2016-04-21 17:59

熊本出身の友人の話から気づいた事

 昨日熊本出身の友人二人と話をする機会が有った。
勿論最初は今回の大地震についてのお見舞い、それから熊本に住んでいる親戚の方の話などを聞いた。

幸い私の友人の親戚の方はどちらも震源地からそう遠くない所にお住まいだったがお二方とも無事。
一人の方は震度3位だったらしく、自宅もほとんど被害なし。もう一人の方は自宅の壁が落ちてきたりして大変だそうだ。

こんな話をしていて、仲間とはこんな話になった。
矢張り住んでいる所の地盤の状態が地震の被害が大きくなるかどうかの分かれ目だねえ。
私の住んでいる愛知県でも昭和19年の昭和東南海地震、昭和20年の三河地震では千人を超える死者を出す大惨事だったが、矢張り地盤の柔らかい所に建てた家や工場が軒並み倒壊して被害を大きくした。
そんな事が今に語り継がれている。



処で今住んでいる所の地盤の良し悪しは如何したらわかるか。
私が何時もチェックしているモノが大変わかりやすいので紹介しよう。

それは
時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」
埼玉大学教育学部 谷 謙二(人文地理学研究室)
http://ktgis.net/kjmapw/index.html


これは現在に地図と昔の地形図を左右に並べる事で、現在の地図と昔の地図を比較するものです。
昔の地図で田んぼだったり海だったり、そんな所にも今は人が住んでいますがそれなりの注意が必要と言う事が分かります。

例えばこんな風に表示されます。

今回は札幌の清少納言、よもぎねこさんが時々覗いて写真をアップしてくださる札幌市西区の「琴似共栄市場」をサンプルとして登場してもらいます。

これが札幌市西区の「琴似共栄市場」(ストリートビューより)

2016-4-21札幌市琴似共栄市場

共栄ビル1Fに共栄市場が有ります。前の道路を右の方に行くとJR函館本線の琴似駅

これを「今昔マップはこう表示します

2016-4-21札幌市琴似

左側が昔の地図、この場合は大正7年(1918年)発行の地形図。
右側が現在の地図です。
JRだけは100年前から変わりませんので、琴似駅(青丸で表示)を見れば比較ができます。
共栄市場は琴似2条(赤四角で表示)辺りです。

現在では共栄市場辺りは普通の市街地ですが、百年前は「屯田兵の兵舎」が立ち並んでいた所(ハッチングで表示されている)でした。

現在の地図記号
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7


こんなモノを見れば今住んでいる所が昔はどんな所だったのかよく分かる。
大地震を機械に身のまわりを見直す良い道具が出来て大変いい事です。
谷先生、有難うございます。
  1. 大震災・原発事故
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コメント

今回の地震の実態

今回の地震では気象庁の他にUSGSの資料をずっと参照してました。
熊本についてはこうです。
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/#%7B%22feed%22%3A%227day_all%22%2C%22search%22%3Anull%2C%22listFormat%22%3A%22dyfi%22%2C%22sort%22%3A%22oldest%22%2C%22basemap%22%3A%22terrain%22%2C%22autoUpdate%22%3Atrue%2C%22restrictListToMap%22%3Atrue%2C%22timeZone%22%3A%22local%22%2C%22mapposition%22%3A%5B%5B32.18491105051798%2C-229.98641967773438%5D%2C%5B33.39705230475205%2C-228.22860717773438%5D%5D%2C%22overlays%22%3A%7B%22plates%22%3Atrue%2C%22faults%22%3Afalse%2C%22ushazard%22%3Afalse%7D%2C%22viewModes%22%3A%7B%22map%22%3Atrue%2C%22list%22%3Atrue%2C%22settings%22%3Atrue%2C%22help%22%3Afalse%7D%7D

ほぼ同時に起きたエクアドル地震の実態はこうです。マグニチュードで比較すれば約6倍位のはずですが実際の震度はご覧のとおりです。震度はメルカリです。この地図は縮尺も同じ、地震の対象もUSGSの基準に沿ったものです。

http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/#%7B%22feed%22%3A%227day_all%22%2C%22search%22%3Anull%2C%22listFormat%22%3A%22dyfi%22%2C%22sort%22%3A%22oldest%22%2C%22basemap%22%3A%22terrain%22%2C%22autoUpdate%22%3Atrue%2C%22restrictListToMap%22%3Atrue%2C%22timeZone%22%3A%22local%22%2C%22mapposition%22%3A%5B%5B-0.5877582458165641%2C-80.93215942382812%5D%2C%5B0.8541553715898037%2C-79.17434692382812%5D%5D%2C%22overlays%22%3A%7B%22plates%22%3Atrue%7D%2C%22viewModes%22%3A%7B%22map%22%3Atrue%2C%22list%22%3Atrue%2C%22settings%22%3Atrue%2C%22help%22%3Afalse%7D%7D

震源の多くが海底、しかも熊本ほどの人口集中も内容でこれで500人以上の死亡というのはいくら発展途上国でも問題では有るでしょうね。

こいつのいいところは気象庁ほどの細かさはないのですが、場所表示と震源の深さが丁寧です。こちらのほうが分かりやすいのです。おおまかに見れば震源は熊本近郊から阿蘇、大分、そして八代の方に移動してたことが分かります。今回の地震の最大の特徴はとにかく余震の多さですがおそらくは、これは双子の地震ではないかと小生は見ています。その上でその影響から少し離れたところの地震を誘発し更に余震を生むという悪循環い陥ってるわけです。ただそれが全て断層上ですから少し離れればそう大したことはない、荒尾や水俣ではそう大きな被害はないはずです。

今回の問題は局地的な問題だろうと見てましたがそれは案の定でした。だから本来はこれで死者が3桁行かないのだから本来は誇って良いのだとさえ思います。物資だって行く所までは行ってる、最後のルートが問題だということです。支援をする方はやり方にだんだん慣れてきてますが、受け入れる方はほとんど初体験ですがもう少し学習法はないでしょうかね。

おそらく大過なければなければ今回はこれで収束だと思います。おそらく中央構造線上の地震ということでいっまでにない問題は出るでしょうが、これが日向灘あたりの地震を誘発することがなければこれで終わりでしょう。でも本当に曲ンは多いものだと思います。
  1. 2016-04-21 19:54
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

 ご紹介有難う御座います。

 実はワタシの叔父が兵庫県に居て、阪神淡路大震災を経験しています。 それで叔父が言うには「山を削った所は大丈夫やった。 そやけど谷を埋めた所はやられてもうた。」との事です。

 因みにこの琴似協栄市場の辺りはまだよいのですが、もう少し北の方、函館本線の北側まで来ると、元々泥炭地だったので、地盤が凄く悪いのです。

 琴似駅の北側にあるタワーマンションは、大地震が来たらどうなるんだろう・・・・。

 ところで我が家は手稲山の扇状地にあるので、地震にも洪水にも安心です。
  1. 2016-04-21 21:49
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

佐世保市の我が家(築ウン十年の中古家屋ですが)もかなり揺れました。
佐世保市で一番高い山である烏帽子岳は昔阿蘇山の大噴火でこちらまで飛んできた溶岩が冷え固まって出来たものだそうで、現在も頂上付近では、冷え固まった溶岩と思われる岩を見ることができます。

地震もそうですが、それにより火山活動が活発化してくるのも怖いですね。
  1. 2016-04-22 06:28
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

 『今昔マップ 』見てみました。とても面白いし、防災に役立ちますね。こういうものを活用して、宅地開発にも何らかの規制をかけられると良いのですが。

 昔は宅地造成して1年くらい寝かせてから上物を建てたけど、今はすぐに工事を始めていて危ないと思っていました。特に地盤の緩い所には出来るだけ基礎工事に費用をかけるように法整備をすると、文句が来そうですが安全には変えられないと思います。
  1. 2016-04-22 08:10
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Re: 今回の地震の実態

> 今回の地震では気象庁の他にUSGSの資料をずっと参照してました。
> 熊本についてはこうです。
> http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/#%7B%22feed%22%3A%227day_all%22%2C%22search%22%3Anull%2C%22listFormat%22%3A%22dyfi%22%2C%22sort%22%3A%22oldest%22%2C%22basemap%22%3A%22terrain%22%2C%22autoUpdate%22%3Atrue%2C%22restrictListToMap%22%3Atrue%2C%22timeZone%22%3A%22local%22%2C%22mapposition%22%3A%5B%5B32.18491105051798%2C-229.98641967773438%5D%2C%5B33.39705230475205%2C-228.22860717773438%5D%5D%2C%22overlays%22%3A%7B%22plates%22%3Atrue%2C%22faults%22%3Afalse%2C%22ushazard%22%3Afalse%7D%2C%22viewModes%22%3A%7B%22map%22%3Atrue%2C%22list%22%3Atrue%2C%22settings%22%3Atrue%2C%22help%22%3Afalse%7D%7D
>
> ほぼ同時に起きたエクアドル地震の実態はこうです。マグニチュードで比較すれば約6倍位のはずですが実際の震度はご覧のとおりです。震度はメルカリです。この地図は縮尺も同じ、地震の対象もUSGSの基準に沿ったものです。
>
> http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/#%7B%22feed%22%3A%227day_all%22%2C%22search%22%3Anull%2C%22listFormat%22%3A%22dyfi%22%2C%22sort%22%3A%22oldest%22%2C%22basemap%22%3A%22terrain%22%2C%22autoUpdate%22%3Atrue%2C%22restrictListToMap%22%3Atrue%2C%22timeZone%22%3A%22local%22%2C%22mapposition%22%3A%5B%5B-0.5877582458165641%2C-80.93215942382812%5D%2C%5B0.8541553715898037%2C-79.17434692382812%5D%5D%2C%22overlays%22%3A%7B%22plates%22%3Atrue%7D%2C%22viewModes%22%3A%7B%22map%22%3Atrue%2C%22list%22%3Atrue%2C%22settings%22%3Atrue%2C%22help%22%3Afalse%7D%7D
>
> 震源の多くが海底、しかも熊本ほどの人口集中も内容でこれで500人以上の死亡というのはいくら発展途上国でも問題では有るでしょうね。
>
> こいつのいいところは気象庁ほどの細かさはないのですが、場所表示と震源の深さが丁寧です。こちらのほうが分かりやすいのです。おおまかに見れば震源は熊本近郊から阿蘇、大分、そして八代の方に移動してたことが分かります。今回の地震の最大の特徴はとにかく余震の多さですがおそらくは、これは双子の地震ではないかと小生は見ています。その上でその影響から少し離れたところの地震を誘発し更に余震を生むという悪循環い陥ってるわけです。ただそれが全て断層上ですから少し離れればそう大したことはない、荒尾や水俣ではそう大きな被害はないはずです。
>
> 今回の問題は局地的な問題だろうと見てましたがそれは案の定でした。だから本来はこれで死者が3桁行かないのだから本来は誇って良いのだとさえ思います。物資だって行く所までは行ってる、最後のルートが問題だということです。支援をする方はやり方にだんだん慣れてきてますが、受け入れる方はほとんど初体験ですがもう少し学習法はないでしょうかね。
>
> おそらく大過なければなければ今回はこれで収束だと思います。おそらく中央構造線上の地震ということでいっまでにない問題は出るでしょうが、これが日向灘あたりの地震を誘発することがなければこれで終わりでしょう。でも本当に曲ンは多いものだと思います。



情報ありがとうございます。
私も時々USGSは見に行くのですが、こんな詳細な所は見ていませんでした。

そして確かにご指摘の通り、このまま終息に向かうんでしょうが如何も普通の地震とは違うようです。
正直言って21世紀に入って地球全体が地震火山の活動期に入ったので、その影響が必ずあるでしょうね。
そして多分昭和20年前後の地震多発時期並のことが起こると思います。
以前kazkさんは災害はスクラムを組んでやってくると仰っていましたが、今まさにその通りのことが起ころうとしている、そう思っています。
そうすると厄介なのが台風ですね。
エルニーニョが終わりましたので、しばらく台風にも要注意だと思います。
  1. 2016-04-22 10:26
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:よもぎねこさん

>  ご紹介有難う御座います。
>
>  実はワタシの叔父が兵庫県に居て、阪神淡路大震災を経験しています。 それで叔父が言うには「山を削った所は大丈夫やった。 そやけど谷を埋めた所はやられてもうた。」との事です。
>
>  因みにこの琴似協栄市場の辺りはまだよいのですが、もう少し北の方、函館本線の北側まで来ると、元々泥炭地だったので、地盤が凄く悪いのです。
>
>  琴似駅の北側にあるタワーマンションは、大地震が来たらどうなるんだろう・・・・。
>
>  ところで我が家は手稲山の扇状地にあるので、地震にも洪水にも安心です。



 叔父様が神戸在住ですか、それでは大変だったでしょうね。
実は私の姉一家も神戸在住、ですからあの地震の件は色々聞いています。
そして地盤の良いところ悪い所の差が被害の差に直結していたことも見ています。

そんな事で琴似駅北側の件ですが、確認して見ましたら函館本線より北側、千歳線より北側~東側は地盤の軟弱な所でした。鉄道がそんな境目に敷設してあったんですね。
そんな地域の高層マンションですが、こんな建築物を作る時は最初に地盤の調査から始めます。
地耐力と言いまして、その土地がどれだけの荷重に耐えられるか、その調査に基づいて建築設計します。
勿論基礎は杭を打ち込みますが、地盤の悪い所では下の硬い部分まで届くように何本も杭をつないで打ち込んだりします。
そんな業者などは「あそこは杭1本だったが、こっちは杭3本必要だった」、こんな話を良くしているモノです。
こんな事なのでよほどの手抜き工事でもない限り問題はないのではないでしょうか。

尚余談ですが、琴似駅北側辺りの地盤の軟弱な所は普通の木造住宅でも基礎について規制が有ります。
2000年(平成12年)に法律が変わり、地盤軟弱な所は地耐力に合わせて基礎を強化することになっています。
ですから古い住宅などは耐震補強が必要と言われていると思います。
  1. 2016-04-22 13:50
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:taigen さん

> 佐世保市の我が家(築ウン十年の中古家屋ですが)もかなり揺れました。
> 佐世保市で一番高い山である烏帽子岳は昔阿蘇山の大噴火でこちらまで飛んできた溶岩が冷え固まって出来たものだそうで、現在も頂上付近では、冷え固まった溶岩と思われる岩を見ることができます。
>
> 地震もそうですが、それにより火山活動が活発化してくるのも怖いですね。


taigenさんは佐世保でしたか、実は佐世保は行った事がないので全く知らないのです。
平戸、長崎、雲仙などに入った事があるのですが、どういう訳か佐世保には縁が無い。可笑しなものです。

それから地震と火山の噴火の話ですが、間違いなくつながっています。
ですから常日頃から警戒を怠らないことが必要ですね。
でも何時来るかは全く分からない、予知は難しいですね。
  1. 2016-04-22 14:03
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:都民です さん

>  『今昔マップ 』見てみました。とても面白いし、防災に役立ちますね。こういうものを活用して、宅地開発にも何らかの規制をかけられると良いのですが。
>
>  昔は宅地造成して1年くらい寝かせてから上物を建てたけど、今はすぐに工事を始めていて危ないと思っていました。特に地盤の緩い所には出来るだけ基礎工事に費用をかけるように法整備をすると、文句が来そうですが安全には変えられないと思います。



今昔マップ、面白いでしょう。
色んな意味で使えるデータだと思います。私などはつい最近もこの資料で郷土の歴史と防災に関して調べています。

それから地盤の弱い所の対策ですが、2000年(平成12年)に法改正され、普通の木造住宅の基準が変わりました。
一番大きな変更が土地の地耐力で基礎に寄生がかかった事です。
だから一番弱い所では普通の木造住宅でも基礎の下に杭を打つことを要求されたりしています。
ですからこの基準で建てられた重役は昔とは全く違う丈夫なものになっている筈です。

尚地盤の問題を端的に言い表すこんな伝承が東京に有ります。
東京で関東大震災の時の琴。
下町は(地盤が弱いので)家が倒壊した。しかし山の手は(地盤が丈夫なので)土蔵が壊れた。
とても分かりやすいですね
  1. 2016-04-22 14:17
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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