2017-06-04 18:30

日本が果たした人類史に輝く大革命<うれしい話だが・・・

 前回山口二郎の罵詈雑言コラムを取り上げたのだが、その続編を書くにあたってどうしても背景説明が要るので、今回その件を書いてみます。主に書評などを中心にします。

最初にほっこりする話から。

今発売中の正論7月号の書評欄でこんな本を取り上げている。

日本が果たした人類史に輝く大革命ー「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ 
2017/4/12

2017-6-4日本が果たした人類史に輝く大革命表紙 

さてその書評を大野敏明氏が書いている。実は私はこの本を未だ読んでいないが、ストークス氏の書いているものは色々読んでいるので、ストークス氏の持論は承知している。
では以下書評です。

日本が果たした人類史に輝く大革命 「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ 
アジア、アフリカに希望与える足跡

ヘンリー・S・ストークス、
       植田剛彦著
自由社・本体一二〇〇円
2017-6-4書評1 


 20年ほど前、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出張したとき、ある少人数のレセプションで、私は老アラブ人から「あなたは日本人ですか」と声をかけられた。うなずく私に、彼は微笑みながら、いまはアメリカ国籍をとっているが、本来はレバノン人であると自己紹介しつつ、日本を深く尊敬しているとして、次のように語り始めた。
 「われわれ中東に生まれた者は、日本について3つの尊敬心をもっている。1つ目は日本が日露戦争に勝利したことだ。中東は長い間、フランス、イギリスなどの白人国の植民地にされてきた。われわれ非白人は白人には逆らえないという絶望感があった。それを同じアジア人である日本が白人の国であるロシアを打ち負かして、われわれもやればできるという大きな希望を与えてくれた」。
 うなずく私に彼は続けた。「2つ目は1941年、日本がアメリカ、イギリスと戦争を始めたことだ。日本は負けたが、われわれは日本人の前にイギリスが屈する姿を見た。それが戦後、アジアだけでなく、アフリカまでもが独立する契機となった」。 彼は続ける。「3つ目は原爆まで落とされて焦土になった日本があっという間に世界第2の経済大国となり、われわれに援助をしてくれるまでになったことだ。一体、日本のこのすごさはどこに秘密があるのか、教えてほしい」。 インド、インドネシア、マレーシアなどでは日本が戦争をしてくれたお陰で、われわれは独立できた、という話は聞くが、レバノン人に言われて驚くとともに、彼の質問の答えを考えながら、われわれ日本人は20世紀の世界史に革命的な足跡を、それもアジア、アフリカの人々に希望を与える足跡を残したのだなと感動したものである。
 だが、ドバイから帰ってきた日本は、南京事件や慰安婦強制連行といったでっち上げに政府までもが翻弄され、学校は事実を教えないまま、生徒に自虐史観を押し付け、朝日新聞を始めとする偏向マスコミは自国を既めることに汲々としていた。
 いったい、いつまで日本政府と日本人は祖先、先輩の顔に泥を塗りながら、でっち上げを真に受けて謝罪を繰り返さなくてはならないのか。いったい、「真実」はどこに行ってしまったのか。
 その答えを出してくれる二人の碩学の対談が刊行された。しかも碩学のひとりがイギリス人だというから驚く。まさに客観、冷静、公正に日本を見つめてきた人の語る「真実」がここにある。
   ジャーナリスト 大野敏明
読書の時間
<引用終り>

特にこの中でも「日本は負けたが、われわれは日本人の前にイギリスが屈する姿を見た。それが戦後、アジアだけでなく、アフリカまでもが独立する契機となった」、これは今の若い人は多分全く想像もつかない話だろう。これをイギリス人ヘンリー・ストークス氏が言っていることに大きな意義があると思う。


 さてほっこりする話はちょっと置いといて、この話を植民地を独立されてしまった側から見るとどう見えるか。どんな物にも裏と表があるもので、どちらか片方だけ見ると問題を見間違える。そんな見方をすると・・・。
米英蘭にしてみると、「日本が余計なことをしてくれたせいで、植民地からの上りでのんびり食っていた俺たちが貧乏になってしまった。日本の野郎、けしからん!!」、こうなります。
これが欧米の反日の原点で、それが今に尾を引いている。厄介この上ないですが、現実として見るべきだと思います。
尚アメリカに関しては、それよりずっと前のアヘン戦争から続く長い長い怨念が今に至っています。この件はぼちぼち書いていきます。

オランダの反日の良い事例として、以下エントリー参照ください。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1029.html

このブログの中で言及しているオランダ元市長、その後内務大臣になったエドゥアルト・ヴァン・ティン(Eduard van Thijn)氏の言葉が大いに参考になります。以下参照ください。
http://blog.livedoor.jp/remmikki/archives/4727103.html



さて今度は同じ趣旨なのですが、宮崎正弘氏のメルマガにこんな記事が有ります。
南京大虐殺を捏造したアイリス・チャンの話。どんなものかと言うと。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成29年(2017)6月2日(金曜日)
       通算第5312号   
http://melma.com/backnumber_45206_6537170/
この中にこんな書評が有ります。

<以下引用>
 書評  ♪
高山正之『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』(徳間書店)

 『正論』の巻頭言を纏めた最新版だから、殆どの文章は読んだ記事もあるが、基軸は朝日新聞批判である。・・・中略
・・・それはアイリス・チャンの妄言、誹謗批判の続きである。
(引用者注:アイリス・チャン、『ザ・レイプ・オブ・南京』(1997年11月)の著者だが、内容は出鱈目。『ザ・チャイニーズ・イン・アメリカ』(2003年)を出版後2004年に拳銃自殺)


評者(宮崎)の経験でも南京に鳴り物入りで解説されたフェイク記念館(ダイギャクサツ記念館)の中庭に、金ぴかの像が聳えているが、これ、アイリスチャンである。
その周りに市民がピクニックがてら弁当を拡げて「この女、誰?」と言っていたのには別な驚きもあったが、そのことは措く。
彼女が死んだとき、香港のメディアまで、彼女を『中華民族のヒロイン』と書いた。すでに彼女のペンギンブックス「レイプオブナンキン」は、すべてがフェイクであることは、120%証明されており、いまさら、その出鱈目を指摘する積もりはない。

 問題はその後に起きた。彼女の人生が暗転したのだ。
増長し、ハイになった彼女はクーリーの悲劇の歴史ドキュメントに挑んだのだ。アメリカの西部開拓史とはインディアンを虐殺、殲滅し、ついでにバッファローを殲滅したことだが、カリフォルニアに達して、西部まで鉄道が繋がっても、鉱山労働者不足に陥った。そこでアメリカ人は、奴隷を清国から大量にいれることにした。これがクーリー貿易である。

おりからのゴールドラッシュ。中国人労働者は奴隷とも知らず、また使役されたあと、ダイナマイトで殺されることも知らず新大陸にやってきた。
アイリスは、この真実を暴いた。
フェイクの『南京虐殺』を高く高く評価して止まなかった米国ジャーナリズムが、この作品には戦慄し、そして罵倒を始める。
百八十度の評価変えが起きたのだ。
「あ、これがアメリカ人を怒らせたな、だからノイローゼになって拳銃で自殺したのだ」と考えていたが、高山氏も、そう結論した。

評者は『TIME』書評欄で、信じられないほどの悪罵に満ちたアイリスへの酷評と罵倒を読んだ。
「『歴史の裏付けもない』、『『軽率な駄作』とこき下ろした』(28p)
高山氏は、その後日譚を綴る。
「落ち込む彼女にこんどは米国の出版社が再起のチャンスを与えてきた。『パターン死の行進』を書いてみろ、日本の悪口をもっともらしく書くのがおまえの仕事だと。(しかし)アイリス・チャンには支那人には珍しく良心があった。調べれば歩いたのはたったの60キロ。日本軍は食事も休息も与えていた。米国人の嘘に呆れた。でも嘘はもう書きたくない。悩んで鬱になって、その果てに彼女はサンノゼ市の自宅近くで拳銃自殺した」

<引用終り>



アメリカには三つの原罪が有ります。原住民インディアンの虐殺殲滅、黒人などの奴隷貿易、日本への原爆攻撃です。そして厄介なのがこの原罪で得た莫大な富がアメリカの特権階級・富裕層・エスタブリッシュメントのルーツになっていることです。アメリカの有名大学もこの時の富で造られました。

こうして見てみると、最近日本に対し国連の名前を悪用した悪質な日本叩きが出ていますが、こんなものの陰にこの長い長い怨念話がある。これを理解しないといけないと思います。

例えばこんな報道。

国連を利用した「日本たたき」のウラ 日韓合意、組織犯罪処罰法改正案などにケチ 左翼勢力の「マッチポンプ構図」 
2017.06.03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170605/dms1706051530004-n1.htm

 国連側のイチャモンとしては、まず拷問禁止委員会が同月12日、慰安婦問題の日韓合意について、韓国への見直しを勧告。同月18日には、国連特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が、組織犯罪処罰法改正案を冒頭のように批判した。さらに、特別報告者のデビッド・ケイ氏は6月中に、日本の「表現の自由」の現状を問題視した報告書を国連人権理事会に提出するという。

こんな話なのですが、ここに日本のマスゴミやパヨク学者が「走狗」として登場しています。
前回取り上げた山口二郎などもその走狗の一人。
そんなところを次回書いてみます。

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コメント

 このアメリカの原罪で、米国のエスタブリッシュメントが奴隷や阿片で財をなしたというのは本当に厄介な事だと思います。現在の中国との関係にも影響があるでしょうし、これからも互いに儲けを分かち合おうとする人たちもいるような気もします。中国の強みは、儲けの為なら売国をするのも平気な人が多い所ですよね。だから強欲な資本主義者と気が合ってしまう。

 それにしても、アイリス・チャンが米国人の虎の尾を踏んだせいであの結果につながったというのはかなり怖いですね。ただ中国当局がアイリスを、という疑いもあるようですが、どちらか本当なのでしょう。
  1. 2017-06-06 08:12
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

江崎道朗のネットブリーフィング「トランプがアメリカの保守派に支持された理由!今が東京裁判史観見直しのチャンス!」おざきひとみ
https://www.youtube.com/watch?v=EDivinct5VA

※10:54~からの図にご注目を
  1. 2017-06-06 12:23
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

To:都民です さん

>  このアメリカの原罪で、米国のエスタブリッシュメントが奴隷や阿片で財をなしたというのは本当に厄介な事だと思います。現在の中国との関係にも影響があるでしょうし、これからも互いに儲けを分かち合おうとする人たちもいるような気もします。中国の強みは、儲けの為なら売国をするのも平気な人が多い所ですよね。だから強欲な資本主義者と気が合ってしまう。
>
>  それにしても、アイリス・チャンが米国人の虎の尾を踏んだせいであの結果につながったというのはかなり怖いですね。ただ中国当局がアイリスを、という疑いもあるようですが、どちらか本当なのでしょう。



アイリス・チャンの市の秘密については私は詳しくありませんので、何とも言えません。
しかし最初の質問に関しては、アメリカの建国以来のいろんな歴史を見ていくと実におぞましい話が沢山ある。
インディアンの件もそうですが、カリフォルニアやテキサスを併合したことなど、いまだに燻っています。そうそう、フィリピンの件も現大統領の言葉にもしばしば出てきますね。
兎に角カネを持ったほうが勝ちという社会なので仕方ないでしょう。
今言えることはそんな現実を踏まえ、柔軟に対応するしかないという事だと思います。

それから今後書いていこうと思っていますが、アメリカの情報公開が進んでWW2前後の公文書が公開され、それの研究が進んでいるようです。日本ではなかなか報道されませんが、色々面白いことが分かってきています。
まあ、ボチボチ書いていこうと思っています。
  1. 2017-06-06 16:40
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:taigen さん

> 江崎道朗のネットブリーフィング「トランプがアメリカの保守派に支持された理由!今が東京裁判史観見直しのチャンス!」おざきひとみ
> https://www.youtube.com/watch?v=EDivinct5VA
>
> ※10:54~からの図にご注目を


面白い情報ありがとうございます。
この江崎道朗氏の話は面白いですね。特にこの動画でも言っていましたが、スターリンとルーズベルトの会話がひどい。
今発売中のVoice6月号に出ていますね。

  1. 2017-06-06 16:44
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  3. 短足おじさん二世 #-
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