2016-11-19 17:02

GHQが作った歴史の空白、焚書の話

  11月10日のエントリー「トランプが大統領になる」で戦後71年の頸木からの脱却としてGHQによる焚書を取り上げた。
しかしこの件は殆ど報道されることもないが、日本の真の独立のためにはどうしても避けて通れない事と思う。少なくとも他国の副大統領から、『日本の憲法は俺たちが書いた』などと言われるような情けない事。この根源にこの焚書がある。

幸い現在発売中の雑誌Will12月号(10月26日発売)に西尾幹二先生が「GHQ焚書図書開封シリーズ 現在にひびく占領軍の思想的犯罪」という論文を発表している。
大変貴重な論文なのだが、私が持っているのは西尾先生のこの著書

GHQ焚書図書開封  西尾幹二著 2008年6月30日 徳間書店刊
2016-11-19GHQ焚書図書開封 

内容はまさに驚異的な内容なのだが、その中で西尾先生がGHQ焚書とはどういうものか解説されている。以下は上掲Will12月号からの引用(P61~62)

『GHQ焚書図書開封』

 GHQによる「焚書」と言っても、ピンとこない方がまだまだ多いかもしれません。これは米占領軍が、自分たちに都合の悪い書物を日本国民の目から隠すため、戦前・戦中に日本で刊行された七千七百点(7769点)(数百万冊)もの本を廃棄させ、パルプにしてしまった、非文明的な行為のことです。米軍は「焚書」とは言わず、confiscationという言葉を使い、日本政府はそれを「没収」と訳していました。
 長らく日本国民に秘匿されていたその実態と、「没収・廃棄」された書物の内容を明らかにするため、私は二〇〇八年以来、『GHQ焚書図書開封』シリーズを八年かけて徳問書店より刊行し続け、第十二巻にあたる新刊『日本人の生と死』で、ひとまず区切りをつけました。
 その第一巻『GHQ焚書図書開封 米占領軍に消された戦前の日本』では、焚書とは何かを論じ、焚書のいきさつを語り、発掘した焚書をもとに新たな歴史の提示を行っています。以下、ご参考までに各巻の標題の一覧をここに掲げます。

『GHQ焚書図書開封』シリーズ
1 米占領軍に消された戦前の日本
2 バターン、蘭印・仏印、米本土空襲計画
3 戦場の生死と「銃後」の心
4 「国体」論と現代
5 ハワイ、満洲、支那の排日
6 日米開戦前夜
7 戦前の日本人が見抜いた中国の本質
8 日米百年戦争~ベリー来航からワシントン会議
9 アメリカからの「宣戦布告」
10 地球侵略の主役イギリス
11 維新の源流としての水戸学
12 日本人の生と死
  (徳間書店刊、6巻までは徳聞文庫もある)
 お読みいただければ、日本が何ゆえに戦争をしなければならなかったのか、そのときの日本人の心理はどのようなものだったか、アメリカは日本国民に何を隠したかったか、そして、いかにしてアメリカが日本の伝統と日本人の精神性を根こそぎ破壊しようとしたかがおわかりいただけるはずです。
<引用ここまで>

そして西尾先生も心底驚いているのが日本人協力者の名前。
日本人協力者は東京大学文学部が中心で、担当は2名の助教授(当時)尾高邦雄、金子武蔵と法科教授の牧野英一(多分この人がリーダー)、西尾先生は東大文学部出身で、著書によれば西尾先生の卒業当時、金子武蔵は文学部長だった、だから西尾先生の卒業証書はこの人の名前で発行されているはず、そんなことを書いている。これでは西尾先生も驚くはずだ。
また牧野英一は後に文化勲章を受章している(1950年、昭和25年)、オイオイ!、日本の思想・文化を破壊したやつが文化勲章か?。

そして西尾先生はこの当時の東大総長が南原繁であることを指摘し(当然承認しているだ)、南原は時の総理大臣吉田茂から「曲学阿世の徒(学を曲げ、世に阿るヤカラ)」と罵倒されるような悪いことを色々やっていたと指摘している。

曲学阿世の徒・・・、私も子供の頃この言葉を聞いた記憶がある。もっともその頃にはこんな言葉の意味など分からないが、この焚書に関しての話を読んでやっと納得した。
確かに南原は曲学阿世の徒、間違いない。
(参考までに、この言葉は吉田首相がサンフランシスコ講和会議を中ソ抜きで行おう(単独講和)とする政府を批判し、中ソを入れた全面講和を主張した南原東大総長を批判した言葉。この時中ソを入れていたら、日本はスターリンと毛沢東に無茶苦茶にされたはずだ)

さてそんな焚書なのだが、その具体例として前回紹介したマリア・ルス号事件、これを次回のテーマとしてもう少し書いてみます。百年以上前の事件ではなく、現在につながる話です。


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