2017-07-28 15:10

ドイツ自動車5社の談合疑惑<ドイツ人気質を考える

 ドイツ自動車5社の談合疑惑が報道されている。VWの排ガス不正問題から始まって、とうとう此処まで疑惑が広がったという事。こんな報道を見るとどうしてもドイツ人気質を考えない訳にはいかなくなってくる。
最初にその疑惑の報道から。

<以下日経より引用>
VWなど独5社、90年代からカルテルか 独誌報道 
2017/7/21 
 
 【フランクフルト=深尾幸生】独誌「シュピーゲル」(電子版)は21日、フォルクスワーゲン(VW)など独自動車大手5社が1990年代からカルテルを結んでいたと報じた。対象は技術や部品調達など広範囲に及び、ディーゼル車の排ガス関連も含まれている。カルテル行為がVWに続き、独ダイムラーなどでも疑われる排ガス不正の背景となった可能性がある

 ドイツ史上最大のカルテル事件に発展する可能性もある。報道によると、VWがドイツ連邦カルテル庁に、処罰の軽減を求めて資料を提出した。カルテルに加わったとされるのはVWやBMW、ダイムラー、アウディ、ポルシェの計5社。ドイツの自動車メーカーの大半を占める。90年代から200人以上の従業員が60回以上会合を重ねているという。

 カルテルが疑われている対象は部品メーカーの選定や購入価格の決定、技術の仕様など多岐にわたる。ディーゼル車の排ガスを浄化するための尿素タンク(注:尿素水タンクのこと)の価格を抑えるために容量の小さいものを採用することで合意。後に排ガス不正につながったとしている。

 当局は2016年夏に鋼板価格について談合した疑いでVWを調査していた。調査の2週間後にVWはカルテル庁に自己申告し、ダイムラーも同様の書類を提出したという。

 ディーゼル車の排ガス不正では15年夏にVWが1100万台で違法ソフトを使っていたことが発覚した。検察はダイムラーやアウディ、ポルシェも不正の疑いで捜査している。

<引用終り>

この件はブルームバーグはこんな報道
ドイツ自動車3社、談合疑惑で株価急落-従業員は事実解明を要求
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-24/OTLSEV6TTDSG01

 こんなことで、VWの排ガス不正問題はドイツでは90年代から談合の対象になっていたようだ。まあ、そんな事をしなければ「汚い排ガスをまき散らす車をクリーンディーゼルなどと詐称」、こんなことはできない訳だと思う。


 実はその90年代後半にトヨタはVWと技術提携している。
提携内容は、トヨタが開発したガソリン直噴エンジン「D4」に関する約200の特許技術をVW社に供与する。 一方、トヨタはVW社のドイツ国内で生産される排気量2500ccのディーゼル直噴エンジンを供給してもらい、ヨーロッパで発売する高級乗用車「レクサス」に搭載。
こんな内容だった。しかしうまくいかなかった。トヨタに人に言わせれば人間としては根本的に違うんです」なのだとか・・・。

トヨタとVWの「苦い過去」

この苦い過去というのはこんなもの。
「トヨタはこれまでに2度フォルクスワーゲン社(以下VW)と業務提携を結びました。その間、VWのドイツ人とは技術面から営業面まで様々に協力をしてきたのですが……。最後まで分かり合えることはありませんでした。よくドイツ人も日本人に似て、勤勉で真面目だっていうじゃないですか。確かに仕事に対してはそうだったのですが、人間としては根本的に違うんです」(トヨタ自動車幹部社員)

「特に技術職の社員は相当辛い目にあったようです。トヨタ側は自社で培った技術を惜しみなく教えるのですが、VW側は一切教えてくれませんでした。『自分たちが世界一の自動車メーカーだ。トヨタから学ぶことなどないし、教える必要もない』と考えていたのでしょう。

でも、仕事中は無駄な会話は全くしないし、緊張感があるから作業効率は圧倒的に高い。決まった時間になるとすぐに仕事を切り上げて帰るし、日本とは何から何まで正反対でした」

原文は「週刊現代」2015年7月4日号より
<引用終り>

この話はスズキとVWの提携の話ともよく似ている。スズキはクリーンディーゼルが欲しかった。だから提携したのだが、そのクリーンディーゼルはどうしても提供してもらえなかった。そこで高い授業料を払って離婚したわけだ。(スズキの爺様の英断に敬服!)

所で日本人は昔からドイツ好きである。かく言う私もそのドイツ好きの一人。音楽ならベートーベン、車ならBMW(ベーエムヴェー)やポルシェ・メルセデス等。酒ならワインよりビール・・・。

私のコレクション:メルセデスベンツ300SLとポルシェ901(911では無い)
2017-7-28ベンツ300SLとポルシェ901 

がしかし、仕事でドイツ人と関係した人に聞くと決して評判は良くない。いろんな人が異口同音に言うのが、「他人には超厳しいのに自分には超甘い」とか、「ドイツ人はウソを吐くから気をつけろ」等など。

また2015年10月にはこんなエントリーも
「ドイツ問題とVW不正」
ここでフォーリンアフェアーズの記事を引用している。曰く
 20世紀の多くの時期を通じて、「ドイツ問題」がヨーロッパのエリートたちを苦しめてきた。他のヨーロッパ諸国と比べて、ドイツが余りに強靱で、その経済パワーが大きすぎたからだ。

同じく2015年10月にこんなエントリーも
「ドイツ問題の現地からの声」

この中でフランスの人口学者エマニュエル・トッド氏の発言として、こんな事を言っている。
以下抜粋引用
「ドイツの指導者たちが支配的立場に立つとき、彼らに固有の精神的不安定性を生み出す。
歴史的に確認できるとおり、支配的状況にあるとき、彼らは非常にしばしば、みんなにとって平和でリーズナブルな未来を構想することができなくなる」
「自動車業界の世界トップという「支配的立場」に立った彼らが、「精神的不安」に陥ったとき、不正に手を染めてしまった。
それは、諸問題を単にテクニカル(技術的)なものとして扱い、モラル(道徳)の面を忘れてしまうという古くからのドイツの傾向です。フォルクスワーゲンのスキャンダルが起きて、世界中の人々はそんなドイツの特質を思い出したでしょう。知っての通り、この種の『中身のない合理性』は、それ自体が危険なのです」
<引用終り>


しかしこんな話は両方の話を聞かないと分からないので、ドイツ在住の丸山光三さんのこんな話。
『忘れてはならない移民輸出国だったドイツ』

それから「ウソを吐く」という話は、いつも興味深いコメントを下さるKamosukeさんのコメントにこんなご体験が。
『父の口癖』
私の父は、ソ連の捕虜になって、タンボフの捕虜収容所にいました。そのとき、大勢のドイツ人も一緒に捕虜収容所にいたそうですが、口癖のように言っていたのが「ドイツ人は嘘をつく」。 

父は一応将校だったので、ロシア人と折衝に当たることもあったらしいのですが、一緒に折衝にあたったドイツ人の嘘に閉口したらしい。 

父だけではなく、この印象はドイツ人捕虜と交わらざるを得なかった日本人捕虜全般、同じ印象を持っていたらしく、捕虜となってしばらくすると、多くの日本人捕虜が「ドイツ人は嘘をつくから気をつけろ」と言い合うようになったそうです。最初はみんな、同盟国の人間だったので信用して付き合おうとしていたらしいんですけどね。「日本人をバカにしていたんだろう」と父は言っていました。
<引用終り>

ここでタンボフの捕虜収容所と言うのはこんな所。
「タンボフはモスクワから約460キロ南に位置し、ヨーロッパ・ロシアに属する地域であるが、ここにも収容所があり、日本人捕虜はケーブル線埋没用の壕を掘らされていた。」
此処にも最近慰霊碑が建立され、以下の記事に写真があります。また大変感動的な話もありますので、ご参考までにどうぞ。
タンボフにも慰霊碑:現代によみがえる日本兵とロシア少女の物語


最後に戦前の名外交官だった「石井菊次郎」の言葉。日独伊三国同盟の批准審議が枢密院にかけられた時に、石井菊次郎が言ったとされています。

「フレデリック大王以来、ドイツと組んで幸せになった国はない!」

フレデリック大王=フリードリッヒ大王、ドイツの英雄です。
以下参照

ドイツと言うこの難しい国とうまくやってゆかねばならない。外交とはなんと難しいものでしょうか。

  1. 自動車
  2. TB(0)
  3. CM(12)

コメント

ドイツとドイツ人

まったく難儀な問題です。誰だったか、世界にドイツ人と日本人が存在しなければ世界はいかに穏やかだろう、と云ったのは、一面の真理でしょう。
ドイツ人の心理状態を非常に的確に深く指摘したのはおそらくニーチェでしょうか。それゆえその著作はヒットラーを強く引きつけたのだし、ニーチェは大嫌いだ、というドイツ人は多いのです。シナとシナ人の病根を深く抉った魯迅がシナ人に嫌われるのと同様な心理状態があるのです。
ということでわたしごときがニーチェの言説に付け加えることは無論なく、ドイツ人を理解したければまずはどうぞニーチェを読んでください、と申し上げるだけです♪
  1. 2017-07-28 16:03
  2. URL
  3. 丸山光三 #S/NbrHps
  4. 編集

私はニーチェ大好きです。

ところで、話は90年代ですが、その昔わたしはドイツ女をガールフレンドにしていました。その女が私に話したので今でも覚えているのですが、バブル後半当時、デユッセルドルフの住友銀行に勤務していたが、ドイツ人の行員が週末にトラックで乗り付けてきて椅子と机を持って帰るとのことでした。住友銀行の上司は何も言わなかったようです。彼らにとってこういう事態が生じることそのものが出世の妨げになるからです。きっと根性無の団塊世代だったのかもしれません。
というわけで、日本人上司は常に机を補充し、そのでっかいドイツ人行員は週末に机を自宅に持って帰るということを繰り返していたそうです。住友銀行って情けないなと90年代前半にその話を聞いて思ったことをつい思い出しました。
今でもそうですが、完全に日本人は舐められているようです。
そもそもの原因はやはり軍隊が9条でないことになっていることだろうなと個人的には思います。
  1. 2017-07-28 18:04
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

Re: ドイツとドイツ人

> まったく難儀な問題です。誰だったか、世界にドイツ人と日本人が存在しなければ世界はいかに穏やかだろう、と云ったのは、一面の真理でしょう。
> ドイツ人の心理状態を非常に的確に深く指摘したのはおそらくニーチェでしょうか。それゆえその著作はヒットラーを強く引きつけたのだし、ニーチェは大嫌いだ、というドイツ人は多いのです。シナとシナ人の病根を深く抉った魯迅がシナ人に嫌われるのと同様な心理状態があるのです。
> ということでわたしごときがニーチェの言説に付け加えることは無論なく、ドイツ人を理解したければまずはどうぞニーチェを読んでください、と申し上げるだけです♪




お久しぶりです。コメント有難う御座います。
ニーチェですか、私には苦手な話、困りました。
今の私の一番の心配は、若し核兵器が無かったら、とっくにWWⅢが始まっても可笑しくない、そう思えるからなのですが、さてどんな物なんでしょう。

それから、お名前の文字が違っていました。すぐ訂正しましたが大変失礼しました。
  1. 2017-07-28 19:08
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> 私はニーチェ大好きです。
>
> ところで、話は90年代ですが、その昔わたしはドイツ女をガールフレンドにしていました。その女が私に話したので今でも覚えているのですが、バブル後半当時、デユッセルドルフの住友銀行に勤務していたが、ドイツ人の行員が週末にトラックで乗り付けてきて椅子と机を持って帰るとのことでした。住友銀行の上司は何も言わなかったようです。彼らにとってこういう事態が生じることそのものが出世の妨げになるからです。きっと根性無の団塊世代だったのかもしれません。
> というわけで、日本人上司は常に机を補充し、そのでっかいドイツ人行員は週末に机を自宅に持って帰るということを繰り返していたそうです。住友銀行って情けないなと90年代前半にその話を聞いて思ったことをつい思い出しました。
> 今でもそうですが、完全に日本人は舐められているようです。
> そもそもの原因はやはり軍隊が9条でないことになっていることだろうなと個人的には思います。



凄い話ですねえ。信じられないとは当にこんな事なのでしょう。
間違いなく舐められていますね。やはりこんな時は毅然とした態度で対処するしかない。

日本人は特に文民はダメですね。明治時代がしっかりしていたのは江戸時代の侍の伝統が生きていたからですが、今必要なのはサムライの伝統の復興。文武両道を進めるべきだと痛感しています。
  1. 2017-07-28 19:14
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

言語と歴史から考えてみると

とても興味深いエントリですね。私は人文系の人間なので、国民性や民族気質について考察するのは大好きです。

文化の基礎は言語ですが、日本語とドイツ語は正反対だと、私は思っています。といっても文法の話ではありません。日本語圏が昔から国として統一されていたのに対して、近代ドイツ語が成立した以降に、ドイツ語圏が統一されたことはないからです。現在、EU域内ではドイツ語が、公用語にしている国の数でも、母語にしている人の数でも最多です。

ドイツ語 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E8%AA%9E
>ドイツ語を公用語としている国 ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、スイス、ベルギー
>EU圏内では、母語人口は域内最大(ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い)であり、話者人口は、英語に次いで2番目に多い。

同じドイツ語圏の国で、かつては同じ国だったこともあるオーストリアとは、互いに良くは思っていないようです。でも、昔からドイツ語圏の国々は離合集散を繰り返しているのに、今の「ドイツ」だけが東西に分割されても再統一したりして、同族意識を持っているのも不思議ですね。

野中博士のコラム | WELEDA(ヴェレダ)公式サイト
一番偉大なドイツ人は誰?
https://www.weleda.jp/topics/column/vol4/
>生まれた国が即国籍というのでしたら、モーツアルト、フロイトはドイツ人、ヒトラーはオーストリア人ということになるので
>しかしヒトラーとなると事は複雑で、ドイツ人に「オーストリア生まれのヒトラーを押しつけられた」というしこりがあるのは、世界中でほとんどの人が「ヒトラーはドイツ人だった」と思い込んでいるからです。そして大戦後ドイツだけが悪者にされ、一方のオーストリアは中立国となってイメージアップに成功し、スイスとならんで平和な観光国としての人気が高くなっているということが癪にさわるというわけです。

音楽の街ウィーンと日本
https://www.weleda.jp/topics/column/vol3/
※オーストリア人気質について書いてあります。

さらにドイツ語圏が複雑なのは、昔から非ドイツ語圏の異民族が移住してきたり、逆にドイツ系が非ドイツ語圏に移住したりしているからというのもありますね。メルケル首相は東欧からの移民の家系だし、リンク先の丸山光三さんの記事にあるように、東欧やアメリカ大陸に移住したドイツ系移民も多いですね。

アンゲラ・メルケル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB
>家系はポーランド系。帝政ドイツ時代の1896年にポズナン(ドイツ語ポーゼン)で生まれたポーランド人である祖父ルドヴィク・カズミェルチャクが第一次世界大戦でドイツ軍に徴兵され、戦後に除隊したのちベルリンに定住

意外に知られぬ、ドイツ系アメリカ人の歴史と現況
https://irorio.jp/yasumyg/20150313/213139/
>現在のアメリカ合衆国国民で、国家別出自の最大グループとなっているのがドイツ系アメリカ人。2013年の調査では国民の4600万人がドイツ出自と申告しており、これはアイルランド系の3300万人、イングランド系の2500万人を上回る数字である。
>ドイツ系が設立したアメリカ企業も多い。製薬会社のファイザー、航空機のボーイング、ピアノのスタインウェイ、ジーンズのリーバイス、ケチャップのハインツなどだ。
>クリスマスツリーやイースターウサギ、プレッツェルやホットドッグ、オクトーバーフェストなどもドイツからの移民が持ち込んだ。

6人にひとり! アメリカの政治・社会に影響力を持つ「ドイツ系住民」という“隠れた多数派” - 週プレNEWS
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/03/30/45801/
>ドイツ系アメリカ人の年収は6万1500ドル(約746万円)で、全米平均より18%高い。つまり、成功者が多いということです。

アメリカ人の国民性は、かなりの部分がドイツ人気質から来ていると思います。金儲けをして社会的に成功する事を「善」と考え、そのために勤勉に働くというのは、プロテスタントのカルヴァン派の思想ですから。

ドイツ国民の国民性に最も大きな影響を与えたのは、2度の世界大戦で2度ともドイツが負けた事でしょう。特に戦勝国から受けた理不尽な扱いのせいが大きいと思います。

第一次世界大戦期の反ドイツ語熱と、英語帝国主義の勃興
https://irorio.jp/yasumyg/20150117/196526/
>1918年の大戦終結後、ドイツとオーストリアは敗戦国となり、海外植民地も失う。ドイツ語国家の政治的失墜は、学術界でのドイツ語の権威失墜をも招く。戦勝国ベルギー、フランス、イギリスの科学者による主導でドイツ・オーストリアの科学者排斥運動が起きたのだ。
>敗戦国の言語ドイツ語と、戦勝国の言語である英語・フランス語が分たれ、ドイツ語は学会からも学術誌からも締め出された。そして化学分野などで新設された国際学会でも、ドイツ語はそれまでの比類ない貢献度にもかかわらず、公用語と認められなかった。
>もう一つ、第一次大戦がドイツ語にもたらした深甚な影響がある。1917年にアメリカが参戦するや、国内各州で「アンチドイツ語」運動が沸き起こったのだ。
>23の州でドイツ語の使用を禁じる法が出来た。ドイツ語を公共の場で話すこと、ラジオで用いること、10歳以下の子どもに教えることなどが、有罪と宣される。

第二次世界大戦の敗戦処理と自虐史観の植え付けは、さらに酷いですね。
・東西ドイツ分割と東西ベルリン分割。
・枢軸国側だったイタリアとオーストリアは、ドイツのように批判されることがない。
・そもそも、ほとんどの戦勝国は、ドイツと実際に戦って勝ったわけではない。連合国側にいたから戦勝国を名乗っているだけ。
・ユダヤ人迫害は欧州全体で行われていて、ドイツだけが酷かったわけではない。
・それらを指摘して、戦前のドイツを少しでも擁護すると、左翼と外国から「ネオナチだ」と叩かれまくる。
・ナチスについて研究することは法律で禁止。ホロコーストの検証は他の欧米諸国でも禁止されている。

また、以下のような事に文句を言うこともできません。
・フィクションの小説や映画でも「悪の組織」といえばナチスを連想させるようなものばかり。
・ドイツも含めて、欧州の左翼はかなり暴力的なのに、ほとんど批判されない。
・戦後の東ドイツだって全体主義国家で、秘密警察もいたのに、ほとんど批判されない。

こうして見ると、日本よりもドイツのほうが「歴史認識」で酷い扱いを受けているような気がします。日本にたとえるなら、まるで中韓の言い分を全て飲まされたかのような状態に見えます。以前にも書きましたが、今のドイツは、欧州でいちばん左翼が強い国です。でも、私などは「ここまでされたら、そりゃそうなるだろう。」と思ってしまいます。
  1. 2017-07-29 18:10
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッドのドイツ批判は酷いですね。
ニコニコ生放送が5月に、ひろゆき(2ちゃんねるの元管理人)がエマニュエル・トッドにインタビューするという番組をやっていたんですが、トッドの言ってる事はドイツ人に対するヘイトスピーチとしか思えませんでした。
それなのに、イスラム教徒への批判は「人種差別」「ヘイトスピーチだ」と言って許さないんです。彼の身内にはイスラム教徒と結婚した者がいるらしいですね。

エマニュエル・トッドだけど、何か質問ある?~世界が注目する仏知識人から見た大統領選~ - 2017/05/09 03:00開始 - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv296765909

でも、「もしかしたら、モノづくりの伝統がないフランスのインテリというのは、みんなエマニュエル・トッドみたいなのかもしれない。」とも思いました。
話し方から、体を動かす労働を蔑んでいるような感じがしたんです。「大学を無償化して、全員が大学に進学できるようになれば、社会はもっと良くなる。」とも言ってたし。

フランスはカトリックの国だし、国民性は、プロテスタントのドイツやイギリスよりも、イタリアやスペインのような南欧諸国に近いのでしょう。
  1. 2017-07-29 18:12
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: 言語と歴史から考えてみると

> とても興味深いエントリですね。私は人文系の人間なので、国民性や民族気質について考察するのは大好きです。
>
> 文化の基礎は言語ですが、日本語とドイツ語は正反対だと、私は思っています。といっても文法の話ではありません。日本語圏が昔から国として統一されていたのに対して、近代ドイツ語が成立した以降に、ドイツ語圏が統一されたことはないからです。現在、EU域内ではドイツ語が、公用語にしている国の数でも、母語にしている人の数でも最多です。
>
> ドイツ語 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E8%AA%9E
> >ドイツ語を公用語としている国 ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、スイス、ベルギー
> >EU圏内では、母語人口は域内最大(ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い)であり、話者人口は、英語に次いで2番目に多い。
>
> 同じドイツ語圏の国で、かつては同じ国だったこともあるオーストリアとは、互いに良くは思っていないようです。でも、昔からドイツ語圏の国々は離合集散を繰り返しているのに、今の「ドイツ」だけが東西に分割されても再統一したりして、同族意識を持っているのも不思議ですね。
>
> 野中博士のコラム | WELEDA(ヴェレダ)公式サイト
> 一番偉大なドイツ人は誰?
> https://www.weleda.jp/topics/column/vol4/
> >生まれた国が即国籍というのでしたら、モーツアルト、フロイトはドイツ人、ヒトラーはオーストリア人ということになるので
> >しかしヒトラーとなると事は複雑で、ドイツ人に「オーストリア生まれのヒトラーを押しつけられた」というしこりがあるのは、世界中でほとんどの人が「ヒトラーはドイツ人だった」と思い込んでいるからです。そして大戦後ドイツだけが悪者にされ、一方のオーストリアは中立国となってイメージアップに成功し、スイスとならんで平和な観光国としての人気が高くなっているということが癪にさわるというわけです。
>
> 音楽の街ウィーンと日本
> https://www.weleda.jp/topics/column/vol3/
> ※オーストリア人気質について書いてあります。
>
> さらにドイツ語圏が複雑なのは、昔から非ドイツ語圏の異民族が移住してきたり、逆にドイツ系が非ドイツ語圏に移住したりしているからというのもありますね。メルケル首相は東欧からの移民の家系だし、リンク先の丸山光三さんの記事にあるように、東欧やアメリカ大陸に移住したドイツ系移民も多いですね。
>
> アンゲラ・メルケル - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB
> >家系はポーランド系。帝政ドイツ時代の1896年にポズナン(ドイツ語ポーゼン)で生まれたポーランド人である祖父ルドヴィク・カズミェルチャクが第一次世界大戦でドイツ軍に徴兵され、戦後に除隊したのちベルリンに定住
>
> 意外に知られぬ、ドイツ系アメリカ人の歴史と現況
> https://irorio.jp/yasumyg/20150313/213139/
> >現在のアメリカ合衆国国民で、国家別出自の最大グループとなっているのがドイツ系アメリカ人。2013年の調査では国民の4600万人がドイツ出自と申告しており、これはアイルランド系の3300万人、イングランド系の2500万人を上回る数字である。
> >ドイツ系が設立したアメリカ企業も多い。製薬会社のファイザー、航空機のボーイング、ピアノのスタインウェイ、ジーンズのリーバイス、ケチャップのハインツなどだ。
> >クリスマスツリーやイースターウサギ、プレッツェルやホットドッグ、オクトーバーフェストなどもドイツからの移民が持ち込んだ。
>
> 6人にひとり! アメリカの政治・社会に影響力を持つ「ドイツ系住民」という“隠れた多数派” - 週プレNEWS
> http://wpb.shueisha.co.jp/2015/03/30/45801/
> >ドイツ系アメリカ人の年収は6万1500ドル(約746万円)で、全米平均より18%高い。つまり、成功者が多いということです。
>
> アメリカ人の国民性は、かなりの部分がドイツ人気質から来ていると思います。金儲けをして社会的に成功する事を「善」と考え、そのために勤勉に働くというのは、プロテスタントのカルヴァン派の思想ですから。
>
> ドイツ国民の国民性に最も大きな影響を与えたのは、2度の世界大戦で2度ともドイツが負けた事でしょう。特に戦勝国から受けた理不尽な扱いのせいが大きいと思います。
>
> 第一次世界大戦期の反ドイツ語熱と、英語帝国主義の勃興
> https://irorio.jp/yasumyg/20150117/196526/
> >1918年の大戦終結後、ドイツとオーストリアは敗戦国となり、海外植民地も失う。ドイツ語国家の政治的失墜は、学術界でのドイツ語の権威失墜をも招く。戦勝国ベルギー、フランス、イギリスの科学者による主導でドイツ・オーストリアの科学者排斥運動が起きたのだ。
> >敗戦国の言語ドイツ語と、戦勝国の言語である英語・フランス語が分たれ、ドイツ語は学会からも学術誌からも締め出された。そして化学分野などで新設された国際学会でも、ドイツ語はそれまでの比類ない貢献度にもかかわらず、公用語と認められなかった。
> >もう一つ、第一次大戦がドイツ語にもたらした深甚な影響がある。1917年にアメリカが参戦するや、国内各州で「アンチドイツ語」運動が沸き起こったのだ。
> >23の州でドイツ語の使用を禁じる法が出来た。ドイツ語を公共の場で話すこと、ラジオで用いること、10歳以下の子どもに教えることなどが、有罪と宣される。
>
> 第二次世界大戦の敗戦処理と自虐史観の植え付けは、さらに酷いですね。
> ・東西ドイツ分割と東西ベルリン分割。
> ・枢軸国側だったイタリアとオーストリアは、ドイツのように批判されることがない。
> ・そもそも、ほとんどの戦勝国は、ドイツと実際に戦って勝ったわけではない。連合国側にいたから戦勝国を名乗っているだけ。
> ・ユダヤ人迫害は欧州全体で行われていて、ドイツだけが酷かったわけではない。
> ・それらを指摘して、戦前のドイツを少しでも擁護すると、左翼と外国から「ネオナチだ」と叩かれまくる。
> ・ナチスについて研究することは法律で禁止。ホロコーストの検証は他の欧米諸国でも禁止されている。
>
> また、以下のような事に文句を言うこともできません。
> ・フィクションの小説や映画でも「悪の組織」といえばナチスを連想させるようなものばかり。
> ・ドイツも含めて、欧州の左翼はかなり暴力的なのに、ほとんど批判されない。
> ・戦後の東ドイツだって全体主義国家で、秘密警察もいたのに、ほとんど批判されない。
>
> こうして見ると、日本よりもドイツのほうが「歴史認識」で酷い扱いを受けているような気がします。日本にたとえるなら、まるで中韓の言い分を全て飲まされたかのような状態に見えます。以前にも書きましたが、今のドイツは、欧州でいちばん左翼が強い国です。でも、私などは「ここまでされたら、そりゃそうなるだろう。」と思ってしまいます。



面白い話、有難う御座います。
これだけの情報量があると一つのエントリーになりますね。考えねば。

ドイツが受けた仕打ちは実に酷いものでした。特に第一次大戦後の仕打ちは酷いの一語。だからこそ第二次大戦へと突入せざるを得なかった、そう思います。
それから日本との対比ですが、日本が日露戦争でロシア兵捕虜に対し結構暖かく処遇した。これはロシア側にしてみると随分意外だったようで、今でもロシア人は、国としてはとんでもない侵略国家ですが、個人としてのロシア人は良い人だと思います。付き合い方が難しい、そして日本人は優しすぎますね。

それからメルケルですが、この人ほど良く分からない人物はいません。私はメルケルは共産主義者で、いまだにその本質は変わっていないと思っています。また自分の本質を上手く隠しています。なぜならメルケルと言う姓の人と結婚してメルケル姓になったんですが、それは僅か4年で破綻。しかし未だにその時のメルケルと名乗っています。自分の出自の都合の悪い部分を上手く隠すためですね。こんな一つをとっても要注意人物と考えるべきと思います。
  1. 2017-07-30 07:44
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: エマニュエル・トッド

> エマニュエル・トッドのドイツ批判は酷いですね。
> ニコニコ生放送が5月に、ひろゆき(2ちゃんねるの元管理人)がエマニュエル・トッドにインタビューするという番組をやっていたんですが、トッドの言ってる事はドイツ人に対するヘイトスピーチとしか思えませんでした。
> それなのに、イスラム教徒への批判は「人種差別」「ヘイトスピーチだ」と言って許さないんです。彼の身内にはイスラム教徒と結婚した者がいるらしいですね。
>
> エマニュエル・トッドだけど、何か質問ある?~世界が注目する仏知識人から見た大統領選~ - 2017/05/09 03:00開始 - ニコニコ生放送
> http://live.nicovideo.jp/watch/lv296765909
>
> でも、「もしかしたら、モノづくりの伝統がないフランスのインテリというのは、みんなエマニュエル・トッドみたいなのかもしれない。」とも思いました。
> 話し方から、体を動かす労働を蔑んでいるような感じがしたんです。「大学を無償化して、全員が大学に進学できるようになれば、社会はもっと良くなる。」とも言ってたし。
>
> フランスはカトリックの国だし、国民性は、プロテスタントのドイツやイギリスよりも、イタリアやスペインのような南欧諸国に近いのでしょう。



私はトッドのモノはよく読んでいますが、確かに興味深い視点ではあるものの鵜呑み出来ないことも多いですね。
イスラムに関してですが、トッドの娘婿はアルジェリア系フランス人でイスラム教徒です。だからイスラムに関して寛容な発言があります。

またフランスは一応戦勝国の仲間に入っていますが、実質はドイツの属国です。今はEUという隠れ蓑を着たドイツ帝国の第一番頭か召使と言った役割。多分そこからドイツに対する猛烈な反感が生まれているのでしょう。

フランスは国是の「自由・平等・友愛」なるマヤカシを捨てない限り発展は望めないと思っています。ルソー・フランス革命との決別ですね。でも今そんな事を言う人はいない。こんな事が議論されるにはあと百年くらいはかかるかも知れませんが、その頃にはフランスは無くなっているかもしれません。
  1. 2017-07-30 07:57
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  3. 短足おじさん二世 #-
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ドイツ人の技術者というとリヒャルト・フォークト博士を思い出します。
創業当時の川崎飛行機で主任技師であった人物ですがドイツ帰国後はBv141などという変型機の設計をやり一部では非常に高名な人物です。はっきり言って運に恵まれなかった人だと思いますが川崎飛行機の基礎を築くとともに稀代の設計者である土井武夫を育てたという人物です。

川崎飛行機は当然川崎造船の関連会社として設立されましたが、一次大戦後ドイツのUボートの技術導入にドイツのゲルマニア造船所から招聘した技師たちの能力が優れていた事から、ドイツからの技術導入を決定しドルニエの弟子であったフォークト氏が招かれることになったのです。30歳だったといいます。土井とは10歳違いですが土井の才能を認めドイツ留学をさせ最後は共同設計者として鍛え上げました。

これは土井の回想録に詳しいのですが、この回想録が型破りで第一部はフォークと技師との関係について縷々記述があり、ドイツ帰国後や戦後の技師の活躍について書かれています。戦後アメリカに渡り仕事をし最後はボーイングにいたのですが空力関係の一人者であり、現在大型機で使われてるウィングレットの先駆的研究をしていたといいます。と言うより戦後もこの師弟ずっと連絡を取り合っていたようなのです。そして第二部が自分の仕事なのですが、こんな構成の回想録見たことがありません。それほどフォークト氏との関係は濃密だったようです。

どうも、ドイツ人は戦後大きく変貌してしまったような気がします。戦前の本を見ると本当にドイツ人の技術者としての美質と政治家としての問題、などに触れたものが多いのですが、戦後60年代位に復興してから変わってしまったという人が多い気がします。

小生の遠縁に戦後ライカのM4を発売すぐに買ったという写真馬鹿がいましたが(ライカ1台家1軒の時代です)その後はだめになったとはっきり言ってました。10年経ったらニコンでした。この写真馬鹿のおじさんが見せてくれたものに戦前のツアイスの双眼鏡がありました。双眼鏡自体は特に印象がありませんでしたがこの双眼鏡30年保証でした。今に至るまでそんなもの見たことがありません。

あの国は戦争に負けておかしくなったのではないのでしょう。復興し衣食足りて何かを失い狂った気がします。
  1. 2017-07-31 20:25
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  3. kazk #cPv2SIBE
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何故か不正投稿とされ繰り返したら二重投稿になってます。片方消しといてください。
  1. 2017-07-31 20:27
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  3. kazk #cPv2SIBE
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To:kazk さん

> 何故か不正投稿とされ繰り返したら二重投稿になってます。片方消しといてください。



了解しました。削除しました。
迷惑コメント欄を確認したのですが、変なものは残っていませんでした。不思議ですね。
  1. 2017-08-01 07:37
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:kazk さん

> ドイツ人の技術者というとリヒャルト・フォークト博士を思い出します。
> 創業当時の川崎飛行機で主任技師であった人物ですがドイツ帰国後はBv141などという変型機の設計をやり一部では非常に高名な人物です。はっきり言って運に恵まれなかった人だと思いますが川崎飛行機の基礎を築くとともに稀代の設計者である土井武夫を育てたという人物です。
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> 川崎飛行機は当然川崎造船の関連会社として設立されましたが、一次大戦後ドイツのUボートの技術導入にドイツのゲルマニア造船所から招聘した技師たちの能力が優れていた事から、ドイツからの技術導入を決定しドルニエの弟子であったフォークト氏が招かれることになったのです。30歳だったといいます。土井とは10歳違いですが土井の才能を認めドイツ留学をさせ最後は共同設計者として鍛え上げました。
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> これは土井の回想録に詳しいのですが、この回想録が型破りで第一部はフォークと技師との関係について縷々記述があり、ドイツ帰国後や戦後の技師の活躍について書かれています。戦後アメリカに渡り仕事をし最後はボーイングにいたのですが空力関係の一人者であり、現在大型機で使われてるウィングレットの先駆的研究をしていたといいます。と言うより戦後もこの師弟ずっと連絡を取り合っていたようなのです。そして第二部が自分の仕事なのですが、こんな構成の回想録見たことがありません。それほどフォークト氏との関係は濃密だったようです。
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> どうも、ドイツ人は戦後大きく変貌してしまったような気がします。戦前の本を見ると本当にドイツ人の技術者としての美質と政治家としての問題、などに触れたものが多いのですが、戦後60年代位に復興してから変わってしまったという人が多い気がします。
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> 小生の遠縁に戦後ライカのM4を発売すぐに買ったという写真馬鹿がいましたが(ライカ1台家1軒の時代です)その後はだめになったとはっきり言ってました。10年経ったらニコンでした。この写真馬鹿のおじさんが見せてくれたものに戦前のツアイスの双眼鏡がありました。双眼鏡自体は特に印象がありませんでしたがこの双眼鏡30年保証でした。今に至るまでそんなもの見たことがありません。
>
> あの国は戦争に負けておかしくなったのではないのでしょう。復興し衣食足りて何かを失い狂った気がします。



「リヒャルト・フォークト博士」については私はまったく知識がありませんが、とんでもない左右非対称の機体を設計したり、非凡な部分のある人だったんですね。
所で「復興し衣食足りて何かを失い狂った気がします」の話。これは難問ですね。
この件は何度も考えて、今の所の私の結論は多分「哲学の違い」ではないかと思うのです。
ドイツ哲学と言えばその代表が弁証的観念論のヘーゲルですが、そう難しいことを言わなくても、例えば日本人が草木一本にも神が宿ると考えて「トイレの神様」などを考える。これなど誰に教えられなくても日本人なら普通ですよね。
そんな意味でドイツ式の考え方は「事実より上に理念がある」、こうではないかと思うのです。
これがあるので素晴らしい設計があれば素晴らしいものができる。しかし一つ間違えるとユダヤ人問題のようなことも起こる。
こうではないかと理解しています。
良いほうの事例は沢山ありますが、例えばカメラのライカM3(M4の前身)などがあげられますね。カメラの世界ではライカM3のショックは大きく、その対抗馬としてニコンはニコンSPを作りましたが、此れでもダメ。結局全く違うニコンFという一眼レフを作りました。私は今でもニコンFを大事にしています。
悪しき事例は森鴎外でしょうか。彼はドイツに学び、医学と文学で実績を残しました。しかし彼の最大の汚点は日露戦争当時、脚気の原因を誤ったこと。これで多くの兵士が命を落としました。これなど表面はともかく、真の原因は事実より上に理念がある、この悪しき典型ではないかと思っています。

但し丸山光三さんからドイツ人を理解するには、先ずニーチェを読めと言われていますので、そんなところがまだ検討課題です。
ニーチェは元々良く分からない。だからこの話がどうなるかは・・・。道は遠いです。
  1. 2017-08-01 17:04
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  3. 短足おじさん二世 #-
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