2015-04-06 23:02

タイの高規格鉄道計画が動き出しそう<続編 ここに課題が

 前回タイの高規格鉄道(高速鉄道)が建設に向けて動き出したことをエントリーした。
タイの人は「やった!! 新幹線がとうとうこの国にも来るんだ!!」、こう大騒ぎしているらしい。


タイ人が夢見るタイの新幹線(高速鉄道)
2015-4-6タイ人が夢見る高速鉄道
(・・・注: 架線が見えないので動力は何かとは聞かないでください。これがタイ人の夢・・・)

がしかし、がしかしである。その前にタイの人が考えねばいけない事がある。
社会のシステム、国民一人一人のモノの考え方を変えていかないと新幹線並みの高速鉄道は成功しない。
これは物造り全般に言えるので、日系製造業の方なら理解できる話だと思うのだが、丁度いい事例なので紹介。


最初にこの事例は越後の国のご隠居様の笑韓ブログの紹介から。

「信号機の故障、第一通報者に謝礼金>信号機って壊れるの?」
http://nobody0728.blog.fc2.com/blog-entry-1906.html

このブログでご隠居様は「信号機って壊れるの? 日本では見た事無いぞ」、こう言っている。
確かに日本の信号機が壊れてランプがついていないのなんか見たことが無い。
これに対し、タイの場合はこうなっているとコメントした。
これが韓国でもいえる発展途上国と日本など先進国との差だという事例だ。


以下は私とご隠居様のコメント欄での遣り取り。

(短足) 信号機の管理に見る日本とこの国の仕事のシステムの違い

この国(タイ国のこと)では信号機はしばしば故障します。その大部分は信号灯の球切れ、青(実際は緑)が切れているときは見逃してもあまり危なくない、だが赤が切れているのを見逃す、あるいは反対側が切れているのに気が付かないと酷い目にあう。
だから常に信号灯は切れているかもしれないと思って行動せねば身の安全は図れない。

日本では信号灯は球切れ前に交換する為 いつ交換したか記録し、何時間点灯したか絶えず計算し管理するシステムがある。
(だから日本人は信号灯とは切れないものと思っている)

この国(タイ国のこと)の管理システムは信号灯の球の交換も家庭の電灯の球の交換も同じ。
つまり何もしない、切れたら交換するだけ。
この方が余分な管理コストもかからないし、球も寿命いっぱいまで使えるので経済的。
これが発展途上国の考え方である。


(ご隠居様) 
 なるほどねえ。
 おまけに日本じゃLEDなんかが普及してますからますます故障とは縁遠くなるんでしょうね。

 信号機システムじゃなく社会システムに問題があったわけですね。

<引用此処まで>

たかが信号機の球切れである。しかし此れが大事故の繋がることから絶対球切れしないように手間暇かけて管理しようとするのが日本。
たかが信号機の球切れ、だったら切れたら替えればいいだろ、信号機故障で事故になる?? そりゃあ運が悪かったねえ、でも私には責任は無いよ。こう考えるのが韓国、発展途上国。

これはご隠居様が指摘されているように社会のシステムの問題なのである。
そして高速鉄道、新幹線の様な高度なシステムでは日本式の管理をしないとシステムが成り立たない。
これは日系企業が発展途上国でいつも苦労している事だが、今回の様に高速鉄道と言う巨大なシステムを輸出する場合に一番の問題なのだ。社会のシステムを変える、つまり人を変える、此処に行きつくのだ。

日本がこれからの未来を開いていくためには、こんな事が重要なのだと思う。

ご隠居様は最近も韓国の事例で今度は道路に穴ぼこが出来るケースンついて言及している。
ウリナラの道路には大穴が・・・・・
http://ameblo.jp/nobody0728/entry-12010248955.html

今回のタイの高速鉄道建設計画、これが成功するかどうかはこの一点にかかっていると言って良いだろう。
  1. タイ
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コメント

アメリカもだいぶLED化してきたとはいえ結構電球切れてるの見かけますよ。信号が三色どれも灯ってなければ警戒してくださいっていう。おそらく日本の場合は安全問題以前に切れてる電球を見るのが我慢できないんだと思いますw 
  1. 2015-04-07 01:10
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  3. jjok #-
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司馬遼太郎がエッセーで語っていましたが、文明とは新聞が毎日届き、牛乳配達が間違いなく配達するなどの社会の仕組みがしっかりしていることだ、といいます。
新聞・牛乳の例は記憶が曖昧ですが、要するに新幹線が間違いなく運行できるのは日本の文明がしっかりしていると言う事と理解しました。
道路が自然災害でもないのに崩れるとか、信号灯が故障しても気にしない感覚とは、文明とは言えない訳です。

「微笑みの国」と呼ばれることはその国の文明の一部ですから、タイの国が仕組みの維持に熱心となることを願います。
  1. 2015-04-07 06:47
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  3. 相模 #-
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To:jjok さん

> アメリカもだいぶLED化してきたとはいえ結構電球切れてるの見かけますよ。信号が三色どれも灯ってなければ警戒してくださいっていう。おそらく日本の場合は安全問題以前に切れてる電球を見るのが我慢できないんだと思いますw 


初めまして、コメント有難うございます。
情報ありがとうございます。
こんな事を一つずつ解決しないと高度なシステムは運用できない。
アメリカの場合はそんな所に問題があるのでしょうね
  1. 2015-04-07 06:51
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:相模 さん

> 司馬遼太郎がエッセーで語っていましたが、文明とは新聞が毎日届き、牛乳配達が間違いなく配達するなどの社会の仕組みがしっかりしていることだ、といいます。
> 新聞・牛乳の例は記憶が曖昧ですが、要するに新幹線が間違いなく運行できるのは日本の文明がしっかりしていると言う事と理解しました。
> 道路が自然災害でもないのに崩れるとか、信号灯が故障しても気にしない感覚とは、文明とは言えない訳です。
>
> 「微笑みの国」と呼ばれることはその国の文明の一部ですから、タイの国が仕組みの維持に熱心となることを願います。


全く同感です。当たり前のことが当たり前にできる、本当はこれが一番難しいけれど一番大切。
そう思います。
所で微笑みの国、実は私もこれが長年謎でした。
人殺しなど一杯ある国なのにどうしてあんなにニコニコできるのか。
タイに長年暮らしてやっと結論を得ました。
タイ人のほほえみは挨拶なのです。タイにはこんにちはと言う言葉すらなかったのでその代りがニコニコ。
これに気が付いてやっと長年の疑問だ解けました。
  1. 2015-04-07 11:05
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  3. 短足おじさん二世 #-
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新幹線の安全性は

良い観点のお話です。
我々が「当たり前だ」と思っていることが、実は不断の努力によって成り立っているのだ、ということはあるのですネ。確かに信号機は壊れません、というか故障したものを見たことがないです。
改めて日本人の几帳面さというか、勤勉さというか、技術力を誇りに感じます。

日本は新幹線を、安全性をセールスポイントにして売り込んでいますが、物だけで安全性が確保されるわけではないですネ。
日本人の緻密さとか、運用面の技術を学ばないと確保できません。
こういうことを強調すると、日本のセールスにマイナスになるので、言いたくはないですが。
  1. 2015-04-07 11:20
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  3. 道草人 #-
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アメリカには車検がないそうですが
車検がある国って日本だけなんでしょうか?

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q107933505

jjokさんの話に補足すれば私がニューヨークへいた時、日本では車検が通らないようなバンパーが外れかけ、ボデー(外板)が穴だらけの車が平気で走っていました。
  1. 2015-04-07 12:48
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  3. taigen #-
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 過去エントリの紹介ありがとうございます。
  1. 2015-04-07 21:06
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  3. ご隠居 #kaKZ91t6
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タイのメンテはダメダメ

タイの国鉄で新型車両や日本からの譲渡車両を運行しても、すぐに整備不良で運行できなくなります。あまりに安すぎる運賃で慢性的赤字、整備費用すら出ないのかもしれません。
バンコクのBTSと地下鉄は国鉄と比べたら数倍の運賃のおかげでなんとかメンテナンスできているようです。タイの公共交通の運賃体系を見ると農村部から都市部へ労働力を供給するため格安に抑えられています。それなのに都市間のバス運賃よりも都市郊外のターミナルから市街地へのタクシー・ソンテウの料金のほうがはるかに高いという矛盾。公共交通に関して、バンコク以外ではメータータクシーや路線バスすらろくにないタイの地方都市を見るとマレーシアに20年以上遅れ、中国と比べても10年以上遅れているように思えます。
  1. 2015-04-07 22:25
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  3. 八専 #-
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Re: 新幹線の安全性は

> 良い観点のお話です。
> 我々が「当たり前だ」と思っていることが、実は不断の努力によって成り立っているのだ、ということはあるのですネ。確かに信号機は壊れません、というか故障したものを見たことがないです。
> 改めて日本人の几帳面さというか、勤勉さというか、技術力を誇りに感じます。
>
> 日本は新幹線を、安全性をセールスポイントにして売り込んでいますが、物だけで安全性が確保されるわけではないですネ。
> 日本人の緻密さとか、運用面の技術を学ばないと確保できません。
> こういうことを強調すると、日本のセールスにマイナスになるので、言いたくはないですが。


単にハードだけを作って与えても直ぐ駄目になってしまう、発展途上国に共通する問題です。
それだけに息の長い教育・訓練が必要です。
私のタイ時代の仕事は如何に日本がやってきたことをいろはのいの字から教えるか、これだったと言えるでしょう。ハードとソフト、そして教育訓練、これが上手くいくための3本柱だと思います。

  1. 2015-04-07 22:33
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  3. 短足おじさん二世 #-
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To:taigenさん

> アメリカには車検がないそうですが
> 車検がある国って日本だけなんでしょうか?
>
> http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q107933505
>
> jjokさんの話に補足すれば私がニューヨークへいた時、日本では車検が通らないようなバンパーが外れかけ、ボデー(外板)が穴だらけの車が平気で走っていました。


アメリカ以外の先進国は大体車検が有るようですね。
でもアメリカは正義不良で事故を起こしたときのペナルティーが多分大きいのではないでしょうか。
此れが有るからペナルティー怖さに整備をするのだと思っています。

でもとにかくアメリカの田舎などでは博物館級のクルマが平気で走っていますね。
多分山坂が無い平坦な所で、信号もほとんど無い、こんな条件なら日本と比べて10倍長持ちすることだってありうる話です。
  1. 2015-04-07 22:41
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:ご隠居 さん

>  過去エントリの紹介ありがとうございます。


こちらこそ、色々有難うございます。
この話の続きという事でもう一つご隠居様のエントリーを引用させていただこうと思っています。
でも生憎私の叔母が一昨日死去しまして今日やっと葬儀が終わった所。
続編エントリーが遅れております。
  1. 2015-04-08 23:17
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: タイのメンテはダメダメ

> タイの国鉄で新型車両や日本からの譲渡車両を運行しても、すぐに整備不良で運行できなくなります。あまりに安すぎる運賃で慢性的赤字、整備費用すら出ないのかもしれません。
> バンコクのBTSと地下鉄は国鉄と比べたら数倍の運賃のおかげでなんとかメンテナンスできているようです。タイの公共交通の運賃体系を見ると農村部から都市部へ労働力を供給するため格安に抑えられています。それなのに都市間のバス運賃よりも都市郊外のターミナルから市街地へのタクシー・ソンテウの料金のほうがはるかに高いという矛盾。公共交通に関して、バンコク以外ではメータータクシーや路線バスすらろくにないタイの地方都市を見るとマレーシアに20年以上遅れ、中国と比べても10年以上遅れているように思えます。


確かにタイの国鉄などを例にとればメンテはデタラメです。
がしかし、日系企業ではそのタイ人を使って日本品質のモノを作っています。
それはタイ製だからと言って誰もダメとは言いません。
例えばホンダやトヨタのクルマ、タイで大量に作っていますが世界では日本品質で認められています。
カメラのニコンと言えば世界ブランドですが、中級機以下はタイ工場で造っています。
ミニュチュアベアリングのミネベアの製品は大部分がタイ工場製ですが、日本品質です。
こんな所がメンテを疎かにしていたら・・・ とても世界で認められる製品は出来ません。

こんな所などではメンテには想像を絶する苦労をして教え込み、管理をしています。
私の長年のタイでの苦労もこの点が大きかったですね。
ドレ位の事をしているか、現場を見たことのない方には恐らく想像もできないでしょう。
単に座学で教えるだけでは当然ダメ、現場で日本人も油まみれになってメンテを教える。こんな事を毎日毎日、何年も続けるのです。上に上げた企業などは何処でも皆同じでしょう。

そしてそれを何年も何年も続けていくうちに人の質が変わってきています。
タイの昔を知る人だったらタイの街が綺麗になってきたことに気が付かれると思います。
そんな事ひとつとってもタイが変わってきている事は理解できると思います。

この高速鉄道事業についてでしたら、現在のタイ国鉄とは全く切り離して新事業体にすべきでしょう。
今迄の古い考えで凝り固まった人を使ってでは無理だと思います。

尚タイの田舎の交通事情について指摘されていますが、日本とは全く違う交通体系が出来ています。
それを理解しないと分かりませんね。
但し言葉の分からない外国人には理解できない仕組みなので仕方ないかもしれません。
  1. 2015-04-09 08:55
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  3. 短足おじさん二世 #-
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メンテナンスはハードの品質向上で簡単にはなりますが

その簡単な事を継続できるかがえらく大変になるような気がします。

一応小生は設備のメンテナンスマンですからその辺りはよくわかってるつもりです。設備自体は特に日本では殆ど壊れません。初期故障を除けば本当に修理が必要なんてことはよほど複雑なものでも年に1回か2回程度でしょう。

ほとんど日常点検程度ならば素人でも出来るレベルですから、要領を飲み込めばほとんど素人でも大丈夫だろうと思います。ただ新幹線くらいになるとシステムが複雑なので点検箇所が増えるのと、不良箇所から原因を絞り込む全体を見渡せる能力が絶対に必要になるだろうと思います。

この辺り面倒なんで、不良が出たら部品全部交換!なんてこと続けてるほうが簡単なんで結構やってしまうんですが、これでは能力がつきませんしコストも馬鹿にならぬはずです。家電製品あたりのメンテフリーはほとんど使い捨てと道義ですからそれは別にいいんですが、タイ国あたりは先進国の高度工業製品にさらされてますからメンテの文化が果たしてどこまで根付かされるかが問題だと思います。

タイあたりでも高度なシステムが成功するかは全体を見渡せるようなメンテマンをどれだけ育成できるかが勝負だと思います。
日本国は何だかんだ言っても仕事が出来る職人は尊敬されます。仕事は銭のためにやることですがもっと必要なのは仕事に対する敬意だと思います。タイ国にそういう文化が根付くかどうかが勝負だろうと思うのです。そうしないと技術は継承されないでしょう。

かつてこんな話があります。日本のディーゼル機関車はかつて圧倒的にトルクコンバーターを使う液体式でした。ところがこの液体式を世界に売ることが出来なかったといいます。かつては重量的にはこちらのほうが有利でありシステムは単純なので国内では主流でした。

なぜ売れないか一度聞いたことがあります。トルコンの整備は完全に特殊技能だから外国ではそのメンテがムリだ、というのです。電気式ならば汎用の電気技術者で対応できるので重量やシステムの複雑さを加味してもそのほうが発展途上国では簡単だ、というのです。しかもエンジンは欧米の著名なものにしてくれ、そうすれば今の技術者で対応できる、というのです。これは現場の技術者が送られたマニュアル以上の整備は無理です、と言ってるのと同じでしょう。新しいものはできるだけ遠慮したい、では進歩が何のですが…

今は昔と違いますから新幹線の技術者と言っても他につぶしが利かぬということもないでしょうが、そういう人はおそらくどこでも使える技能の持ち主とはならぬはずなので、こういう専門技術者をを育成することが必要なのだと考えなくてはいけないのです。これを贅沢と思うか必要経費と思えるかが勝負なんじゃないでしょうか。

タイ国はその段階に来てるのでしょか?
  1. 2015-04-09 17:10
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: メンテナンスはハードの品質向上で簡単にはなりますが

> その簡単な事を継続できるかがえらく大変になるような気がします。
>
> 一応小生は設備のメンテナンスマンですからその辺りはよくわかってるつもりです。設備自体は特に日本では殆ど壊れません。初期故障を除けば本当に修理が必要なんてことはよほど複雑なものでも年に1回か2回程度でしょう。
>
> ほとんど日常点検程度ならば素人でも出来るレベルですから、要領を飲み込めばほとんど素人でも大丈夫だろうと思います。ただ新幹線くらいになるとシステムが複雑なので点検箇所が増えるのと、不良箇所から原因を絞り込む全体を見渡せる能力が絶対に必要になるだろうと思います。
>
> この辺り面倒なんで、不良が出たら部品全部交換!なんてこと続けてるほうが簡単なんで結構やってしまうんですが、これでは能力がつきませんしコストも馬鹿にならぬはずです。家電製品あたりのメンテフリーはほとんど使い捨てと道義ですからそれは別にいいんですが、タイ国あたりは先進国の高度工業製品にさらされてますからメンテの文化が果たしてどこまで根付かされるかが問題だと思います。
>
> タイあたりでも高度なシステムが成功するかは全体を見渡せるようなメンテマンをどれだけ育成できるかが勝負だと思います。
> 日本国は何だかんだ言っても仕事が出来る職人は尊敬されます。仕事は銭のためにやることですがもっと必要なのは仕事に対する敬意だと思います。タイ国にそういう文化が根付くかどうかが勝負だろうと思うのです。そうしないと技術は継承されないでしょう。
>
> かつてこんな話があります。日本のディーゼル機関車はかつて圧倒的にトルクコンバーターを使う液体式でした。ところがこの液体式を世界に売ることが出来なかったといいます。かつては重量的にはこちらのほうが有利でありシステムは単純なので国内では主流でした。
>
> なぜ売れないか一度聞いたことがあります。トルコンの整備は完全に特殊技能だから外国ではそのメンテがムリだ、というのです。電気式ならば汎用の電気技術者で対応できるので重量やシステムの複雑さを加味してもそのほうが発展途上国では簡単だ、というのです。しかもエンジンは欧米の著名なものにしてくれ、そうすれば今の技術者で対応できる、というのです。これは現場の技術者が送られたマニュアル以上の整備は無理です、と言ってるのと同じでしょう。新しいものはできるだけ遠慮したい、では進歩が何のですが…
>
> 今は昔と違いますから新幹線の技術者と言っても他につぶしが利かぬということもないでしょうが、そういう人はおそらくどこでも使える技能の持ち主とはならぬはずなので、こういう専門技術者をを育成することが必要なのだと考えなくてはいけないのです。これを贅沢と思うか必要経費と思えるかが勝負なんじゃないでしょうか。
>
> タイ国はその段階に来てるのでしょか?


メンテ全般の話なので、タイの現状と私の考えている事、やってきた事を書いてみます。
鉄道はタイは今の所全くダメですが、自動車については現状レベルは生産工場としては日本レベルが維持できています。
例えばタイの場合、1トンピックアップなどは日本に親工場は有りません。タイで全部やっていますので当然メンテもそれなりに出来ています。
と言っても手放しでまかせっきりには出来ません。要所要所には日本人指導員が常駐しています。

メンテについて私は「現代の生産工場は保全マンが生産している」と言っています。それほど自動化が進んでいるのでオペレーターはスイッチを押すだけ。肝心な所はメンテ要員の仕事だと理解しています。
そして一番肝心な事はメンテ要員の常日頃の訓練でしょう。
メンテ要員にはちょっとした生産設備を作らせたり、改善仕事をさせていました。
突発事故が起これば、そんなモノを放り出して対策する訳ですが、そんな仕事は何時も有るわけではないからです。
現場の改善仕事を絶えずやっている事がメンテ要員の教育訓練にもなると理解しています。
  1. 2015-04-09 23:52
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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