2016-07-31 16:55

太陽はご機嫌斜め<続編2・温暖化ど~たら論

 太陽がご機嫌斜めなのだが、その結果として気候変動は温暖化なのか、はたまた寒冷化なのか、そんなことを日経が書いている。

私としては地球温暖化は『江戸時代末までの寒冷な時代から約150年かかって温暖化してきたが、これな20世紀末で終わった』という考えなのだが、やっとそんなことを日経が書きそうである。
IPCCという全世界を巻き込んだ壮大な科学の死ともいえる捏造話が終わりそうだ。

世界はやっと『お天道様に顔向けできそう』、そんな風に考えてもよさそうだ。


その日経記事は有料で読めないと思うので、以下全文引用します。

<以下引用>
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO04534330W6A700C1000000/

科学記者の目

温暖化根拠に疑義 ホッケースティック論争を読み解く
2016/7/11 6:30

 2001年、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第3次報告書に採用された「ホッケースティック曲線」は、20世紀の人為的な地球温暖化の証拠として、世界中に衝撃を与えた。約1000年間にわたって安定していた地球の平均気温が20世紀後半に急上昇したという内容だったからだ。しかし、その真偽をめぐる論争が海外で激しく展開されたことは、国内ではほとんど知られていない。関連書籍の日本語訳が出そろったのを機に、論争を読み解いてみる。

1990年の第1次報告書では「現在の気温は中世ピーク以下」

(図1)ヒューバート・ラムが再現した古気候のグラフ。中世温暖期が現代より暖かく表現されている
2016-7-29過去1000年間の気温推移

 1990年に出たIPCCの第1次報告書では著名な気候学者ヒューバート・ラム氏の研究により、過去1000年の古気候を再現したグラフが掲載された(図1)。11世紀から14世紀半ばまで現代より気温が高い「中世温暖期」を示している。その後、気温は下がり始めて「小氷河期」になり、19世紀後半から再び上昇に転じて今に至っている。現在の気温は中世温暖期のピークには及んでいない。

 中世温暖期の正確な気温はもちろん残っていないが、ラム氏が参考にしたのは例えばグリーンランドの南部や西部に約300年間にわたって入植地があったこと。ブドウは英国や欧州大陸の高地でも栽培され、森林限界も高かったという。いずれも現在より暖かかったことの証拠になる。欧州以外でも、日本は東北で約300年間冷害による飢饉(ききん)の記録がなく(引用者注:この件は後ほど説明します)、京都では桜の開花が早かったという日記が残っている。

1999年に「20世紀後半に急上昇」を主張する論文

(図2)ホッケースティック曲線。灰色部分は代替データによる推定値で、黒い実線がその中央値。赤い線は温度計データ
2016-7-31ホッケースティック曲線

 ところが米ペンシルベニア州立大学のマイケル・マン氏らが1999年に論文発表した古気候の再現グラフは、約1000年間にわたってやや下降気味の横ばいだった気温が、20世紀後半に急上昇したことを示した(図2)。そこで横ばいの部分を柄、急上昇を刃に見立てたホッケースティックの名前がつく。木の年輪や氷床コア、サンゴなどの堆積物などの気温代替データをもとに作成したが、中世温暖期や小氷河期を無視したことが論争の的になった。

 論争の過程ではカナダの鉱山技師、スティーブン・マッキンタイヤ氏の存在が異彩を放つ。理系の研究者ではないものの統計の専門家として、2003年ごろからどんなデータをもとにどんなプログラムで計算したら、ホッケースティック曲線ができるのかをマン氏らに執拗に問い尋ねた。マン氏らがほとんど応じなかったことで論争は混迷した。

 そして2009年末、マン氏ら主流派が論争について謀議を重ねた大量のメールが外部に流出する「クライメートゲート事件」が起き、ホッケースティックを作るにあたってデータの改ざんがあったことが明るみに出た。犯人は依然不明だ。その後、論争をそれぞれの立場から総括した書籍が海外でたくさん出版された。日本語で読めるのはそのうちの4冊だ。

「どっちつかず派」が疑念をかき立てる

右の2冊の著者は人為的地球温暖化論の主流派、左の2冊は懐疑的な見方をしている
2016-7-31主流派・懐疑派の著書

 最初に出版されたのは『地球温暖化スキャンダル』(スティーブン・モシャー、トマス・フラー共著、渡辺正訳、日本評論社)。クライメートゲートを詳細に取り上げており、原著が出たのは2010年前半と非常に早かった。日本語版も同年6月に出版された。渡辺正・東京理科大学教授(当時は東京大学教授)は「以前からホッケースティック論争に関心を持っていたので、原著の製作と並行して翻訳を進めた」と言う。

 同書の著者2人は、自分たちを脅威派でも懐疑派でもない「lukewarmers」(どっちつかず派)と位置づける。しかし、主流派がマッキンタイヤ氏をののしりながら、データやプログラムを明かさないことを申し合わせる攻撃的なメールを次々と引用することで、科学者らしからぬ主流派に対する疑念をかき立てている。

 渡辺氏は『地球温暖化論のウソとワナ』(伊藤公紀・横浜国立大学名誉教授との共著、KKベストセラーズ、2008年)でもいち早く、ホッケースティック曲線に問題があることを論じており、「以前から疑われていたことが、メールのリークで明らかになった。人為的な地球温暖化論の根幹に関わることだ」と断じる。

ホッケースティック論文派「化石燃料業界が暗躍」と指摘

 2012年に出版された『地球温暖化バッシング~懐疑論を焚きつける正体』(レイモンド・S・ブラッドレー著、藤倉良・桂井太郎訳、化学同人)はホッケースティック論文の共著者であるブラッドレー氏が2011年に原著を出版。副題にあるように、温暖化に懐疑的な立場の連邦議員による公聴会の場面を冒頭に掲げ、いわゆる科学的な論争とは異なるタッチになっている。

 ブラッドレー氏は懐疑論者の背後で化石燃料業界が暗躍していることを再三指摘。政策や研究をねじ曲げていると主張している。監修者の立場で翻訳にあたった藤倉良・法政大学教授は「化石燃料業界の支援を受けた保守系のシンクタンクなどによる露骨なロビイング活動が日本では全然知られていない。義憤に駆られて翻訳した」と話す。

 ただ同書は中世温暖期について「太平洋東部の赤道下と西ヨーロッパでは寒かった」と述べており、最近の気温上昇の停滞(ハイエイタス)に反して「1986年以降、実質的に毎年、記録を破るほどの気温上昇が続いている」、気候モデルによる予測がはずれているのに「現在と過去の気候を正しくシミュレートできた」とする著者の認識に疑問もある。

気温代替データと温度計データ 2つのグラフをつなぎ合わせ

 ブラッドレー氏の本の翻訳の途中で出版社から持ち込まれたのがマン氏が書いた本の翻訳だ。2012年に原著が出たが、大部なために翻訳に時間がかかり、日本語版の『地球温暖化論争~標的にされたホッケースティック曲線』(藤倉良・桂井太郎訳、化学同人)の出版は2014年だった。ブラッドレー氏の本よりマッキンタイヤ氏憎しの度合いが強まっている。科学的な証拠の提示や分析はほとんどない。

 そしてマン氏の本の中には気になるくだりがある。もとの論文の提出時には20世紀半ばまでの横ばいの曲線しかなかった。論文の査読者が「温度計データを付け足して21世紀後半までグラフを伸ばす」ことを提案。この結果、見事なホッケースティックができあがったという。気温代替データだけだと、20世紀後半は気温の低下を示していた。

 こうして代替データに温度計データとつないだ論文が完成し、権威ある科学誌ネイチャーに掲載され、IPCC第3次報告書の目玉になった。温暖化傾向に警鐘を鳴らしたい主流派の意向に沿ったホッケースティックだが、「木に竹をついだ」ようなグラフの不自然さに異を唱える向きはなかったという。

 最後に出版されたのが今年4月の『ホッケースティック幻想~「地球温暖化説」への異論』(A.W.モンフォード著、青山洋訳、桜井邦朋監修、第三書館)だ。マッキンタイヤ氏の行動を見守った著者がクライメートゲート事件前までに、真実に迫ろうとするマッキンタイヤ氏と、けんもほろろの対応を繰り返すマン氏側の行動を克明に描いている。

 また、技術的なポイントである統計処理についても詳しく解説しているのも特色だ。一般の読者向けではないが、真実のありかを丹念に追求する姿勢は類書にない。監修に当たった桜井邦朋氏は元神奈川大学長の太陽物理学者。「中世温暖期には太陽活動が活発だったので気温が高かった。それを無視するホッケースティックはありえないと思った」と振り返る。

 初版の発行は2010年。クライメートゲート事件の直後で事件の経緯は触れていない。翌年の改訂版で分析が末尾に加わっている。著者が無名だったことや、懐疑論が敬遠されたことにより、日本での出版は大幅に遅れたという。

第5次報告書、本文に埋もれた新グラフ

 クライメートゲート事件後に、科学界ではデータの改ざん・捏造(ねつぞう)がなかったか、いくつもの調査委員会が立ち上がり、どれもマン氏らに問題はなかったとする報告をまとめた。これで一件落着にみえるが、その後のIPCC第5次報告書を読めば、事実は逆だったことが分かる。マン氏らが2008年に発表した新しい古気候再現グラフが載っているのだ(図3)。それはラム氏のグラフの再来に見える。

(図3)第5次報告書の本文で示された古気候のグラフ。西暦300年ごろからの赤い曲線「Ma08elvl」がマンによる再現。中世温暖期が明示されており、ホッケースティックの面影はない
2016-7-31新しい気温グラフホッケースティックでは無い

ただ、マン氏のグラフは、一般の人が目にする第5次報告書の政策担当者向け要約や、もう少し詳細な技術要約ではなく、分厚い本文の中に埋もれている。マン氏は自著で「氷床コアと堆積物の記録が大量に集まったので、今度は年輪データを全く使わないでも、十分意味のある過去1300年間の北半球の平均気温を再現することができるようになった」「中世温暖期のピークも高くなる」と書いた。つまり、ホッケースティックは乏しいデータを基に作られていたことを自ら認めている。

 IPCC第3次報告書の目玉だったホッケースティック曲線だが、今となっては科学的な裏付けがなかったことに等しい。しかし当時、この曲線は温暖化対策の必要性を強くアピールしたいIPCCによって必要以上にもてはやされた。温暖化の証拠さがしは今も続いているが、決定打はまだ見つかっていない。

(科学技術部シニア・エディター 池辺豊)

<引用終り>


長い引用文で恐縮です。やっと正論が日経に載ったという事が私には感慨深いのだが、もう一つこんな記述が日経に出ることにも興味があります。

日本は東北で約300年間冷害による飢饉(ききん)の記録がなく
実はこの時代、東北は豊穣の時代だった。奥州藤原三代の栄華は今でも金色堂が残っていますが、そんなものを可能にした豊かな時代でした。

そしてこれが私が紹介したい事。
2009年12月にこんなエントリーをした

太陽が警告している<温暖化、実は寒冷化だった (その5)

この中にこんなことを書いた

ここに青森県の「南部八戸藩飢饉一千年小史」という資料が有る。二本柳正一氏が昭和43年に纏めたもので742年からの飢饉の歴史が記載されている。
(詳細はこれをご覧ください)
所がこの中で874年から1229年まで飢饉・凶作の記録が無い。
二本柳氏は「357年間凶作関係不明、要研究調査」としているが、私はこの時代が東北地方が豊穣の時代であったひとつの証拠と見たい。
2016-7-31南部八戸藩冷害1000年小史

この資料を作った二本柳氏がどんな方か存じ上げないが、ネットも何もない時代に膨大な古文書を読み込んで作成したことは間違いないと思う。
中世に東北地方が豊穣の時代という事がよくわかるデータで、膨大な時間を費やされた研究に敬意を表したい。
資料を見ると赤枠で357年間冷害飢饉の記録が無いことを示すが、そのすぐ上、青枠が貞観11年の大地震・・・東日本大震災を起こした大地震の1000年前の地震である。

二本柳氏はこの資料を「ガリ版」で作成したそうだ。先人の苦労がしのばれる話である。
なお二本柳氏は水喰中学校長と書かれているが、調べても水喰中学は見つからない。青森県上北郡東北町に水喰小学校は存在するので、そのあたりの関係の方ではないかと思う。

最後にこの記事はもう見られなくなっているが、幸いなことにアーカイブで見ることができる。
http://archive.is/ug0n#selection-11.0-8027.4


先人は大変な苦労をして気候変動を調べているが、現代は大変な苦労をしてデータ捏造を、それも世界的規模でやる時代。
困った時代だが、それだけ一般人がしっかり事実を見る目を養わないといけないと思う。

<続きます>
  1. 気候変動
  2. TB(0)
  3. CM(8)

コメント

8/1(月)〜武田邦彦・半井小絵・居島一平〜【真相深入り!虎ノ門ニュース】【Toranomon NEWS】
https://www.youtube.com/watch?v=8wmJoKj2fvQ

武田邦彦の主張の内日本がしゃかりきになって二酸化炭素を削減しても意味がないという部分は賛成ですが、それ以外ではこいつ何言ってんだという部分も多いですね。
  1. 2016-08-01 16:03
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

>>やっとそんなことを日経が書きそうである。

日経はすべてにおいて「遅い」と思ってきましたが、自然科学の分野においてもそうなのですね。金融界では日経一面に円安とでると、円高のシグナルと言われています。笑
そういえば、NHKが温暖化、温暖化とやっていましたが、「NHKは嘘ばかり」の「逆シグナル」と考えれば納得がいきます。

わたしは武田先生派です。マスゴミに洗脳されてはいけない。
  1. 2016-08-01 16:50
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

To:taigen さん

> 8/1(月)〜武田邦彦・半井小絵・居島一平〜【真相深入り!虎ノ門ニュース】【Toranomon NEWS】
> https://www.youtube.com/watch?v=8wmJoKj2fvQ
>
> 武田邦彦の主張の内日本がしゃかりきになって二酸化炭素を削減しても意味がないという部分は賛成ですが、それ以外ではこいつ何言ってんだという部分も多いですね。



情報ありがとうございます。
どういう訳か、この動画がうまく視聴できないのですが、武田さんの言うことは大体理解出来ます。
正論も云いますが、あれっと思うこともありますね。
  1. 2016-08-01 21:52
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:NINJA300 さん

> >>やっとそんなことを日経が書きそうである。
>
> 日経はすべてにおいて「遅い」と思ってきましたが、自然科学の分野においてもそうなのですね。金融界では日経一面に円安とでると、円高のシグナルと言われています。笑
> そういえば、NHKが温暖化、温暖化とやっていましたが、「NHKは嘘ばかり」の「逆シグナル」と考えれば納得がいきます。
>
> わたしは武田先生派です。マスゴミに洗脳されてはいけない。


日本のマスゴミ全体の問題です。
原因は現場を知らない、自分で行動しない、そのくせ高禄を貪るところでしょうか。

そういえば昨日はスズカ8耐でしたが、NINJAは10Rが2位で首位ヤマハと同ラップでしたね。
  1. 2016-08-01 22:04
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  3. 短足おじさん二世 #-
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短足おじさんさんへ
青山さんのDHCです。https://www.youtube.com/watch?v=KVlwD5_om6U
参考になります。カレー食いに会議でる国会議員がいるんですねえ。日本って貧乏な国なんでしたっけ?青山さんに投票してよかったと思いました。
  1. 2016-08-04 16:24
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  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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To:NINJA300 さん

> 短足おじさんさんへ
> 青山さんのDHCです。https://www.youtube.com/watch?v=KVlwD5_om6U
> 参考になります。カレー食いに会議でる国会議員がいるんですねえ。日本って貧乏な国なんでしたっけ?青山さんに投票してよかったと思いました。


面白い話、情報ありがとうございます。
如何いう訳かDHC動画が3日はみられるのに4日分が見られない、でも幸いなことにくっくりさんが文字起ししてくれていました。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1925.html#sequel


それでその「カレー食べるために会議に出る」、これが人間の本質だと思っています。
実はタイ時代に私も似たような早朝会議をやっていました。朝7時からの会議で、さすがにカレーを作ってくれる人が無く、総務担当にパンを調達してもらい、パンを齧り乍らの会議。
とにかく腹が減ると知恵が出ませんのでね。

でも自民党の議員さんはカレーを食べ終わったらどこかに行ってしまう、どこへ行くんでしょうね。
こんな話を聞けただけでも、青山さんが国会議員になってよかったです。
  1. 2016-08-05 07:13
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

わたしも某外資系アセットマネジメント会社に勤めていましたが、お昼の会議の前に豪華な幕の内がでるんですよ。会議の内容はどうでもいいようなことで、あれと一緒なんでしょう。勤め人だからと情けなく周りと一緒に食いましたが、国会議員も同じ思考とはまったく情けないです。恥を知れ。
青山さんにDHCに出続けてもらっていろんな話を聞きたいです。今回のDHCをみて、投票してよかったと感じましたよ、笑
  1. 2016-08-05 12:18
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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To:NINJA300 さん

> わたしも某外資系アセットマネジメント会社に勤めていましたが、お昼の会議の前に豪華な幕の内がでるんですよ。会議の内容はどうでもいいようなことで、あれと一緒なんでしょう。勤め人だからと情けなく周りと一緒に食いましたが、国会議員も同じ思考とはまったく情けないです。恥を知れ。
> 青山さんにDHCに出続けてもらっていろんな話を聞きたいです。今回のDHCをみて、投票してよかったと感じましたよ、笑


豪華な幕の内ですか、羨ましいですね。
そんなとき、飯くらい自分の銭で食え、こんな感覚を持っているところはサムライですね。
それを豪華な幕の内、良いなあと思う所は私は越後屋だったんでしょうか(笑)。
  1. 2016-08-05 19:01
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  3. 短足おじさん二世 #-
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