2016-06-29 16:56

理念が正しければ民主性は問わない

 24日のエントリー「戦後71年のアカ落し」で『一般意思』という考え方を書いた。
戦後71年のアカ落とし
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1268.html

ここで一般意思というのはもう250年も前のルソーが提唱した概念
(1762年に発表した『社会契約論』において、社会契約と一般意志なる意志による政治社会の理想を論じた)
そしてこの一般意思が読みようによっては、『理念が正しければ民主性は問わない』、こう解釈される。そしてこれが今日に続く問題点と書いたのだが、もう少し詳しく書いてみたい。
なおこの件は上掲エントリーに頂いたよもぎねこさんのコメントへの回答でもあります。

最初にちょっと歴史を振り返ってみます。

1. ルソーが社会契約論で一般意思なる概念を提唱したのが1762年

2. フランス革命勃発~1789年
   ロベスピエールによる虐殺をルソーの血塗られた手とも言われるが、これはロベスピエールが自らこそが「一般意志」を解することができる者だとした上で独裁・恐怖政治を行ったことによる。
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E6%84%8F%E5%BF%97
   フランスの標語「自由・平等・友愛」は1790年頃から使われ始めた

3. マルクスが資本論で剰余価値を提唱したのが1867年
   エンゲルスが反デューリング論(1878年)、「空想から科学へ」(1880年)で弁証法的唯物論と科学的社会主義を訴えた

   この段階で社会主義とは科学に裏付けられた正しいものというお墨付きを得たことになる(と社会主義者は考えた)

ルソーから100年以上たって、一般意思という考え方が科学的なものとされることとなった。
この一般意思なる訳の分からない、鵺(ぬえ)みたいなもの、これがこんな経緯で『理念が正しければ民主性は問わない』ということになってしまった。

さらに一般意思は絶対的に正しいものなので、政治はこれに従わねばならないが民衆もすべてこれに従わねばならない。
だから一般意思には『全員賛成』が必要となる。つまり全体主義になるわけだ。、

その結果出てきたのがソ連のコミュニズム、毛沢東の共産主義だがもう一つある
ヒットラーのナチ、ナチスである。
ナチ、ナチス=国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A

なぜNSDAPをナチ、ナチスというのかは以下参照
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9



歴史の話は以上で終わりにして現代の話に移ります。

実はこの一般意思から連綿と続いてきた考え方が現在はグローバリズムと名前を変えて今も生き続けています

ちょうどよい話があります。西尾幹二先生のこんな話

西尾幹二氏と語る、世界と日本の現在(いま)[桜H28/6/25]


この動画の5分50秒あたりから、西尾先生はこんなことを言っています。
ソ連が崩壊した90年ころ、西尾先生は東ヨーロッパを回った。
そこの知識人たちはコミュニズムとナチズムを区別しない。まったく同質の全体主義だと。
しかし西欧の知識人はこのソ連型共産主義・全体主義の怖さが分からず、ナチズムを絶対悪とみている。しかしこれは間違い。
西欧知識人はコミュニズムに甘い。これが問題だと。


この西尾幹ニ先生の話は大変面白く参考になります。
この動画はNINJA300さんの最近のエントリーで紹介されています。
ヨーロッパが消える
http://ninjafighter.blog.fc2.com/blog-entry-1910.html

西尾先生は約1時間、いろんなことを話されたのですが、それをNINJA300サンは要点を上手くまとめていますので、大変参考になります。


先へ進みます。

コミュニズム、全体主義から現在のグローバリズムへと考え方の基本は受け継がれています。
その一番最近の事例が「イギリスのEU離脱問題」。
ベルギーではEU首脳やら官僚が猛烈に怒っていますが、その内容が今問題でピッタリ説明できます。
またこの問題で、EU高級官僚の無茶苦茶な高額所得が問題視されていますが、すべてそのルーツはこんなところ。


そしてこれから24日のエントリーへの「よもぎねこさん」のコメントの回答を書いてみます。

ヨモギネコさんは ⇒ 理念が正しければ、民主性は問わない=自己中!!
このようにおっしゃっています。

ご指摘はその通り、自己中ではあります。
しかしこれはことの本質では無い、ここが問題なのです。
例えば身近な例、学校の先生などで実は共産党活動家だった、こんな人はいると思います。
そしてこんな人の多くは温和で優しい人、人格者と言われることも少なくありません。
世界で見ても、例えばカンボジアのポルポト、彼に会った人はだれでも優しい好々爺だったと言うそうです。


「強欲で傲慢で凶暴」な性向の人間は共産主義者となりやすい」、こんなことを言う人もいまして事実ではあります。
しかし一見温厚な、優しい人もまたこんな思想に染まりやすい。これを肝に銘ずるべきでしょう。

最後に20世紀に共産主義がどれくらいの人を殺したか、そんなことが分かるものがあります。

共産主義黒書
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/yougo/kyosanshugi_kokusho.html
1997年にフランスで「共産主義黒書」という本が発売され、大評判になった。

著者の6人の研究者たちがこの本を書こうと思い立ったのは、ヒトラーもスターリンもやったことは同じというところにある。
この中で、共産党が戦争以外で殺した人の数、つまり粛清やテロや強制収容所などで虐殺した人の数を調べて以下のように列挙している。

 ソ連(ロシア):2000万人
 支那:6500万人
 ベトナム:100万人
 北朝鮮:200万人
 カンボジア:200万人
 東欧:100万人
 ラテンアメリカ:15万人
 アフリカ:170万人
 アフガニスタン:150万人
 国際共産主義運動(コミンテルン)と政権についていない共産党によって殺害された人:約1万人
 総計:約1億人


ナチスのユダヤ人虐殺はどんなに多く見積もっても共産党が殺した数の4分の1にすぎない。
これほどの残虐行為を行なった共産主義は、これまで一度も裁かれていない。

<引用ここまで>

数日前にも
共産党の藤野保史氏が26日出演したNHK番組で、防衛費は「人を殺すための予算」と言ったという
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260016-n1.html

こんな奴にこそ、共産主義が世界で1億人も殺したことをどう考えるか、そんなことを問いただしたいものだ。
おっと、その共産党とつるんでいる旧民主党も同類でっせ。
  1. 政治
  2. TB(0)
  3. CM(4)

コメント

この一般意志を強要する集団がいくつかあります。

かかる意志については、その判定が出来ないことが最大の問題です。一番大きいところではマスゴミです。こいつらが厄介なのはかつては情報を自分が専有し、さも一般意志はこうだというような形で誘導していたことです。皆さんざんこれにだまくらかされました。問題はこいつを是正させる手段が実質的にないということです。いやらら見ない、買わないはその手段ですが色付きの報道は止められないし、平気で捏造する連中です。是正しようとすれば報道の自由を振り回す基地害どもなんですから…

問題の集団の2つ目は裁判所といいます。連中はあくまでも法律と自己の良心にしたがって判決を欠くわけですから法律がまともならばそう酷いことには本来ならぬはずです。でも連中が唯々諾々と裁判員制度を認めたということは自分達の非常識を認めたということでしょうか、訴訟の促進という以外に他の理由があったら教えてほしい所です。本当は民事の非常識が問題なんですがね。彼等に関してはどうやってその常識を判定するのでしょうか。基地外が15人揃うと国は滅びますよね。

集団の3つ目は官僚といいます。日本国では彼等をクビにする手段が殆どありません。その上で使ってくる手段は陰湿でめちゃくちゃ、まあこれは言わないでもいいでしょう。とにかく権力を持ってコントロールする手段がないか、時間がかかり即効性がないことばかりです。

そしてこいつらを裏で操ろうとする連中が集まるとどうしようもない。アカ馬鹿もグローバル馬鹿も、そして半島や支那のヒトモドキ共も、こいつらを操り自分の利益を図ろうとする連中です。

選挙で始末できる連中ばかりじゃないことが本当に問題です。
  1. 2016-06-30 13:16
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: この一般意志を強要する集団がいくつかあります。

> かかる意志については、その判定が出来ないことが最大の問題です。一番大きいところではマスゴミです。こいつらが厄介なのはかつては情報を自分が専有し、さも一般意志はこうだというような形で誘導していたことです。皆さんざんこれにだまくらかされました。問題はこいつを是正させる手段が実質的にないということです。いやらら見ない、買わないはその手段ですが色付きの報道は止められないし、平気で捏造する連中です。是正しようとすれば報道の自由を振り回す基地害どもなんですから…
>
> 問題の集団の2つ目は裁判所といいます。連中はあくまでも法律と自己の良心にしたがって判決を欠くわけですから法律がまともならばそう酷いことには本来ならぬはずです。でも連中が唯々諾々と裁判員制度を認めたということは自分達の非常識を認めたということでしょうか、訴訟の促進という以外に他の理由があったら教えてほしい所です。本当は民事の非常識が問題なんですがね。彼等に関してはどうやってその常識を判定するのでしょうか。基地外が15人揃うと国は滅びますよね。
>
> 集団の3つ目は官僚といいます。日本国では彼等をクビにする手段が殆どありません。その上で使ってくる手段は陰湿でめちゃくちゃ、まあこれは言わないでもいいでしょう。とにかく権力を持ってコントロールする手段がないか、時間がかかり即効性がないことばかりです。
>
> そしてこいつらを裏で操ろうとする連中が集まるとどうしようもない。アカ馬鹿もグローバル馬鹿も、そして半島や支那のヒトモドキ共も、こいつらを操り自分の利益を図ろうとする連中です。
>
> 選挙で始末できる連中ばかりじゃないことが本当に問題です。



最大の問題がマスゴミ・法曹界・官僚ですか。同感です。
簡単ではありませんが、いよいよ安倍さんが官僚に手を付けるようです。
今回の参院選、一番のサプライズは青山繁晴さんが出馬したこと。
私はすぐピンときたのが外務省改革のためだな、そう思いました。
そうしてみるとその前に外務省の斎木事務次官を更迭しています。
この二つを関連付けて見ると外務省改革、安倍さんいよいよやる気だなと分かります。

それからこのコメント、コメント欄に置いておくのはもったいないので、別エントリーで紹介したいと思います。
引用させていただきたいので、ご了承いただくようよろしくお願いします。
  1. 2016-06-30 17:53
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

どうぞ御自由に。

こちらに書き込ませていただいたものは全て自由に使われて結構です。
ただ小生も恥ずかしいですから、明確な誤字等ありましたら訂正してください。
よろしくお願いします。
  1. 2016-06-30 22:09
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

To:kazk さん

> どうぞ御自由に。
>
> こちらに書き込ませていただいたものは全て自由に使われて結構です。
> ただ小生も恥ずかしいですから、明確な誤字等ありましたら訂正してください。
> よろしくお願いします。


有難うございます。
エントリーには少し時間がかかりますが、まとめてみたいと思います。
  1. 2016-07-01 06:04
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する