2015-11-11 15:01

祝初飛行、MRJ

 待ちに待った国産旅客機MRJの初飛行、今日11月11日午前に初飛行に成功した。
何はともあれ嬉しい話である。

2015-11-11初飛行するMRJ

この機体のロールアウトは1年前、その時こんな記事を書いた。

「あひる飛びなさい」から半世紀
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1022.html

戦後初めて作った旅客機がYS11、その苦労話が「あひる飛びなさい」という小説になった。

2014-10-21あひる飛びなさい

あれから半世紀、やっと自前で旅客機を作る事が出来た。
すなおに喜びたいと思う。

しかし開発を始めた当初は日本に飛行機を作らせるなと言う外圧の凄かった時代。だがその後世界の情勢は一変した。
これからは日本の力が無くては良い航空機が出来ない時代。
更に次なる発展への期待が出て来ると思う。
何はともあれ、今日は良い日になりました。
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コメント

 大変な悪戦苦闘の末の離陸ですが、何とか頑張って欲しいですね。 

 日本の未来への離陸ですから。
  1. 2015-11-11 17:13
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  3. よもぎねこ #-
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To:よもぎねこさん

>  大変な悪戦苦闘の末の離陸ですが、何とか頑張って欲しいですね。 
>
>  日本の未来への離陸ですから。


その通りです。
ロールアウトから初飛行までに1年もかけた、慎重のうえにも慎重に進めてきました。

これで成功したら次はエンジンです。
是非とも日本のハイテク技術でアメリカのエンジンを超える高性能エンジンを作ってほしいですね。
  1. 2015-11-11 18:28
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  3. 短足おじさん二世 #-
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昨年の本田ジェットに続いての初飛行成功。良かったですね。
予定より4年遅れとなってしまいましたが、順調に開発が進んで、商業的にも成功して頂きたいです。
課題のエンジンも、先進技術実証機“ATD−X”の初飛行が来年一月に予定されていることから、もう少しすれば進捗状況がある程度判るのではないでしょうか。、
  1. 2015-11-11 20:33
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  3. 団塊ノンポリ #-
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短足おじさんさん こんばんは。

いや~慶事です。浮かれてるダケではいけませんが、半泣きになりました。
今晩これから一杯やりますが、ウメェだろうなぁww
あ、シロートなので専門的なコメント出来ずにすみませんorz
  1. 2015-11-11 21:11
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  3. 播州人 #-
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To:団塊ノンポリさん

> 昨年の本田ジェットに続いての初飛行成功。良かったですね。
> 予定より4年遅れとなってしまいましたが、順調に開発が進んで、商業的にも成功して頂きたいです。
> 課題のエンジンも、先進技術実証機“ATD−X”の初飛行が来年一月に予定されていることから、もう少しすれば進捗状況がある程度判るのではないでしょうか。、


全く喜ばしい限りです。
確かにたくさんの困難があったんでしょうが、それだけに初飛行は感無量ですね。

尚エンジンはATD-X用が似たような大きさで、これはIHIが作っていますが、MRJはギヤードターボファンという難しい代物。
軍用機エンジンをそのまま転用は出来ないでしょう。
しかしそんな所から技術がはぐくまれる。
楽しみに待っています。
  1. 2015-11-11 21:49
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:播州人さん

> 短足おじさんさん こんばんは。
>
> いや~慶事です。浮かれてるダケではいけませんが、半泣きになりました。
> 今晩これから一杯やりますが、ウメェだろうなぁww
> あ、シロートなので専門的なコメント出来ずにすみませんorz


同感です、私も今日は祝杯をあげた所です。全く嬉しい限り。
こんな時は無条件で喜べばいいですね。
日本中で大勢の人が祝った事と思います。
  1. 2015-11-11 21:58
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  3. 短足おじさん二世 #-
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よかったです

 本当によくこぎつけました。技術的なことはもちろんさっぱりですが、スケジュールが遅れても完成度にこだわったのですね。素晴らしい姿勢だと思います。
 途上国に売るためには、頑丈さ、整備のしやすさなども大切な要素ですか、それとも価格が重要なのでしょうか。非常に基本的なことで申し訳ありません。 

ドイツは、日本と同じように航空機産業を制限されていたと思うのですが、EUとして復活しているのですか。エアバスの工場は、あるみたいですが。

 
  1. 2015-11-11 22:08
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  3. Cherry Blossoms #-
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日本の美意識ですね

機首から胴体、主翼にいたるまで実に美しい。
ゼロ戦・隼から現代の自動車や新幹線など鉄道車両まで、機能が美に昇華しています。機体の表面仕上げなどやり過ぎではないかと思うほど。

イージス艦の外装でも日本と韓国を比べると、日本はひたすら滑らか、韓国は凸凹、基礎技術の差が明瞭です。これが部品レベルになると数万から数十万点、個々のパーツの精度が累積され最終的に大きな差につながります。

1980年代にはベンツのリムジンをよく見かけた香港、90年代にはほぼ日本車になりました。現地の人に訊くと欧州車は電装品が弱い、冷房がダメ、雨に弱い、と散々でした。鉄道車両でいえば豪雨も豪雪もほとんどない韓国の車両は台湾でもインドネシアでもウクライナでもすぐに故障しリタイア。

欧州の豪雪でユーロスターが英仏海峡トンネルで立ち往生した際に日立の電車が救援で大活躍したのは数年前のこと。新潟の湿った雪から北海道の豪雪まで対応した日本の鉄道車両の本領発揮でした。

MRJを足がかりに、将来は衰退するアメリカ製造業を救う形で、日本の企業連合がボーイングの民間機部門を買収することもあるのでは、そんな気がします。
  1. 2015-11-11 22:56
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  3. gai-yaang #-
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Re: よかったです

>  本当によくこぎつけました。技術的なことはもちろんさっぱりですが、スケジュールが遅れても完成度にこだわったのですね。素晴らしい姿勢だと思います。
>  途上国に売るためには、頑丈さ、整備のしやすさなども大切な要素ですか、それとも価格が重要なのでしょうか。非常に基本的なことで申し訳ありません。 
>
> ドイツは、日本と同じように航空機産業を制限されていたと思うのですが、EUとして復活しているのですか。エアバスの工場は、あるみたいですが。


本当に素晴らしい初飛行でした。天気も最高でした。
半世紀前のYS11は未だに日本の航空関係者でも懐かしむ声があると聞きます。
理由は無骨だが頑丈で壊れない。定時運航率(つまり以下にトラブルが少ないか)は現代のジェット機と比べてもトップクラス。
今YS11クラスはボンバルディアなどですから、故障だらけで始末に負えません。

それから発展途上国向けですが、一番重要なのは賄賂です。日本が一番苦手な部分ですね。
それからドイツはフォッカーなどの民間機メーカーがあります。
ドイツはEUに逃げ込んだので、その点は上手く立ち回っていますね。
  1. 2015-11-12 06:01
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 日本の美意識ですね

> 機首から胴体、主翼にいたるまで実に美しい。
> ゼロ戦・隼から現代の自動車や新幹線など鉄道車両まで、機能が美に昇華しています。機体の表面仕上げなどやり過ぎではないかと思うほど。
>
> イージス艦の外装でも日本と韓国を比べると、日本はひたすら滑らか、韓国は凸凹、基礎技術の差が明瞭です。これが部品レベルになると数万から数十万点、個々のパーツの精度が累積され最終的に大きな差につながります。
>
> 1980年代にはベンツのリムジンをよく見かけた香港、90年代にはほぼ日本車になりました。現地の人に訊くと欧州車は電装品が弱い、冷房がダメ、雨に弱い、と散々でした。鉄道車両でいえば豪雨も豪雪もほとんどない韓国の車両は台湾でもインドネシアでもウクライナでもすぐに故障しリタイア。
>
> 欧州の豪雪でユーロスターが英仏海峡トンネルで立ち往生した際に日立の電車が救援で大活躍したのは数年前のこと。新潟の湿った雪から北海道の豪雪まで対応した日本の鉄道車両の本領発揮でした。
>
> MRJを足がかりに、将来は衰退するアメリカ製造業を救う形で、日本の企業連合がボーイングの民間機部門を買収することもあるのでは、そんな気がします。


ホントに嬉しいニュースでした。
日本の物造りが世界でどんどん認められている事、色んな所で現れてますね。
先日GEの件をエントリーしたのですが、最新のジェットエンジンは日本の技術が無いと成り立たなかった。
そんな事を堂々と言っています。嬉しい話ですね。
ボーイングなどでも787で良く分かったと思います。日本と組むのは良いが他の国を入れてはいけない。特に韓国など入れたら最悪だと。
クルマで言えばGMは韓国と組んだ。あの国の法則が発動しています。
  1. 2015-11-12 06:08
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

何はともかく、おめでとうございます

こんにちは、

上掲は離陸直後の写真でしょうか、今朝の中日新聞の連続写真も良かったです。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015111202000124.html
政治的にはアレな新聞ですが、やはり地元企業だけ無視できないのでしょう。

翼が極めて薄く鋭利に感じるのは、燃費改善目的でしょうか。
今までの飛行機とは違う美しさがあると思うのは、gai-yaang様に同意です。

これから様々な試練があると思いますが、無理せずに着実に形にして頂きたい、なに三菱なら何とかするという安心感もどこかにあります。

飛行機のことは全く無知に近いのですが、20年程前に飛行機好きの友人と話していて、なぜ日本で作れないかに関して、Fly by wireの技術の蓄積が無いから、C-1やT-4が限界なのだと聞かされた憶えがあります。

制御の話に引込んで申し訳ありませんが、コンピュータによる姿勢制御ですね、常に補正がかかり手動というものが存在しない、絶対にフリーズが許されない制御システム、その為の高い信頼性と冗長性、それが日本には無かったと。
90年代以来コンピュータに関しては完全にアメリカにノックアウトされてしまったような印象が流布していますが、高信頼制御システムは鉄道や自動車とも共通しますので、気付かない内に成熟して開花し始めたって感じです。

アメリカのFBWがNASAに由来するとすると、日本の技術はどうやら旧電電公社(NEC)の電子電話交換機に由来するらしいのです。
人命には関わりませんが、絶対にフリーズしない、万が一の事態でも縮退運転で乗り越えると。
V70というCPUとその応用アプリケーションですね、能力自体はi486相当ですが、そこから作らないと高信頼性を担保できない、H-2の姿勢制御にも使われていました。
アメリカが何かに付けてNTTを叩いてきた訳ですわ。
  1. 2015-11-12 16:14
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  3. fc9821 #/lkjinTE
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Re: 何はともかく、おめでとうございます

> こんにちは、
>
> 上掲は離陸直後の写真でしょうか、今朝の中日新聞の連続写真も良かったです。
> http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015111202000124.html
> 政治的にはアレな新聞ですが、やはり地元企業だけ無視できないのでしょう。
>
> 翼が極めて薄く鋭利に感じるのは、燃費改善目的でしょうか。
> 今までの飛行機とは違う美しさがあると思うのは、gai-yaang様に同意です。
>
> これから様々な試練があると思いますが、無理せずに着実に形にして頂きたい、なに三菱なら何とかするという安心感もどこかにあります。
>
> 飛行機のことは全く無知に近いのですが、20年程前に飛行機好きの友人と話していて、なぜ日本で作れないかに関して、Fly by wireの技術の蓄積が無いから、C-1やT-4が限界なのだと聞かされた憶えがあります。
>
> 制御の話に引込んで申し訳ありませんが、コンピュータによる姿勢制御ですね、常に補正がかかり手動というものが存在しない、絶対にフリーズが許されない制御システム、その為の高い信頼性と冗長性、それが日本には無かったと。
> 90年代以来コンピュータに関しては完全にアメリカにノックアウトされてしまったような印象が流布していますが、高信頼制御システムは鉄道や自動車とも共通しますので、気付かない内に成熟して開花し始めたって感じです。
>
> アメリカのFBWがNASAに由来するとすると、日本の技術はどうやら旧電電公社(NEC)の電子電話交換機に由来するらしいのです。
> 人命には関わりませんが、絶対にフリーズしない、万が一の事態でも縮退運転で乗り越えると。
> V70というCPUとその応用アプリケーションですね、能力自体はi486相当ですが、そこから作らないと高信頼性を担保できない、H-2の姿勢制御にも使われていました。
> アメリカが何かに付けてNTTを叩いてきた訳ですわ。


面白い写真を紹介いただき有難うございます。とてもよく分かる写真ですね。
中日新聞もやはり地元の事なので、上手く表現してくれたと思います。

それからどうして日本で飛行機が出来ないか、理由はアメリカが難癖をつけて作らせないから。アメリカはWW2の経験から日本には絶対作らせないモノを決めています。
核兵器、飛行機、大型軍艦、空母、アメリカまで届くミサイルなどです。
ですから今回のMRJもアメリカの作っていない分野の飛行機で、しかもエンジンはアメリカ製、こんな風にしてやっと作る事が出来ました。
それからフライバイワイヤーですが、これについては因縁話があります。
日本が独自の戦闘機(エンジンまで全部です)を作ろうとした時、アメリカが横槍を入れました。俺んとこにF16がある。これを使えと。
日本は泣く泣く同意せざるを得ませんでしたが、F16では日本の要求に合わないから日本で改良型を作るから共同開発んしようと。アメリカは同意したのです。
日本は主翼に炭素繊維を使って軽量化しながら主翼も大型化しました。これでうまくいくと思ったらアメチャン曰く「フライバイワイヤーは供与しない、勝手にやれ」、これで新型機開発は頓挫したとアメチャンは思ったでしょう。
しかし日本はその前にCCV実験機を作って研究していました。CCV(Control Configured Vehicle)というのはコンピュータ制御で本来飛ぶことが難しいような不安定な機体を安定して飛ばせる技術、勿論FBWでなければ成り立ちません。
だからアメチャンがFBWを供与しないと言ったらアッと言う間に独自にFBWシステムを作ってしまった。こうしてできたのが今自衛隊で使っているF2戦闘機です。
F2が出来た時当然ながらアメリカから調査にやってきました。F16を知り尽くした戦闘機乗りもつれてきたと聞いています。
実際のF2は余りにも高性能でベースのF16とは比べ物にならない良い出来栄えだったと聞いています。
この事がアメリカの日本の技術見直しの大きな要因だったようです。
その延長線上で現在のF3開発があるわけで、間もなくその実験機「心神」が飛び立とうとしています。
相変わらずアメチャンの日本敵視は変わらず、心神がレーダー波反射研究の為アメチャンの装置を貸してほしいと頼んでも拒絶されました。コレマタ泣く泣くフランスの装置を借りに行って実験したそうです。
こんな因縁があるので、MRJの次に早く心神の初飛行も見たいですね。

尚FBWについてはもう一つ、FBWには欠点がありまして、近くで核爆発などがあると強烈な電磁波でワイヤーに電流が流れて機器が壊れ、コントロール不能になる恐れがあります。
これに対する回答としてワイヤーの代わりに光ケーブルを世界で初めて使ったのが最近配備を始めた日本のP-1哨戒機。
フライバイライトと称しています。
アメチャンが可笑しなことをやっても、ドッコイ生きてるぞ、これが日本ですね。
21世紀に入ってからアメリカ軍の対日方針が大転換しました。空母は作って良い、ロケットも良い、戦闘機も良い。
今はこんな流れです。
  1. 2015-11-12 18:19
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  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

喜んでいてばかりでいいのか、と考えるべきです。

確かに慶賀すべきことではありますが反省がなくてはいけないでしょう。

YS-11から何年経っているのかを考えるべきです。
これはYX計画がヤンキーどもに骨抜きにされたことが大きいのですが、国がそこまでの熱意がなかったことのほうが問題でしょう。

本来は10年経ったら後継機、というのが必要な発想だったのです。

YS-11も本来は問題だらけでした。1960年代には貧乏人の発想が抜けなかったのでしょうか、後継機を視野に入れてなかったことが一番大きかった気がします。更に日本の軍用機でも見られましたが、機体にリダンダンシーをもたせ長期の改良発展を図るという意図がない機体でした。確かに丈夫だし故障は少ないのです。しかし、軍用機しか作ったことがない設計者の集まりでしたから(YS-11の本当の主務設計者は飛燕を作った土居武夫です)致し方なかった面があるとは思いますが…

だからこの時に欧米から輸送機のプロのアドバイスを絶対に受けるべきだったのです。おそらく輸送機なんだから難しいわけがないという間違った読みがあったのだと思います。長期に広く使われる飛行機にならなかったのはそれが一番の問題だったと思ってます。だから結局、戦闘機パイロットが引退後輸送機を操縦するという小国の空軍が最後のお客になったのです。彼等はYSの操縦性が戦闘機に酷似してること、丈夫であることですぐに気に入ったのです。小国では彼等が空軍の指導者になりますからギリシャあたりが今も使ってる原因なのです。

機体の設計はセンスがものをいう部分は大きいですからまともな発想があれば、少々時代が下っても問題はないはずです。その間に日本人が機械モノを作る経験を繰り返したこともありますから製造に問題は全然感じません。問題になってるフライバイワイヤも結局はどうということはあリませんでした。

問題はやはりエンジンでしょう。MRJのエンジンはP&W製のPW1000系ですから全くの外国技術、まあYSにした所でエンジンはRRのダートですから設計当時から保守的だとか馬力不足とかが指摘されてました。ここでもリダンダンシーがないのです。これは今後の課題でしょうが技術特許で雁字搦めになってるところを突破できるでしょうか。これが見どころでしょう。

現実に今、実質的に大型機用のエンジンを作ってるメーカーは西側ではRR、GE、P&Wの3社しかありません。軍用エンジンは別としても、このような高バイパス比の実質的なターボプロップに近いターボファンは難しいはずです。本来は国あたりが国策としてMRJを導入しなければいけないんですが自衛隊も保安庁も導入の予定なし、これでは先が思いやられます。まあ、本格的な輸送機タイプはこれからかも知れませんが…

本当なら色々誤魔化してIHIや川重あたりに因果含ませて陰で銭を与えエンジン開発研究をやらせるべきだったのです。エンジンはセンスだけじゃダメな世界です。経験と科学技術に裏打ちされた基礎研究と、精密な生産技術の両方が必要なのです。後者は全く心配してませんが、前者の遅れはどうしたものでしょうか。

希望はないわけではないでしょう。ホンダジェットは形式的にはGEとの合併子会社、という形ですが実質的に自社製のエンジンです。現在ではこういうメーカーは殆ど無いはずです。これはおそらく本田宗一郎が徹底的に拘ったはずで、ブレークスルーしてしまいました。小型でやってしまいましたからかなり厳しいと思うのですが可能性はあるでしょう。

YSの教訓はこれからのサポートが重要ということもあります。YSは出来た時に完成した機体でした。細かな改良は出来たはずですが発展の目はなかったはずです。ここまで来れば、勝ち馬に乗るのが好きな連中が多い国民ですからここまで来ればなんとかなるとは思いますが、ここいらで少しは一般国民も反省する必要があると思うのです。こんなこと本当は30年前にやらねばいけなかったことなんです。

ニュースで行政事業レビューとやらでスパコンが取り上げられてました。また馬鹿な議論があるのでしょうか。国防や科学技術の発展に不可欠なものに銭を出さない、この国の宿痾なんでしょうか。
  1. 2015-11-12 20:42
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: 喜んでいてばかりでいいのか、と考えるべきです。

> 確かに慶賀すべきことではありますが反省がなくてはいけないでしょう。
>
> YS-11から何年経っているのかを考えるべきです。
> これはYX計画がヤンキーどもに骨抜きにされたことが大きいのですが、国がそこまでの熱意がなかったことのほうが問題でしょう。
>
> 本来は10年経ったら後継機、というのが必要な発想だったのです。
>
> YS-11も本来は問題だらけでした。1960年代には貧乏人の発想が抜けなかったのでしょうか、後継機を視野に入れてなかったことが一番大きかった気がします。更に日本の軍用機でも見られましたが、機体にリダンダンシーをもたせ長期の改良発展を図るという意図がない機体でした。確かに丈夫だし故障は少ないのです。しかし、軍用機しか作ったことがない設計者の集まりでしたから(YS-11の本当の主務設計者は飛燕を作った土居武夫です)致し方なかった面があるとは思いますが…
>
> だからこの時に欧米から輸送機のプロのアドバイスを絶対に受けるべきだったのです。おそらく輸送機なんだから難しいわけがないという間違った読みがあったのだと思います。長期に広く使われる飛行機にならなかったのはそれが一番の問題だったと思ってます。だから結局、戦闘機パイロットが引退後輸送機を操縦するという小国の空軍が最後のお客になったのです。彼等はYSの操縦性が戦闘機に酷似してること、丈夫であることですぐに気に入ったのです。小国では彼等が空軍の指導者になりますからギリシャあたりが今も使ってる原因なのです。
>
> 機体の設計はセンスがものをいう部分は大きいですからまともな発想があれば、少々時代が下っても問題はないはずです。その間に日本人が機械モノを作る経験を繰り返したこともありますから製造に問題は全然感じません。問題になってるフライバイワイヤも結局はどうということはあリませんでした。
>
> 問題はやはりエンジンでしょう。MRJのエンジンはP&W製のPW1000系ですから全くの外国技術、まあYSにした所でエンジンはRRのダートですから設計当時から保守的だとか馬力不足とかが指摘されてました。ここでもリダンダンシーがないのです。これは今後の課題でしょうが技術特許で雁字搦めになってるところを突破できるでしょうか。これが見どころでしょう。
>
> 現実に今、実質的に大型機用のエンジンを作ってるメーカーは西側ではRR、GE、P&Wの3社しかありません。軍用エンジンは別としても、このような高バイパス比の実質的なターボプロップに近いターボファンは難しいはずです。本来は国あたりが国策としてMRJを導入しなければいけないんですが自衛隊も保安庁も導入の予定なし、これでは先が思いやられます。まあ、本格的な輸送機タイプはこれからかも知れませんが…
>
> 本当なら色々誤魔化してIHIや川重あたりに因果含ませて陰で銭を与えエンジン開発研究をやらせるべきだったのです。エンジンはセンスだけじゃダメな世界です。経験と科学技術に裏打ちされた基礎研究と、精密な生産技術の両方が必要なのです。後者は全く心配してませんが、前者の遅れはどうしたものでしょうか。
>
> 希望はないわけではないでしょう。ホンダジェットは形式的にはGEとの合併子会社、という形ですが実質的に自社製のエンジンです。現在ではこういうメーカーは殆ど無いはずです。これはおそらく本田宗一郎が徹底的に拘ったはずで、ブレークスルーしてしまいました。小型でやってしまいましたからかなり厳しいと思うのですが可能性はあるでしょう。
>
> YSの教訓はこれからのサポートが重要ということもあります。YSは出来た時に完成した機体でした。細かな改良は出来たはずですが発展の目はなかったはずです。ここまで来れば、勝ち馬に乗るのが好きな連中が多い国民ですからここまで来ればなんとかなるとは思いますが、ここいらで少しは一般国民も反省する必要があると思うのです。こんなこと本当は30年前にやらねばいけなかったことなんです。
>
> ニュースで行政事業レビューとやらでスパコンが取り上げられてました。また馬鹿な議論があるのでしょうか。国防や科学技術の発展に不可欠なものに銭を出さない、この国の宿痾なんでしょうか。



 確かに半世紀も放っておいた、この問題は追求せねばいけないと思います。
責任は勿論政治家にも企業家にもあるのですが国民にもその責任がある。
アメリカの飛行機造らせるな政策に対し、唯々諾々と「その方が楽でいいや」と受け入れた。この民度も大問題でしょう。

そんなアメリカの政策に関し、余命ブログに面白い記述があります。
余命ブログは今読めなくなったので、下記アーカイブ記事にそれがあります。
http://61.21.69.185/mirai/yomei/20120821_3_%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E8%AD%A6%E6%88%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A0%E2%91%A3.html

<以下引用>
20年ほど前になるが、ある機会があって聞いた米海軍将校の話。「自分と同期の海
空軍の日本海空軍と戦った者は、日本軍に対し皆、今も恐怖心がぬぐえない。欧米の国
家は紛争戦争の歴史。その解決はほどほどのところで押さえるルールがあった。そうし
ないと次のリベンジの時大きく復讐されるからだ。ところが日本との戦争については、
まず原爆投下から一連の復讐的対応をしてしまった。全く罪のない10万、20万とい
う女、子供、非戦闘員を殺したのだ。戦争だったのだからしかたがないと日本人すべて
がそれで終わりにしてくれるだろうか。復讐など考えないだろうか。実際に戦後20年
原爆投下に関し復讐を思わせるような兆候は一切見られないが、我々欧米人にしてみれ
ばそれはあり得ないことだと思う。だから今まで通り、これからも日本の再軍備につい
てはコントロールしていく必要があると考えている。航空機はつくらせない。大型艦
船、空母は装備させない。中国、韓国、北朝鮮が核を持っても絶対に日本には核武装さ
せない。これがベーシックだ」
 これが戦後60年大きく変化してしてきた。一昨年全く違う日米4件のニュースソー
スから奇しくも同じような話が入ってきた。1990年代には米軍の大戦経験者は退任
し日本との戦争を知らない世代となり、アジア情勢の変化、特に中国に対抗するために
日本の武装強化を考えるように変化してきたという。
 そのあたりから確かに駆逐艦5000トンクラスが6000トンクラスに、イージス駆逐艦は
7000トンクラスへと巨大化してきている。同時にヘリ搭載護衛艦は1万トンを超え2013
年就航予定の22DDHヘリ護衛輸送艦は2万4000トンをこえる。以後24DDH,26D
DHと予定されている。潜水艦は4000トンクラスで原潜6000クラスとはできないが通常
潜水艦としては世界で一番大きく、その能力も世界一であるという。ところが核武装に
関しての彼らの方針は変わっていないという。
<引用此処まで>

こんな記事を読むと分かるのですが、日本は本当は「武人の国」、常日頃鍛錬に励み、イザと言うときに備える。
そんな気概を持って日々生きていくべきなんです。
しかしへんちくりんな文人の軟弱な舌先三寸に騙されて楽をしてしまった。これが日本人の本当に反省すべき事と思っています。
半世紀も航空機開発を放っておけば、技術もメーカーも学者も全部いなくなるのは当たり前。
残念ながらこの体質は変わっていません。今最大のピンチは原子力関係の人材がこれから枯渇することでしょうね。
  1. 2015-11-13 11:17
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

余命読めますよ

この部分は
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/%EF%BC%93%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E8%AD%A6%E6%88%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC/

これです。

すでに後継の方がサイトを整備し古いものもサルベージして実働してます。
トップページはこちらです。
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/

ご参考まで。
  1. 2015-11-13 12:04
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: 余命読めますよ

> この部分は
> http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/%EF%BC%93%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E8%AD%A6%E6%88%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC/
>
> これです。
>
> すでに後継の方がサイトを整備し古いものもサルベージして実働してます。
> トップページはこちらです。
> http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/
>
> ご参考まで。


おおっ、いつの間にか全部復活していましたか。気が付きませんでした。
情報ありがとうございます。
実はMRJに関しても先ほどのコメントの返事にも書いたアメリカ軍の方針転換。これがもっと詳しく何時の事かまで分かる記事があったんですが見つけられなかった。それで最初の記事を引用しました。
でも今見つけました。
私が捜していた記事は実はこれです。
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/42%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%A4%96%E4%BA%A4%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E3%81%B8%E4%B8%80%E7%9B%B4%E7%B7%9A/

此処に第一次安倍内閣の時にこんな米軍の方針転換があった事がのっています。今読んでも相当ショッキングな内容。
そしてその時期を見てください。2007年です。
これを受けてやっとMRJが動き出したんです。

こんな動きの流れの中に安倍さんのアメリカ上下院での演説があった。
そんな風に考えると全体の動きが見えてくるかと思います。
  1. 2015-11-13 18:14
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  3. 短足おじさん二世 #-
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MRJは結局また延期ですね。やはり羽の付け根が弱いようです。エンジン付けていますから。本当に売れるのか疑問になってきました。政府関与がまずいんでしょう。日本は自由主義国か共産主義国へ変わっていっているような印象を受けます。シャーープも国営化。
  1. 2016-01-31 02:50
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  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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To:NINJA300 さん

> MRJは結局また延期ですね。やはり羽の付け根が弱いようです。エンジン付けていますから。本当に売れるのか疑問になってきました。政府関与がまずいんでしょう。日本は自由主義国か共産主義国へ変わっていっているような印象を受けます。シャーープも国営化。


これは本当に心配になります。
しかしこの話には前段階が有ります。

15年4月、度重なる遅延に業を煮やした宮永俊一・三菱重工社長は、三菱航空機社長に原動機営業出身の森本浩通氏を据えた。「一貫して航空機畑を歩んだ川井昭陽前社長を更迭した。

こんな事があります。しかし航空機の製造は自動車などと同じ高度な技術力が必要です。営業一筋の人でコントロールできるとは思えません。
何とかうまく立て直してほしいものです。

実は飛行機とか自動車の開発設計は最初からトラブルなし、こんな考えでは成り立ちません。
壊れるかどうかのギリギリで設計し、矢張り壊れたか、ではこうしよう。こんな考えで開発を進め、最後に壊れないモノを作り上げる。こんな考え方で進めます。
だから進捗管理はそんな事を前提にして二重三重に保険を掛けながら進めていくもの。こんな風になっています。
こんな所を技術畑でないトップがどう纏めるか、そこが心配です。

  1. 2016-01-31 10:33
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  3. 短足おじさん二世 #-
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