2015-05-02 18:28

日米はともに戦勝国だ

 安倍首相の米議会演説をエントリーしたのだが、安倍首相の演説を動画で見ていると実にうまく構成されている事に気が付く。
丁度そんな所を解説したものが「頂門の一針」にアップされていた。
実に的確な分析だと思う。

但しこの泉幸男さんと言う方がどんな方なのか私は分からないのだが、言っている事は正論だ。


<以下引用>

日米はともに戦勝国だ @ 安倍総理演説

              泉 幸男

安倍首相の「希望の同盟へ」演説をわが外務省のサイトで読んで、目がうるうるした。まことにみごとな演説で、全文を教科書に載せてもいいと思う。

(全文、というのがポイントで、教科書執筆者の恣意に任せようものなら、自衛隊の国際貢献について具体的に語った箇所など、真っ先に削除されかねない。)

(英文原文)
http://www.mofa.go.jp/na/na1/us/page4e_000241.html

(外務省の和訳)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page4_001149.html


前半はユーモアに満ち、米国人の心をぐっとつかむ。

安倍総理の人間味も伝わってくる語り口だ。

日本そして安倍総理と関わった大ぜいの米国人の名を挙げることで、この日の演説の内容には数多くの証人がいるのだという印象を与える。この構成も秀逸。 
 
一読してわかるのは、単に霞が関の外務官僚らが切り貼りした和文を英訳したものではないこと。

英語原作の憲法はサイテーだが、英語の演説はやはり英語原作でなければダメだ。


日本は戦勝国だ


日米が共に戦勝国であることをうたっているのが良い。

In the end, together with the U.S. and other like-minded
democracies, we won the Cold War.
That's the path that made Japan grow and prosper.
And even today, there is no alternative.

≪そしてついに、米国および志を同じくする民主主義諸国とともに、われわれは冷戦に勝利しました。

この道を歩むことで日本は成長し繁栄するに至ったのです。これ以外の道がないことは、今日も同様です。≫

(なお、和訳は泉が英文から訳した。以下、同じ)

第二次大戦時そもそも存在しなかった共産中国と韓国が「戦敗国の日本はオレたちにひれ伏せ」と かまびすしい昨今であるが、とんでもない話で、「冷戦終結を以て日本は戦勝国となった。中国は、ちがうよね」という正しい歴史認識ののろしを上げたものと言ってよろしい。

中国はもとより、韓国もすでに like-minded democracy とは言えまい。残念なことである。


自責の念は、戦後すぐの話

この豊穣な内容の演説を読むにつけ、メディアがこぞって取り上げた例の箇所をことさらに論じるのは、あまりに「ためにする」ことと忸怩(じくじ)たる思いだが、わたしなりに語ろう。


Post war, we started out on our path bearing in mind
feelings of deep remorse over the war.
Our actions brought suffering to the peoples in Asian
countries. We must not avert our eyes from that.
I will uphold the views expressed by the previous prime
ministers in this regard.

≪戦争直後、日本国民はあの戦争に対してやるせない自責の念を心の中に抱きつつ歩み始めました。われわれの行為でアジア諸国の国民に苦しみをもたらしたのです。そのことから日本国民は目をそらしてはなりません。この点に関してわたしは、わが国の首相たちがこれまで表明してきた見解を引き継ぐものです。≫


 外務省訳が「戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に、歩みを刻みました」とあるが、誤訳である。原文の英語は started out on our path とあるのだから「歩みを刻み始めました」である。

 つまり、外務省訳にいう「先の大戦に対する痛切な反省」は、あくまで、歩みを刻み「始めた」時点に抱いたものであり、今日なお deep remorse を抱いているとは、どこにも言っていない。

 それでよろしい。

今回使われた remorse という単語も、上手に選んだものだ。
 「内心に宿す自責の念」としては相当に強いことばだ。

あくまで個々の人間の内心に属する感情であり、国家機構としての意思を言うものではない。

内心に属するものであるがゆえに、謝罪という行為とは別である。

それでいて、安倍総理の演説を聞く米国人らは、安倍総理自身が現在進行形で deep remorse を抱いているという印象を持つ。

「アベはアブナイ政治家だ」と触れ回る中・韓のエージェントらによる中傷を払拭するために大いに役立つことばを選んだものだ。


これっきりですね、の思いを引き継ぐ


村山総理も小泉総理も、例の「おわび」を述べたときは、「これっきり」と思って述べたに違いない。

ここまで繰り返し平身低頭を要求されることなど想像もしていなかったし、ましてや サンフランシスコ平和条約や日韓基本条約、日中友好条約を反故(ほご)にせんばかりの「賠償要求」を受けることなど想定もしていなかった。

≪この点に関してわたしは、わが国の首相たちがこれまで表明してきた見解を引き継ぐものです≫ と安倍総理は言ったのである。

              *

英語原文を読んでいると、東京都硫黄島(いおうとう)のことを Ioto と呼び、そのあと米国人の言を引用するなかでIwo Jima の名を使っている。

日本では硫黄島(いおうじま)は鹿児島県の薩南諸島北部に位置する小島だ。

わが軍が祖国防衛戦を繰り広げた島は、硫黄島(いおうとう)なのである。

ところが米国人にとっては、聖戦を繰り広げたのは Iwo Jimaということになっていて、この日本領の島に星条旗を立てる兵士らの姿の記念彫刻も Iwo Jima と称する。

 Iwo Jima という名称にも言及しつつ、正しい名称の Iotoを米国で正式にデビューさせたあたりも、この演説の起草者の偉いところだ。

http://melma.com/backnumber_108241_6202051/

<引用終り>


この話のいい所はここ
第二次大戦時そもそも存在しなかった共産中国と韓国が「戦敗国の日本はオレたちにひれ伏せ」と かまびすしい昨今であるが、とんでもない話で、「冷戦終結を以て日本は戦勝国となった。中国は、ちがうよね」という正しい歴史認識

此れこそ今の日本人が心に刻み込まねばいけない事。そしてそれにはアメリカも同意している。
だから日本とアメリカが希望の同盟になる、良い考え方です。
 
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コメント

こんばんは。

そもそも当時存在しなかった国が未だに戦勝国面をするのがなんとも。仮に当時の国を正当に継承したとしても、いい加減頭に乗りすぎでしょう。世界は第2次大戦後約30年間、支那朝鮮がなくても充分やってこれたのです。
特に半島なんぞは、当時は欧米列強が認めた正当な「大日本帝国」であり、ソ連の南下を食い止めるべく、東北各県などの貧民(他意はありません)を差し置いて、莫大な資金をつぎ込みましたんですがねぇ。
あの演説は、歴代の首相の演説とは比べるべくもない、すばらしい演説だったと思います。演説の力を思い知った次第です。
  1. 2015-05-02 19:15
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

泉 氏について

泉幸夫氏はたしか商社に勤務している方で、プログも持って居られたと思います。以前はときどきプログを見ていたのですが、外国語は何ヵ国語もマスターしていらっしゃるようです。著書もあったと思います。
  1. 2015-05-03 01:40
  2. URL
  3. mudabanasi #-
  4. 編集

To:koguma さん

> こんばんは。
>
> そもそも当時存在しなかった国が未だに戦勝国面をするのがなんとも。仮に当時の国を正当に継承したとしても、いい加減頭に乗りすぎでしょう。世界は第2次大戦後約30年間、支那朝鮮がなくても充分やってこれたのです。
> 特に半島なんぞは、当時は欧米列強が認めた正当な「大日本帝国」であり、ソ連の南下を食い止めるべく、東北各県などの貧民(他意はありません)を差し置いて、莫大な資金をつぎ込みましたんですがねぇ。
> あの演説は、歴代の首相の演説とは比べるべくもない、すばらしい演説だったと思います。演説の力を思い知った次第です。


同感です。特にコリアに至っては日本の一部として日本人として戦った、戦勝国などと言う意識そのものがチャンチャラ可笑しい。そう思います。
実は今回の安倍さんの演説の凄い所、それはアメリカの歴代民主党政権のやってきたことを否定している事です。
特に日本とアメリカで冷戦に勝った、これは実は93年のクリントン政権のキャッチフレーズを取り込んだものです。
クリントンは冷戦は終わった、勝利者は日本とドイツだ! さあ今度は日本と経済戦争だ!! こう言って選挙に勝ったんです。その後のアメリカの反日。日本バッシングは凄いモノが有りました。典型的なのが金融ビッグバン、記憶に新しい所です。
私もアメリカの日本叩きにヘキヘキしたものです。
この事を踏まえて日本とアメリカが冷戦の勝利者で、だから一緒に希望の同盟をやろう、実にうまい表現でした。
更によく見てみるとその前のアメリカのフランクリン・ルーズベルトの反日政策、これのアンチテーゼとして硫黄島で戦った海兵隊中将と栗林大将の孫を登場させ、全米の見ている前で握手させた。
こんな所から見て、いよいよ戦後70年が終わった事を痛感させるいい演説でした。
  1. 2015-05-03 07:11
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: 泉 氏について

> 泉幸夫氏はたしか商社に勤務している方で、プログも持って居られたと思います。以前はときどきプログを見ていたのですが、外国語は何ヵ国語もマスターしていらっしゃるようです。著書もあったと思います。


初めまして、情報ありがとうございます。
泉氏のブログは見てみましたが、最近更新されていないようですね。
ご指摘の通り、ちゃんとしたビジネスをしていた方という事は分かりました。
言っている事は正論なので、ビジネスに通じた、英語にも堪能な方の様だと思いました。
これからも宜しくお願いします。
  1. 2015-05-03 07:15
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

予想通り・・・サヨクのマスゴミを通じた安倍叩きが酷くなっていますね。酷いものです。

なかには安倍首相の英語が下手なことを理由にするものも・・・なんで米議会で大喝采を浴びたことに触れようとしないのでしょうか?
日本の雰囲気はいかがでしょうか?
  1. 2015-05-04 00:06
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

To:NINJA300 さん

> 予想通り・・・サヨクのマスゴミを通じた安倍叩きが酷くなっていますね。酷いものです。
>
> なかには安倍首相の英語が下手なことを理由にするものも・・・なんで米議会で大喝采を浴びたことに触れようとしないのでしょうか?
> 日本の雰囲気はいかがでしょうか?


確かに狂人左翼の偏向報道は酷い、主にその論調は中韓・特に韓国が怒っているニダと言うモノです。
しかし一般市民の受け止め方ら結構冷静です。
理由はあの凄いスタンディング・オベーションに日本人の受け止め方が変わった、70年前の戦争の当事国が完全に和解し、その後の冷戦の勝利者になった、そう実感したためだと思います。
韓国が狂いまくって騒ぐほど日本人の韓国嫌いが進む。そう見ています。

しかし問題は中国です。
中国がアチコチで馬脚を現わしています。これからもっと薄汚い部分が明るみに出るでしょう。
マスゴミが庇いきれなくなってきています。
  1. 2015-05-04 05:46
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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