2017-01-30 21:06

問題文が理解できない<読売新聞が騒いでいます

 本日の読売新聞朝刊一面にとても気になる記事があった、『読解力が危ない』という記事の第一回目。タイトルは『問題文が理解できない』となっている。
朝刊1面のトップ記事に次ぐ2番手記事である。内容も衝撃的だ。

こんな記事(クリックで大きくなります)
2017-1-30本日の読売朝刊一面記事 

記事の内容はこんなもの
<以下引用>
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170130-118-OYTPT50101/search_list_%25E8%25AA%25AD%25E8%25A7%25A3%25E5%258A%259B%25E3%2581%258C%25E5%258D%25B1%25E3%2581%25AA%25E3%2581%2584__

[読解力が危ない]<1>問題文が理解できない
2017年1月30日5時0分

 日本の子供たちの読解力低下が懸念されている。経済協力開発機構(OECD)が昨年12月に公表した国際学力調査の結果では、15歳の読解力が4位から8位に順位を下げた。文章や資料を読み解く力がないと、深く考え、自分の考えを表現することは難しい。読解力向上には何が必要なのか。

2017-1-30本日の読売朝刊一面記事2 

 埼玉県戸田市の戸田第一小学校で27日、公開授業が行われた。3年1組の約30人は値段が書かれたケーキの絵を見て、足し算やかけ算の計算式を考え、それに合う問題文づくりに挑んだ。「問題文を自分で作ってみることで、文章題の理解が進む」と担任の坂野(ばんの)武教諭(38)は語る。こうした授業に取り組むのは、問題文をきちんと読めない子供たちがいるためだ。

 戸田市は昨年2月、人工知能(AI)の研究で知られる国立情報学研究所の新井紀子教授らと、市立中6校の生徒計340人の基礎的な読解力を測るテストを実施した。その結果、4人に1人は問題文を正確に読めていなかった。問題によっては正答率が半分程度やそれ以下のケースもあった。

 同市の戸ヶ崎勤教育長は「教科を教える前に、文章の内容が分からない生徒がいるというのは衝撃的だった」と振り返る。

 これまでも現場の教員に漠然とした不安はあった。普段のテストでも答えを何も書かない子たちから「問題で何を聞かれているか分からない」という声が出ていたからだ。同市は昨年8~10月にも小6~中3に同様のテストを実施。現在、どの学年で読解力に差がつくのか、分析を進めている。

 大学生の読解力もおぼつかない。学生の劣化を指摘する著書がある音真司氏が講師を務めた私大では、読書をする学生は少数で、3年でゼミに入るまで図書館に行ったことがない学生もいた。音氏は「試験やリポートではSNSや日記のような文章を書いてくる。文の構造を理解せず、考えも整理できない」と話す。

 2004年公表のOECD調査でも読解力は8位から14位に急落し、危機が叫ばれた。これを受け、文部科学省は05年に読む力と書く力の向上を掲げた「読解力向上プログラム」を策定。学校現場では授業開始前の時間を読書に充てる「朝の読書」などが活発化した。

 その後、学習内容を増やした「脱ゆとり教育」の効果もあり、日本の読解力は回復傾向が続いた。しかし、最近はSNSの普及に伴う短文のコミュニケーションが若者の間で急速に広がり、長文を読んだり、書いたりする機会は減っている。

 文科省は今回の結果を受け、語彙(ごい)力の強化や文章を読む学習の充実を掲げた。20年度から実施する新学習指導要領にも反映させる。

 05年当時、文科省のプログラムに沿った指導法を研究した高木展郎(のぶお)・横浜国立大名誉教授は「現代に求められる読解力は、思考力や判断力、表現力に通じる力だ」と指摘。「向上には新聞の社説のような論理構成の文章を書き写し、自分の意見を書くことが効果的だ。読書もただ本を楽しむのではなく、『読んでどう考えるか』という学習にしないと読解力は育たない」と指導の転換を求めている。

  ◆SNS= ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。LINE(ライン)やツイッターなどがある。利用者は短い文章をインターネット上に投稿し、近況を伝えたり、互いに情報交換したりできる。
<引用終り>


何が気になるのか、それは中学生対象の英語の教科書の記述が正しく回答できた生徒が半分にも満たなかった、まさに絶句の記事だからである。

しかしこの文章の読解力、話し言葉の理解力について、私は永年苦労してきた。
物作りではモノが相手だから結果が見える。理解していなければ結果が出ない訳だから、この点ははっきりしている。それでも何か新しいことをしようとしたり、品質の改善に取り組んだりするとき、この問題は避けて通れない重要事項だった。
そんな事で折に触れこのブログでもいろいろ書いている。今日はこの記事の一回目なので、今まで取り上げた記事を紹介したい。

最初に上掲記事の中に出てくる「新井紀子教授」に関して、今月初めに取り上げている。

AI時代に生きる
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1339.html

また言葉の理解に関してはこんなエントリー
春の小川をタイ語で言うと<再掲
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1136.html

春の小川をタイ語で言うと<再掲<続編
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1137.html


色々言いたいことはあるのだが、今回は第一回目の記事。次回以降の記事を見て考えてみたいと思います。
しかし、一つだけ言いたいこと。この問題は学校教育だけの問題ではありません。
職場でも家庭でも、そして地域でも、お父さんお母さんだけでなく、皆で考えねばいけないことだと思います。


  1. 教育
  2. TB(0)
  3. CM(10)

コメント

たった1問だけど、IQというか読解力テスト
http://worthliv.com/1iq.html


※興味を持って「読解力」で検索したら上記のものを拾いました。読解力とは結局のところ、文脈を読み解く能力でしょう。
ぶん‐みゃく【文脈】
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/197762/meaning/m0u/

【DHC】1/31(火) 百田尚樹・山口敬之・居島一平【虎ノ門ニュース】
https://www.youtube.com/watch?v=fJJWbrOS5UI

※山口敬之さんが言っておられる様に、言葉が商売道具のマスメディアの人間でも前後の言葉の論理的整合性が無い発言をする人間が多いですね。知らずにやっていれば能力不足ですし、分かってやっていたら詐欺師です。
子供だけの問題ではないですね。
  1. 2017-01-31 11:29
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

To:taigen さん

> たった1問だけど、IQというか読解力テスト
> http://worthliv.com/1iq.html
>
>
> ※興味を持って「読解力」で検索したら上記のものを拾いました。読解力とは結局のところ、文脈を読み解く能力でしょう。
> ぶん‐みゃく【文脈】
> http://dictionary.goo.ne.jp/jn/197762/meaning/m0u/
>
> 【DHC】1/31(火) 百田尚樹・山口敬之・居島一平【虎ノ門ニュース】
> https://www.youtube.com/watch?v=fJJWbrOS5UI
>
> ※山口敬之さんが言っておられる様に、言葉が商売道具のマスメディアの人間でも前後の言葉の論理的整合性が無い発言をする人間が多いですね。知らずにやっていれば能力不足ですし、分かってやっていたら詐欺師です。
> 子供だけの問題ではないですね。


面白い話、有難う御座います。
実は昔話ですが、若いころの通勤途中に聾啞者夫婦のやっている理髪店がありまして、そこに行っていたことがあります。
ご主人は全く聞こえない、喋れないでしたが、奥さんのほうは聞こえないだけで声は出せる(と後でわかった)。勿論会話はできません。
お客さんには「私たち夫婦は聾唖者です。おっしゃりたいことはこのボードを指さしてください」と書いたボードを持ってきて、それで意思疎通していました。
驚いたのはその夫婦にはちっちゃな子供がいたのですが、何か悪さをするとお母さんは「ダメ、ダメ」と声を出していました。
多分ものすごい練習をして声の出し方を覚えたのだと思います。
だからこの問題はすぐ分かりました。

虎ノ門ニュースの件、この「前後の言葉の論理的整合性が無い発言」、これは最近目に余りますね。
良いことを指摘していると思います。
幸いニュース女子などで注目を集めていますから、こんなテレビが皆さん見ていただくといいですね。
  1. 2017-01-31 17:16
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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読解力は必要か

実は私は試験問題の意味が解らない生徒でした。
数学は大好きでしたが、大学入試(模擬試験など)では意味のわからない問題が出ないだろうかとビクビクしていました。
現代国語の長文読解は初めから投げていました。
英語の長文読解はステレオタイプの問題ばかりなので初めから答えを予想して問題を解きます。これがまた当たるんです。
小説とかは面白く読めるんですけどね。サマーセットモームとか芥川龍之介なんかは大好きです。韓非子大好きです。論語も面白いです。
以前のこのブログの記事で日本語の二重構造について論じてありました。
私はプログラム言語も二重構造になっていることに気づきました。
プログラム教室などで講義されていることはさっぱりわかりません。そこでアメリカ人のハッカーの著書で勉強しました。本当にわかりやすい本でした。ところがある章から突然難しくなるのです。あたかも全く違った言語のようになってくるのです。ところが、これもある時から突然解るようになります。ここまでくればあとは練習するだけになります。
そこでわかったことですが、ハッカーと呼ばれる連中は、いわゆるSEと呼ばれる人達の延長線上にはいないということです。
ついでに言えば、試験問題の質問の意味が解らなくても、プログラム言語は解るし、小説は読めるし、大学は一応卒業できるし、ある程度の専門技術は身につけることもできます。何も問題ないじゃないですか。
結局読解力とは、質問者の意図を推測する能力ではないかと思います。
こんなもの身につけてもなあという気もします。
  1. 2017-02-01 14:00
  2. URL
  3. 縄文人 #wM6nolEE
  4. 編集

Re: 読解力は必要か

> 実は私は試験問題の意味が解らない生徒でした。
> 数学は大好きでしたが、大学入試(模擬試験など)では意味のわからない問題が出ないだろうかとビクビクしていました。
> 現代国語の長文読解は初めから投げていました。
> 英語の長文読解はステレオタイプの問題ばかりなので初めから答えを予想して問題を解きます。これがまた当たるんです。
> 小説とかは面白く読めるんですけどね。サマーセットモームとか芥川龍之介なんかは大好きです。韓非子大好きです。論語も面白いです。
> 以前のこのブログの記事で日本語の二重構造について論じてありました。
> 私はプログラム言語も二重構造になっていることに気づきました。
> プログラム教室などで講義されていることはさっぱりわかりません。そこでアメリカ人のハッカーの著書で勉強しました。本当にわかりやすい本でした。ところがある章から突然難しくなるのです。あたかも全く違った言語のようになってくるのです。ところが、これもある時から突然解るようになります。ここまでくればあとは練習するだけになります。
> そこでわかったことですが、ハッカーと呼ばれる連中は、いわゆるSEと呼ばれる人達の延長線上にはいないということです。
> ついでに言えば、試験問題の質問の意味が解らなくても、プログラム言語は解るし、小説は読めるし、大学は一応卒業できるし、ある程度の専門技術は身につけることもできます。何も問題ないじゃないですか。
> 結局読解力とは、質問者の意図を推測する能力ではないかと思います。
> こんなもの身につけてもなあという気もします。


面白いご意見、なるほどなあですが、ひとつ前提があります。
縄文人さんは「試験問題の意味が解らない」と謙遜しておいでですが、実は読解力がすごいと思います。
そんな前提に立てば「読解力は必要か」となるわけですが、私のように外国で仕事をしてきた人間には読解力はどうしても必要と痛感しています。
一つ例を言います。(タイでの事例です)
現場で使っている機械の部品が壊れました。簡単な部品なので現地人にこれと同じものを作ってみろと指示しました。
出来てきました。寸法を測るとまあ良くできていますが・・・、ちょっと待てよ。コレ焼きが入ってないぞ。
オイ!、焼きを入れてこいと言っても、さあっと言ったきり何をやっていいかわかりません。現場の人間やエンジニアを動員してもわからない。仕方なく私が出て行って教育しなければいけません。
現場のボスからエンジニア、そして通訳まで、焼き入れ・焼き戻し(quench-and-temper)だとか、鋼材の材質だとか、たったそれだけのことを教えきるのに何日もかかりました。
彼らなりに技術関係の本や指示書はあるのですが、読んでも理解できない訳です。
言葉は一つの言葉の周りにたくさんの関連情報を持っていまして、それで一つの言葉です。読解力でも理解力でもいいのですが、それはそんな関連情報を含んで理解する事。これから日本人ももっと海外に出ていかねばならない時代ですが、読解力・理解力がこれからもっと必要になってくると思います。
  1. 2017-02-01 19:34
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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文法の読解力とは違いますが

コメントの「言葉は一つの言葉の周りにたくさんの関連情報を持っていまして、それで一つの言葉です」というのはよくわかります。

外国語の翻訳でも言葉の背景がわからないとまったく訳せない。英語の通訳さん、外国人に「GHOST IN THE SHELL」について尋ねられ、まったく意味不明。アニメ好きなら世界的に有名なアニメ「攻殻機動隊」のことだとすぐに分かる。海外の日本語学校で旧世代の日本語教師がまったく対応できないのが日本のPOPカルチャーの説明なのだとか。

技術関係にかぎらず音楽でもスポーツでも同様なことは多いでしょう。
かつて読んだフランスの小説の翻訳に「ラ・ヴォワ・ソン・メートル」のレコード、というのがありました。英語で言えば「His Master's Voice」、かつて日本ビクターの商標でもあった蓄音機に耳を傾ける犬でおなじみニッパー君です。アメリカではRCA、英国はEMI、フランスはパテ・マルコーニの商標でした。翻訳者は音楽関係の商標には疎かったのですね。

テレビ・ラジオのアナウンサーの読み間違いにも酷いのがあります。民放の女子アナが旧中山道を「いちにちなかやまみち」と読んだのは見た目重視で採用するから仕方ないとしても、NHKの男性中堅アナウンサーが新日鉄住金を「しんにってつじゅうきん」と読んだのには驚き。「じゅうきん」では「住宅金融」の略、住友金属、住金物産などの「すみきん」を知らないのだろうかと呆れるしかありませんでした。

他にも色のタブーなど国・民族によって違います。中国では緑の帽子は「寝取られ男」。黄色は皇帝の色ですが、女性の場合は「売春婦の色」でもあり、黄色の服で訪中した朴槿恵は陰で笑われていたとか。

欧州でも黄色か緑色だったかのエリザベス女王の服がフランスでは非常に評判が悪かったという。ましてや日本で着物姿となると外野のチェックは厳しいどころではありません。

民進党の蓮舫代表の着物姿は酷評でした。絞りはいくら高価でもオシャレ着、正装ではない。着付けが水商売風で下品。帯の柄はチャイナドレスか、などなど。日本人アピールすればすれほど馬脚をあらわす中国スパイ。

文章の読解力もさることながら、外交の最前線には異文化の読解力を持つ人材がもっと必要なのだろうなと思います。
  1. 2017-02-01 23:03
  2. URL
  3. gai-yaang #-
  4. 編集

読解力が落ちた、よかったですねえ。

皮肉じゃあないですよ。

読解力の構成要を考えると、それは徹頭徹尾、受験勉強により構築されたものだからです。それも悪名高い暗号解読のような英文解釈と何言ってるか理解できないとまで言われる悪文の国語の読解から産まれたものだからです。ここ最近はずっとゆとり教育、その次は生きる力だとか、思考力の養成だとかのわけの分から無いことばっかりやってきた結果がこれだということです。その結果が出てきただけのこと、喜ばしい成果じゃないですか。

物事には必ず二面性があるのです。以前プレゼン能力は叙述力の一種であり日本社会はそういう能力を求めていなかったということを言ったことがありましたがこんな読解力を社会だって積極的に求めていたわけじゃあないでしょう。でもそういうことを一方でやっておかないと最低限のものさえ維持できなくなるというのがこの社会の構造です。

適正な能力を皆につけることが重要だと言うならば、もっときちんとした個別指導をしなくちゃあいけません。お金がいくら掛かるか知りませんけど…まあ、小学生に英語を必須にするのにお金はつくのですから何とか成るんでしょうね。

引かれ者の小唄はこれくらいにしますが読解力の本質は、言葉に対する教養と文法、修辞法です。そういうものを一体誰が教えてきたのですか。その土壌をどんどん切り崩し結果が良くないと喚く、馬鹿だろうで終わりです。


例えばこの例題で考えてみましょう。

この問題を間違えた生徒はおそらく「愛称」という言葉の意味がわかっていない生徒が多いと推定されます。

「女性の名Alexsandraの愛称である」というところだけを見て

Alexsandoraの愛称=女性の名

と考え女性を入れたのでしょう。断言してもいい、選択肢に「女性の名」とあれば誤答はもっと跳ね上がったでしょう。

この問題は

Alex=女性と男性の名前
  =Alexsandraの愛称
  =Alexsanderの愛称

という文法構造を理解できなくてはいけません。まともな文法と言葉の教育をしていない、そのことの成果です。
骨のある論説文を読むというのはある意味一種の暗号解読のような能力が必要です。そういう教育なんて殆どやってないんだからまあ無意味な結果です。小学生がまともな文法の勉強をしていないことは小生が断言します。東京で最もできた生徒たちを指導したこともありますが文法能力は壊滅的でした。
そんで読解力やモノを考える力…脱力感しかありません・。

本日は2/1ですが東京では今日から一斉に中学入試が始まりました。ニュースでは試験の様変わりとか言うので思考力を問う問題が増えているという話になってます。数年後の大学入試改革のためという触れ込みですが、こういう内容がわからない所では何をやっても無駄でしょうね。まともな文章を読めるようにしまともな文章をかけるようにすること、それができなければ何の意味もないでしょう。

某中学では「遊び」を題材にして哲学めいたことをやろうとしてる、フランスのENAかなんかの入試を参考にしたつもりなんでしょうがこれも意味がありません。池田晶子の文章でも読ませたほうがよほど勉強になるはずです。またある学校では思考力入試とかで図書館のPCを使って実際調べさせそれで答案を書かせるとかいう入試を実施したらしい。何をやりたいんでしょうか、こんなもの疑問以前に嘲りの対象です。こんなものでどういう思考力を問えるのか、何も分っては居ない、としか言えません。

おそらく無駄な試行錯誤が続くでしょう。教育改革はいつの時代も叫ばれていますが、その結果をきちんと検証する人を見たことがありません。おそらくピンボケはまだ長く続くでしょう。

困ったことです。








  1. 2017-02-02 00:11
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: 文法の読解力とは違いますが

> コメントの「言葉は一つの言葉の周りにたくさんの関連情報を持っていまして、それで一つの言葉です」というのはよくわかります。
>
> 外国語の翻訳でも言葉の背景がわからないとまったく訳せない。英語の通訳さん、外国人に「GHOST IN THE SHELL」について尋ねられ、まったく意味不明。アニメ好きなら世界的に有名なアニメ「攻殻機動隊」のことだとすぐに分かる。海外の日本語学校で旧世代の日本語教師がまったく対応できないのが日本のPOPカルチャーの説明なのだとか。
>
> 技術関係にかぎらず音楽でもスポーツでも同様なことは多いでしょう。
> かつて読んだフランスの小説の翻訳に「ラ・ヴォワ・ソン・メートル」のレコード、というのがありました。英語で言えば「His Master's Voice」、かつて日本ビクターの商標でもあった蓄音機に耳を傾ける犬でおなじみニッパー君です。アメリカではRCA、英国はEMI、フランスはパテ・マルコーニの商標でした。翻訳者は音楽関係の商標には疎かったのですね。
>
> テレビ・ラジオのアナウンサーの読み間違いにも酷いのがあります。民放の女子アナが旧中山道を「いちにちなかやまみち」と読んだのは見た目重視で採用するから仕方ないとしても、NHKの男性中堅アナウンサーが新日鉄住金を「しんにってつじゅうきん」と読んだのには驚き。「じゅうきん」では「住宅金融」の略、住友金属、住金物産などの「すみきん」を知らないのだろうかと呆れるしかありませんでした。
>
> 他にも色のタブーなど国・民族によって違います。中国では緑の帽子は「寝取られ男」。黄色は皇帝の色ですが、女性の場合は「売春婦の色」でもあり、黄色の服で訪中した朴槿恵は陰で笑われていたとか。
>
> 欧州でも黄色か緑色だったかのエリザベス女王の服がフランスでは非常に評判が悪かったという。ましてや日本で着物姿となると外野のチェックは厳しいどころではありません。
>
> 民進党の蓮舫代表の着物姿は酷評でした。絞りはいくら高価でもオシャレ着、正装ではない。着付けが水商売風で下品。帯の柄はチャイナドレスか、などなど。日本人アピールすればすれほど馬脚をあらわす中国スパイ。
>
> 文章の読解力もさることながら、外交の最前線には異文化の読解力を持つ人材がもっと必要なのだろうなと思います。



おもしろい話ですね。私には「GHOST IN THE SHELL」も「攻殻機動隊」もどちらもチンプンカンプン。私の一番苦手な分野の話です。
私は昔アメリカに研修団で行った事がありまして、各地でセミナーを行うため通訳を2名同行で行った事があります。
その通訳の方から持っている資料だとかどんな分野の仕事だとかを教えてくれと頼まれました。理由は通訳といえども知らない言葉がいっぱいある。知っている言葉でも分野ごとに意味が違い、単純に訳すことができない。そんな話でした。

その後海外で仕事をする湯になり、日本から来た人の話すのを英語に通訳する必要が出てきたとき愕然としました。
日本人の話す日本語はそのままでは支離滅裂、チャランポランなので翻訳しようがないことです。

それからご指摘の異文化の読解力、これは現地で泥まみれになってみないと分からない部分があるかも知れません。
そんな人材を長い目で育てることも大事ですね。
  1. 2017-02-02 14:53
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: 読解力が落ちた、よかったですねえ。

> 皮肉じゃあないですよ。
>
> 読解力の構成要を考えると、それは徹頭徹尾、受験勉強により構築されたものだからです。それも悪名高い暗号解読のような英文解釈と何言ってるか理解できないとまで言われる悪文の国語の読解から産まれたものだからです。ここ最近はずっとゆとり教育、その次は生きる力だとか、思考力の養成だとかのわけの分から無いことばっかりやってきた結果がこれだということです。その結果が出てきただけのこと、喜ばしい成果じゃないですか。
>
> 物事には必ず二面性があるのです。以前プレゼン能力は叙述力の一種であり日本社会はそういう能力を求めていなかったということを言ったことがありましたがこんな読解力を社会だって積極的に求めていたわけじゃあないでしょう。でもそういうことを一方でやっておかないと最低限のものさえ維持できなくなるというのがこの社会の構造です。
>
> 適正な能力を皆につけることが重要だと言うならば、もっときちんとした個別指導をしなくちゃあいけません。お金がいくら掛かるか知りませんけど…まあ、小学生に英語を必須にするのにお金はつくのですから何とか成るんでしょうね。
>
> 引かれ者の小唄はこれくらいにしますが読解力の本質は、言葉に対する教養と文法、修辞法です。そういうものを一体誰が教えてきたのですか。その土壌をどんどん切り崩し結果が良くないと喚く、馬鹿だろうで終わりです。
>
>
> 例えばこの例題で考えてみましょう。
>
> この問題を間違えた生徒はおそらく「愛称」という言葉の意味がわかっていない生徒が多いと推定されます。
>
> 「女性の名Alexsandraの愛称である」というところだけを見て
>
> Alexsandoraの愛称=女性の名
>
> と考え女性を入れたのでしょう。断言してもいい、選択肢に「女性の名」とあれば誤答はもっと跳ね上がったでしょう。
>
> この問題は
>
> Alex=女性と男性の名前
>   =Alexsandraの愛称
>   =Alexsanderの愛称
>
> という文法構造を理解できなくてはいけません。まともな文法と言葉の教育をしていない、そのことの成果です。
> 骨のある論説文を読むというのはある意味一種の暗号解読のような能力が必要です。そういう教育なんて殆どやってないんだからまあ無意味な結果です。小学生がまともな文法の勉強をしていないことは小生が断言します。東京で最もできた生徒たちを指導したこともありますが文法能力は壊滅的でした。
> そんで読解力やモノを考える力…脱力感しかありません・。
>
> 本日は2/1ですが東京では今日から一斉に中学入試が始まりました。ニュースでは試験の様変わりとか言うので思考力を問う問題が増えているという話になってます。数年後の大学入試改革のためという触れ込みですが、こういう内容がわからない所では何をやっても無駄でしょうね。まともな文章を読めるようにしまともな文章をかけるようにすること、それができなければ何の意味もないでしょう。
>
> 某中学では「遊び」を題材にして哲学めいたことをやろうとしてる、フランスのENAかなんかの入試を参考にしたつもりなんでしょうがこれも意味がありません。池田晶子の文章でも読ませたほうがよほど勉強になるはずです。またある学校では思考力入試とかで図書館のPCを使って実際調べさせそれで答案を書かせるとかいう入試を実施したらしい。何をやりたいんでしょうか、こんなもの疑問以前に嘲りの対象です。こんなものでどういう思考力を問えるのか、何も分っては居ない、としか言えません。
>
> おそらく無駄な試行錯誤が続くでしょう。教育改革はいつの時代も叫ばれていますが、その結果をきちんと検証する人を見たことがありません。おそらくピンボケはまだ長く続くでしょう。
>
> 困ったことです。


辛辣な意見ですが、現場で長年苦労してきた方の率直な意見、ぜひとも多くの方に知ってほしいですね。
まあしかし自虐史観に凝り固まった学校教育の中にこんな事が出てくる。少しは日本もいい方向に向かいだしたかなあ、そう思います。
昨年暮れから今年、世界が猛烈に動き始めました。そんな中で学校教育も激変の時代だと思います。
諦めずにいろんな意見を公表していきたいと思います。
  1. 2017-02-02 15:06
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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読解力を調べていてここに来ました。
自分は一応、大学では外国語の学科を専攻した者です。
教員ではありませんが、義務制学校に長年勤めていて、教育現場を側からずっと見てきました。
自分の子供の頃から、国語教育が変わってないのに驚いてます。
というか、現行の国語教育自体が間違っているとずっと思っていました。
全ての人は最低でも英語という外国語は学んだはずです。
外国語の習得には基本があります。
リーディング、ライティング、グラマーの三つに加えて、スピーキングとヒアリングです。
国語教育ではこの全てがおざなりです。「日本語」が身につく訳がありません。
国語の文法体系がかなり変なことは目をつぶって、リーディングとライティングはしっかりと
教育体系を編成しなおす必要があると思います。
今でも国語教育は中途半端な「文学」教育になってます。リーディングで必要なのは、そこに書いてあるものを正確に理解することです。作者が言いたかったこととか、テーマなんかはその後のことです。
ヒアリングはおろか、スピーキング、日本語会話を学習する学校なんてありません。でも、本当は必要なことだと思います。
  1. 2017-09-18 19:09
  2. URL
  3. トケイマイヤー #-
  4. 編集

To:トケイマイヤー さん

> 読解力を調べていてここに来ました。
> 自分は一応、大学では外国語の学科を専攻した者です。
> 教員ではありませんが、義務制学校に長年勤めていて、教育現場を側からずっと見てきました。
> 自分の子供の頃から、国語教育が変わってないのに驚いてます。
> というか、現行の国語教育自体が間違っているとずっと思っていました。
> 全ての人は最低でも英語という外国語は学んだはずです。
> 外国語の習得には基本があります。
> リーディング、ライティング、グラマーの三つに加えて、スピーキングとヒアリングです。
> 国語教育ではこの全てがおざなりです。「日本語」が身につく訳がありません。
> 国語の文法体系がかなり変なことは目をつぶって、リーディングとライティングはしっかりと
> 教育体系を編成しなおす必要があると思います。
> 今でも国語教育は中途半端な「文学」教育になってます。リーディングで必要なのは、そこに書いてあるものを正確に理解することです。作者が言いたかったこととか、テーマなんかはその後のことです。
> ヒアリングはおろか、スピーキング、日本語会話を学習する学校なんてありません。でも、本当は必要なことだと思います。



初めまして、コメント有難う御座います。
読解力についてはシリーズでいろいろ書いています。

① AI時代に生きる<追記あり
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-date-201701-1.html

② 問題文が理解できない<読売新聞が騒いでいます ⇒このブログです


③ 読解力が危ない SNS没頭 長文読まず
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1350.html

参考エントリー
④ 春の小川をタイ語で言うと<再掲
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1136.h

⑤ 読解力について考えること
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1353.html

まあこんなものです。参考になればと思います。
本文だけでなく、いろんな方からコメントをいただいており、そちらも興味深いものが多いです。

それから言葉・コミュニケーションに関しては色んな所でエントリーしていますが、直近9月17日のエントリーでも少し触れています。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1446.html

国際化時代で英語力の強化云々がよく言われていますが、その前に日本・日本語をキチンと学んでほしいというのが私の思いです。言いたいことを簡潔にまとめて、自分の声で話す。こんな事が当たり前に出来ない人が多い。

言葉の問題は折に触れて書いていますので、今後もよろしくお願いします。
  1. 2017-09-19 07:12
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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