2015-01-25 22:14

高齢者の介護

 去年の暮は私の叔父の介護でひと騒動だった。
どうやら一段落状態になったのでそんな顛末を書いてみます。

最初に私は私の母、義父、義母と3人の親を介護してきました。
3人とも自宅では家族が介護できず、最後は介護施設に入居してもらいました。
自宅での介護で何が一番問題か? トイレです。
叔父の件の前に私の母(丁度10年前の2005年1月死去)のケースで説明します。
その当時は私はタイで仕事をしていました。家人も仕事をしていましたので、母の介護が必要になった時、介護施設に入って貰っていました。
と言っても正月くらいは何とか一緒に正月を迎えようと、私がタイから帰ってきて母も自宅に連れ帰っていました。
母は介護施設では車いす生活でした。

分かっていましたがそんな高齢者を連れてくると大変です。夜は1時間おきに「オシッコ」と言います。
その都度ベッドからおろして、用足しをしてもらわねばならない。
私と家人だけでは手に余るので兵庫県にいる私の姉にも来てもらい介護することにしました。
特に深夜は私が寝ずの番、明け方になったら姉とか長男に交代してもらって私が寝る。そんな風でした。
暮れから正月の4,5日ですが、へとへとになりますね。
(こんな時は長男も「オイラがやるよ」と言ってくれますし、長女も法事などかなり無理をしてでも来てくれます。親のやっている事を見ているのでしょうか)

自宅はトイレは洋式で手すりもつけてあるし、母の部屋にはポータブルトイレも設置していたので、トイレとしては設備は問題ない。
それでも介護には人手がかかる、これが一番大変でした。


さてトイレの話はこの程度にして、叔父の話です。
叔父は大正10年生まれで93歳、叔母は大正12年生まれで91歳。
私の母方の叔母とその御主人と言う関係です。

子どもは長男が同居ではないが、隣町に住んでい居る。次男は東京で生活しています。
その長男(つまり私の従兄弟:数年前に奥さんを癌で亡くし一人暮らし)が高齢の父母の面倒を見ていました。
叔父、叔母は週に2,3回、日帰りの介護施設(デイサービス)に行っていました。
叔母はそろそろ認知症が出てきていました。

そのイトコ(叔母の長男)から年末(12月24日)に連絡が入った。
曰く「私が突然目が見えなくなってしまった、病院に行ったら緊急入院せよとの事。困ったのは父母(つまり叔父・叔母の事)なのだが、介護担当のケアマネージャに事情を話して、若し何かあったら短足さんに連絡してくれと言っておくので了解してほしい」、こんな話だった。
まあ私は叔父の家とは車で15分位、しかし他には近くには親戚などいない。

そして案の定12月26日にケアマネージャーさんから連絡が入った。
「今○○さん(叔父の事)の家に来ているのだが、転んで腰を打って痛い痛いと言っている。すぐ来てほしい」
叔父の家に行ってみると何人かの人がいる。しかし介護の仕事は皆分業制、皆さん担当外の仕事には手が出せないのだとか。
私はケアマネージャなので手配はします。
私はヘルパーなので自宅での介護のお世話だけはします。
私は福祉タクシーなので行けと言われた所に行くだけです。とまあこんな話。
病気や怪我をしたら、基本的には家族が面倒を見る事になっている。(当たり前ではあるが・・・・・)

タクシーの乗せて病院に行ってもらい、私も自分のクルマで追いかけて病院へ。
病院で受け付けしようにも保険証は無い、名前はとも角、生年月日と言われても・・・ 叔父さんは確か大正10年位の生まれだった筈だが・・・ 住所は番地は知らないが此処だった筈・・・
病院の人からは「じゃあ、あなたはいったい誰ですか」と聞かれる始末・・・(笑)
そうだよなあ、普通は甥が叔父を連れてくるなんてないもんなあ・・・

そんな事で受け付けを済ませ、今度は医師からいろいろ聞かれても答えられない。
又どうして甥のあなたがそこにいるんですか? そんな問答の繰り返しだった。

緊急外来で診察し、X線検査も行い、とりあえず異常が見つからなかった。
病院は保険証も無いので全額現金払い、やれやれ・・・。
まあとにかく大したことは無いので帰宅することにした。帰りも福祉タクシー。
でも便利ですね。車いすのまま乗れる車のタクシー。
多分市町村から何がしかの補助が有るんでしょうね、それほど高くないですから。
(但しベッドのまま乗れるタクシーは高いが)
此れでは何ともならないので、ケアマネージャーと話をし、何とか翌日介護施設の空きベッドを探して取りあえず数日だけでも入所することに・・・

兎に角年末年始の休日になるので何が何でも決めておかなければ・・・
私は家族ではないが、とにかく勝手に良かれと思った事をやるよと皆さんに言ったのだった。
何せ、病院は今日で終わり、明日からは年末年始の休日。
介護施設も明日で通常の業務終了し年末年始の体制、そんな時期だった。


翌朝叔父の家に行って介護施設に入る準備をしていたのだが、如何も叔父が元気がない。
其れでも車に乗せて介護施設に向かったのだが・・・
しばらくすると介護施設から電話が有った。
曰く「熱を計ったら38度8分もある。こんな高熱ではこちらとしては受け入れられない。。病院に連れて行ってくれ」
取りあえず福祉タクシーを呼んで病院に行ってもらい、私も病院に走った。
病院では再び本人確認できないので如何のこうのとの議論が始まったが、まあ昨日の続きみたいなもの。
又聞かれてしまった、あなたは誰ですか、どうしてこの人を連れてきたのですか・・・ (苦笑)
まあそれから色々病院の手続きやら検査やらが延々と・・・

幸いなことに東京にいた次男が帰省してくれたので、夕方彼と交代し、夜になって私はとりあえずお役目御免。
夜私が帰るころは叔父も大分元気になってきた。やれやれ。
結局叔父は尿路感染でそれから2週間以上入院したのだが、この後の話は省略します。


これからが私の言いたい事。
高齢者でも元気なうちは動けなくなると言うようなことは全く考えていない。
しかし有る年代になったら、そして自分では元気だと思っても他人の世話にならないといけない時期が来る。
でも現実の問題として、普通の人はそんな事など考えていないのが今の日本だ。

夫婦二人で暮らしていてもこんな事が起こる。
ましてや独り暮らしだったら、ちょっとしたことで命を落とす。
こんな事をもっと考えるべきなのだと思う。


そう言えば私などは昔、私の父方の叔父さんも一人暮らしで死んだので、私が葬式を出したよなあ。
何かアチコチのホトケを一手引き受けみたいだなあ・・・
今月初めには私の義母の三回忌の法要をしたけれど、仏壇を義父母の家のモノと自宅のモノと仏壇を二つ並べて法事をしたんだったなあ。
まっ、いいか。もし片方がキリスト教でもう一つがイスラム教だったら・・・
血で血を洗う喧嘩になるかもしれん、穏やかな仏教で良かったと思わねば・・・
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コメント

巡り合わせ

 人を見送るというのは、いろいろありますね。ご苦労様です。
わたしも、義母を送りました。でも、主人のいとこは、子供のいない叔父夫婦を二組も看取りました。それぞれに小さな墓石を独立して建ててあります。頭が下がります。義父は、まだまだしっかりしてくれているので、それだけで感謝です。
  1. 2015-01-25 22:57
  2. URL
  3. Cerry Blossoms #-
  4. 編集

こんにちは

こんにちは
身につまされる思いです・・・
うちの親も レッドゾーンに入っているのですが、仕事の関係上 これからは
親の傍に居れない時間が多くなりそうで・・・ 誰が面倒見るのかと・・・
幸い 息子が介護士をやっているので、ある程度融通は利きそうなのですが
やはり 仕事もあるので、全面的に頼る訳にはいかないと思ってます。
兄達も 面倒を見れる状況に無いので、結局 少しでも時間に融通がきく
私が 見るようになるんだと覚悟は決めてますが・・・
海外在住だと 無理だよな~と 悩んでおります><
  1. 2015-01-26 06:16
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  3. zuka1123 #L8AeYI2M
  4. 編集

日本人の価値観・伝統によるところが大きい

こんにちは。

伯母への丁重なコメントありがとうございました。

私も従姉妹も、ある意味幸いなことに「親の介護」というのをしなくて済みました。とはいえ、齢90を越えた叔母がもう一人おり・・・この叔母は石川県に在住しておりますが・・・その叔母は年齢的なところもあるのでしょうが、認知症気味とのこと。

この叔母の子供(わたしの従兄弟)も独立しており、先日亡くなった伯母家族同様、従兄弟たちが暇を見つけては叔母にもとへ通っていますが、介護というほどではないにしろ中々大変なようです。しかも、叔母は一男二女を授かったのですが、長男は知的障害を抱えておりまして、そんなこんなで大変であるようです。

で、話が変わりますが・・・

>穏やかな仏教で良かったと思わねば・・・

これは当たらずとも遠からずです。戦国期のころまでの日本も「宗教戦争」的なことがあったことは間違いありません。穏やかな仏教というより、日本人の価値観・伝統によるところが大きい、と私は思っています。
  1. 2015-01-26 09:29
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
  4. 編集

なんという偶然でしょうか?私の母も12月26日に大腿骨骨折で大変でした。
痛い痛いというのですが最初は原因が分からず、町内の整形外科に。さんざん待たされて、診察結果は「折れてます」。ウチでは手術できないというので救急車で公立病院へ。土曜・日曜と休みですので、当日、緊急手術。
ウチはリハビリできないので、手術終了したら出てってくんろと言われる。
でも、正月に入ったので、そのまま、馬鹿高い個室にて正月。それから行くところをケアマネと話し合っているうちに、インフルエンザの院内感染。結局、それが治るまで退院できず、入院費・治療費40万円以上も掛かりました。
なんとベッド代の出る保険が11月末日で切れてしまい、更新が不可能なので、えらい自己負担に。
母は90歳ですが、85歳から95歳が危険ゾーンですね。
  1. 2015-01-26 10:38
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  3. 友遊 #-
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Re: 巡り合わせ

>  人を見送るというのは、いろいろありますね。ご苦労様です。
> わたしも、義母を送りました。でも、主人のいとこは、子供のいない叔父夫婦を二組も看取りました。それぞれに小さな墓石を独立して建ててあります。頭が下がります。義父は、まだまだしっかりしてくれているので、それだけで感謝です。


御主人のイトコの方は凄いですね、二組の叔父様夫妻を看取られた、只々感心するばかりです。
介護や葬儀は目に見えますが、その前後に住いの整理だとか何年も続く法事や墓の管理。
私の似たような事をしていますので分かります。
(私の場合は仏壇二つ、墓も二つ、当然宗派も違いますから厄介です)
御主人の御一族の方は皆さんシッカリした優しい方々なんでしょうね。
  1. 2015-01-26 11:49
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: こんにちは

> こんにちは
> 身につまされる思いです・・・
> うちの親も レッドゾーンに入っているのですが、仕事の関係上 これからは
> 親の傍に居れない時間が多くなりそうで・・・ 誰が面倒見るのかと・・・
> 幸い 息子が介護士をやっているので、ある程度融通は利きそうなのですが
> やはり 仕事もあるので、全面的に頼る訳にはいかないと思ってます。
> 兄達も 面倒を見れる状況に無いので、結局 少しでも時間に融通がきく
> 私が 見るようになるんだと覚悟は決めてますが・・・
> 海外在住だと 無理だよな~と 悩んでおります><


おおっ、お久しぶりです。
そろそろブログ再開でしょうか、楽しみにしております。

老親の介護は大変ですよね。
特に仕事が忙しくなると本当に苦労します。
海外勤務での介護、これは普通は無理でしょう。
でも私はこんな風にしていました。
これは東南アジア位までしか通用しない話で南北アメリカ、ヨーロッパは遠すぎるのですが・・・

私はタイで仕事をしていまして、タイから日本へは大体フライtが6時間、ですから金曜日一杯仕事をし、それから空港に飛んでいくと深夜0時~午前1時頃のhライトに間に合う。日本に着くのが朝8時ころです。
そうして帰宅したら介護とか色々話をしまして、その晩は自宅で家族と過ごす。
翌日曜日は朝10時ころ、または夜7時ころのフライトでタイに戻る。
こんな生活をほぼ毎月していました。
飛行機代が高いですが、それは自腹になるのは仕方ない・・ だからいつも金が無くてピーピー。

こんな方法も有りますと言う一つの事例としてご参考までに。
でもタフでないと続きません。くたびれます。
  1. 2015-01-26 12:09
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: 日本人の価値観・伝統によるところが大きい

> こんにちは。
>
> 伯母への丁重なコメントありがとうございました。
>
> 私も従姉妹も、ある意味幸いなことに「親の介護」というのをしなくて済みました。とはいえ、齢90を越えた叔母がもう一人おり・・・この叔母は石川県に在住しておりますが・・・その叔母は年齢的なところもあるのでしょうが、認知症気味とのこと。
>
> この叔母の子供(わたしの従兄弟)も独立しており、先日亡くなった伯母家族同様、従兄弟たちが暇を見つけては叔母にもとへ通っていますが、介護というほどではないにしろ中々大変なようです。しかも、叔母は一男二女を授かったのですが、長男は知的障害を抱えておりまして、そんなこんなで大変であるようです。
>
> で、話が変わりますが・・・
>
> >穏やかな仏教で良かったと思わねば・・・
>
> これは当たらずとも遠からずです。戦国期のころまでの日本も「宗教戦争」的なことがあったことは間違いありません。穏やかな仏教というより、日本人の価値観・伝統によるところが大きい、と私は思っています。


こんな話をしますと、皆さん程度の差こそあれ苦労されてますね。

所で宗教の話ですが、私はタイで日本の仏教(大乗仏教、北伝仏教とも)と違う仏教も体験しました。
上座部仏教(小乗仏教、南伝仏教とも)です。
またタイ時代に使っていた運転手はイスラム教徒でした。
そんな目で見ても確かにご指摘の通り、日本人の価値観・伝統は大きいです。
しかしもう一つ、仏教など多神教は色んな神の存在を肯定するので、多様な考え方を肯定する。
しかしキリスト教・イスラム教・ユダヤ教は一神教なので「自分の信ずる神が唯一絶対の存在」、こう捉えます。
だから他の宗教、他の考え方を認めない。
これが昔から続く問題の奥底に潜む問題だと見ています。
  1. 2015-01-26 12:21
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:友遊 さん

> なんという偶然でしょうか?私の母も12月26日に大腿骨骨折で大変でした。
> 痛い痛いというのですが最初は原因が分からず、町内の整形外科に。さんざん待たされて、診察結果は「折れてます」。ウチでは手術できないというので救急車で公立病院へ。土曜・日曜と休みですので、当日、緊急手術。
> ウチはリハビリできないので、手術終了したら出てってくんろと言われる。
> でも、正月に入ったので、そのまま、馬鹿高い個室にて正月。それから行くところをケアマネと話し合っているうちに、インフルエンザの院内感染。結局、それが治るまで退院できず、入院費・治療費40万円以上も掛かりました。
> なんとベッド代の出る保険が11月末日で切れてしまい、更新が不可能なので、えらい自己負担に。
> 母は90歳ですが、85歳から95歳が危険ゾーンですね。


全く偶然とはいえ、同じ日に同じようなトラブルですか。
偶然とは恐ろしいものです。
でも大腿骨骨折は女性の高齢者が必ず経験することですが辛い怪我です。
この骨折が切っ掛けになって車いす生活になったり、認知症が一気に進んだりする。これからが大変ですね。

  1. 2015-01-26 13:23
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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高齢者の介護問題は

1つはこのような身体的な障碍が問題でしょうが、もう一つはいわゆる認知症の問題だと思います。yuyuu様がブログで指摘されてますが、本当の高齢者問題は85才以上と言われています。

しかし認知の問題だけはこれより早い段階で出ます。小生のいとこの嫁さんは50前に若年性アルツハイマーが出ました。現在はひどい状況と聞いています。小生の母は、小生の伯母もそうだったのですが80の声を聞いてすぐ症状が出始めました。まだ兄弟ともそう酷くはなく(伯母とは3歳違いです)下手に介護とかよりは出来る限り自分のことは1人でやらせたほうがいいだろうという判断でいますが、今後どうなるかはもう分かりません。

いわゆる寝たきりにはならず自由に歩けたりするからこの点かえって厄介な部分もあるような気がします。母は昔から結構な病気持ちでしたが70を過ぎたくらいから急に元気になり医者にも殆どかからぬようになり結構なことだと思っていたら来てしまいました。

認知症の罹患率は30年前の4倍と聞きますし、より高齢まで生きる女性が男性の倍以上多いと聞きます。この辺りに取られるマンパワーというのも相当なものだと思います。

ただ母の様子を見てるとこれは成人病というよりは感染症じゃないかと疑いたくなることもあり何とかならぬかなあと思ってる次第です。
  1. 2015-01-28 10:53
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: 高齢者の介護問題は

> 1つはこのような身体的な障碍が問題でしょうが、もう一つはいわゆる認知症の問題だと思います。yuyuu様がブログで指摘されてますが、本当の高齢者問題は85才以上と言われています。
>
> しかし認知の問題だけはこれより早い段階で出ます。小生のいとこの嫁さんは50前に若年性アルツハイマーが出ました。現在はひどい状況と聞いています。小生の母は、小生の伯母もそうだったのですが80の声を聞いてすぐ症状が出始めました。まだ兄弟ともそう酷くはなく(伯母とは3歳違いです)下手に介護とかよりは出来る限り自分のことは1人でやらせたほうがいいだろうという判断でいますが、今後どうなるかはもう分かりません。
>
> いわゆる寝たきりにはならず自由に歩けたりするからこの点かえって厄介な部分もあるような気がします。母は昔から結構な病気持ちでしたが70を過ぎたくらいから急に元気になり医者にも殆どかからぬようになり結構なことだと思っていたら来てしまいました。
>
> 認知症の罹患率は30年前の4倍と聞きますし、より高齢まで生きる女性が男性の倍以上多いと聞きます。この辺りに取られるマンパワーというのも相当なものだと思います。
>
> ただ母の様子を見てるとこれは成人病というよりは感染症じゃないかと疑いたくなることもあり何とかならぬかなあと思ってる次第です。


認知症については大きく分けて三つあります。
最初がアルツハイマー病、これに若年性とそうでない或る程度高齢になって発症するもの、この二つに細分されます。現在未だ有効な治療法も確立していませんが、これは病気です。
生活習慣病的な面もあると言われており、いずれにしてもアミロイドβ蓄積で発症することが分かっています。
これは世界中で研究されているので、良い薬が出来る日がいずれ来るでしょう。

二番目が脳血管性認知症、脳卒中などで発症するもので、昔は認知症で一番これが多かった。
しかし生活習慣改善や良い薬が出来たことで最近減ってきています。此れも病気です。
この病気は高血圧が減ってきたのが大きく改善に寄与していると思います。

三番目が体の老化とともに出てくる脳の老化、記憶が上手くコントロールできなくなったり、判断が可笑しくなったり。これは病気と言うより老化。

そして最近はこの三番目の老化による認知症が増えています。
理由は簡単、他の病気で死ななくなった、だから今までだったら認知症が出る前に感染症などで死んでしまった人、こんな人が生きている。だから認知症が出てくる。こうだと思います。

この三番目のタイプの認知症は私はこう説明しています。
人間は生まれてから大人になり、成長していく。それは玉ねぎの川が一枚一枚増えていくようなもの。
そして老化によってそのタマネギの皮が一枚ずつ剥がれて行く。そうすると子供の頃に覚えたものは残るが、新しい記憶はなくなってゆく。そんな状態だと。
だから古い記憶は良く覚えているし、生活習慣も昔の習慣に戻ってゆく、モノの食べ方とか、話の仕方などなど。

例えば近くにあるJRの駅についてです。
JRの駅と言うとき、認知症の人には「国鉄の駅だよ」とか「省線の駅だよ」と言うと良く分かりました。
(注:省線~昔は国鉄の事を鉄道省の線で省線と言っていた)
もう何十年も前ですが私の祖母(母の母)は「ステンショ(ステーション)」と言うと良く分かりました。
つまり今の人にはJRの駅と言う一つの概念ですが、高齢者には「省線の駅⇒国鉄の駅⇒JRの駅」このように記憶が積み重なっている。その一番外側のJRの駅と言う概念が剥げ落ちると、「おばあちゃんは駅の事まで分からなくなった」となる訳です。

高齢者の扱いは難しいですね。



  1. 2015-01-28 16:33
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

遅いコメントですが

身につまされるお話でした。

当のイトコさんも大変でしょうが、いいイトコさん(短足おじさん二世さん)に恵まれて、幸運でしたネ。胸をなでおろしておられるのではないでしょうか。(万事そつなくこなす能力があって、やさしい心を持っておられるから、頼るとしたら短足おじさんしかいない)

>「じゃあ、あなたはいったい誰ですか」と聞かれる始末
これには笑いました。
しかし考えてみると、その人の個人情報は落とし穴ですネ。
私も親が倒れたとき、親のこまごました情報がわからず、保険証とか年金証とかも見つからず、手続きが進まず困った記憶があります。親ですらこうなので、ましてや、叔父さんのこととなると・・・。

>元気なうちは動けなくなると言うようなことは全く考えていない。
>こんな事をもっと考えるべき

そのとおりですネ。
これを見れば私のおおよその情報はわかる、というメモを作っておこうと思います。
あと、保険証とかキャッシュカードとか。

>こんな時は長男も「オイラがやるよ」と言ってくれますし、
>長女も法事などかなり無理をしてでも来てくれます。
>親のやっている事を見ているのでしょうか

そうなのでしょうネ。
私も親がこだわっていたこと、決しておろそかにしなかったこと、はよく覚えています。
  1. 2015-01-29 22:26
  2. URL
  3. 道草人 #-
  4. 編集

Re: 遅いコメントですが

> 身につまされるお話でした。
>
> 当のイトコさんも大変でしょうが、いいイトコさん(短足おじさん二世さん)に恵まれて、幸運でしたネ。胸をなでおろしておられるのではないでしょうか。(万事そつなくこなす能力があって、やさしい心を持っておられるから、頼るとしたら短足おじさんしかいない)
>
> >「じゃあ、あなたはいったい誰ですか」と聞かれる始末
> これには笑いました。
> しかし考えてみると、その人の個人情報は落とし穴ですネ。
> 私も親が倒れたとき、親のこまごました情報がわからず、保険証とか年金証とかも見つからず、手続きが進まず困った記憶があります。親ですらこうなので、ましてや、叔父さんのこととなると・・・。
>
> >元気なうちは動けなくなると言うようなことは全く考えていない。
> >こんな事をもっと考えるべき
>
> そのとおりですネ。
> これを見れば私のおおよその情報はわかる、というメモを作っておこうと思います。
> あと、保険証とかキャッシュカードとか。
>
> >こんな時は長男も「オイラがやるよ」と言ってくれますし、
> >長女も法事などかなり無理をしてでも来てくれます。
> >親のやっている事を見ているのでしょうか
>
> そうなのでしょうネ。
> 私も親がこだわっていたこと、決しておろそかにしなかったこと、はよく覚えています。


お久しぶりです。
高齢者の介護は皆さん話を聞いてみると「田舎に親御さんを抱えている」と言う方が多いですね。
そして皆さん異口同音に今は親が元気だからよいが、病気など有ったら心配だとおっしゃっています。
でもではどうするかと言うと答えが出て来ないんですね。
オマケに田舎の親の所に行ってみるとゴミ屋敷状態。
欲しいモノが何処に有るかなど全く分かりません。
私も義父母の家を整理した時。フライパンの下からへそくりが出てきたり、もう無茶苦茶です。

そんなこんなで最近家人とは兎に角死ぬ前にきれいさっぱり整理するように今から片づけよう。
こんな事を言っているのですが、片づけるよりゴミがたまる方が多い。
本当に困ったもんです。
  1. 2015-01-30 09:53
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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