2015-02-11 23:15

赤いギリシャは何処へ行く

 ギリシャの新政権が発足した。しかしトンデモナイ連中の様で気になる。
何が気になるか。
新首相は急進左派を称しているが実際はバリバリの共産主義者である。
そして新財務相はと言えば「ナイトクラブの用心棒」でコイツも共産主義者なのだと言う。

共産主義者のどこがいけないか??

共産主義者は何処にでもいる。一市民でいる限り別にどうという事も無い。
貧しい人や不遇な人に優しい良い人も沢山いる。

がしかし権力を持ったら・・・ 全く話が変わる。
共産主義者は現実が見えない、見ようとしない。
そして現実を無視して自分の崇高(と信じる)な思想を実現しようとする。
だから権力を持ったら大変なのだ。

身近な例では、日本でも某空き缶首相などいい例だろう。
スターリン、毛沢東、ポルポト・・・
「共産主義黒書」に依れば、20世紀の間に共産主義が殺した人の数は1億人を超えているという。


そしてギリシャである。
ギリシャの経済は今破綻寸前である。だが今度政権を盗った連中ではEU諸国とうまくいく筈がない。
行きつく先はEU経済の低迷加速しかないだろう。
EUが低迷すれば、EUが最大の貿易相手国である中国が壊滅的な打撃を受ける。

どうも遠いヨーロッパの片隅の話が全世界に飛び火しそうで心配なのだ。

とまあ、そんな前置きは置いといて、ギリシャの共産主義者の言っている事を見てみたい。
最初に「ナイトクラブの用心棒」から。


<それを報じる読売記事>

ギリシャの「革ジャン財務相」強気発言でも注目
2015年2月11日6時19分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150211-118-OYT1T50011/list_%2523IMPTNT

 欧州各国との交渉に挑むギリシャのバルファキス財務相が、強気な発言と型破りなファッションで注目を浴びている
2015-2-11ギリシャの新財務相

 バルファキス氏は8日、イタリア国営テレビで「ユーロは脆弱ぜいじゃくで、トランプの城のよう。ギリシャというカードを抜けば全体が崩れる」と、債務減免に応じない欧州連合(EU)に警告。英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューでは「我が国を変えるため猶予が欲しい。さもないと国は窒息する」と訴えた。

 服装は、革ジャンに裾を出した開襟シャツ姿が定番。「ナイトクラブの用心棒」(同紙)と物議を醸した。同氏はアテネ出身で53歳の経済学者。英ケンブリッジ大学で教べんを執った。ブログで緊縮策を批判、1月の総選挙ではアテネの選挙区でトップ当選を果たした。

<引用終り>


さてギリシャの舵取り(新首相)はこの人なのだが、この人が凄い。


<以下引用>

ギリシャ新首相を待つ神経戦の行方
Greece: What Next?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/02/post-3548_1.php


国民の緊縮財政への不満を背景に総選挙で勝利したツィプラスは債権国との条件交渉を切り抜けられるか
2015年2月10日(火)16時56分
2015-2-11ギリシャの新首相


「屈辱と苦悩の5年間は終わった」。1月25日、ギリシャ総選挙で勝利を手にした急進左派連合(SYRIZA)の若き党首アレクシス・ツィプラス(40)は支持者の前で緊縮策の終焉を叫んだ。

 国民の多くも同じ思いだろう。09年の欧州債務危機の発端となったギリシャでは、その後の5年間でGDPが4分の1ほど減り、行政サービスや生活の質も低下した。失業率と貧困率は今や記録的な高水準となっている

 悪いのは中道左派や右派の既成政党だ、奴らが勝手に国の借金を膨らませ、揚げ句の果てにEUの奴隷となって緊縮策を導入し、国民に犠牲を強いてきた。有権者の多くはそう考えていた。だからSYRIZAは今度の選挙で、有権者に希望のメッセージを伝えた。若さあふれるツィプラスは緊縮路線の転換を宣言し、債務の減免を勝ち取り、富裕層への課税を強化し、雇用を拡大すると宣言した。

 一方で中道派の浮動票を取り込むため、NATO(北大西洋条約機構)脱退の主張は取り下げた。またユーロ圏にとどまるとも約束した(国民の70%以上もそう望んでいる)。

 しかしツィプラスが選挙公約を守ろうとすればEU諸国との、とりわけ総額2400億ユーロに上るギリシャ救済策の最大の拠出元であるドイツとの衝突は避け難いだろう。

 対立の火種はほかにもある。比例代表制の選挙で、SYRIZAは単独過半数に2議席足りなかった。そこで連立相手に選んだのが右派政党の独立ギリシャ人(ANEL)。だが移民や教育の問題から同性婚まで、ANELの主張はSYRIZA支持者の左派体質と相いれない。外交面でロシア寄りという点を除けば両党を結び付けるものはただ1つ。債務返済条件を再交渉し、そのためならEUとの対決も辞さないという決意だけだ。

 しかしツィプラスが連立協議をまとめる前から、債権国側は返済条件の大幅緩和には応じない姿勢を示している。彼らは従来の返済計画を遵守し、緊縮政策を続けるよう求めていた。

・・・以下略、詳細は上掲リンク先参照ください・・・

<引用終り>

このツィプラス新首相の演説、これはBBCで繰り返しやっていたので何度も見た。
上掲写真の両手を広げるしぐさも何度も見た。
思想や政策を抜きにすれば、見た感じは若々しく希望溢れる態度、さあいよいよ明るい未来が開ける、そう感じた人が多いのも納得だ。

しかし言っている事はデタラメである。
ギリシャには今カネが無い、もう間もなく国庫は空っぽになる。
しかしツィプラス新首相は最低賃金の大幅アップを就任早々約束した。
また解雇された公務員も再度雇用するとも約束した。
勤労者の4人に1人が公務員! そんな信じられない公務員天国ギリシャ。
其れもまた復活させようと言うのだ。
財源は・・・
カネの無いギリシャである。こんな政策をする金は無い。
此れが共産主義者の考える事、カネは金持ちから出してもらおう。こうである。
ギリシャ国内の金持ちは当然逃げ出しているだろう。
だがツィプラス新首相はEUの金持ち国であるドイツなどからカネを出してもらうつもりだ

さてこの顛末、タダでは済みそうにない。
火の粉は全世界に及ぶとみていいだろう。困った事である。
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コメント

 例えドイツが債務減免に応じても、結局問題は解決しないでしょうね。 債務減免で得られるのは現在の借金棒引きだけです。

 今後ギリシャが財政出動をしようとしても、もうギリシャ国債を買う人はいないでしょう。 だから今後は歳入以上の歳出は不可能です。

 そうなると結局緊縮財政を続けるしかありません。 労働人口の4分の1を公務員にするなんて不可能でしょう。

 ドイツが債務減免に応じても、事態があまり変わらないとなると、政権は詰むでしょう。
  1. 2015-02-12 11:44
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  3. よもぎねこ #-
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二大強国はドイツと米国

第一次大戦後のドイツがいまのギリシャみたいな感じだったんでしょうね。ヒトラーは一国共産主義者、スターリンは国際共産主義者でした。ドイツはメリットを享受しすぎだと思いますね。
いずれにしても、EUROは安くなるでしょう。EUROからの資産フライトがドル高とスイスフラン高を招いているとみています。
  1. 2015-02-12 12:45
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  3. NINJA300 #/xzFVZWc
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To:よもぎねこさん

>  例えドイツが債務減免に応じても、結局問題は解決しないでしょうね。 債務減免で得られるのは現在の借金棒引きだけです。
>
>  今後ギリシャが財政出動をしようとしても、もうギリシャ国債を買う人はいないでしょう。 だから今後は歳入以上の歳出は不可能です。
>
>  そうなると結局緊縮財政を続けるしかありません。 労働人口の4分の1を公務員にするなんて不可能でしょう。
>
>  ドイツが債務減免に応じても、事態があまり変わらないとなると、政権は詰むでしょう。


今ギリシャのやっている事は個人で言えば借金棒引きした上でさらに借金しようと言うようなもの。
誰がカネを貸しますか、そんな返してくれるあての無いヤツに。
今これが起こっているのですね。
ギリシャの連中は実は経済を知らないのではないかと思っています。
若しギリシャにだけ特別にそんな扱いをすれば・・・
当然イタリアもスペインも同じ事を要求します。
収拾がつかないですね。

私もよもぎねこさん同様、「ギリシャはもう詰んでいる」、そう思っています。
ギリシャは勘違いしているんですね、ヨーロッパはギリシャを切り捨てる事など出来はしないと。
しかし多分ドイツはもう腹を括っている筈です。ギリシャ切捨てです。
  1. 2015-02-12 17:56
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 二大強国はドイツと米国

> 第一次大戦後のドイツがいまのギリシャみたいな感じだったんでしょうね。ヒトラーは一国共産主義者、スターリンは国際共産主義者でした。ドイツはメリットを享受しすぎだと思いますね。
> いずれにしても、EUROは安くなるでしょう。EUROからの資産フライトがドル高とスイスフラン高を招いているとみています。


なるほど同感です。
ドイツは単一通貨ユーロのメリットを独り占めしたのです。
ですがもう終わりですね。
私の一番の心配はギリシャ危機が中国破綻の引き金になりそう、そう危惧しています。
今あらゆる指標が直近の中国の大破綻を示しています。
我々情報弱者には難しい時代です。
  1. 2015-02-12 18:02
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  3. 短足おじさん二世 #-
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ハタ迷惑そうな政権が誕生したなぁと思ってましたが、中国の貿易大手がEUとなると話が変わってきますね・・・
チャイナショックは近いうちに起こるだろうと思ってますが、導火線がこんなところにもあったとは。
やり方がまんま日本と韓国なので、ドイツが韓国嫌いというのは有名な話・・・借金チャラにしろ、金寄越せとはまた凄い話ですよね。
そもそも今回の件でお金は既に出しているわけで、もう何を言ってるのか分かりません。
どっちが先になるか分かりませんが、EUだろうが中国だろうが金融危機になればあちこちが吹き飛びそうなので経済学者さんには頑張ってほしいものです・・・
  1. 2015-02-12 22:32
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  3. ぽち #-
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To:ぽち さん

> ハタ迷惑そうな政権が誕生したなぁと思ってましたが、中国の貿易大手がEUとなると話が変わってきますね・・・
> チャイナショックは近いうちに起こるだろうと思ってますが、導火線がこんなところにもあったとは。
> やり方がまんま日本と韓国なので、ドイツが韓国嫌いというのは有名な話・・・借金チャラにしろ、金寄越せとはまた凄い話ですよね。
> そもそも今回の件でお金は既に出しているわけで、もう何を言ってるのか分かりません。
> どっちが先になるか分かりませんが、EUだろうが中国だろうが金融危機になればあちこちが吹き飛びそうなので経済学者さんには頑張ってほしいものです・・・


今回のギリシャ問題はギリシャの連中は気が付いていません。
問題は三つ
・ 一つ目は膨大な債務の棒引きをしてもらわねばならないが何処も国民が納得しない。
・ 二つ目は同時に新たなつなぎ資金を借りねばならない。期限は2月末です。もう時間が無い・・・
・ 三つ目はカネの無心をするには首相・財務相などの態度が悪すぎること。正に居直り強盗です。
私はもう手遅れだと見ています。

その上でギリシャがデフォルトしたら欧州は深刻な不況。
そして中国にもそれが及ぶ。
日本人もこの大破綻に真剣に備えないといけないですね。
  1. 2015-02-13 09:04
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  3. 短足おじさん二世 #-
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こんにちは。

今般のギリシャの新政権の振る舞いを見ると、
「うち等は金がない。でも強引に借金を取り立てて更に金を寄越さないとなるとギリシャは破綻して、そちらさんも手痛いめにあうぞ。ほれほれどうするどうする。」
と、飲み屋街に闊歩する方々の振る舞いによく似ています。
何も失うものがないやつからはとても強いもので。
棒日本国のすぐ横にも、似た様な振る舞いをする戦争当事国が。半島国家は似たもの同士とはよく言ったものです。
かつてアフガニスタンのカルザイ議長が各国に援助を求めた際、貧乏ながらも身なりを正して紳士的気にふるまったのとは大違いです、
独仏支那はどう出ることやら。
  1. 2015-02-14 10:17
  2. URL
  3. koguma #-
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To:koguma さん

> こんにちは。
>
> 今般のギリシャの新政権の振る舞いを見ると、
> 「うち等は金がない。でも強引に借金を取り立てて更に金を寄越さないとなるとギリシャは破綻して、そちらさんも手痛いめにあうぞ。ほれほれどうするどうする。」
> と、飲み屋街に闊歩する方々の振る舞いによく似ています。
> 何も失うものがないやつからはとても強いもので。
> 棒日本国のすぐ横にも、似た様な振る舞いをする戦争当事国が。半島国家は似たもの同士とはよく言ったものです。
> かつてアフガニスタンのカルザイ議長が各国に援助を求めた際、貧乏ながらも身なりを正して紳士的気にふるまったのとは大違いです、
> 独仏支那はどう出ることやら。


国が借金の返済に困ったらどうなるか、これは返済してもらえない国の立場で見ると分かります。
昔第一次大戦後の莫大な賠償金の返済が出来ないドイツに対しフランスがやった事。
ルール地方の占拠でした。
現在ではそんな事が起こるとも思えませんが、理屈の上では成り立つ話です。
しかもギリシャの場合、借金を作ったのはギリシャ自身。これが問題にされるでしょう。
恐らくドイツ国民は絶対に納得しない筈です。

私はギリシャはもう詰んだと見ています。
彼らはロシアとか中国に助けてもらえばいいと思っているのでしょうが、そう簡単にはいかないでしょう。
  1. 2015-02-15 11:42
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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ここまで来ればユーロを守るためにおそらく強権をふるうしか無いでしょう。

無理矢理でもギリシャをユーロから離脱させ、追い込みをかけるしか無いでしょう。金は貸さない、貸したものを返せ、嫌なら電気や水道のインフラをカタにして利益を吸い上げるくらいのことするしか無いはずです。国全体を債務奴隷にするくらいしか方法が浮かびません。

ギリシャも一度ここまで落ちなければわからないでしょう。下手な情けが物事を悪くしてるのです。

問題はこの破綻がEU全体に及び支那のバブル崩壊を招くことでしょう。こうなればおそらく失われた20年ではすまぬはずです。おそらくは半世紀、中共という国家を失うことになりそうな気がします。
  1. 2015-02-18 00:19
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: ここまで来ればユーロを守るためにおそらく強権をふるうしか無いでしょう。

> 無理矢理でもギリシャをユーロから離脱させ、追い込みをかけるしか無いでしょう。金は貸さない、貸したものを返せ、嫌なら電気や水道のインフラをカタにして利益を吸い上げるくらいのことするしか無いはずです。国全体を債務奴隷にするくらいしか方法が浮かびません。
>
> ギリシャも一度ここまで落ちなければわからないでしょう。下手な情けが物事を悪くしてるのです。
>
> 問題はこの破綻がEU全体に及び支那のバブル崩壊を招くことでしょう。こうなればおそらく失われた20年ではすまぬはずです。おそらくは半世紀、中共という国家を失うことになりそうな気がします。


ギリシャの人には気の毒ですが、ギリシャはもっと血を流さないと目が覚めないでしょう。
何十万、何百万の血を流し、更に何十年かの奴隷としての暮らしをし、初めて目が覚める・・・かも。
EUとしては今は自分らに返り血がかからぬように切る(斬る)ことしか考えてない、そうだと思います。

それから中国(中共)ですが、もう既に崩壊が始まってますので大変ですね。
今の政争を見ていると内戦は必至でしょう。
問題は「国敗れて山河有り」と言いますが、中国は山河は既に破壊済。
もう収拾がつかない所まで来てしまいました。
  1. 2015-02-18 08:49
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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