2016-07-28 21:22

ドイツで連発した暴力事件について

 ドイツ在住の丸山光三さんが最近のドイツ事情について極めて分かりやすい解説をご自身のブログにアップされている。
最近の難民問題やテロ問題などヨーロッパの事情は極めて分かりにくい。
日本ではテレビ・新聞などの報道ではこんな事情は理解不能と言っていいのだが、丸山さんの話は日本人としてもぜひ知っておきたいところ。
そんな事で丸山さんの話を引用させていただき、紹介したい。

紹介したいブログ

ドイツで連発した暴力事件について (2016-7-27)
http://marcooichan2.blog129.fc2.com/blog-entry-4876.html

なお上掲のブログのほかに以下二つのブログについても大変参考になる。

忘れてはならない移民輸出国だったドイツ (2015-10-20)
http://marcooichan2.blog129.fc2.com/blog-entry-4871.html

ドイツで発生しているのは移民問題ではなく戦争であるという件 (2015-9-13)
http://marcooichan2.blog129.fc2.com/blog-entry-4869.html


それでは以下丸山光三さんのブログより

ドイツで連発した暴力事件について
2016-07-27

Würzburg, München, ReutlingenそしてAnsbachとそれぞれ外国人が関連する暴力事件が連続的に発生し、さすがにドイツ国民も不安に感じている。政治的目的をもった恐怖主義すなわちテロの疑惑があるのはWürzburgで発生した17歳のアフガニスタン難民が列車内でナイフと斧で乗客を襲撃した事件で、他の三件はテロではなくアモック(注)というべきだろう。

Ansbachの件につき本日27日、ISとの関連を疑う報道があるが未確認情報である。

これ以外にも先週に報道されない事件が民間で伝わった。ハンブルクとハノーヴァー間の列車内で無賃乗車の男が検札員に逆切れしてナイフで脅したが、検札員は列車の出口を封鎖し鉄道警察に連絡し男を取り押さえた、というもの。男はドイツ人だった。

ドイツの鉄道駅には改札がなく時折検札員が切符のチェックをするのみなので無賃乗車は普通に行われている。
戦争から逃れてきた難民が暴力的傾向を有するものもいることは容易に想像できるが、ドイツ人でも攻撃的性格を有するものが無論いるということだ。これは話を相対化する心算でいうのではない。

ドイツ社会は元来他者や異邦人に閉鎖的である。それは歴史文化的に形成された他者を恐れる心理からくるものであろうが、それが集団的に組織的に計画的にある意図をもって発露したのがユダヤ人排斥である。それは第一次大戦後に周辺各国から度を超えた賠償要求と政治的圧迫を受けた怨念が爆発したとも言える。

その過去への反省が戦後のリベラル体制での外国人移民・難民などへの過度な寛容の理由となっている。
しかしドイツ人の心底では寛容よりも恐れに基づく他者排斥心理がとぐろを巻いている。こうした捻じれた心理は抑圧となりそれに耐えきれないものは精神病となるかいわゆる「切れる」ことになる。

また秩序への過度な社会的要求もあるものにとってはやはり過分な抑圧なのである。少しいい加減で適当に処理する、という態度が許されない社会は不幸な社会であろう。ドイツ社会がそれなのだ。適応できないものの不幸な発露はもう見たくない。

しかしながら、それだけでは理解しがたい裏の事情もあることが推測される。

・・・以下略、詳細は上掲リンク先参照ください・・・

(注)アモックについて
文化依存症候群
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
ここに「19世紀末、代表的な文化依存症候群として、ラタ(latah)、アモック(amok)といった特異な精神障害が西欧諸国に紹介され・・・」という記述があります

<引用終り>


ドイツからの報道だけではこんなドイツの人たちの複雑な心境は分からない。
こんな心を持った人が今のドイツ人と認識したうえで日本人がどう生きてゆくか、そんなことを日本人は考えるべきだと思う。

少なくともヨーロッパで起こっていることは『第一次世界大戦から紐解かないとわからない』、そう理解すべきだと思う。
  1. 海外
  2. TB(0)
  3. CM(2)

コメント

ありがとうございます。

御ブログでのご紹介ありがとうございました。
わたし個人はドイツへのシンパシーがあるわけではありませんが、家族とその環境はドイツでありますゆえ、日本国内の無理解と誤解によるドイツ批判には、それはちがうんじゃないか、という気持ちをかねがね有しております。
今後も機会あればその気持ちを吐露して行こうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
  1. 2016-07-28 21:46
  2. URL
  3. 丸山光三 #54oMcB6U
  4. 編集

Re: ありがとうございます。

> 御ブログでのご紹介ありがとうございました。
> わたし個人はドイツへのシンパシーがあるわけではありませんが、家族とその環境はドイツでありますゆえ、日本国内の無理解と誤解によるドイツ批判には、それはちがうんじゃないか、という気持ちをかねがね有しております。
> 今後も機会あればその気持ちを吐露して行こうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


海外事情はやはり現地で生きていかないと分かりませんね。
私にとって大変参考になると同時にこれから自分が何をすべきか、そんなことを考えさせてくれる話でした。
有意義な話、感謝しております。
  1. 2016-07-29 17:22
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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