2016-07-29 16:59

太陽はご機嫌斜め<続編1

 太陽に黒点がなくなり、ご機嫌斜めとのエントリーをしましたが、今回はその続編です。
最初に今回の無黒点は4日続いて今日新しい黒点が出てきました。

さて本題です。
前回こんなグラフを紹介しました。

2016-7-26黒点数の400年の変化

この太陽黒点の観測は1608年に望遠鏡が発明された直後から始まっています。その為1645年から1715年まで続いたマウンダー極小期が奇跡的に発見された、若し望遠鏡の発明があと50年~100年遅ければ、おそらくマウンダー極小期は発見されなかったでしょう。
そんな幸運のおかげで過去400年の黒点数推移が見られるわけですが、よく見ると昔は黒点数が現代よりも少ないことが分かります。データのある400年間で見れば、現代は異状に黒点の多い時代、こう言ってもいいでしょう。

上掲グラフには現代極大期と書いてありますが、研究者の常識は『現代が異常なんだよ』という事のようです。


さてもう一つ、温暖化だ!、寒冷化だ!、そんな事情が歴史的にはどうなっているかというとこんな風です。

これは7月11日の日経新聞に載っていた過去1000年間の世界の気温の推移グラフ
(詳細は次回書く予定です)

2016-7-29過去1000年間の気温推移

歴史的に見ると今我々が生きている時代は特別暖かい時代、そんな理解でいいと思います。

そして日本の気温がどうなっているか

2016-7-29日本の平均気温推移
観測点は次の15地点(都市化の影響のない地点が選ばれている)
網走,根室,寿都(すっつ),山形,石巻,伏木(高岡市),飯田,銚子,境,浜田,彦根,宮崎,多度津,名瀬,石垣島

100年で1.16度の温度上昇、これが日本の気温のこの100年の変化となっている。

ただし気温上昇はコンスタントではない。いくつかの変曲点があり、横ばい(あるいは若干の下降)と急上昇が何回もある。
だから長い目で傾向を見ないといけないのが気候変動なのだ。



しかし温暖化とか寒冷化と言っても1度とか2度の話でピンときませんが、実はもう一つ隠れた温暖化の要素があります。
それは都市化による市街地の温暖化です。


ちょっとボリュームが多いですが、こんなグラフがあります。
環境省が都市化によるヒートアイランド対策という事でまとめた資料から
「ヒートアイランド対策マニュアル」
http://www.env.go.jp/air/life/heat_island/manual_01.html

日本全体と各都市の気温推移を最高・最低・平均でまとめたもの(この当時は17地点だった、上記グラフとほぼ同じもの)

2016-7-2917地点平均気温推移

開始年の違いなどで、平均気温が100年で1.5度上昇になっている。そして注目すべきは最高気温は100年で1.0度、最低気温は100年で1,9度上昇していること。
しかし以下各都市は上掲日本全体の平均と比べ大きく上昇、特に最低気温の上昇が著しい。
この差が都市化による温暖化である。

2016-7-29札幌平均気温推移

2016-7-29仙台平均気温推移

2016-7-29東京平均気温推移
東京の場合平均気温は日本全体(1,5度)を大きく上回る3,3度上昇している。この差の1,8度が都市化による上昇分。
そして最高気温でも日本全体(1,0度)を上回る1,5度上昇だが平均気温が上昇している割には上昇幅は小さい
しかし問題は最低気温。日本全体(1,9度)を大きく上回る4,6度上昇、この差の2,7度が都市化による上昇分となる

2016-7-29名古屋平均気温推移

2016-7-29大阪平均気温推移

2016-7-29広島平均気温推移

2016-7-29福岡平均気温推移


どの都市を見ても傾向は同じである。
温暖化とは最高気温が高くなることより最低気温が高くなることのほうが大きい。
だから熱中症だ熱中症だと騒ぐのは事実を見ていないという事。
その上に都市化による温暖化も最低気温が高くなることが顕著である。

昔に比べ冬に雪が降らないとか氷が張らなくなったと感じることが多く、温暖化を実感するのだが、騙されてはいけない。
体感的に温暖化と感じる大きな要素は都市化である。

こんなところを見ると温暖化詐欺師が使う手が見えてくる。データを纏めるとき都市化に関係しそうな観測点を増やせば、温暖化となるデータなどいくらでも作り出せる。
今温暖化と騒いでいる連中の根拠にこんなからくりが潜んでいることをもっと知るべきだと思う。

<続きます>
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