2015-06-04 19:35

新日鉄住金とポスコ、東南アで資本関係解消<良い話です

 韓国のポスコがインドネシアに建設した高炉からの一貫製鉄所。ここの事故に関して昨年初めに何度かエントリーした。しかしその後さっぱり続報が無い状態で今どうなっているのだろうか。

所で数日前、タイから嬉しい話が聞こえてきた。
新日鉄住金のタイ工場にポスコも一部出資していたのだが、そのポスコの分を新日鉄住金が引き取り、タイの工場に関しては手を切るようだ。
良い話である。
あの法則によれば、手を切ると良い結果が得られることになっている。なるほどなるほど・・・

最初にその報道を

<以下引用>

新日鉄住金とポスコ、東南アで資本関係解消 本体同士は維持
2015/5/29 23:59
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29HSP_Z20C15A5TI1000/

 新日鉄住金と韓国・ポスコが東南アジアの冷延鋼板工場で相互資本関係を解消していたことが分かった。タイの新日鉄住金子会社とベトナムのポスコ子会社で互いに持ち合っていた株式を相手に売却した。提携当時と市場環境や経営戦略が変化し、出資関係が実態にそぐわなくなったため。本体の相互出資や鉄鋼原料の共同生産など2000年に結んだ戦略提携は維持する。

 新日鉄住金はポスコがベトナムで09年に稼働した鋼板工場への15%の出資分をポスコに売却した。建材用鋼板などを製造し年間生産能力は120万トン。09年に新日本製鉄が出資した際には技術支援や販売協力も手掛けていた。

 だが新日鉄は12年10月に住友金属工業と統合して新日鉄住金を設立。住金はベトナムで台湾の鉄鋼大手、中国鋼鉄と合弁で鋼板工場を設ける計画を09年に決めていた。13年に同工場が稼働してからは、競合2社に同時出資する状態となっていた。

 一方、新日鉄住金が55%を出資するタイの冷延鋼板工場からはポスコが12%分の保有株を新日鉄住金に売却した。自動車大手が近年、現地生産を拡大。急増する鋼板需要に対応するため、新日鉄住金、ポスコともに自社主導の現地工場での生産増強に方針を切り替えていた。

<引用終り>

このタイの新日鉄子会社は「サイアム・ユナイテッド・スチール」という。タイの東部、ラヨン県のマプタプットにある。
元々熱延鋼板を材料にして冷延鋼板を製造する工場なのだが、タイの自動車産業の発展に伴い、昨年初めから自動車用の合金化亜鉛メッキラインを新設、自動車用鋼板の供給体制を整えてきた。

そこに従来から資本化していたポスコと手を切る話、良い話ではないか。
尚日経記事ではベトナムにあるポスコに新日鉄住金が出資していた分も手を引くことが書いてある。
ポスコはベトナムの工場では自動車用の合金化メッキ鋼板が出来ない、そこで昨年秋、タイに合金化メッキの専用ラインを設置する計画を発表している。(場所な同じくラヨン県の別の工業団地だが、そこはJFEのメッキ工場の近く)
<ポスコの発表ではこんなモノ>
ポスコグループ タイの自動車鋼板工場着工 2014-10-27
- 年産45万トン規模、2016年6月竣工予定…グローバル車鋼板の生産基地拡充
http://www.poscojapan.co.jp/jpn/promotion/sub03_promotion_01news_02view.asp?idx=76
(引用者注:自動車用鋼板工場と書いてあるが、よく見るとメッキだけの工場。メッキ前の母材は多分ベトナムからだろう)

上掲日経記事ではタイ・ベトナムの工場は資本関係を解消するが、韓国のポスコ本社と新日鉄住金との提携関係については継続としか書いてない。早くこちらも解消してほしいものだ。

先ずは外堀が埋まった、こう解釈して良いだろう。


所で冒頭のポスコインドネシアの件がどうなっているか、今分かっている事を掻い摘んで書いてみる。

インドネシアのポスコと国営製鉄会社クラカタウ・スチールが合弁で年産300万トンの巨大な一貫製鉄所を作った。
その高炉の火入れ式(ユドヨノ大統領出席)が2013年12月23日。
そして火入れ後約1週間で溶銑(溶けた銑鉄)が出始めた。しかし・・・
生産開始2日後の2014年1月1日、高炉の下部から溶けた銑鉄や熔けたスラグが漏れ出す事故発生。
この事故は窯抜け事故と言い、製鉄所としては最低最悪の事故。
この事故の復旧の為に色々再稼働などをして1月19日に大規模爆発事故、更にその後も色々事故発生。
しかし一番の問題は高炉が融けた鉄が流れ出す欠陥高炉で使えない事。

その後4月にクラカタウポスコはさらなる改善投資の為として2億ドルの融資を受けている。
http://s2ch.nonip.info/c2ch/uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1396565317/1

その後この話はぷっつり情報が途絶えてしまった。

しかしハッキリ言えることがある。
粗鋼の全世界の月度実績データが公表されているが、ポスコインドネシアのデータは無い。
インドネシアのポスコが稼働していないことは間違いないのだ。
修理中なのか、修理をあきらめたのか、まるっきり作り直すのか・・・ あまりにも影響が大きすぎるので・・・

そして今囁かれているのがインドネシア政府からの巨額の賠償請求が来そうだと言う話し。

この情報の最初は多分このブログ
http://temyg3.blog.fc2.com/blog-entry-327.html

この情報のソースは「韓国の全国経済人連合会傘下のシンクタンク「韓国経済研究院」」らしいのだが、確認できないのでこれ以上分からない。

更に信頼できそうなのが余命ブログのこの記事
http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2015-03-28

ここで余命さんはこんな事を言っている。
「 破綻の要因はいろいろありますが、引き金となりそうなのがポスコとUAE問題です。
インドネシアポスコはインドネシアが資源輸出国から製品輸出国への転換プロジェクトで移行準備には関係各国とさまざまな軋轢がありました。それがコケたのですから影響はインドネシアだけではすまないのです。損害賠償は巨額、そしてこれからです。」

余命さんの言っている事は私も確認しているが間違いなさそうと思っている。余命さんはソースの無い話は言わないのでソースが出てくればと思って待っているのだが、今の所この話の続きが無い。


ポスコについては今の所この程度。ですから情報待ちと言った状況です。
  1. 朝鮮韓国
  2. TB(1)
  3. CM(6)

コメント

 ポスコインドネシアの事故は、続報がなくて不思議でしたが稼働していない訳ですね。韓国にとって都合の悪い情報は、綺麗に消されてしまう傾向があると思います。逆に日本の良い情報は、韓国のものにされていそうです。

「血の弾圧 関与疑惑を韓国政府はぬぐいきれない」
http://www.newsweekjapan/stories/world/2014/01/post-3111.php
「カンボジア 死の弾圧 は韓国の要請か」
http://www.newsweekjapan/stories/world/2014/01/post-3146_1.php

 上記の件は、日本のマスコミではあまり報道されていなかったと思います。こういうことが、中国・韓国関係ではとても多いのでは?正確な情報がないと、企業や個人が被害にあってしまいます。

 でも徐々に中国や韓国と距離を置いていくのは、良いニュースですね。
  1. 2015-06-06 11:40
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

かの国と縁が切れていくのは喜ばしい。

こんばんわ、毎度お邪魔します。

ポスコの件は裏切られた感が否めませんが、かの国には「遺志を継ぐ」という思想がないのだろうと思います。

クラカタウ・ポスコは続報がありませんね。
金属関係は詳しくは無いですがインドネシアといえばニッケル、googleで探していましたら、今回の鉱物輸出禁止でニッケル市場が一時混乱したようです、現在は安定したようですが。

川崎重工が2006年と2013年にポスコの子会社SNNC社からフェロニッケル精製プラントを受注していました。
https://www.khi.co.jp/news/detail/c3060821-1.html
https://www.khi.co.jp/news/detail/20130305_1.html

SNNC社はニューカレドニアの鉱物輸出企業と合弁で2006年設立です。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=ko&u=http://www.snnc.co.kr/pages/01overview/overview.php

そして2011年にはマダガスカルの鉱山を押さえたとの記事。
http://japanese.joins.com/article/727/138727.html

そしてインドネシアが鉱物輸出を止めれば、ニッケル市場で優位に立てると。
クラカタウ・ポスコは、それを後押しするためのブラフだったのでは?
目的が達成できたので、もはや稼動するか否かには無関心。
借入金も実際何に使ったは判りません。

考え過ぎでしょうか?
いやリーマンショックの引金を引いたと言われる、かの国ならやりかねない。
「共栄」を考えられない人たちには、ご退場願いたいところです。

都民です様へ
当該記事の現在のURLはこちらだと思われます。
「血の弾圧 関与疑惑を韓国政府はぬぐいきれない」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/01/post-3171.php
「カンボジア 死の弾圧 は韓国の要請か」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/01/post-3146.php
  1. 2015-06-07 00:47
  2. URL
  3. fcq821 #/lkjinTE
  4. 編集

やはり インドネシア ポスコ製鉄所は稼働不可なのですね
今後、賠償金の話題が出るでしょう しかし
韓国ポスコが素直に賠償金を払うとは思えないのですが
アラブの原子力発電所もケーブルの仕様等で、工事も進んでいないようです
今後、韓国から日本への接触が有ると思いますが
軽々と救援に行かない様にと祈っています
韓国とアラブ、インドネシアとの断交も視野に入れるべきと見ています
  1. 2015-06-07 00:54
  2. URL
  3. 名無し #fflwa7tw
  4. 編集

To:都民です さん

>  ポスコインドネシアの事故は、続報がなくて不思議でしたが稼働していない訳ですね。韓国にとって都合の悪い情報は、綺麗に消されてしまう傾向があると思います。逆に日本の良い情報は、韓国のものにされていそうです。
>
> 「血の弾圧 関与疑惑を韓国政府はぬぐいきれない」
> http://www.newsweekjapan/stories/world/2014/01/post-3111.php
> 「カンボジア 死の弾圧 は韓国の要請か」
> http://www.newsweekjapan/stories/world/2014/01/post-3146_1.php
>
>  上記の件は、日本のマスコミではあまり報道されていなかったと思います。こういうことが、中国・韓国関係ではとても多いのでは?正確な情報がないと、企業や個人が被害にあってしまいます。
>
>  でも徐々に中国や韓国と距離を置いていくのは、良いニュースですね。


情報ありがとうございます。
ご紹介いただいた事件はホント酷い話ですが、私はこんな風でエントリーしています。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-881.html

それから少し話は違いますが、韓国企業が手掛けるとどんな事が起こるかの事例は
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-360.html

そして韓国企業がカンボジアにどれくらい進出しているか
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-323.html

そして韓国企業がどうしてカンボジアに異常な進出ぶりなのか。
実はカンボジア(ポルポト派、シアヌーク元国王)⇒中共⇒北朝鮮⇒韓国、こんな地下水脈が今も生きています。
カンボジアのフンセン現首相も昔はポルポト派将校でした。
内戦で混乱したカンボジア、此処を立て直したのは日本のPKO部隊でした。汗も血も流しました。そこにこんな地下水脈のお蔭で韓国人が大量進出。今は我が物顔です。
尚上記地下水脈は一部日本にも伸びています。日本では中核派など過激派、そして民主党の一部です。そこに管直人がくっついています。困った事です。
  1. 2015-06-07 07:37
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: かの国と縁が切れていくのは喜ばしい。

> こんばんわ、毎度お邪魔します。
>
> ポスコの件は裏切られた感が否めませんが、かの国には「遺志を継ぐ」という思想がないのだろうと思います。
>
> クラカタウ・ポスコは続報がありませんね。
> 金属関係は詳しくは無いですがインドネシアといえばニッケル、googleで探していましたら、今回の鉱物輸出禁止でニッケル市場が一時混乱したようです、現在は安定したようですが。
>
> 川崎重工が2006年と2013年にポスコの子会社SNNC社からフェロニッケル精製プラントを受注していました。
> https://www.khi.co.jp/news/detail/c3060821-1.html
> https://www.khi.co.jp/news/detail/20130305_1.html
>
> SNNC社はニューカレドニアの鉱物輸出企業と合弁で2006年設立です。
> http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=ko&u=http://www.snnc.co.kr/pages/01overview/overview.php
>
> そして2011年にはマダガスカルの鉱山を押さえたとの記事。
> http://japanese.joins.com/article/727/138727.html
>
> そしてインドネシアが鉱物輸出を止めれば、ニッケル市場で優位に立てると。
> クラカタウ・ポスコは、それを後押しするためのブラフだったのでは?
> 目的が達成できたので、もはや稼動するか否かには無関心。
> 借入金も実際何に使ったは判りません。
>
> 考え過ぎでしょうか?
> いやリーマンショックの引金を引いたと言われる、かの国ならやりかねない。
> 「共栄」を考えられない人たちには、ご退場願いたいところです。
>
> 都民です様へ
> 当該記事の現在のURLはこちらだと思われます。
> 「血の弾圧 関与疑惑を韓国政府はぬぐいきれない」
> http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/01/post-3171.php
> 「カンボジア 死の弾圧 は韓国の要請か」
> http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/01/post-3146.php


かの国と縁が切れるのは良い事、全く同感です。ご同慶の至りとは正にこんな事でしょう。
しかし貧しい発展途上国が何とか前進しようともがいている、それに手を差し伸べるような顔をして、そこから収奪する。
あくどいとは正にそのものズバリですね。

それから都民ですさんへの情報、有難うございます。
都民ですさんへのコメントの返事で、私の知る事を書きました。宜しければご高覧いただきたく。
  1. 2015-06-07 07:49
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

To:名無し さん

> やはり インドネシア ポスコ製鉄所は稼働不可なのですね
> 今後、賠償金の話題が出るでしょう しかし
> 韓国ポスコが素直に賠償金を払うとは思えないのですが
> アラブの原子力発電所もケーブルの仕様等で、工事も進んでいないようです
> 今後、韓国から日本への接触が有ると思いますが
> 軽々と救援に行かない様にと祈っています
> 韓国とアラブ、インドネシアとの断交も視野に入れるべきと見ています


これは私の全くの推測(いや妄想かも)なのですが、ポスコの件は内々ですでに打診があったと見ています。
理由は修理するにしても大量の耐火煉瓦が必要ですが、そんなモノの調達には日本が絡まないと何ともならないからです。

高炉事故から1年半たって未だ情報が無い、恐らく最低でも高炉作り直しでしょうが、例えそうなったとしてもインドネシア政府からの巨額の賠償請求は免れないでしょう。
情報が小出しに出てくる時期が近い、そう見ています。但し最初の情報は多分眉唾モノからでしょうね。
  1. 2015-06-07 08:02
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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2015-11-01

                                                       by ぼくあずさ短足おじさんポスコ・インドネシアは爆発事故を起こした後、現在も稼働していないとの情報、非常感謝。新日鉄住金とポスコ、東南アで資本関係解消<良い話ですhttp://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1120.html
  1. 2015-11-01 02:23
  2. ぼくあずさは地球人