2015-06-28 14:37

見えない向こう側へのチャレンジ

 歴史通7月号に筑波大学の古田博司教授の話が載っている。これが私には大変興味深い。
しかもそれが「羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)」という謎の呪文にも結び付くのだが、ちょっとそんな話など纏めてみた。

さてどんな話になるのか、はたまた妄想か・・・


最初に古田博司氏の話はと言えば・・・

「近代が終わってあがく日本国 ー「向こう側」の哲学から「今」を見るー」

と言う事なのだが、この向こう側が良く分からない。詳しくは以下の本を読めと書いてある。
「ヨーロッパ思想を読み解く --何が近代科学を生んだか」
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480067937/

私もこの本は早速amazonで注文したのだがまだ届かない。
しかし言いたい事はカントやヘーゲルなどのドイツ哲学では「こちら側だけの普遍的な知識を求めているが、理由や根拠は見えない向こう側にあるから駄目だ」とまあこんな話。

その向こう側に飛ぶために実例としてトヨタの例を挙げている。こんな話だ。

トヨタ自動車が2016年3月期、2兆円を超える利益を出し、3年連続で最高益を更新する見通しとなった。豊田章男社長は、「チャレンジしなくなれば必ず成長は止まる。結果が出る、出ないではなくチャレンジし、実践する段階に入った」(引用者注:この件は文末参照)と5月8日の記者会見で強調した。そうなのだ。グローバリゼーションとは、永遠のサバイバルの時代なのである。こちら側をどんどん便利にして、「無知の苦痛」を減らし、「知の快」を増やしてゆく、その為には直観と超越でつぎつぎとイノベーションしていかなければならない「向こう側」へ飛ぶのである。

<引用此処まで>


なるほど、見えない向こう側へのチャレンジか。結果が出る出ないではなく、実践することか。

そんな事を考えていてこんな図を思い出した。

2015-6-28アインシュタインの思考方法

これは二十数年前のNHKのアインシュタインロマンに出てきた「アインシュタインの思考」についての説明。
詳しくはこんなモノ。

2015-6-28アインシュタインの思考方法setsumeizu

ここでEはじかの経験、Aは高利系、SはEに関連付けられる
そして下から上へのカーブした矢印、これがアインシュタインの指摘するジャンプ。
詳細は以下参照ください
http://blogs.yahoo.co.jp/mochy2156/41987419.html


そうか、ジャンプかぁ、それならと言う事で思い出した呪文がある。
「羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)、波羅羯諦はらぎゃあてい)、波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてぃ)、菩提薩婆訶(ぼだいそわか)。般若心経」

ナニ! 般若心経だと! そうか短足も遂に年貢の納め時が来たか・・・ と言う話しはちょっと置いといて・・・(笑)

私がタイ時代にタイ人のモノの考え方を知るためにタイの仏教も少々勉強した。(ほんの少しです)
狙いはタイ人にお説教する時、例えばごみをポイ捨てするなと言うとき、「お釈迦様も言ってるだろ、だから駄目だ」と言うのが仏教徒のタイ人には一番有効だったためだ。
そんな事でタイのお寺もアチコチ見て回ったが、小乗仏教の国タイにも大乗仏教の寺も有るらしい。あるお寺の写真を撮っている時中から読経が聞こえてきた。勿論聞いても何が何やら全く分からないのだが・・・
「パンニャ~パ~ラ~ミィタ~」と聞こえるではないか。如何聞いても般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)と聞こえる。
(注:この摩訶般若波羅蜜多心経と言う経典は原始仏教の数百年後、大乗仏教が出来る時に成立した時に出来た、だから大乗仏教用の経典)

日本の経典はサンスクリット語を漢訳したもので、だから原則漢文である。しかし所々漢訳せず原語のサンスクリット語のままになっている(真言(しんごん)と言う)。この羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)も般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)もサンスクリット語だ。
タイの仏教は上座部仏教で経典はパーリー語だがこれはサンスクリット語と同系統。
だから般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)と「パンニャ~パ~ラ~ミィタ~」、良く似ている訳だ。

そして訳が分からないのは羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)である。研究者は「行けよ、行けよ、彼岸に行けよ」と訳している。彼岸とは向こう岸だが悟りの境地の事。だから悟りの境地に行けよと言っている。
しかし良く分からない。

タイのある所でサンスクリット語の「羯諦(ぎゃあてい)」には実践すると言う意味があると聞いた。此れなら「実践せよ、実践せよ」で何となく意味が分かる。
そして仏教とは元々自己実現のための教え、そう思えば何となく分かる気がする。


そして今回古田博司氏の「見えない向こう側へのチャレンジ」との事。
此れで私としてはミッシングリンクがつながった。古田教授は向こう側、仏教では彼岸と言う訳だ。
だから見えない向こう側へのチャレンジと結果を恐れず実践すること。なるほどだ。

良く考えて見れば子どもは中学校から高校へ、高校から大学へ、大学から一般社会へ、皆そのチャレンジをしている訳だ。
先ずは実践か・・・
古田先生も、豊田社長も、アインシュタイン博士も、お釈迦様も、みんな同じことを言っている。
今日は大いに納得しました。


最後に冒頭引用したトヨタの豊田社長の話がどんなものか、その報道を引用します。参考になると思います。

<以下引用>

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150525-00015302-president-nb

日本初の純利益2兆円突破! それでもトヨタの危機感
プレジデント 2015/5/25 15:15 ジャーナリスト 山田清志=文


チャレンジしなければ成長が止まる

 「これからの経営テーマは、チャレンジし続けるということ。効果が出ないときもあるかもしれないが、チャレンジしなくなれば必ず成長は止まる。結果が出る出ないではなく、チャレンジし続ける、その実行段階が始まった」

 トヨタ自動車の豊田章男社長は、5月8日に開いた決算発表会見の席上でこう強調し、「意思ある踊り場から実践する段階に移ってきた」と宣言した。

 ちょうど1年前、豊田社長は2014年度を「意思ある踊り場」と位置づけ、量を追わずに質を高め、将来の成長に向けた足場固めを優先する方針を打ち出した。しかし、2014年度の業績は“踊り場”どころか、本業の儲けを示す営業利益が前年度比20.0%増の2兆7505億円、純利益は同19.2%増の2兆1733億円とともに過去最高。円安の追い風があったものの、純利益については日本企業として初めて2兆円を突破した。

 それだけに、豊田社長がどんな発言をするのか注目されていた。その口から出てきたのは“最高益”という言葉ではなく、むしろ危機感だった。そして、何度も「チャレンジ」という言葉を口にした。

 「トヨタでは、打席に立って1割しか打てないなら、ゼロ打数ゼロ安打が評価された。仮にヒットが打てなくてもバッターボックスに立った人が評価される会社にしたい。チャレンジし続ける人材を育成することが自分の一番大切な仕事だと考えている」

今年は大きな分岐点という理由

 かつてトヨタにも「チャレンジ」という言葉をよく口にした経営者がいた。それは奥田碩元社長だ。1995年8月に社長に就任するや否や、閉塞感に陥っていた社内に向かって「何もしないことが一番悪いことだ」と新しいことにチャレンジすることを訴え、社内改革を進めた。その結果、社内の雰囲気は徐々に変わり、会社も大きく発展した。

 今回はその時以上に会社が発展する可能性があると言っていいかもしれない。なにしろ、創業家社長ということで、求心力があり、社員の間で豊田社長を盛り立てようという意識も強いからだ。

 その一つとも言えるのが「もっといいクルマをつくろうよ」ということだ。これは豊田社長が社長就任以来言っていることで、今や社内の隅々にまで浸透している。その結果、開発部門だけでなく、さまざまな部署でいいクルマづくりについて考えるようになり、いろいろな提案が出るようになったという。

 そして、今年後半にはその思いを基本にしたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)という新しい開発手法を用いた第一弾のクルマが投入される。「20年頃には世界の半分がTNGA車に切り替わる」と豊田社長。

 一方、製造現場である工場では、「もっといい工場づくり」が着々と進められてきた。各工程でさまざまな改革が行われ、その数は数え切れないほどだそうだが、端的に言うと、工場新設に必要な初期投資を4割減らすことができるという。今後建設されるメキシコ新工場や中国新ラインでは、「もっといい工場づくり」で培った改革がふんだんに活かされる予定だ。

 トヨタは2015年度の営業利益を2兆8000億円(前年度比1.8%増)と見込んでいるが、TNGAを活かした生産・販売の拡大が想定を上回れば、3兆円台も夢ではないだろう。しかし、豊田社長は「今年は持続的成長に向けて踏み出すのか、これまで積み重ねた努力にもかかわらず元に戻るのか、大きな分岐点」と一切浮かれた様子を見せない。その辺りがトヨタの強さの秘密と言えるかもしれない。

<引用終り>
  1. 社会一般
  2. TB(0)
  3. CM(12)

コメント

分かる人には分かるのかな

こんにちは。
難しくてよく分からないです(笑)。古田先生の本とか、アインシュタインロマンとか、読んだり見たりすればあるいは…とも感じます。
大分前に宮本延春
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E5%BB%B6%E6%98%A5
という高校の先生が書いた「オール1の落ちこぼれ教師になる」という本を読んだことを思い出しました。
小・中学校時代、通信簿がオール1でいじめられっ子の落ちこぼれで、中卒のまま就職して生活していたある日、テレビで見たアインシュタインロマンの世界に魅了され、一念発起して勉強して最終的には名古屋大学の博士課程の単位を取得し、現在高校教師になっているというお話で、感動しました。
  1. 2015-06-29 06:55
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  3. もらもら #Fldqm66o
  4. 編集

アインシュタイン???

  これはもしや、理数系全滅の私へのヘイトでは?謝罪と賠償を!

 何となく文系的に書くと、見えないものを見ようとすることでしょうか?そんな挑戦をしている豊田社長は、実に悪趣味なサーモンピンクの車を見てから実は注目しています。自分が「好き」な車を追求するのは、グローバルな万人受けする車造りの傾向とは真逆の展開で失敗の危険はかなりあったと思います。でもむかしの不良?が好みそうな車を次々発表しているのを見ていると、本当に車が好きで造っているのを感じさせられます。これが大事だと思います。

「日産車にノリノリで乗るトヨタ社長の覚悟」
http://busuness.nikkeibp.co.jp/article/topics/20131015/254628/

上記の記事で豊田社長は、「オヤジのワクワクぶりをみて欲しい」と仰っています。それこそアメリカでのいわれのないバッシングを潜り抜けた、日本のオヤジの凄味だと思わず「カッコいい!」と思いました。

 ただここでハッキリさせておきますが、主人は「スカイライン」を愛しています。よって、我が家は「I love nissan!」です!!!
  1. 2015-06-29 08:58
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  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Re: 分かる人には分かるのかな

> こんにちは。
> 難しくてよく分からないです(笑)。古田先生の本とか、アインシュタインロマンとか、読んだり見たりすればあるいは…とも感じます。
> 大分前に宮本延春
> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E5%BB%B6%E6%98%A5
> という高校の先生が書いた「オール1の落ちこぼれ教師になる」という本を読んだことを思い出しました。
> 小・中学校時代、通信簿がオール1でいじめられっ子の落ちこぼれで、中卒のまま就職して生活していたある日、テレビで見たアインシュタインロマンの世界に魅了され、一念発起して勉強して最終的には名古屋大学の博士課程の単位を取得し、現在高校教師になっているというお話で、感動しました。


舌足らずのエントリー、分かりにくい話で失礼しました。
アインシュタインロマンは1991年のモノですからもう24年前ですね。
私はコレをビデオにとっていまして現在でも見られます。またDVDも購入したので其れも持っています。
ただ残念なのはこの話、全部で第六話まであるのですが、DVDは第五話までしかありません。第六話は何か著作権問題が絡んでいるとの事でDVDに出来なかったようです。
紹介いただいた話にあるようにNHKが放送したものの中でも白眉ですので、どこかで手に入れて御覧になる事をお勧めします。
科学とか物理学とかを超えて人間の生き方にまで迫るモノが有ります。
そして市販のDVDには収録されていないのが残念ですが、最後の第六話の最後、落ちが有ります。
アインシュタインが死後の世界を彷徨って、最後に発見したこと。
私は一つの石だった・・・・・ (注:ドイツ語でアインシュタインは一つの石と言う意味、一石さんですね)
最後で大笑いさせてくれます。
  1. 2015-06-29 13:12
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: アインシュタイン???

>   これはもしや、理数系全滅の私へのヘイトでは?謝罪と賠償を!
>
>  何となく文系的に書くと、見えないものを見ようとすることでしょうか?そんな挑戦をしている豊田社長は、実に悪趣味なサーモンピンクの車を見てから実は注目しています。自分が「好き」な車を追求するのは、グローバルな万人受けする車造りの傾向とは真逆の展開で失敗の危険はかなりあったと思います。でもむかしの不良?が好みそうな車を次々発表しているのを見ていると、本当に車が好きで造っているのを感じさせられます。これが大事だと思います。
>
> 「日産車にノリノリで乗るトヨタ社長の覚悟」
> http://busuness.nikkeibp.co.jp/article/topics/20131015/254628/
>
> 上記の記事で豊田社長は、「オヤジのワクワクぶりをみて欲しい」と仰っています。それこそアメリカでのいわれのないバッシングを潜り抜けた、日本のオヤジの凄味だと思わず「カッコいい!」と思いました。
>
>  ただここでハッキリさせておきますが、主人は「スカイライン」を愛しています。よって、我が家は「I love nissan!」です!!!


う~ん、ヘイトですか・・・
それではお詫びのしるしにこんな詩でも

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
By 高村光太郎

同じ事だと思います。

所でスカイラインがお好きだとの事。いい車ですねえ・・・
特に名設計者「櫻井 眞一郎」氏の元気だったころのクルマは素晴らしかった、ハコスカ、ケンメリ、ジャパン・・・
残念ながらゴーンが来てから、スカイラインのルーツになった旧プリンス(旧中嶋飛行機)の工場は荻窪も村山も売り飛ばされてしまいました。私は若い頃荻窪を見せてもらい、若手技術者の方と色々話をした思い出があるだけに残念です。
ゴーンが来てからの日産の方と色々話をした事は有るのですが、昔の日産の体質はなかなか抜けませんね。
最後に櫻井 眞一郎氏が現行のGT-Rについて、こんな事を言っています。私も全く同じ思いを持っています。
”現行型の日産・GT-Rについて、「自分が開発したスカイラインとは全く別の車になってしまった。スカイラインの名前を外してくれて良かった」「今のニッサンGT-Rは化け物で、ありゃGTじゃない」”
  1. 2015-06-29 13:42
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  3. 短足おじさん二世 #-
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(*^-^*) 追伸です♪

 主人も、同じような事を言ってます。そして、R-34のスカイラインにしつこく乗っています。その後のは、違うらしいです。
  1. 2015-06-29 14:19
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  3. 都民です。 #-
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Re: (*^-^*) 追伸です♪

>  主人も、同じような事を言ってます。そして、R-34のスカイラインにしつこく乗っています。その後のは、違うらしいです。


クルマの好きな人なら皆さん分かりますよね、ゴーン以降はクルマ作りが変わってしまった。
私がGT-Rに批判的なのは車は重い方が良い、こんなコンセプトで出来ている事ですね。
軽量化の為長年苦労してきた身としては、どんな詭弁を弄されようとも納得できません。
  1. 2015-06-29 17:36
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  3. 短足おじさん二世 #-
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こんばんは。

30年近く昔、父親の通夜の際(当時は自宅で執り行うのが一般的でした)のお経は、

>羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)、波羅羯諦はらぎゃあてい)、波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてぃ)、菩提薩婆訶(ぼだいそわか)。般若心経

でした。
通夜のお経のあと会葬者に短い説法をするのですが、その中で紫袈裟の和尚様が、
「自分は未だに彼岸がどういうものか分からないけれども、仏さん(父)が彼岸にたどり着けるように信心するばかりです」
と言うようなことをおっしゃりました。
地方の小さい寺の住職様であるものの、かなり偉い和尚さんだったらしいとのことでしたが、当時は「へ?」と思いましたものの、自分が齢を重ねるにつけそのような方でも悟りを開くことが難しいのかと思う今日この頃です。
まともな文章になっていませんで失礼しました。
  1. 2015-06-29 20:25
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  3. koguma #-
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To:koguma さん

> こんばんは。
>
> 30年近く昔、父親の通夜の際(当時は自宅で執り行うのが一般的でした)のお経は、
>
> >羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)、波羅羯諦はらぎゃあてい)、波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてぃ)、菩提薩婆訶(ぼだいそわか)。般若心経
>
> でした。
> 通夜のお経のあと会葬者に短い説法をするのですが、その中で紫袈裟の和尚様が、
> 「自分は未だに彼岸がどういうものか分からないけれども、仏さん(父)が彼岸にたどり着けるように信心するばかりです」
> と言うようなことをおっしゃりました。
> 地方の小さい寺の住職様であるものの、かなり偉い和尚さんだったらしいとのことでしたが、当時は「へ?」と思いましたものの、自分が齢を重ねるにつけそのような方でも悟りを開くことが難しいのかと思う今日この頃です。
> まともな文章になっていませんで失礼しました。


お経の名前は「摩訶般若波羅蜜多心経」と言います。
サンスクリット語の漢字表記ですが、摩訶(まか)は大きな、般若(はんにゃ)は真理、波羅蜜多(はらみた)は実現、心経はズバリお経の事です。大いなる真理の実現と言った意味。
普通読まれているこの御経は唐の時代の三藏法師玄奘譯の訳です。三藏法師玄奘は孫悟空の親分のあの三蔵法師です。
それから東京でも大阪でもインド料理で「マハーラージャ」と言うレストランがありますが。カレーとナンがおいしい店です。
このマハーは摩訶般若の摩訶(まか)でして、同じ言葉です。
それから和尚さんは彼岸と言いましたが、波羅羯諦(はらぎゃあてい)の波羅(はら)が普通彼岸と訳されますが、本当は悟りの境地と言った意味だと思います。羯諦(ぎゃあてい)は普通「行けよ」と訳されますから和尚様は彼岸(つまりあの世に)行けよと言った解釈で説明されたと思います。私は彼岸=悟りの境地に達するよう実践せよと言った意味だと思っています。

本当の解釈は悟りの境地とは諦念ではなく、現世を如何に生きるか、こうではないか。
理由はこの御経に色々書いてある、例えば「色即是空」などと有名な言葉が書いてあります。
色事は空しいなあ、こう読むと老色事師の話ですがそんな意味は無い。色とは色のあるモノ全部、つまりこの宇宙全部の事。
「空」とは空気の空でして常に変化している者と言った意味、世界は常に時々刻々変化している、こんな程度の解釈すべきでしょう。

私は仏教の研究者ではないし僧侶でもないので、あんまりいうとボロが出るのでこのくらいで・・・
  1. 2015-06-29 23:16
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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仏教というか宗教はよくわかりません

 インドのブッダガヤにはアジア各国の仏教寺院があります。地元インド人観光客が多いのは金ピカのタイ寺院。タイの文化は中国・インド双方から影響を受けていますが、タイ語にもインド由来の言葉は多いですね。タイ語で雪をヒマといいますが、ヒマラヤのヒマかと調べたらそのとおり。サンスクリットでヒマ(雪)のアラヤ(蔵)だという。タイ語に多いマハーなんとかのマハーもマハラジャのマハと同根、日本の摩訶不思議の摩訶ですね。
 
 タイ仏教ではセイロン(スリランカ)から僧侶を招いたりしています。スリランカには仏陀の歯を祀っているとされるキャンディの仏歯寺がありますがこれまたビックリ。象牙の飾りの前で太鼓を打ち鳴らして僧侶を迎える様は仏教というより土俗的なものを感じました。

 明治時代にバンコクからハノイまで陸路で踏破した日本人がいます。僧侶に化けてのふたり旅、村人に悪霊退治を頼まれると酒を用意させたり適当なお経を読んだり、その場しのぎでも村人からは感謝される。山岳の少数民族地帯ではタイ政府が派遣する僧侶を地元の人たちは迷惑がっている。痩せ地に住む仏教徒でない彼らにとって、働かず寄進ばかり求める僧侶は無駄飯食いでしかありません。

 フランス領になったラオスでは、税金が安くなったと住民は喜んでいる。フランス人の官吏は真面目で能率的、日本人と見てスパイの疑いを持ちながらも表面上は友好的。イギリスの植民地官吏も同様ですが汚職とは無縁の行政官がいたからこそ英仏は世界中で植民地を維持できたのでしょう。
 厳格なカルヴァン派は労働以外の行為は不要なものとして娯楽は一切禁止というものでした。神に近づくためとはいえ日本人には理解し難いものがあります。
  1. 2015-06-30 11:03
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  3. gai-yaang #-
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Re: 仏教というか宗教はよくわかりません

>  インドのブッダガヤにはアジア各国の仏教寺院があります。地元インド人観光客が多いのは金ピカのタイ寺院。タイの文化は中国・インド双方から影響を受けていますが、タイ語にもインド由来の言葉は多いですね。タイ語で雪をヒマといいますが、ヒマラヤのヒマかと調べたらそのとおり。サンスクリットでヒマ(雪)のアラヤ(蔵)だという。タイ語に多いマハーなんとかのマハーもマハラジャのマハと同根、日本の摩訶不思議の摩訶ですね。
>  
>  タイ仏教ではセイロン(スリランカ)から僧侶を招いたりしています。スリランカには仏陀の歯を祀っているとされるキャンディの仏歯寺がありますがこれまたビックリ。象牙の飾りの前で太鼓を打ち鳴らして僧侶を迎える様は仏教というより土俗的なものを感じました。
>
>  明治時代にバンコクからハノイまで陸路で踏破した日本人がいます。僧侶に化けてのふたり旅、村人に悪霊退治を頼まれると酒を用意させたり適当なお経を読んだり、その場しのぎでも村人からは感謝される。山岳の少数民族地帯ではタイ政府が派遣する僧侶を地元の人たちは迷惑がっている。痩せ地に住む仏教徒でない彼らにとって、働かず寄進ばかり求める僧侶は無駄飯食いでしかありません。
>
>  フランス領になったラオスでは、税金が安くなったと住民は喜んでいる。フランス人の官吏は真面目で能率的、日本人と見てスパイの疑いを持ちながらも表面上は友好的。イギリスの植民地官吏も同様ですが汚職とは無縁の行政官がいたからこそ英仏は世界中で植民地を維持できたのでしょう。
>  厳格なカルヴァン派は労働以外の行為は不要なものとして娯楽は一切禁止というものでした。神に近づくためとはいえ日本人には理解し難いものがあります。


私も宗教は良く分からないのですが、インドの文明は凄いと思っています。
侵略も戦争もしないのにインド文明をその周辺に浸透させた、それは遥か遠い日本までやってきた。西欧文明が侵略と殺戮の歴史であることを考えると凄いですね。
タイ在住の日本人でレヌカーさん(秋山良子さん)と言う方の翻訳本にこんな記述があります。
「文明はその光で周縁を照らし、その圏内に取り込もうとする。こうした文明の力を開化力と呼ぶが、その強さで言えば世界に数ある文明の中でもインド文明はその最たるものの一つであろう。
・・・中略・・・
そこには征服も侵略も力による改宗もなかった。人々はインド文明を良いものとし、望ましいものと思い、利用したいと考え、その風に倣ったのだった。」

そう言えばタイ語とはタイでは「パーサー・タイ」と言いますが、このパーサーもインド由来の言葉ですね。だからそれがインドネシアに行くと、インドネシア語は「バーサ・インドネシア」になりますが、これも同じ言葉です。

タイは上座部仏教(小乗仏教)ですが、仏教は基本的に自己実現の宗教。だから一生懸命修行して自分を磨くことが大切になります。
しかしそれでは僧侶は救われるが一般大衆は救われない。そこでその修行する僧侶に寄付することでその徳を分けてもらおう。そして現世のご利益を得よう。こう考えるので上座部仏教は二重構造になってますね。

それから植民地経営の話。イギリスは何処でもイギリスが統治していたtころはまずまず上手くいっています。しかしフランスが統治した所はダメですね。
インドシナ半島ではベトナム・ラオス・カンボジアがフランスの統治だった。マレーシアなどと比較するとその問題が良く分かります。その原因を辿るとどうもルソーの思想にたどり着くのですが、そんな問題が現在のフランスの問題でもあるのですね。難しいです。
  1. 2015-06-30 21:48
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  3. 短足おじさん二世 #-
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おはようございます。

 フランスの植民地経営と現在の問題の原因がルソーの思想にある、ということをもう少し詳しく教えて頂きたいと思います。できたら、英国が良かった理由もお願いします。社会契約論を少々ネットで調べましたが、良く分りませんでした。先日 明石元二郎さんの本を読み、台湾経営の参考にするためインドシナに視察で「フランスが、現地の人間を文盲にしているのはダメだ。台湾では、教育が大事だ。」と言ったそうです。なにか関係があるでしょうか?
  1. 2015-07-01 08:36
  2. URL
  3. 都民です。 #-
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Re: おはようございます。

>  フランスの植民地経営と現在の問題の原因がルソーの思想にある、ということをもう少し詳しく教えて頂きたいと思います。できたら、英国が良かった理由もお願いします。社会契約論を少々ネットで調べましたが、良く分りませんでした。先日 明石元二郎さんの本を読み、台湾経営の参考にするためインドシナに視察で「フランスが、現地の人間を文盲にしているのはダメだ。台湾では、教育が大事だ。」と言ったそうです。なにか関係があるでしょうか?


最初にフランスの問題とルソーの話ですが、これだけ書いても多分一冊の本になってしまう。コメント欄で書くには大きすぎるけれど、私の考えている事は少しずつエントリーしたいと思っています。
それから明石元二郎の話ですが、当時の日本人エリートにとって西欧社会に文盲が多く、識字率では日本が断トツであることはよく知られていました。
だからこそ日本が統治した所は教育を重視したということです。
この件も大いに関係があるので、少しずつ書きたいと思います。
  1. 2015-07-01 11:12
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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