることに気づき、共産主義者の計画を阻止するよう呼びかけています。「彼らの計画が着々と行われてゆけば、後の我々の子孫が恐るべき代償を払わされることになる。共産主義者が創造した社会で生きることは、大きな悲劇をもたらすだろう。」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/30/a1344599.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)