2015-11-21 12:00

「100年マラソン」を読んでみた<その1

 先日「China2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」と言う本の書評をエントリーしたが、今回はこの読後感である。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1187.html
日本語の題名は「China2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」だが英語の原題は「100年マラソン」。それでブログタイトルも原題からとった。
この100年マラソンという言葉は最近ちょくちょく目にする為である


一言、衝撃の書である。

アメリカの中国に関する外交上の問題に相当深い所まで書いてある。
今まで分からなかったアメリカと中国のかかわりが、いろんなエピソードで詳しく語られている


最初に衝撃的なのはCIAのウールジー元長官(任期 1993年2月 - 1995年1月)は、この本について、こう書いている。

推薦の言葉
 本書はCIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞を受賞した、マイケル・ピルズベリーのCIAにおける経験に基づいて書かれた。
 「パンダハガー(親中派)」のひとりだった著者が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの驚くべき記録である。
 本書が明かす中国の真の姿は、孫子の教えを守って如才なく野心を隠し、アメリカのアキレス腱を射抜く最善の方法を探しつづける極めて聡明な敵だ。
 我々は早急に強い行動を取らなければならない。
           R・ジェームズ・ウールジー
           元CIA長官、民主主義防衛財団会長


これはこの本の1ページ目
2015-11-20China2049の1ページ目

そしてこの本の2ページ目と3ページ目がこんな風
2015-11-20China2049の目次

目次のトナリ、つまり2ページ目にはこう書いてある。

「筆者注」
本書は、機密情報が漏洩しないよう、刊行前にCIA、
FBI、国防長官府、国防総省の代理によって査読を受
けた。各機関の活動を脅かす繊細な情報をすべて削除し
てくれた査読者の努力に感謝する



つまりこの本はアメリカ政府のお墨付きをもらって刊行された、民間人の書いたものながら、アメリカの見解そのものと言えることである。
そして前回エントリーで紹介したこの部分こそ事の本質をついていると思う。
曰く
これらすべての事実からわかることは、「中国の世界覇権の野心を知った米国支配層が、中国打倒の決意を固めている」ということだ。つまり、現在の「米中対立」は、「米中覇権戦争」の一環であり、戦いは「長期化」し、決着がつくまでつづく」可能性が高い。


さてこんな事でこの本には恐らく日本人が想像もしなかった中国の100年マラソンと称している世界制覇の戦略が見えてくる。
例えば
中国の指導層(政、財、官、軍の)がその為に謀略・陰謀渦巻く古代の春秋戦国時代の古典を勉強し、その戦略を実践しているとか・・・、
殺手鐗 (ピンインはshā shǒu jiǎn、シャショウジィエン)という日本語に無い漢字名の武器を開発しているとか・・・
習近平が盛んに言っている「中国夢」とはどんなものか等々・・・

そんな事も書いていきたいと思いますが、最初は


誤訳、誤解で始まった米中の国交について。

中国人から「あなたは【覇】です」と言われたら日本人はどう思うでしょうか?
【覇】は「覇権の覇」です。

米中国交回復のきっかけとなったキッシンジャーの隠密訪中(1971年7月)、これが実はアメリカが策をめぐらせての訪中ではなく、毛沢東がアメリカに働きかけ、訪中してもらったなどと言うのもビックリですが、そこでこう言われたそうです。
周恩来はキッシンジャーに「「アメリカは【覇】である」と言ったのだと言う。この【覇】はその後毛沢東とその後継者鄧小平も言ったのだと言う。
ではその【覇】をキッシンジャーは如何聞いたのか?
通訳を務めた中国外交部の役人は「アメリカは【リーダー】だ」と訳し、キッシンジャーもそんな言葉とか周恩来・毛沢東の話から中国がアメリカに接近しようとしていると判断した。

何年か後に筆者がこの当時の通訳を務めた中国外務省の人に聞いた話が本書にのっている。

周恩来がキッシンジャーに「アメリカは「覇」である」と言った。それをキッシンジャーについた中国外交部の通訳は「アメリカは「リーダー」です」と訳した。 日本人なら分かるが、覇という言葉はリーダーなどという単純なものではない。紛れも無い誤訳だった。
著者は覇を「専制君主、圧政者」と訳した方が正しかった筈で、若しこう訳していたらその後のアメリカの対中国政策は大きく変わっていただろう、こう言っています。
そして数年後著者がこの通訳をした人に会って質問したそうです。どうしてあんな風(リーダーと)に誤訳したのかと。
以下この本にはこう書いてあります。
「あなたはキッシンジャー博士に「覇」の本当の意味を伝えましたか」と私は尋ねた
「いいえ」と彼は答えた。
「なぜですか」
「博士を動揺させるでしょうから」

更に著者はいう
【覇】と言う単語に込められた周の真意、つまり中国が実際にアメリカをどう捉えていたかをキッシンジャーが理解していれば、ニクソン政権は中国に対してあれほど寛大では無かったかもしれない。

しかもこの件は著者がキッシンジャーの協力でこの本を書いたと言っていますからキッシンジャーもこの事に気が付いた、そうだと思います。
アメリカの40年以上かかってやっと中国の本当の狙いに気が付いたという事でしょう。

中国の狙いはアメリカを蹴落として世界の覇者になる事だった・・・

尚余談ですが、キッシンジャーが通訳も連れずに訪中したはずもなく、これはアメリカが連れていった通訳がチャンと通訳できなかった、アメリカ外交の大失態ですがまあそれはそれとして・・・

尚中国語の、そして漢字の問題点については前回のエントリー「パンダハガーを止めた話」で興味深いコメントを頂きました。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1187.html
この中でgai-yaangさんの「漢字の重要性」コメント
それからkazkさんの「支那語の素養と今の支那人」コメント
どちらも貴重なご意見です。ご一読を頂ければ幸甚です。



さてこんな事情が何時から公表されているか見てみます。

著者ピルズベリーがこんな見解を最初に公表したのは多分これが最初
2014年9月17日のWSJの記事
http://www.wsj.com/articles/misunderstanding-china-1410972607
(英文です)

そして日本ではこんな所でこのWSJの記事を紹介している
西側は中国をどのように見誤ってきたか
2014年10月27日(Mon)  岡崎研究所
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4365?page=2

しかし上掲記事を読んでも何やらピンとこない。
そして本書で見事に騙されたと言われているキッシンジャー、彼もこの本の刊行に協力しているので、今さらながらその失敗に気が付いているのだが、そのキッシンジャーが今年の1月3日の読売新聞にこんな記事を載せている。(インタビュー記事)

2015-11-201月3日読売1面記事


この記事はよく読むと大変興味深いので末尾に記事全文を引用しましたが、キッシンジャーが言いたかったことが記事末尾にあります。
キッシンジャーは
「 現代の世界は、異なる文化と社会を持つ国々が新たな現実をどう調整していくかが、大きな試練となっている。どうすべきか私自身が答えを持っているわけではない。だが、問題点はわかっているつもりだ。

 昨年秋に出版した「世界秩序」という本で言いたかったのは、「気をつけろ! よく考えないと、非常に危険なことになるぞ」ということだ。各指導者がそのことを熟慮して進めば、新しい世界を創造できるだろう。」

と言っています。

このインタビュー記事は昨年12月に行われたインタビューによるもの。しかし本書刊行前でもあり、なにやらはっきりしないモノ言いに終始しているようだ。。

本書(原文)の出版は2015年2月3日
The Hundred-Year Marathon: China's Secret Strategy to Replace America As the Global Superpower (英語) ハードカバー – 2015/2/3
Michael Pillsbury (著)


何やらまとまりのないエントリーになりました。
しかしこの本の著者の言っている事はアメリカの対中国政策が全く変わってしまった証拠ととらえるべき、そんな風に思います。
興味のある方は是非ご一読をお勧めします。

尚内容の興味深い部分は次回以降で紹介します。



以下参考記事の為、読み飛ばしていただいて結構です。
<参考:読売新聞2015年1月3日朝刊1面に掲載されたキッシンジャーのインタビュー記事>
(読売の会員専用、私は新聞切り抜きを持っているが、間もなくこの記事電子版は読めなくなるので記録の為掲載)

[語る 戦後70年]日本の役割 熟慮の時 元米国務長官 ヘンリー・キッシンジャー氏 91
2015年1月3日3時0分

2015-11-21読売のキッシンジャー記事1


 2015年、戦後70年の節目の年を迎えた。日本は占領期を経て奇跡の復興を果たし、世界の主要な民主国家となった。しかし、近年は長引くデフレ、急激な少子高齢化など課題を抱えている。私たちは今年1年、この70年を振り返り、日本が今後進むべき道を探っていきたい。まず、70年の歩みに関わってきた、各界の著名人に語ってもらう。

適応力 平和と繁栄の礎

 我々が1945年から国際秩序だ、と考えてきたものは、70年間を経て、完全に変わってしまった。世界中の国々が新しい状況に直面している。他の国と同様、日本も「国際秩序とは何なのか」を真剣に考えねばならない。

 なぜなら、秩序が崩れて紛争が起きた場合、現代で使われる兵器は極めて破壊的だからだ。そのことを、どの国よりも熟知しているのが日本だ。

 米国はこれまで、他国の政府を自分たちが作り替えられる、と信じてきた。だが、現在、そうした時代から脱却しつつある。我々は、日本とドイツの占領の経験を誤って分析していた。米国が日本を作り直したのではない。日本自身が、自らの伝統的な価値観の中で、新たな状況、国際秩序に適応したのだ。

 日本は米国中心の連合国軍総司令部(GHQ)の権威を利用し、自らの力で国家の現代化を進め、復興を急いだ。国家の政策の道具としての戦争を放棄し、立憲民主制の原則を宣言し、そして、米国の同盟国として国際社会に復帰した。ただし、当時は、米国の大きな戦略への参画より、経済復興に力を入れた。こうした新たな環境への適応が、今やアジアの安定と、世界の平和と繁栄の礎となったといえる。

 戦後から立ち上がり、経済力をつけてきた時から、日本が自国の安全保障に対して、より責任を持ち、国際安全保障により積極的な役割を担うことは、避けられないことだった。つまり、「普通の国」になるということだ。

 日本がこれから取りうる道は、三つある。一つは、日米同盟の継続、二つ目は、従来より中国が強い存在感を持つ北東アジアへの接近、そして、より国家主義的な外交政策を取ること――である。どの道を選ぶかは、日本の指導者と国民が選ぶべき問題だ。

 今後、国際社会でどんな役割を担っていくかは議論が必要だろう。一つ言えることは、日本は「普通の国」になれるということだ。そして、抑制を利かせた外交政策を進めていくことができる。ただし、独断的で攻撃的な外交を展開すれば、地域の懸念となりうる。

 先の衆院選で安倍政権が勝利し、継続して政権を担うことになった。首相は今後、北東アジアの国々と新たな関係を築き、同時に日米同盟をさらに発展させることができる立場に立ったといえる。

 隣国の中国も、現在の習近平シージンピン政権が今後も続くだろう。改革を進め、さらに政権基盤を強化していくはずだ。外交でも、過去の政権よりずっと活発に動いている。私は日中が良好な関係でいてほしい。両国は、関係改善への道筋を見つけられると信じている。

 安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう。

2015-11-21読売のキッシンジャー記事2



変容続ける国際秩序

 米国の力の凋落ちょうらくを語る人がいるが、世界の他の国々に対し、米国の相対的な力が今ほど強い時はない。私が政府にいた時代、ソ連は自分たちと同等の力を持つと我々は考えていた。今、ロシアにその力はない。一方で、中国も今、「軍事的、物理的に、自分たちより米国の方が強い」と言う。

 米国の現在の問題は、国内に深刻な分裂を抱えていることだ。哲学的な命題として、一つの変化に対応する時にきている。米国はこれまで外交上のすべての選択肢を同時に遂行できた。だが、今は(予算面などで)制限が生まれた。この制限をどう理解するかによって、民主党と共和党の間で対立が起きている。

 変容を続ける国際秩序のあり方で重要なのは、勢力均衡(バランス・オブ・パワー)の考え方だ。欧州とアジアの勢力均衡は、いくつかの点で異なる。まず、欧州では、比較的小さい国の組み合わせだったが、今日のアジアの国々はそれぞれ、国力がある。ただし、主要なプレーヤーの数が少ないため、かえってバランスの調節が難しい。

 さらに、昔の欧州には英国というバランサーがいた。バランサーとは、弱い方の国に配慮し、地域の均衡を保とうとする余裕のある国のことだ。今のアジアに明確なバランサーはいない。

 中国を囲む国々を見ると、それぞれ米国と協力することで均衡を保てる状態であることがわかる。むろん、日本とインドは強力な国だが。米国は今後も、自らをアジア太平洋の国として扱うべきだろう。ただ、私は中国に対して包囲網を作ることには反対する。米中関係のみを基軸とした外交政策にも賛同しない。

 我々米国は、他国の意見に耳を傾けなければいけない。米国のプログラムを押しつける外交は、もはや通用しない。米国の外交には、単独でやること、同盟国と共にのみやること、そして全くやるべきでないこと、の三つの分野がある。やるべきでないことの筆頭は、武力によって国家の国内構造を変えようとすることだ。各国がそれぞれの変化に適応する中で、新たな国際秩序が生まれてくる。

 現代の世界は、異なる文化と社会を持つ国々が新たな現実をどう調整していくかが、大きな試練となっている。どうすべきか私自身が答えを持っているわけではない。だが、問題点はわかっているつもりだ。

 昨年秋に出版した「世界秩序」という本で言いたかったのは、「気をつけろ! よく考えないと、非常に危険なことになるぞ」ということだ。各指導者がそのことを熟慮して進めば、新しい世界を創造できるだろう。 (聞き手・アメリカ総局長 飯塚恵子)

                  ◇

 <日米同盟>第2次世界大戦で戦火を交えた日本と米国は1951年に日米安全保障条約を結び、同盟関係を構築。冷戦中は旧ソ連の軍事的脅威に対する歯止めとなった。昨年4月の日米首脳会談では「日米同盟は地域の平和と安全の礎」として一層強化する方針が確認された。

 <勢力均衡>国家間の力の均衡を図り、けん制しあうことで戦争ができない体制を築き、平和と安定を維持しようという考え方。キッシンジャー氏はニクソン政権下で勢力均衡論に基づく現実主義外交を実践し、米中国交正常化をはじめとする実績を残したとの評価を受けている。

                  ◇

 ドイツ生まれ。米ハーバード大教授を経て、1969年からニクソン米大統領の国家安全保障担当補佐官。71年、米中国交回復に向けて極秘訪中した。73年、国務長官となり、ベトナム和平への貢献でノーベル平和賞を受賞。昨年9月、新著「世界秩序(World Order)」を米国で出版した。

<引用此処まで>
  1. 中国
  2. TB(0)
  3. CM(8)

コメント

凄いです!!!

 キッシンジャーは、1971年の周恩来との会談で「中国と日本を比較した場合、中国は伝統的に世界的な視野を持ち、日本は部族的な視野しか持っていない。」などど侮辱しました。ただ同じく日本を抑え込む方針を採るブレジンスキーが、2期目からオバマ政権から離れたという記事あり、外交は変わるのかと儚い希望を抱いていました。

 我が国の国内外の政策が歪むのは、普通の国ではなかったからです。米国の抑え込む力が強すぎたので、米国自身が気が付くまでどうにもならなかったと思っていました。ただニクソンが日本に再軍備をして今の安倍政権の様に責任を負うように話したけれど、当時の政権が断ったとの話を最近読み、これが本当なら70年かかったのは仕方がなかったのかも知れません。

>米国はこれまで、他国の政府を自分たちが作り替えられる、と信じてきた。だが、現在、そうした時代から脱却しつつある。我々は、日本とドイツの占領の経験を誤って分析していた。米国が日本を作り直したのではない。日本自身が、自らの伝統的な価値観の中で、新たな状況、国際秩序に適応したのだ。

 それにしても、本当に70年もたってやっと米国は気が付いたなんて、遅いですが嬉しい衝撃です。我が国は、普通の国に戻れるのがハッキリ想像できるような気がします。

 ますます続きが読みたくなりました。よろしくお願いいたします。
  1. 2015-11-21 13:33
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

ニクソン大統領の申し出を断ったのは佐藤栄作ですね。大失策でした。背骨のない国はチョロチョロと儲けても、肝心要のところで国を誤って潰すというのが歴史の経験です。
戦後はまた、ソ連、シナ、北の影響も大きかった。そのつけを25年支払いました。団塊の世代は一種の敗戦利得者ではと思います。
年金世代に警告したい。年金の事ばかり考えていると子孫が滅びますよと。ギリシャやスコットランドがユーロやエゲレスから出ていけないのは、年金世代が分離すれば年金が減額すると知っているからです。分離できないから、南ヨーロッパは半永久的に鳥取や島根で、優秀な人はドイツへ出ていきます。つまり、年金世代は若者の人生の犠牲の上で年金が大事なんです。これはヒューマンネイチャーか?

20分位にマラソン100について話しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Kla8vz0fx-U
  1. 2015-11-21 17:13
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

Re: 凄いです!!!

>  キッシンジャーは、1971年の周恩来との会談で「中国と日本を比較した場合、中国は伝統的に世界的な視野を持ち、日本は部族的な視野しか持っていない。」などど侮辱しました。ただ同じく日本を抑え込む方針を採るブレジンスキーが、2期目からオバマ政権から離れたという記事あり、外交は変わるのかと儚い希望を抱いていました。
>
>  我が国の国内外の政策が歪むのは、普通の国ではなかったからです。米国の抑え込む力が強すぎたので、米国自身が気が付くまでどうにもならなかったと思っていました。ただニクソンが日本に再軍備をして今の安倍政権の様に責任を負うように話したけれど、当時の政権が断ったとの話を最近読み、これが本当なら70年かかったのは仕方がなかったのかも知れません。
>
> >米国はこれまで、他国の政府を自分たちが作り替えられる、と信じてきた。だが、現在、そうした時代から脱却しつつある。我々は、日本とドイツの占領の経験を誤って分析していた。米国が日本を作り直したのではない。日本自身が、自らの伝統的な価値観の中で、新たな状況、国際秩序に適応したのだ。
>
>  それにしても、本当に70年もたってやっと米国は気が付いたなんて、遅いですが嬉しい衝撃です。我が国は、普通の国に戻れるのがハッキリ想像できるような気がします。
>
>  ますます続きが読みたくなりました。よろしくお願いいたします。



キッシンジャーは猛烈な反日家ですが、その理由はユダヤ人虐殺をおこなったナチスドイツと手を組んだこと。
こんな事を聞いた事があります。(キッシンジャーもユダヤ系です)
だからキッシンジャーには数々の反日・日本侮辱発言があります。
実は本文に書いた読売新聞の記事、これはキッシンジャーが反日家である筈なのにこんな所に記事が載る。
そこに私が疑問を感じ、新聞切り抜きを保存して置いたのが役に立ったと言う事です。

キッシンジャーの様な大物パンダハガーが転向する、この事の凄さがその内に出て来ると思います。

こんな意味で安倍さんの米議会上下院での演説が如何に良いタイミングだったか、安倍さんは幸運な人です。
  1. 2015-11-21 17:16
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> ニクソン大統領の申し出を断ったのは佐藤栄作ですね。大失策でした。背骨のない国はチョロチョロと儲けても、肝心要のところで国を誤って潰すというのが歴史の経験です。
> 戦後はまた、ソ連、シナ、北の影響も大きかった。そのつけを25年支払いました。団塊の世代は一種の敗戦利得者ではと思います。
> 年金世代に警告したい。年金の事ばかり考えていると子孫が滅びますよと。ギリシャやスコットランドがユーロやエゲレスから出ていけないのは、年金世代が分離すれば年金が減額すると知っているからです。分離できないから、南ヨーロッパは半永久的に鳥取や島根で、優秀な人はドイツへ出ていきます。つまり、年金世代は若者の人生の犠牲の上で年金が大事なんです。これはヒューマンネイチャーか?
>
> 20分位にマラソン100について話しています。
> https://www.youtube.com/watch?v=Kla8vz0fx-U


興味深い情報ありがとうございます。
私はこの伊藤ナニガシについては良く分からないのですが、この意見については良く考えてみます。
但しこの御仁が今後も中国の成長が続くと言っているのは、多分金融の世界の話を実業の世界に広げてみている、これは間違っているのではないかとの感想を持ちました。

それから団塊の世代の年金欲しさに孫子を殺す、これは全く同意します。
中々そこまで言う人が少ない中、貴重な意見かと思います。大いにこの意見、広げていきたいですね。
こんな団塊世代が民主党支持者を構成しているのですね。

一つ最近の動きとして嬉しい事。最近のスマートフォン普及で最近の若い人がどんどん事実を認識するようになったことです。
団塊世代が可笑しなことを言っても若い人は鼻の先で笑っている。
こんな流れをもっと加速させたいですね。その為に私も微力ながら頑張りたいと思っています。
  1. 2015-11-21 23:49
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

アンチテーゼと考えていただいければと思います。私自体はシナの破綻で国際金融資本は儲けようとする可能性が高いとみていますが、伊藤貫のような反対論を聞くのはとてもためになると考えます。「裏の裏」のインテリジェンスがあります。つまり、アメリカはしょせん、アジア大陸から離れた国なのだから、自分は安全圏で事態の成り行き次第でどうにでもやるだろうということです。そして、アメリカは日本の怖さを身に染みていますから。日本人は人/国のために死ねる。シナ人はそうではない。アメリカ人にとってはそりゃ日本人は怖いでしょう。
年金世代の利益と若者世代の利益は対照的です。スコットランドでもギリシャでも構造は一緒。日本は世界市場極限の少子高齢化社会に入りつつあります。また、ゆうせい3社が民営化されましたが、年金世代の貯金、預金は巡り巡って米国債、日本国債へ行っています。アメリカにとっては、ウザくて嫌な金貸しが日本ですし、日本国債売り、米債買いの流れが強くなるかもしれません。これは10年単位のカネの流れですが。
株というのは、センチメントが重要で、上がるときはどんな材料が出ても強気材料です。下げ相場はその逆。世界をみれば、アメリカ以外の国はすべて不況か不況の入り口。来年は試練の年になると思っています。
  1. 2015-11-22 01:11
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> アンチテーゼと考えていただいければと思います。私自体はシナの破綻で国際金融資本は儲けようとする可能性が高いとみていますが、伊藤貫のような反対論を聞くのはとてもためになると考えます。「裏の裏」のインテリジェンスがあります。つまり、アメリカはしょせん、アジア大陸から離れた国なのだから、自分は安全圏で事態の成り行き次第でどうにでもやるだろうということです。そして、アメリカは日本の怖さを身に染みていますから。日本人は人/国のために死ねる。シナ人はそうではない。アメリカ人にとってはそりゃ日本人は怖いでしょう。
> 年金世代の利益と若者世代の利益は対照的です。スコットランドでもギリシャでも構造は一緒。日本は世界市場極限の少子高齢化社会に入りつつあります。また、ゆうせい3社が民営化されましたが、年金世代の貯金、預金は巡り巡って米国債、日本国債へ行っています。アメリカにとっては、ウザくて嫌な金貸しが日本ですし、日本国債売り、米債買いの流れが強くなるかもしれません。これは10年単位のカネの流れですが。
> 株というのは、センチメントが重要で、上がるときはどんな材料が出ても強気材料です。下げ相場はその逆。世界をみれば、アメリカ以外の国はすべて不況か不況の入り口。来年は試練の年になると思っています。


そうですね。反面教師としては良いかも知れません。
それから来年は試練の年、これは日本人みんなが覚悟せねばいけないですね。
実は数日前も仲間と一杯会をしたのですが、みんな平和ボケ状態。危機感など欠片も無いです。

それから伊藤ナニガシは米中戦争などあり得ない、そんな意見ですが現代の大国同士の戦争は昔のように軍隊同士の正面衝突、こんな事は起こりえません。
起こるのは非対称の戦争だけ。
中でもサイバー戦争等はもうとっくに始まっていると理解しています。
問題はこれからもっと深刻になる経済戦争ですが、これに移民・難民問題がついてくるのが鬱陶しい所です。
  1. 2015-11-22 17:16
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

要は、アメリカを全面信頼していると日本はだめになるということです。
例の南シナ海での米国ラッセンの航行もまっすぐに行くだけ。まっすぐにいくだけなら公海上だという証明にはなりません。方向を変えたりしないと。つまり、完全に米側は腰が引けています。所詮、アジアのことだから、そのうち、「アジアのことをアジアでやれ、われわれは貿易で金儲けをやると」いいだすかもしれません。だから、今回のラッセン航行で大喜びする場合ではありません。
だから、自衛隊がやるだったんですが、自衛隊は災害救助くらいでなにもできません。
オバマ大統領が怒っても、国防省が怒っても、本当のアメリカである0.1%のアメリカはどうでもいいと思っていてはどうにもこうにもなりません?
  1. 2015-11-23 15:37
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> 要は、アメリカを全面信頼していると日本はだめになるということです。
> 例の南シナ海での米国ラッセンの航行もまっすぐに行くだけ。まっすぐにいくだけなら公海上だという証明にはなりません。方向を変えたりしないと。つまり、完全に米側は腰が引けています。所詮、アジアのことだから、そのうち、「アジアのことをアジアでやれ、われわれは貿易で金儲けをやると」いいだすかもしれません。だから、今回のラッセン航行で大喜びする場合ではありません。
> だから、自衛隊がやるだったんですが、自衛隊は災害救助くらいでなにもできません。
> オバマ大統領が怒っても、国防省が怒っても、本当のアメリカである0.1%のアメリカはどうでもいいと思っていてはどうにもこうにもなりません?


同感です。腰抜けオバマに大したことができる訳ではない。もっと冷徹に現実を見つめないといけないと思います。
それにしても劣化マスゴミのヘタレぶりにも困ったものです。
ご指摘の0.1%のアメリカは金儲けだけですから、儲からなければ動きませんね。

矢張り日本が憲法を改正して普通の国になり、普通の国に相応しい軍備を持つべき。
そんな時が来たことがハッキリしました。
  1. 2015-11-23 19:09
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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