2015-04-01 22:42

ルーズベルトの死の秘密<読後感

 3月22日に「ルーズベルト<未だに日本を苦しめている男の話」をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1083.html
こんな本を買ったので読み始めた、そんな事を書いたのだが、大変面白い、しかし読みにくい本である。

2015-3-21ルーズベルトの死の秘密

政治的なさまざまな問題がある中で、ルーズベルトの病気と闘病の様子、そしてその死が何故タブーなのか、その一点に絞った本だからだ。兎に角病気の名前と薬の名前、そしてあとからあとから出てくる医者の名前、とにかく読みにくい。

特に1944年(昭和19年)頃にはとてもマトモニ仕事の出来ないような体の状態だった。
それを隠して誰もやった事のない4選目に挑戦、そして当選したのだが此れが結果的に大問題。
翌1945年(昭和20年)2月のヤルタ会談、ルーズベルト、チャーチル、スターリンによる会談で戦後の体制を決めた。
しかしこの会談ではルーズベルトはスターリンに手玉に取られ、それが戦後から現在まで続く東欧の体制、そしてソ連の日本参戦等につながるのだが、ルーズベルト自身がこの会談は失敗だったと認めている。
日本にとっては広島・長崎の原爆投下など、このヤルタ会談の結果は決して許せない事では有る。


この本を読んでルーズベルトの前任者第31代フーバー大統領がルーズベルトを評して「狂人」と言ったわけが良く分かった。



ルーズベルトは兎に角戦争をしたかったという事が良く分かる。


更にこの本と関連情報を見ていてもう一つの疑問もある程度分かったような気がする。
それはルーズベルトの周りには共産主義者やソ連のスパイがウヨウヨいた、約300人もいたと言われているが、どうしてそんなにいたのだろう。

この疑問の答えの一つがルーズベルトの側近中の側近、ハリー・ホプキンズに関してである。

フランクリン・ルーズベルトの妻、エレノアのことを調べてみたらwikiにこんな記述が有った。
「夫が秘書のマーガレット・ルハンドらと不倫関係にあるのと同時期に、エレノアは夫の側近のハリー・ホプキンス[2]やボディガードのアール・ミラーと不倫関係にあり、夫妻は共にお互いの不倫を知り、それを認め合い、更にそのことで「励ましあう」関係だった、という」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

そしてこのハリー・ホプキンズはソ連のスパイだったのではないかと言われている。

ハリー・ホプキンズはカイロ会談、ヤルタ会談にも同席している。そんな側近がソ連のスパイだったと疑われている。
此れではまともな政治など出来ない筈だ。

しかしアメリカでは未だにこの問題は”臭いものに蓋”状態。アメリカ民主党にはこの問題を解決する気はないだろう。
だが今アメリカではオバマ大統領自身を「国家への脅威」を感じている人がいる。

米共和党員の34%が大統領を国家への脅威と認識=世論調査
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0WX0SL20150331

日本の外交力が問われている。そんな思いを強くした、これがこの本の読後感である。
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コメント

ルーズベルトはスターリンのお友達

故意か悪意か知りませんが、
ルーズベルトほどスターリンの援助になった政治家はいないでしょう。

ルーズベルトが共産主義者だったのか、相手を安易に信用するルーピーだったのかはわかりませんが、
同様の悪夢にアメリカが再び取り憑かれたら人類にとっての悲劇ですね。
また、そのような場合でも自由を求めるアジア人民の尖兵たれる日本にしたいものです。
  1. 2015-04-01 23:15
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  3. ガンダム #iL.3UmOo
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Re: ルーズベルトはスターリンのお友達

> 故意か悪意か知りませんが、
> ルーズベルトほどスターリンの援助になった政治家はいないでしょう。
>


ご指摘の通りです。
このスターリン融和策が20世紀の世界秩序を作ったのですが、それがトンデモナイ大間違いだった。
間違いありません。


> ルーズベルトが共産主義者だったのか、相手を安易に信用するルーピーだったのかはわかりませんが、
> 同様の悪夢にアメリカが再び取り憑かれたら人類にとっての悲劇ですね。
> また、そのような場合でも自由を求めるアジア人民の尖兵たれる日本にしたいものです。


今回の書物を見る限り、ルーズベルトは相手を安易に信用している形跡は有りません。
但し下半身がダラシナイ(ポリオのことではなく)人間だったようで、それはカミさんにも言えますね。

またこれも驚きだったのですが、ルーズベルトはヤルタ会談の前はスターリンとはテヘラン会談の時、そのただ一度しか会っていません。ヤルタが二度目なのです。
それであんな譲歩をする、これはルーズベルトが死にかけの病人で思考能力ゼロ、こうだったと思います。

強大な権力を持った大統領が可笑しくなると世界が可笑しくなる。
恐らく千年後まででも語られる史上最大の不幸の原点と思います。
  1. 2015-04-02 09:16
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  3. 短足おじさん二世 #-
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【KSM】原爆投下を告発した米国人 ブレークニー弁護人 東京裁判 『教科書が教えない歴史』
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=ai1I63qblPg
http://www.jiyuushikan.org/tokushu/tokushu3_yoshikawa1.html

米国人の良心とも言える意見は残念ながら東京裁判では抹殺されてしまいました。
  1. 2015-04-02 10:18
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  3. taigen #-
  4. 編集

To:taigenさん

> 【KSM】原爆投下を告発した米国人 ブレークニー弁護人 東京裁判 『教科書が教えない歴史』
> https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=ai1I63qblPg
> http://www.jiyuushikan.org/tokushu/tokushu3_yoshikawa1.html
>
> 米国人の良心とも言える意見は残念ながら東京裁判では抹殺されてしまいました。


いつも情報ありがとうございます。
アメリカは大きな国でして、決して一枚岩ではありません。
そして大きく分けると
民主党はリベラルの皮をかぶった戦争屋で隠れ共産主義者と言えます。
もう一つのグループはいわゆる古き良きアメリカの代表。

しかし去年から今年にかけてのアメリカの戦争屋が仕掛けた事件がどんどん明るみに出てきました。
私はドイツ・フランスがアメリカ抜きでウクライナ問題でロシアと交渉した、こんな所に時代の変化を感じています。
そしてその象徴的な意見がマレーシア機撃墜事件。とうとう続報が出なくなりました。
最早誰の目にもオバマ外交の失敗がハッキリしてきたと思います。
本文に書きました「米共和党員の34%が大統領を国家への脅威」、こんな話など昔のアメリカからは想像もつきません。
オバマに代表されるアメリカの戦争屋の問題点が浮き彫りになりました。
  1. 2015-04-02 17:16
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  3. 短足おじさん二世 #-
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共産主義が大流行

大正から昭和にかけて世界的に共産主義が大流行でした。しかも成績の良い学生ほど取り込まれてしまう。英国ではオックスブリッジがスパイの巣窟となり、後にスパイ小説の名作を多数生み出すほど。フランス革命からポルポトまで革命家はみなインテリです。ルーズベルトの周りが共産主義者だらけだったように日本でも近衛文麿の側近など政府の中枢まで入り込んでいました。
1931年(昭和6年)に松岡洋右が国会議員となり幣原外交を徹底的に批判しています。日ソ国交回復後、北樺太の石油・石炭の開発は妨害され、北洋漁業では昭和3年に日本の漁区が8割6分だったのが昭和6年には半分以下になっている。「ロシヤは誠によい支持者と代弁人を我が政府者に有している事ではある」(東亜全局の動揺 : 我が国是と日支露の関係満蒙の現状)。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453943

同書では対支那外交も批判していますが、戦前戦後を通じて日本外交の弱点が見えてきます。真面目すぎるというのか、予測の範囲を超えるとうろたえるばかりで押されに押され、ついには我慢の限界で強硬策に出る。ブラフというか、脅したり透かしたり、あるいは相撲のようにいなしたりといった駆け引きが苦手なのですね。
  1. 2015-04-02 20:09
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  3. 八専 #-
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第二次大戦の真の敗者は誰かということは時々議論になります。
戦争も政治の延長であり政治目的の達成こそが戦争の勝利であると規定するならばアメリカはお世辞にも商社とはいえないでしょう。欧州におけるファシズム打倒こそは成功しましたが、コミュニズムというもっと厄介な敵を成長させてしまいました。

東では日本を打倒し支那市場を手に入れられるはずが中共という新たな敵を作りました。もちろん世界を圧倒する軍事力と経済力が残りましたから世界を得たとも言えますが、同時に世界の警察官などという義務も負うことになります。

これはひとえにルーズベルトの失敗そのものでしょう。米国政府の内部にどれだけアカの手先がいたかは知りませんが、少なくとも伝統的なアメリカ人の観念からは許しがたい敵を作ってしまったのはこの男の責任です。チャーチルはスターリンとの提携は悪魔との協力だという認識はありましたが、この時アメリカ人がなぜ大きく騒がなかったかは小生には謎です。

大戦中盤以降ドイツのヒトラー総統の精神状態がまともでなくドイツの政戦両面に渡る指導がメチャクチャなったことは夙に有名ですが、指導者が狂ってたことは米国も同様だったのでしょう。

これが戦争を悲惨なものに足戦後世界をどうしようもないものにしたのではないかという気がしてなりません。
  1. 2015-04-02 21:50
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: 共産主義が大流行

> 大正から昭和にかけて世界的に共産主義が大流行でした。しかも成績の良い学生ほど取り込まれてしまう。英国ではオックスブリッジがスパイの巣窟となり、後にスパイ小説の名作を多数生み出すほど。フランス革命からポルポトまで革命家はみなインテリです。ルーズベルトの周りが共産主義者だらけだったように日本でも近衛文麿の側近など政府の中枢まで入り込んでいました。
> 1931年(昭和6年)に松岡洋右が国会議員となり幣原外交を徹底的に批判しています。日ソ国交回復後、北樺太の石油・石炭の開発は妨害され、北洋漁業では昭和3年に日本の漁区が8割6分だったのが昭和6年には半分以下になっている。「ロシヤは誠によい支持者と代弁人を我が政府者に有している事ではある」(東亜全局の動揺 : 我が国是と日支露の関係満蒙の現状)。
> http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453943
>
> 同書では対支那外交も批判していますが、戦前戦後を通じて日本外交の弱点が見えてきます。真面目すぎるというのか、予測の範囲を超えるとうろたえるばかりで押されに押され、ついには我慢の限界で強硬策に出る。ブラフというか、脅したり透かしたり、あるいは相撲のようにいなしたりといった駆け引きが苦手なのですね。


インテリ、高学歴、富豪ほど共産主義に取り込まれる。これは戦前だけではありませんが世界の20世紀の潮流でした。
額に汗して働いた事のないインテリ連中が頭で考えたユートピアはそれほど魅惑的だったと思います。
私の読んでいる本に「国家はなぜ衰退するのか 上下」が有ります。
そこの中に「老練な知識人でジャーナリストのリンカン・ステフェンズの言葉」として以下の記述が有ります。
革命後のソ連を視察して、「私は未来を見た。上手くいっている未来を」、こんな事を書いています。
そしてこのユートピア信仰はその後も欧米の中に浸透しました。

ノーベル賞受賞者のサミュエルソンの手になる大学の経済学教科書1961年版にはソ連の国民所得は1984年にはアメリカを上回る可能性があり、1997年には上回るだろうと書かれていました。
その教科書に改訂版が1980年版ですが、それでも同じ記述が有った。但しその二つの日付は2002年と2012年に書き換えられてはいたが・・・

つまり1980年代初頭まではそんな共産主義ユートピア思想が世界に蔓延っていたという事です。
今を生きる人はこのユートピア思想の欺瞞性をもっと喧伝しないといけないと思います。
  1. 2015-04-03 10:20
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:kazkさん

> 第二次大戦の真の敗者は誰かということは時々議論になります。
> 戦争も政治の延長であり政治目的の達成こそが戦争の勝利であると規定するならばアメリカはお世辞にも商社とはいえないでしょう。欧州におけるファシズム打倒こそは成功しましたが、コミュニズムというもっと厄介な敵を成長させてしまいました。
>
> 東では日本を打倒し支那市場を手に入れられるはずが中共という新たな敵を作りました。もちろん世界を圧倒する軍事力と経済力が残りましたから世界を得たとも言えますが、同時に世界の警察官などという義務も負うことになります。
>
> これはひとえにルーズベルトの失敗そのものでしょう。米国政府の内部にどれだけアカの手先がいたかは知りませんが、少なくとも伝統的なアメリカ人の観念からは許しがたい敵を作ってしまったのはこの男の責任です。チャーチルはスターリンとの提携は悪魔との協力だという認識はありましたが、この時アメリカ人がなぜ大きく騒がなかったかは小生には謎です。
>
> 大戦中盤以降ドイツのヒトラー総統の精神状態がまともでなくドイツの政戦両面に渡る指導がメチャクチャなったことは夙に有名ですが、指導者が狂ってたことは米国も同様だったのでしょう。
>
> これが戦争を悲惨なものに足戦後世界をどうしようもないものにしたのではないかという気がしてなりません。


第二次大戦の勝者が誰だったか、その質問は特にアメリカ人には耳の痛い話でしょう。
朝鮮で、ベトナムで、アメリカが流した血は間違いなくその遺産です。
そして多現在もアメリカがアチコチで流している血もその遺産と言えるのではないかと思います。

その事がこれからアメリカ内でも議論されるようになると思います。
今回のこの本などもそんな問題提起の良い材料だと思います。
それが有るからオバマ大統領について「大統領を国家への脅威」、こんな風に感じている人が多くなってきたのだと思います。
こんな時その国の統治のあり方、大統領制の欠陥が問題視されるかもしれません。

kazkさんは歴史に強いのでこんな所をごく普通の市井の人にぶつけるとどうなるか、面白いテーマかもしれません。
そんな事を個人レベルでやっていくことで日本の未来が開けるような気がします。
恐らくヒットラー・ユーゲントみたいなものが出来てくれば、一番の解決策かもしれません。

とこれは私の反省事項でもあります。
  1. 2015-04-03 10:34
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  3. 短足おじさん二世 #-
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