2017-06-30 16:48

不正まみれディーゼル車、欧州都市で規制の波

 フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が発覚してから間もなく2年、しかしその後一体どうなったのかさっぱりわからない状態が続いていたのだが、とうとうメーカーや政府ではなく自治体や裁判所が問題提起し始めたようだ。

最初にこれはWSJの記事のタイトルバックの画像、
スモッグに包まれたドイツの町の写真なのだが、これが自動車の町シュツッツガルトなのだとか。

2017-6-30WSJ1 

不正まみれディーゼル車、欧州都市で規制の波
裁判所や環境団体の圧力、自治体が通行禁止や制限に動く 
スモッグに包まれたドイツのシュツットガルト IMAGO/ZUMA PRESS
By William Boston
2017 年 6 月 28 日 15:26 JST 更新

 【ベルリン】ディーゼル車の有害な排出ガスへの警戒が高まる中、ミュンヘンやマドリードなど欧州の大都市ではディーゼル車の利用制限や通行禁止が広がっている。膨大な数のディーゼル車を販売する欧州自動車メーカーにとっては大きな問題だ。

 複数のスキャンダルによってディーゼルエンジンがこれまで宣伝されていた以上に空気を汚染していることが判明したが、各国政府の対応は遅れがちだ。その一方で環境保護団体からの圧力を受けてこうした都市が反ディーゼル車運動の先頭に立ち始め、欧州の自動車メーカーも今後の方針を再考せざるをえなくなっている。

 環境税の導入やディーゼル車両の利用禁止を進める、あるいは考慮している都市の中には、自動車大手 BMW の本拠地であるミュンヘンとダイムラーやポルシェが本社を置くシュツットガルトが含まれる。メーカー側がディーゼルをクリーンにできないのであれば、われわれがクリーンにする――。それが各自治体のメッセージだ

 環境調査に取り組む非営利団体、国際クリーン交通委員会(ICCT)のレイ・ミンハレス研究員は「市民や自動車メーカーに対し、いま求められているのはクリーンな自動車だと自治体が示している」と話す。ドイツ自動車大手 フォルクスワーゲン (VW)の排ガス不正は同委員会の調査によって判明し、すでに2年にわたりディーゼル車の規制に関心を集めている。

米国より欧州で深刻

 米国で明らかになった排ガス不正問題は、その後、他の自動車メーカーにも広まった。米国内ではディーゼルエンジンを搭載する自動車は全体の5%に満たないが、欧州では新車販売台数の半分がディーゼル車であり、現在、約8500万台が走る。

 気候変動対策として大胆な二酸化炭素排出量の削減目標を設定した欧州連合(EU)は、重要な役割を担っている。

 欧州の中でも特にドイツの自動車メーカーは、二酸化炭素排出量を削減するためにディーゼル車の販売に力を入れた。ディーゼルはガソリンよりも効率よく燃焼するため、燃費もよく、二酸化炭素の排出量も少ない。そのため業界も積極的にディーゼル車を売り出し、欧州各国の政府もそれを支持した。1990年代以降、各国はディーゼル車に低率の税金を適用し販売を補助してきた。

 気候変動だけが問題ではない。ミンハレス氏が共同で執筆した研究によれば、ディーゼルエンジンが排出するある汚染物質は、それだけでも2015年に全世界で10万7600人の若年死につながった。死者数の約80%は欧州、中国、そしてインドの住民だった。

 だが自動車メーカーがディーゼル車の販売から離れつつ、EUが設定した温暖化ガス排出量削減の目標に到達することは困難だ。電気自動車(EV)はいまだ全世界の自動車販売台数の2%にも満たない。プラグインハイブリッドも含むすべての新車EVは、EUで昨年販売された1460万台の新車のうち、わずか1%を占めるのみだ。

2017-6-30WSJ2
パリ:1997年製以前のディーゼル車通行禁止(7月に2001年製以前も)25年全面禁止。
マドリード:2025年に市中心部からディーゼル車を排除。スモッグ警報時に流入制限。

2017-6-30WSJ3
ロンドン:排出量が多い車両に高額の通行料を課す「超低排出量ゾーン」を2019年開始。
アテネ:2025年に市中心部からディーゼル車排除。

2017-6-30WSJ4
オスロ:1月にディーゼル車一日締め出し(欧州初)。料金所設置、高額通行料を課金。

2017-6-30WSJ5
香港:ディーゼル車からクリーンな代替車への乗り換えに補助金。
ソウル:市中心部に低排出量ゾーン(2006年製以前のディーゼル車は通行禁止)。

2017-6-30WSJ6 
ミュンヘン、シュツットガルト、ハンブルク:旧型のディーゼル車を市中心部から排除または制限する計画を策定中。ハンブルクは2030年までにディーゼルの市バスを代替予定。
PHOTOS: BLOOMBERG (PHOTOS)

 ドイツの自動車メーカーや労働組合は、今後の生計にどのような影響が生じるか不安を抱えている。BMW、メルセデス・ベンツ、アウディやポルシェといったドイツのトップブランドは、欧州で販売する車の半数以上にディーゼルエンジンを搭載させている。

 ダイムラーのディーター・ツェッチェ最高経営責任者(CEO)は今週、ディーゼル車の「利用禁止は政治的な反応だ。実際に履行することはできないため、真の変化をもたらすことはない」とした。

 ドイツ最大の産業労働組合、金属産業労組(IGメタル)も、ディーゼル車を禁止することで低所得層のドライバーが一方的に影響を受けるなどとし、反対の姿勢をとる。IGメタルは自動車メーカー側に古いエンジンを改善する義務があり、政治家にもEVの推進や技術に投資し、交通情勢を改善する義務があると主張。IGメタルの幹部の1人、ローマン・ヅィツエルスバーガー氏は、「こんな見境のない命令はナンセンスだ」と述べる。

ドイツ車メーカーと駆け引き

 ドイツの自動車業界はディーゼル車の利用禁止が撤回されるならば、国内を走る中古ディーゼル車のソフトウエアを更新し、現代の排出基準にまで向上させると取引を持ちかけている。だがドイツで利用されている1500万台のディーゼル車のうち、約半分は古すぎて改修することすらできない状況だ。

 規制を進める自治体のトップは、他に選択肢がないと話す。大都市は交通の要であるため、空気汚染が進む。またVWのスキャンダルによって「ディーゼルはクリーン」という概念が覆されたため、何かしらの対策を取るように法廷からの命令も次々と出されている。

 ディーゼルエンジンはドイツのルドルフ・ディーゼルが発明した。車社会となった現代のドイツでは、まずシュツットガルトが来年から規制を始め、最新型のものを除き、ディーゼル車両の約90%の利用を禁止する。同じような対策を考慮しているミュンヘンも裁判所からの命令を受け、今週中に汚染を大幅に改善する案を提出しなければならない。

 パリでは1997年よりも前に製造されたディーゼル車の通行が禁止されている。7月からはさらに拡大し、2001年よりも前に製造されたディーゼル車まで規制対象を増やすことが決まっている。これによりフランスの重量積載物車両の5分の1が影響を受け、その他のディーゼル乗用車も少ない割合ながらパリを通行できなくなる。

 ロンドンのサディク・カーン市長は、高額な通行料金を徴収する「超低排出量ゾーン」を2019年から設けると発表。排出量が多い車両から徴収する通行料金を増額すると4月に述べた際、カーン氏は「ロンドンの空気は殺人的だ」と話した
(引用者注:2年前にロンドンに3週間滞在した人から聞いた話、その人は名古屋市内在住だがロンドンでは鼻の穴が真っ黒になるとか、穿いているズボンを洗濯すると一度では綺麗にならず、二度洗いせねばいけないとか、日本では一度も経験したことのない空気の汚染だったとの事)

 ノルウェーの首都オスロでは、街がスモッグに包まれた1月にディーゼル車が規制され、違反者には180ドル(約2万円)を科した。規制は午前6時から午後10時までだったが、風向きが変わりスモッグが晴れると解かれた。

 このような動きは欧州以外の都市にも広がる。メキシコシティも12月に開催された会合でパリ、アテネ、そしてマドリードの市長と歩調を合わせ、2025年までにすべてのディーゼル車の利用を市内で禁止するとした。ソウルも2006年以前に製造されたディーゼル車が市の中心地区を通行することを規制する予定だ。

 ミュンヘンのディーター・ライター上級市長は今月、「通行禁止を話し合うことは大切で、正しいことだ」と話した。
<引用終り>


こんな問題を取り上げると、「じゃあ、日本はどうなってんだ」という疑問があると思う。先ずはこれを見てください。
2017-6-30石原都知事ペットボトル会見 

これは1999年(平成11年)11月、当時の石原東京都知事がペットボトルにディーゼル車の排ガス中の煤を入れて記者会見し、排ガス規制を訴えた時のモノ。
石原都知事の力は大きく、排ガス規制が一気に進んだが、当時は「魚を積んだトラックが東京の市場に入れない」とか、「車の買い替えをしないといけないがカネがない」とか大変だった。
2003年(平成15年)10月からは古いディーゼル車は走行禁止になったので、ご記憶の方も多いと思う。


では欧州でなぜこんな問題が大きくなったのかと言えば、ディーゼルエンジンの画期的な技術革新が挙げられる。コモンレールというその技術は黒煙もなく、音もディーゼル特有のガラガラ音も無く、非常にパワフル。大変素晴らしいものだが、残念ながら排ガス規制はクリヤーできなかった。そしてVWのようにごまかしソフトで排ガス規制をクリヤーしたかに見せて「クリーンディーゼル」と見せかけのクルマを売った。
ドイツは環境先進国のはずだったと思うのだが、一体どうしてしまったんだろう。
この間の事情はタイ時代に色々知った話があるので、以下ブログ参照ください。

「VWの不祥事発覚に思う事」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1166.html


またドイツの経済力が強靭だという事に関しては以下参照ください。

「ドイツ問題とVW不正」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1170.html

特にこのドイツ問題に関しては、「他のヨーロッパ諸国と比べて、ドイツが余りに強靱で、その経済パワーが大きすぎた」,そしてもう一つ、「皮肉にも選挙の洗礼を受けていないテクノクラートたちに経済の運営を委ねている」、この事が英国のEU離脱などの現象の背後にある。
今後も注意してみていかねばいけない事と思います。

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コメント

環境先進地域であるはずの欧州で、これほどディーゼル排ガス汚染が深刻だとは知りませんでした。直接には何の害もないCO2の排出にはあんなにうるさいのに、滑稽ですね。

石原慎太郎氏は作家出身なのに、政治家としても行政マンとしても、とても有能でしたね。現在、成田空港の真下まで鉄道で行けるのは、運輸大臣だった石原氏の功績です。

成田空港高速鉄道 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/成田空港高速鉄道

ここ数年、首都圏では首都高・外環道・圏央道などの新規区間が相次いで開通していますが、これも石原氏の功績が大きいと思います。

3環状道路の開通予定|国土交通省 関東地方整備局
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/progress/

ちゃんと環境対策をする一方で、インフラ整備は進める。あたりまえの事なのに、革新系の政治家には、これができないんですよね。
  1. 2017-07-01 13:43
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

戦後の欧州史を調べると、強すぎるドイツをいかにして抑え込むかの歴史であった事がわかります。そのために、各国ともナチスを実態以上に悪者として描いた歴史を教えてきました。左翼の「国家権力は悪である」という世界観は、ドイツを抑え込むのに役立ったでしょうね。

ドイツ自身も、ドイツが強い国にならないようにする仕掛けをいろいろと講じてきました。中央集権にならないよう連邦制国家にしたし、選挙は比例代表方式なので、小政党が乱立しやすく、常に連立政権です。

共通通貨ユーロが出来る前は「ドイツ連邦銀行は世界一独立性の高い中央銀行だ」と言われ、日本のマスコミも持ち上げまくっていました。今にしてみれば、ドイツマルクが信用されていたのは、中央銀行が独立していたからではなくて、ドイツがモノづくり大国だったからなんですが。

VWが排ガス不正をやってしまうほど、今のドイツ人はモラルが低下=ドイツの国民性が劣化しているという事でしょうか?私は、普段から「日本人はダメだ」と言ってる左翼メディアが「日本人も劣化しましたねぇ」みたいな事を言うのが大嫌いなんですが、もしドイツ人が劣化しているとしたら、それもやはりドイツの国民性を否定し続けてきた左翼メディアのせいだと思うんですよね。
  1. 2017-07-01 13:44
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  3. かんぱち #vF6NeGQU
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To:かんぱち さん

> 環境先進地域であるはずの欧州で、これほどディーゼル排ガス汚染が深刻だとは知りませんでした。直接には何の害もないCO2の排出にはあんなにうるさいのに、滑稽ですね。
>
> 石原慎太郎氏は作家出身なのに、政治家としても行政マンとしても、とても有能でしたね。現在、成田空港の真下まで鉄道で行けるのは、運輸大臣だった石原氏の功績です。
>
> 成田空港高速鉄道 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/成田空港高速鉄道
>
> ここ数年、首都圏では首都高・外環道・圏央道などの新規区間が相次いで開通していますが、これも石原氏の功績が大きいと思います。
>
> 3環状道路の開通予定|国土交通省 関東地方整備局
> http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/progress/
>
> ちゃんと環境対策をする一方で、インフラ整備は進める。あたりまえの事なのに、革新系の政治家には、これができないんですよね。



石原慎太郎はやはりすごい政治家でしたね。この排ガス問題一つとってもそれで日本を大きく変えたんですから。
そんな事が有るので、今ヨーロッパがスモッグ問題で大騒ぎしているのに日本は対岸の火事でいられる。有り難いことです。

事例でも紹介されていますが、環境に対する配慮tインフラ整備は行政の根本ですから、今の東京みたいに関係のない地下水問題で魚市場を無茶苦茶にする、こんな事ではいけません。
小池さんは最初は期待されましたが、とうとう化けの皮が剥がれました。もうダメですね。
  1. 2017-07-01 15:17
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:かんぱち さん

> 戦後の欧州史を調べると、強すぎるドイツをいかにして抑え込むかの歴史であった事がわかります。そのために、各国ともナチスを実態以上に悪者として描いた歴史を教えてきました。左翼の「国家権力は悪である」という世界観は、ドイツを抑え込むのに役立ったでしょうね。
>
> ドイツ自身も、ドイツが強い国にならないようにする仕掛けをいろいろと講じてきました。中央集権にならないよう連邦制国家にしたし、選挙は比例代表方式なので、小政党が乱立しやすく、常に連立政権です。
>
> 共通通貨ユーロが出来る前は「ドイツ連邦銀行は世界一独立性の高い中央銀行だ」と言われ、日本のマスコミも持ち上げまくっていました。今にしてみれば、ドイツマルクが信用されていたのは、中央銀行が独立していたからではなくて、ドイツがモノづくり大国だったからなんですが。
>
> VWが排ガス不正をやってしまうほど、今のドイツ人はモラルが低下=ドイツの国民性が劣化しているという事でしょうか?私は、普段から「日本人はダメだ」と言ってる左翼メディアが「日本人も劣化しましたねぇ」みたいな事を言うのが大嫌いなんですが、もしドイツ人が劣化しているとしたら、それもやはりドイツの国民性を否定し続けてきた左翼メディアのせいだと思うんですよね。



私もドイツの歴史は詳しくないのですが、調べてみるとドイツの歴史はまさに苦難の歴史。特に第一次大戦の頃からの苦難が引き金になって第二次大戦になった。その後の無茶苦茶な苦難は凄まじいです。
特にアメリカとソ連のドイツに対する怨念は鬼気迫るものが有ります。だからこそドイツ人は歯をくいしばって耐えているのでしょう。
私はもし今核兵器が無かったら、イギリスとドイツの間で第三次大戦が起こっても可笑しくないと見ています。
多分形を変えて、ドイツがシナ中国と組み、ロシアを味方に引き入れて、銃弾の飛ばない戦争を始めるような気がします。
  1. 2017-07-01 15:26
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  3. 短足おじさん二世 #-
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一流は凡人に見える

石原都知事の決断力には、素晴らしいものがあったと思います。氏のことですから、新銀行東京の件など間違った決断も多々あったのではないかと思いますが、総じて東京都の知事として立派な業績を上げた数少ない人だと思います。
新銀行東京の設立にしても、もしかして役人に使わせてくだらないことに税金を使われるのなら、これでばら撒いた方がよっぽど良いと考えていたのかもしれません。
石原都知事は、週1日しか都庁に来なかったそうです。このことは大組織のトップの資質が奈辺にあるかを示唆しているような気がします。
タカタにしろ、三菱にしろ、日産にしろ、東芝にしろ、社長が週1日しか勤務しないナマクラ社長であったなら会社を窮地に立たせるようなことはしなかったのかもしれません。
  1. 2017-07-02 06:47
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  3. 縄文人 #wM6nolEE
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Re: 一流は凡人に見える

> 石原都知事の決断力には、素晴らしいものがあったと思います。氏のことですから、新銀行東京の件など間違った決断も多々あったのではないかと思いますが、総じて東京都の知事として立派な業績を上げた数少ない人だと思います。
> 新銀行東京の設立にしても、もしかして役人に使わせてくだらないことに税金を使われるのなら、これでばら撒いた方がよっぽど良いと考えていたのかもしれません。
> 石原都知事は、週1日しか都庁に来なかったそうです。このことは大組織のトップの資質が奈辺にあるかを示唆しているような気がします。
> タカタにしろ、三菱にしろ、日産にしろ、東芝にしろ、社長が週1日しか勤務しないナマクラ社長であったなら会社を窮地に立たせるようなことはしなかったのかもしれません。



まったく同感ですね。最近の豊洲問題の迷走ぶりを見るとまったく同じ思いで、いかにあんな大組織のトップがその資質が大切かを痛感させてくれます。
そして「タカタにしろ、三菱にしろ、日産にしろ、東芝にしろ・・・」、情けないですね。

私はこんな時、江戸時代260年の平和はどうして出来上がったのかをいつも考えています。どのような方策で平和と繁栄を成し遂げたか、平和は分かります。力で抑え込めばいい。繁栄はどうか、これも理由は分かります。自由に商売をやらせれば繫栄する。
がしかし、もう一つ大事な事、統治の健全性はどうして作り上げたか、これは殆ど話題にもなりませんが江戸260年の繁栄の基礎だった、そう理解しています。
この部分を温故知新で書いてみたいと思うのですが、なかなか難しいですね。
  1. 2017-07-02 07:44
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  3. 短足おじさん二世 #-
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 そう言えばドイツメーカーの不正についてのニュース完全に消えましたね。 結局あの責任追及や、間協議準達成はどうなっているのですか?
 
 どう考えても環境基準はまだ達成不能だと思うのですが、しかしドイツ車はまだそのまま売られているのでしょう?
  1. 2017-07-02 09:21
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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自動車大手が新型ディーゼル車投入、VW不正のイメージ改善へ
http://news.mynavi.jp/news/2017/01/11/397/

※やはり、ドイツ車メーカーは苦心しているようですね。

日本の半導体は生き残れるか 円高で失われた価格競争力、適切な金融政策が必要
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170701/soc1707010003-n1.html

※日本では自動車産業はトヨタを筆頭に好調ですが、半導体産業が心配ですね。
  1. 2017-07-02 12:57
  2. URL
  3. taigen #-
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To:よもぎねこさん

>  そう言えばドイツメーカーの不正についてのニュース完全に消えましたね。 結局あの責任追及や、間協議準達成はどうなっているのですか?
>  
>  どう考えても環境基準はまだ達成不能だと思うのですが、しかしドイツ車はまだそのまま売られているのでしょう?



この問題は完全に社会から抹殺されています。丁度ナチスドイツでユダヤ人虐殺がみんな知っていても皆さん知らん顔と同じ構図。
恐らく何十年たっても汚点として残るでしょう。

実車テスト結果によれば、95年ころ以降のディーゼル車が排ガスがダメと分かってきていますが、中でも2000年代に入って急速に普及したコモンレールによるディーゼルが今回の不正に絡んでいます。この不正のクルマは走れば素晴らしい性能で、ある人曰く「すんばらしい! まるで不倫体験だ」と言っています。排ガス不正という悪いことを隠して高性能を謳歌する、まあ不倫と言えばその通りですね。

そしてこの問題は対策のしようがありません。何とかいろんな改造をして対策すると、性能がた落ち、耐久性がた落ち、維持費べらぼう、燃費最悪、追い銭をつけて改造しようとしてもユーザーがうんと言わないでしょう。VWがリコールと言えない訳です。

今のヨーロッパはこと自動車に関してはそんな状況ですね。メーカーだけでなく労働組合も反対、ユーザーも反対ですから集団不倫状態と言えるかもしれません。

  1. 2017-07-02 15:33
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:taigen さん

> 自動車大手が新型ディーゼル車投入、VW不正のイメージ改善へ
> http://news.mynavi.jp/news/2017/01/11/397/
>
> ※やはり、ドイツ車メーカーは苦心しているようですね。
>
> 日本の半導体は生き残れるか 円高で失われた価格競争力、適切な金融政策が必要
> http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170701/soc1707010003-n1.html
>
> ※日本では自動車産業はトヨタを筆頭に好調ですが、半導体産業が心配ですね。



情報有難う御座います。
ディーゼルは本質的にはいいクルマなので、多分マツダのスカイアクティブのような方向に進むのでしょう。
今は電気自動車が絶賛されていますが、私は長い自動車の歴史からEVはあくまでチョイ乗り専用のような気がします。
EVが進化するとプリウスがはまったような罠に嵌る。つまりは知って面白くない車になってしまう。これが厄介です。
しかしこんな事が言えるのもプリウスを20年造ってきたからなんでしょうけどね。
  1. 2017-07-02 15:41
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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 日本の自動車評論家に徳大寺有恒という人がいました。日本車が排ガス規制で苦しんでいる時に、ドイツ車の排ガス規制なしの走りを絶賛。いまでも欧州車を無条件で高評価する評論家がいますが似たようなものですね。

 タイに住んでいたころ不思議だったのが排ガス規制。ユーロ3から始まりどんどん厳しくなり、天然ガス車のバスまで導入されたのに、バンコクの民間委託の青バスや冷房のない赤バスのもうもうたる黒煙にはなにも対策をしない。とくに青バスはひどく路肩で立ち往生しているバスを見るのも日常でした。

 バンコクの思い出といえば地平線上のどんよりと黒い空。東京だったら筑波山から奥多摩・丹沢と山に囲まれているのが見えるのに、バンコクで同じくらいの高さの空は真っ黒でした。これは古いバスに加え、タイで人気のピックアップトラックのディーゼルも関係しているのかもしれません。

 長谷川慶太郎の本に書いてあったことですが北京の冬の大気汚染がモスクワにはない。その理由は集中暖房の燃料が北京は石炭、モスクワは天然ガスだからというものでした。これを読んで地球温暖化詐欺に石油メジャーが絡んでいる理由がわかりました。石炭よりもはるかにクリーンで二酸化炭素の排出量も少ない天然ガス、という名目の石炭産業潰し。

日本の援助で建設されたインドの石炭火力発電所の近隣住民に健康被害が出ているという報道もありました。こんな報道も疑ってかかるのは当然ですね。

 2003年のタクシン政権の頃、バンコクでAPECが開催されたときには市内の信号機のほとんどがいきなりLED式になり貧困層の住むエリアは巨大な看板に隠されました。屋台はなくなる、野良犬は田舎のお寺に隔離される、など精一杯きれいに見せようと頑張ったところでAPECが終われば元の木阿弥、見た目だけ取り繕えばよしとする、中国的価値観と同じです。先進国への道のりは遠いと思ったものです。

 

  1. 2017-07-04 21:34
  2. URL
  3. gai-yaang #-
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To:gai-yaang さん

>  日本の自動車評論家に徳大寺有恒という人がいました。日本車が排ガス規制で苦しんでいる時に、ドイツ車の排ガス規制なしの走りを絶賛。いまでも欧州車を無条件で高評価する評論家がいますが似たようなものですね。
>
>  タイに住んでいたころ不思議だったのが排ガス規制。ユーロ3から始まりどんどん厳しくなり、天然ガス車のバスまで導入されたのに、バンコクの民間委託の青バスや冷房のない赤バスのもうもうたる黒煙にはなにも対策をしない。とくに青バスはひどく路肩で立ち往生しているバスを見るのも日常でした。
>
>  バンコクの思い出といえば地平線上のどんよりと黒い空。東京だったら筑波山から奥多摩・丹沢と山に囲まれているのが見えるのに、バンコクで同じくらいの高さの空は真っ黒でした。これは古いバスに加え、タイで人気のピックアップトラックのディーゼルも関係しているのかもしれません。
>
>  長谷川慶太郎の本に書いてあったことですが北京の冬の大気汚染がモスクワにはない。その理由は集中暖房の燃料が北京は石炭、モスクワは天然ガスだからというものでした。これを読んで地球温暖化詐欺に石油メジャーが絡んでいる理由がわかりました。石炭よりもはるかにクリーンで二酸化炭素の排出量も少ない天然ガス、という名目の石炭産業潰し。
>
> 日本の援助で建設されたインドの石炭火力発電所の近隣住民に健康被害が出ているという報道もありました。こんな報道も疑ってかかるのは当然ですね。
>
>  2003年のタクシン政権の頃、バンコクでAPECが開催されたときには市内の信号機のほとんどがいきなりLED式になり貧困層の住むエリアは巨大な看板に隠されました。屋台はなくなる、野良犬は田舎のお寺に隔離される、など精一杯きれいに見せようと頑張ったところでAPECが終われば元の木阿弥、見た目だけ取り繕えばよしとする、中国的価値観と同じです。先進国への道のりは遠いと思ったものです。




毒大痔有恒ですか、ん? 字が違ったかな(笑)
自動車評論家というのは大体どこかの太鼓持ちですからね。日本の自動車メーカーが排ガス規制で七転八倒の苦しみを味わっている頃のあの書きっぷり。自動車に関係するものなら絶対忘れません。
特に今回のVWの問題。実は問題の燃料噴射システムのメーカーはボッシュです。世界でボッシュとデンソーだけが作れる高度な技術。シーメンスやデルファイも作っていますが、ボッシュの下請けでしょう。私はタイ時代にデンソーの旧知の方からデンソーの苦渋の決断を聞いていますから、いつかは問題になることは予想していました。
でも排ガス不正問題はメーカーだけでなくEUや各国政府、それに労働組合まで絡んでいますから根が深いです。おそらく長い長い衰退の坂道を転がっていくでしょう。メーカーに自浄能力があるかどうかがキーになると見ています。

温暖化詐欺は石油メジャーによる石炭産業潰し、これは鋭い指摘ですが正鵠を射ていると思います。そしてここに日本の技術が生きてくると思います。
日本の石炭火力の熱効率は世界一ですが、これを世界に普及させるだけで凄い効果がある。但し単に設備を作っただけではダメでして、設備の維持管理、絶えざる改善が必要ですが、それも日本にしかできないでしょう。
石炭火力の公害問題ですが、私の住まいからさほど遠からぬところに日本最大の火力発電所がありますが、そこで公害云々は聞かないですから、日本式なら問題ないと思います。
  1. 2017-07-06 07:04
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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