2017-02-19 22:08

公益資本主義、何でしょう?

 3月20日発売のWedge3月号に「公益資本主義」なる記事が載っている。
一見普通の記事のような体裁だが、実はこれはこの「公益資本主義」に関しての宣伝だった。
どんなモノかというと

2017-2-18ウェッジ3月号-01 

2017-2-18ウェッジ3月号-02 

いま世界はアメリカ・ウォール街主導の強欲資本主義で貧富の格差が極限まで大きくなっている。
先月には
世界人口の半分と同じ富が62人の富豪に集中
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2016/01/62.php

こんな話が有った。そして上掲記事にはこんな指摘が
労働者階級と貧困層は成長の果実を得ていない。ということは、経済のどこかが決定的にくるっている。ルールに則って一生懸命働けば報われる、という社会契約説が破綻している』

この「一生懸命働けば報われる」、これは言うは易く、実現するのは難しい。しかしタイ時代にタイ人には常にこんな事を言ってきた。難しいがこんな思いが無ければ発展しない。
何時の時代でも決して変わらないターゲットだ。

そしてこの公益資本主義という考え方は、ウォール街主導の強欲資本主義に対するアンチテーゼ、新しい考え方だと思う。
Wedgeの記事は画像でも読めないことは無いが、参考までに1頁目を文字情報にしたので以下掲載する。

<以下Wedge3型烏合記事より>

「GDP600兆円」実現の決め手。具体化する日本初の新・経済システム
動き出した公益資本主義

「GDP600兆円」の達成は安倍政権が目指す悲願の計画。ところがアベノミクスはここに来て停滞感が否めない。この壁を突き破り日本経済を活性化させるのが『公益資本王義』だという意見が頻出している。2016年の「ワールド・アライアンス・フォーラム東京円卓会議」では、その実現に向けて熱のこもった議論が交わされた。

日本が牽引する新経済システム
公益資本主義における三原則

 安倍内閣が経済活性化のために断行した企業減税で生まれたキャッシュは、社員などの社中(社員、顧客、仕入先、地域社会、地球といった会社を支える仲間を指す)への分配や中長期投資に必要な内部留保に充当されず、ほぼ全部を株主に還元する企業も現れだした。
 メディアもROE(Return On Equity=自己資本利益率)の大きさを競わせるような空気を醸成。昨年1月~9月だけで4兆円を超える自社株買いが実施されROE数値も上がったが、恩恵を受けたのは投資家、投機家、富裕層などだけだった。
 さら四半期決算開示義務も企業を短期志向に走らせ、開示のためのコスト面で大きな負担を強いている。そんな中、「欧米の経営手法に追随するのを止め、日本が率先して余業経営の指針と世界にインパクトを与える資本主義のあり方を示すべき」と、アライアンス・フォーラム財団代表の原丈人氏は力説する。そしてそのために実現すべき「公益資本主義の三原則を挙げた。
 それは第一に、「中長期の経営」の重要性、持続的な会社発展に必要なイノベーションを可能にするためだ。イノベーションは、一朝一夕には生まれない。第ニに、リスクを取り新事業に果敢に挑戦し常に改良改善に努める「企業家精神による改良改善」。そして第三に、利益を社中各員に分配する「社中分配」--ーこの三原則を実行すれば、企業と共に社員は豊かになり消費が活性化され、持続的な絲済成長が可能となり、GDP600兆円は達成できるという。
 こうした原代表の基調講演を基に、2016ワールド・アライアンス・フォーラムで熱心な意見交換が行われた。

<引用終り>


なるほどねえ、公益資本主義、効きなれない言葉だが、考え方なら昔からあるぞ。

売り手よし、買い手よし、世間よし
こんな言葉を聞いたことは無いだろうか。江戸時代の近江商人の商売とはかくあるべしという教え。
近江商人・・・。今の滋賀県近江八幡市から日本全国へ飛び出した商人たちのことだ。
出身地の近江八幡市

2017-2-19近江八幡市街 

今でも昔の栄えた面影を残しています。美しい街ですね。

こんな近江商人たちが江戸時代から心がけてきたこと。この経営理念が松下幸之助の松下イズムに受け継がれていることは良く知られている。

ホンの一握りの富裕層が全世界の人口の半分の持つ富と同じだけの富を持っている。こんな世界がいつまでも持続する筈がない。そんな時、モデルになるモノが日本にある。これからもっと色んな人が話題にし、こんな目標で仕事をしていかねばならない。そんな思いです。

  1. 経済
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コメント

第二次安倍政権発足時に、トヨタの豊田社長が総理から「頑張る人が報われる社会を。」という言葉に我が意を得たりと言う感じで官邸でインタビューに答えておられたのを思い出しました。

本当に三方よしの近江商人の気持ちをみんなが持てれば、良い社会をつくることがきっとできますね。
  1. 2017-02-20 19:16
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  3. 都民です。 #-
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To:都民です さん

> 第二次安倍政権発足時に、トヨタの豊田社長が総理から「頑張る人が報われる社会を。」という言葉に我が意を得たりと言う感じで官邸でインタビューに答えておられたのを思い出しました。
>
> 本当に三方よしの近江商人の気持ちをみんなが持てれば、良い社会をつくることがきっとできますね。



 まったくその通り、「頑張る人が報われる社会」、良いですねえ。
がしかし、ここからが総論賛成では各論はという話を。

私は以前からの持論だったんですが、特にタイではそれを強くいっていました。
タイ人には「まじめに働けば必ず報われる会社を作る。だから俺たちのいう事をきちんと聞いてしっかり頑張れ、分からないことは何でも教える。だから安心してついてこい」と。
がしかし日本人には、「まじめにやれば報われる、冗談じゃない。それは理想だが世の中そんなに甘いもんじゃない!。他人の頭を張りたおしてでも一歩先に行くんだ。それしか生きる道はない。」こんな事を言っていました。二枚舌ですねえ・・・(笑)。

「競争社会に生きる」。難しいですが、この考えを忘れてはいけないですね。
  1. 2017-02-21 06:27
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  3. 短足おじさん二世 #-
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草履取り

>モデルになるモノが日本にある。

古いと笑われますが私は日本型経営、年功序列型経営がいいと思っています。シャープな感じに見えませんが三方良しの精神にもかなう。争いが出ません。

では若くて出来る人材は、出来ない人材と同じ処遇なのか?松下幸之助は出来る若者には地位でなく、報償で(お金で)報いよと述べていました。55歳のお父さんが28歳の若造の草履取りを務めるのはつらいです。日本人には基本的に年功序列型が世間よしと思います。

2000年1月19日付東京新聞夕刊に掲載された関川夏央さんのコラムをひきます。
「会社とは不思議なものでデキる人だけではうまくまわらない。1割が出来る人、3割が不通の人、残りはただぶらさがってばかりの人。(略)デキない人がいないとデキる人も働かないのだ。(略)少なくとも純アメリカ式が日本で機能すると思いにくい。いつか終わるブームに運命を託すのは愚かなことだし、ブームに乗っただけのリストラは再生よりも破壊の早道という気もする。」
  1. 2017-02-21 07:18
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  3. 相模 #-
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【変わる歴史用語、聖徳太子→厩戸王 学習指導要領案 】
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12920600U7A210C1CR8000/

 お考えをお聞かせいただきたいことが有ります。聖徳太子というお名前を厩戸皇子ではなく厩戸王に変えるのは、『皇』という字を消そうとする企みでしょうか?考え過ぎかもしれませんが。
  1. 2017-02-21 07:39
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  3. 都民です。 #-
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Re: 草履取り

> >モデルになるモノが日本にある。
>
> 古いと笑われますが私は日本型経営、年功序列型経営がいいと思っています。シャープな感じに見えませんが三方良しの精神にもかなう。争いが出ません。
>
> では若くて出来る人材は、出来ない人材と同じ処遇なのか?松下幸之助は出来る若者には地位でなく、報償で(お金で)報いよと述べていました。55歳のお父さんが28歳の若造の草履取りを務めるのはつらいです。日本人には基本的に年功序列型が世間よしと思います。
>
> 2000年1月19日付東京新聞夕刊に掲載された関川夏央さんのコラムをひきます。
> 「会社とは不思議なものでデキる人だけではうまくまわらない。1割が出来る人、3割が不通の人、残りはただぶらさがってばかりの人。(略)デキない人がいないとデキる人も働かないのだ。(略)少なくとも純アメリカ式が日本で機能すると思いにくい。いつか終わるブームに運命を託すのは愚かなことだし、ブームに乗っただけのリストラは再生よりも破壊の早道という気もする。」



興味深い情報ありがとうございます。
私もまったく同意見でして、できる人とできない人がいるからこそ、できる人が力を発揮するんだと思います。
現にアメリカ社会がそうなっています。
アメリカ社会は常に最底辺に貧しく、学問も無く知恵もない、そんな人を抱え込んでいまして、その労働力で成り立っています。
それが増えすぎるとドイツの移民受け入れみたいに何ともならなくなるのではないか。
昔の人はうまいことを言いました。籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人。
矢張り草履取りもいないと世の中回っていかないという事でしょうね。
  1. 2017-02-22 06:52
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:都民です さん

> 【変わる歴史用語、聖徳太子→厩戸王 学習指導要領案 】
> http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12920600U7A210C1CR8000/
>
>  お考えをお聞かせいただきたいことが有ります。聖徳太子というお名前を厩戸皇子ではなく厩戸王に変えるのは、『皇』という字を消そうとする企みでしょうか?考え過ぎかもしれませんが。



難しい質問です。学術的に定説が無いのが現状なので、私も良く分かりません。
但し今世紀に入ってから、聖徳太子なんかいなかった、こんな事を声高に言う人が増えてきました。この議論が可笑しな連中に悪用された可能性が大ありですが、こんな事を言った人の議論は大部分論破されています。
私個人的には聖徳太子(厩戸皇子)で別に何の問題もないと思っています。

但し聖徳太子の「太子怨霊説」は昔からありまして、それの決定的な証拠は『法隆寺の国宝の中でも秘仏中の秘仏である「救世観音像」』でしょう。何せ明治17年に開けてみたら、白布でぐるぐる巻きになっていた。いったいなぜこんな事になってしまったのか。太子怨霊説が消えない原因の大きなものだと思います。
但しこの白布は木綿だそうで、そうするとこれは戦国時代後期以降に巻かれたもの。ですから太子怨霊説が随分前からあったことは間違いなく、話をややこしくしています。

私の妄想ですが、邪馬台国卑弥呼の頃に易姓革命があり、その影響が古事記や日本書紀編纂に繋がり、聖徳太子、菅原道真につながるのかなあ、そんな事を考えていますが、これは妄想です。
  1. 2017-02-22 07:20
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  3. 短足おじさん二世 #-
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日本モデルだと、外部はあくまで外様の鬼であり、永遠のアウトサイダーになります。インサイダーで業務を行い多少の価格アップは了承してもらう。これでしょう。

ところで、こういうのがありました。シナは北に従っているそうです。

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第268号(2月22日)
*フリンと金正男

 フリンが米大統領補佐官を辞任した。ロシア問題はあくまで表向きの辞任理由であり、真の理由は北朝鮮問題である。トランプは選挙活動時から北朝鮮を中国の従属国としてしか捉えていなかった。この認識は主に元軍人のフリンの教授による。
 フリン補佐官は3日、中国の楊国務委員と電話で会談し、米国が「一つの中国」の原則を尊重すると表明する見返りに、中国は北朝鮮の核・弾道弾開発を停止させるとの合意を取り付けた。
 かくして安倍総理の訪米直前の9日にトランプ大統領と習近平主席の電話会談が実現した訳だ。ところが3日後の12日、安倍総理との夕食会の最中に北朝鮮が弾道弾を発射し、トランプは中国の無力を知った。そして認識の間違っていたフリンをクビにしたのだ。

 フリンが辞任した15日、マレーシアで金正男が暗殺された。2日に北朝鮮の国家保衛相の金元弘が解任されたとの情報が流れたから、金正男と金元弘は北朝鮮と中国のバーター取引だったろう。
 どういう事かと言うと、中国はかつて金正男を現在の金正恩に代えて北朝鮮のトップに据えようとし、張成沢はその実現のため暗躍し、金元弘はその張成沢を処刑した。これが中朝の対立の原因だから、中朝和解のためには、この二人を処分する必要があったのだ。
 すなわち金正男は中国の了承のもとで北朝鮮により殺害された。中国は北朝鮮からの石炭の輸入を停止したと発表したが、今まで何度も停止と発表しながら、実際には輸入は拡大している。

 つまり、核武装した北朝鮮はもはや中国の属国ではなく、むしろ中国が北朝鮮に従属しているのである。トランプはその現実を知って呆然としているであろうが、マスコミはその現実すら知らない。
  1. 2017-02-23 12:50
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  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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To:NINJA300 さん

> 日本モデルだと、外部はあくまで外様の鬼であり、永遠のアウトサイダーになります。インサイダーで業務を行い多少の価格アップは了承してもらう。これでしょう。
>
> ところで、こういうのがありました。シナは北に従っているそうです。
>
> 鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
> 第268号(2月22日)
> *フリンと金正男
>
>  フリンが米大統領補佐官を辞任した。ロシア問題はあくまで表向きの辞任理由であり、真の理由は北朝鮮問題である。トランプは選挙活動時から北朝鮮を中国の従属国としてしか捉えていなかった。この認識は主に元軍人のフリンの教授による。
>  フリン補佐官は3日、中国の楊国務委員と電話で会談し、米国が「一つの中国」の原則を尊重すると表明する見返りに、中国は北朝鮮の核・弾道弾開発を停止させるとの合意を取り付けた。
>  かくして安倍総理の訪米直前の9日にトランプ大統領と習近平主席の電話会談が実現した訳だ。ところが3日後の12日、安倍総理との夕食会の最中に北朝鮮が弾道弾を発射し、トランプは中国の無力を知った。そして認識の間違っていたフリンをクビにしたのだ。
>
>  フリンが辞任した15日、マレーシアで金正男が暗殺された。2日に北朝鮮の国家保衛相の金元弘が解任されたとの情報が流れたから、金正男と金元弘は北朝鮮と中国のバーター取引だったろう。
>  どういう事かと言うと、中国はかつて金正男を現在の金正恩に代えて北朝鮮のトップに据えようとし、張成沢はその実現のため暗躍し、金元弘はその張成沢を処刑した。これが中朝の対立の原因だから、中朝和解のためには、この二人を処分する必要があったのだ。
>  すなわち金正男は中国の了承のもとで北朝鮮により殺害された。中国は北朝鮮からの石炭の輸入を停止したと発表したが、今まで何度も停止と発表しながら、実際には輸入は拡大している。
>
>  つまり、核武装した北朝鮮はもはや中国の属国ではなく、むしろ中国が北朝鮮に従属しているのである。トランプはその現実を知って呆然としているであろうが、マスコミはその現実すら知らない。



日本がモデル、これは日本式が全て良い訳ではなく、「いいとこ取り」だと思っています。
害務省は素晴らしいからぜひマネしろなどとは口が裂けても言えませんから。

それからフリン辞任の件についての鍛冶さんの分析、此れには私も驚いています。
鍛冶さんはそれなりの情報源をお持ちなので、この推論は単なる憶測ではないでしょう。それなりの確かな筋からのものが前提にあると見ています。
であるならば、日本としては北朝鮮の暴発への備えを今までの何百倍も強化しないといけません。北の核を使ったテロが現実の問題だと一人一人が認識しなければならないですね。
それともう一つ、これはあまり報道されませんが、満州軍閥(瀋陽軍区)の力が一層強化されたと見るべきではないかと思います。北朝鮮がなんだかんだと言いながらあれだけの核開発をやれるのは瀋陽軍区の後ろ盾があるから。目が離せませんね。
  1. 2017-02-24 06:34
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  3. 短足おじさん二世 #-
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簡単なことです。

会社法と税法を30年前に戻せばよろしいということです。

そもそも日本の会社法は驚くほど株主への配当を軽視していた立法でした。だから株主なんて会社の経営者は愚か所有者とさえ見られていなかったはずです。要はちょっと品のいいギャンブラーというのが社会の評価だったでしょう。株の利ざやを稼ぐという人々という評価でしょう。だから会社もそんな連中を頼りませんでした。だから会社の金融は銀行主体の間接金融が主体となりました。

そうなると会社の経営が取締役を中心とする経営者支配になるとか、銀行を中心とする金融支配が進むとかの問題もありましたが、経営者はサラリーマンの成れの果てでしたし、金融支配といっても大銀行は系列の力もあありまた余裕があったからそう馬鹿なことはしなかったものです。だから会社のことを、その未来を考えればよかったんです。

そして今から考えると驚くほどの高税率ですが個人はもっと税率が高い。その上でオーナー企業ならば財布の所在なんてどうでもいいわけです。松下幸之助氏は最高で95%税金を取られたといいますが、彼の公的な活動は彼の給与によったのではなく松下グループの金によってたのですから問題はない。またオーナー株主ですから株式は株式配当でもらっていけばいい。そういう世界だったはずです。下手に剰余金を溜め込んで税金を持っていかれるより、研究開発投資や従業員への分配を増やし節税したほうが良い、そういう流れだったはずです。

これって公益資本主義にすごい近い流れなんじゃないでしょうか。
会社法の改正で配当を増やしたことは確かに海外からの投資や個人株主の増加を産んだことは確かです。その意味で企業の資金調達はやりやすくなったでしょう。しかし阿呆なデイトレーダー共が闊歩し小金持ちを増やしました。
そして阿呆なファンド共が増えて訳の分からない口出しをする。物言う株主と言うならば結構ですが責任は取ってるんでしょうか、危なくなったら適当な所で売り逃げでしょう。企業への課税を下げても配当可能利益を引き上げてはそれが会社の本当の構成員である従業員には回りません。それが終身雇用の廃止とか、昇給の停止、正規従業員の減少、福利厚生の廃止とかの弊害を生んでるわけです。

要は会社業績が上がってもそれが従業員には回りません。これが景気対策をやり企業業績が上向いても給与が上がらぬ最大の原因だと睨んでます。人手不足といいつつ最低賃金を上げるという話にはならない。新規の雇用が増えてるとはいいますが非正規ばかり、それが高給を取ってるわけじゃあない。外国ほどではないですが経営者と下っ端の給与格差がどんどん広がってる。出処は皆一緒でしょう。

やるべきことはだから単純で株主への配当を減らす、そして研究開発投資と労働分配率を上げるということにすればよろしい、つまり株主配当が多い会社は増税し研究開発投資と労働分配率を上がれば減税という方向にすればいい。短期で株価をあげさせるようなインセンティブをなくすことを次にやるべきです。だから経営者のストックオプションの禁止、株主が共益権を行使するときは高配当の見返りに損益の確定まで株式譲渡を禁止すべきでしょう。一緒に責任を取れということです。

今はもうマイナンバーがあるのですからデイトレーダー共の収益を総合課税して税率を上げることは可能でしょう。この辺りを確実に補足することです。トマ・ピケティは累進税率の強化を言いましたがここまでやらねば駄目でしょう。後は海外課税の適正化を進めて多国籍企業にまともな税金を払わせることです。

マルクスは資本家の収奪が極限に達したときに革命が起こると言いましたが20世紀初頭の資本家たちは馬鹿じゃあない、労働分配率を上げ従業員をまとも食えるようにし収奪をやめました。その上で冷戦という現実に向き合い高課税を受け入れました。それがアメリカの黄金時代だったでしょう。株主重視とやらをやらなかった日本はさらにすごい高度経済成長を達成しました。ベトナムや米国経済の衰退はある程度は仕方なかったかもしれません。しかし冷戦終了後の多国籍企業の横暴は間違いなく米国民を苦しめたはずです。一見経済を元気にしたかに見えますが結局国民への還元がなかったというのはサンダースやトランプの得票を見れば分かる通り。

バブルの発生と崩壊は日本人の責任でしょうがその後に書かれた処方箋はことごとく間違いだったでしょう。インフレ下の経済政策とデフレ脱却の処方箋を同じものを書くという馬鹿だから手のつけようがない。もういい加減に気がつくべきでしょう。デフレの長期化が若者の貧困を招き少子化と結婚できても子どもの貧困とやらを招きます。金融ビッグバンとやらは一体どういう収支をもたらしたのでしょうか。

20年もやってれば改革とやらの検証はしてもいいでしょう。冗談抜きにこれに失敗した政治家やこれに首を突っ込んだ識者とやらからは私財を没収して消えてもらいたいと本当に思います。まともな経済政策をやり2%の成長を続けていれば今頃はGDP600兆円です。愚かとしか言いようがありません。
まともな他の国は皆やりましたし本来はできたことです。

こういう言い方はあまりしたくありませんが今のバブルの責任者は高齢者たちでしょう。こういう方たちに年金を支給する条件としてさっさと自己の財産を自己の係累にでも生前譲渡でもさせるべきでしょう。

若年者と教育関係の投資が阿呆なほど少ない、これはこの国の恥部だと思ってます。

  1. 2017-02-24 11:12
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: 簡単なことです。

> 会社法と税法を30年前に戻せばよろしいということです。
>
> そもそも日本の会社法は驚くほど株主への配当を軽視していた立法でした。だから株主なんて会社の経営者は愚か所有者とさえ見られていなかったはずです。要はちょっと品のいいギャンブラーというのが社会の評価だったでしょう。株の利ざやを稼ぐという人々という評価でしょう。だから会社もそんな連中を頼りませんでした。だから会社の金融は銀行主体の間接金融が主体となりました。
>
> そうなると会社の経営が取締役を中心とする経営者支配になるとか、銀行を中心とする金融支配が進むとかの問題もありましたが、経営者はサラリーマンの成れの果てでしたし、金融支配といっても大銀行は系列の力もあありまた余裕があったからそう馬鹿なことはしなかったものです。だから会社のことを、その未来を考えればよかったんです。
>
> そして今から考えると驚くほどの高税率ですが個人はもっと税率が高い。その上でオーナー企業ならば財布の所在なんてどうでもいいわけです。松下幸之助氏は最高で95%税金を取られたといいますが、彼の公的な活動は彼の給与によったのではなく松下グループの金によってたのですから問題はない。またオーナー株主ですから株式は株式配当でもらっていけばいい。そういう世界だったはずです。下手に剰余金を溜め込んで税金を持っていかれるより、研究開発投資や従業員への分配を増やし節税したほうが良い、そういう流れだったはずです。
>
> これって公益資本主義にすごい近い流れなんじゃないでしょうか。
> 会社法の改正で配当を増やしたことは確かに海外からの投資や個人株主の増加を産んだことは確かです。その意味で企業の資金調達はやりやすくなったでしょう。しかし阿呆なデイトレーダー共が闊歩し小金持ちを増やしました。
> そして阿呆なファンド共が増えて訳の分からない口出しをする。物言う株主と言うならば結構ですが責任は取ってるんでしょうか、危なくなったら適当な所で売り逃げでしょう。企業への課税を下げても配当可能利益を引き上げてはそれが会社の本当の構成員である従業員には回りません。それが終身雇用の廃止とか、昇給の停止、正規従業員の減少、福利厚生の廃止とかの弊害を生んでるわけです。
>
> 要は会社業績が上がってもそれが従業員には回りません。これが景気対策をやり企業業績が上向いても給与が上がらぬ最大の原因だと睨んでます。人手不足といいつつ最低賃金を上げるという話にはならない。新規の雇用が増えてるとはいいますが非正規ばかり、それが高給を取ってるわけじゃあない。外国ほどではないですが経営者と下っ端の給与格差がどんどん広がってる。出処は皆一緒でしょう。
>
> やるべきことはだから単純で株主への配当を減らす、そして研究開発投資と労働分配率を上げるということにすればよろしい、つまり株主配当が多い会社は増税し研究開発投資と労働分配率を上がれば減税という方向にすればいい。短期で株価をあげさせるようなインセンティブをなくすことを次にやるべきです。だから経営者のストックオプションの禁止、株主が共益権を行使するときは高配当の見返りに損益の確定まで株式譲渡を禁止すべきでしょう。一緒に責任を取れということです。
>
> 今はもうマイナンバーがあるのですからデイトレーダー共の収益を総合課税して税率を上げることは可能でしょう。この辺りを確実に補足することです。トマ・ピケティは累進税率の強化を言いましたがここまでやらねば駄目でしょう。後は海外課税の適正化を進めて多国籍企業にまともな税金を払わせることです。
>
> マルクスは資本家の収奪が極限に達したときに革命が起こると言いましたが20世紀初頭の資本家たちは馬鹿じゃあない、労働分配率を上げ従業員をまとも食えるようにし収奪をやめました。その上で冷戦という現実に向き合い高課税を受け入れました。それがアメリカの黄金時代だったでしょう。株主重視とやらをやらなかった日本はさらにすごい高度経済成長を達成しました。ベトナムや米国経済の衰退はある程度は仕方なかったかもしれません。しかし冷戦終了後の多国籍企業の横暴は間違いなく米国民を苦しめたはずです。一見経済を元気にしたかに見えますが結局国民への還元がなかったというのはサンダースやトランプの得票を見れば分かる通り。
>
> バブルの発生と崩壊は日本人の責任でしょうがその後に書かれた処方箋はことごとく間違いだったでしょう。インフレ下の経済政策とデフレ脱却の処方箋を同じものを書くという馬鹿だから手のつけようがない。もういい加減に気がつくべきでしょう。デフレの長期化が若者の貧困を招き少子化と結婚できても子どもの貧困とやらを招きます。金融ビッグバンとやらは一体どういう収支をもたらしたのでしょうか。
>
> 20年もやってれば改革とやらの検証はしてもいいでしょう。冗談抜きにこれに失敗した政治家やこれに首を突っ込んだ識者とやらからは私財を没収して消えてもらいたいと本当に思います。まともな経済政策をやり2%の成長を続けていれば今頃はGDP600兆円です。愚かとしか言いようがありません。
> まともな他の国は皆やりましたし本来はできたことです。
>
> こういう言い方はあまりしたくありませんが今のバブルの責任者は高齢者たちでしょう。こういう方たちに年金を支給する条件としてさっさと自己の財産を自己の係累にでも生前譲渡でもさせるべきでしょう。
>
> 若年者と教育関係の投資が阿呆なほど少ない、これはこの国の恥部だと思ってます。



まったく同感なのですが、では各論をどうするかが問題だと思います。
この問題の理解は、ハンチントンの言う「文明の衝突」を考えない行けないのではないか。
ハンチントンは、日本文明(一国だけ)、西欧文明、中国文明、イスラム文明、東方正教会文明・・などを挙げていますが、今の世界では日本と西欧だけがリーダーでしょう。
特にこの西欧の考え方が世界の主流で、この考え方を日本に無理やり押し付けている、こんな現状では無いでしょうか。

例えばこんな例
「トヨタの豊田章男社長の役員報酬は3億5100万円(同3億5200万円)と横ばい。副社長ディディエ・ルロワ氏の報酬額は6億9600万円で豊田社長の2倍近い。フランス出身のルロワ氏は昨年6月、トヨタの歴史で初めて外国人副社長に就いた」

トヨタの豊田章夫社長と言えばビッグボス中のビッグボス。その部下の副社長がビッグボスの2倍近い報酬を受け取る。
こんな事はアメリカや西欧では絶対ありえないでしょう。しかしそれを平気でやってしまうのが日本。
この陰には豊田章夫社長の英断があったと思います。
ではライバル会社の日産のゴーンはどうかというと、日産とルノーの報酬を合わせるとゴーン一人でトヨタの全役員の報酬を上回るそうです。

こんな所に西欧文明=強欲資本主義と日本文明の違いがある。
これからますます日本のやり方が問われることになると思います。

  1. 2017-02-25 11:56
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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